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血糖値を上げるのは糖質だけだが、血糖を上げない糖質もある。
こんにちは。

糖質・脂質・タンパク質のなかで、消化・吸収されて直接血糖に変わるのは糖質だけです。
脂質・タンパク質は、消化・吸収されて直接血糖に変わることはありません。

このように血糖値を直接上昇させるのは糖質だけなのですが、血糖値を上げない糖質もあるのです。
すなわち糖質の中でエリスリトールと合成甘味料は、血糖値を上げません。
エリスリトール以外の糖アルコールは、砂糖の半分くらい血糖値を上げます。
上記以外の残りのほとんどの糖質は、どのような食材でも同じように血糖を上げます。
糖アルコールは糖質ですが、そ
の中でエリスリトールだけは、ゼロカロリーで血糖値も上昇させません。
キシリトールやマルチトールやソルビトールなどの糖アルコールは、
砂糖の半分くらい血糖値を上昇させます。

エリスリトールは、
ラカントS(サラヤ)
パルスイートカロリーゼロ(味の素KK)
シュガーカットゼロ(浅田飴)

の主成分です。

すなわち、ラカントSやパルスイートカロリーゼロやシュガーカットゼロは糖質制限OK食材です。
エリスリトールの安全性は、EUでもFDAでも認められていて、総量規制も特にありません。
まあ大量に摂取すれば、まれに下痢することはありえるとは思います。

合成甘味料も、栄養表示基準では糖質に分類されますが、
FDA(米国食料医薬品庁)と厚生労働省の認めている
アスパルテーム、アセスルファムカリウム、スクラロース、サッカリン、ネオテーム、アドバンテーム
の6種類は、ゼロカロリーで血糖値も上昇させません。

人工甘味料のほうも、FDAにおいて安全性は認められていますが総量規制があります。
日本の、カロリーゼロのダイエットコーラ350mlを1日1~2本くらいまでは、許容範囲と思います。


結論です。
糖質のほとんどが血糖値を上昇させます。
しかし、糖質の中でエリスリトールと合成甘味料は、血糖値を上昇させません。

なお、羅漢果(中国広西チワン族自治区を原産地とするウリ科ラカンカ属の多年生つる植物)の果実の甘味成分は、
小腸で吸収されることなく大腸まで達するため、食物繊維の一つに分類されます。
ステビアの甘味成分も同様で人体に吸収されないので、食物繊維に分類されるのかなと思います。

糖質+食物繊維=炭水化物です。

食物繊維は人体に消化吸収されないので、血糖値は上昇させないとされています。


江部康二


☆☆☆

健康増進法における栄養表示基準では栄養成分表示を行う場合、基本表示は

<エネルギー、たんぱく質、脂質、炭水化物、ナトリウム>

の5成分表示とされています。

「炭水化物、糖質、糖類」を整理すると下記の如くにまとめることができます。

栄養表示基準上はたんぱく質や脂質、灰分(ミネラル分)のいずれにも分類されないものは炭水化物に計算。

①炭水化物=糖質+食物繊維
②糖質=糖類+糖アルコール+三糖類以上+合成甘味料
③糖類=単糖類+二糖類

*三糖類以上=オリゴ糖、多糖類(でんぷん、デキストリンなど)
*二糖類=ショ糖、麦芽糖、乳糖など
*単糖類=ブドウ糖、果糖、ガラクトースなど
*糖アルコール=エリスリトール、キシリトール、マルチトール、ソルビトールなど
*合成甘味料=アスパルテーム、アセスルファムカリウム、スクラロース、サッカリン、ネオテーム、アドバンテーム
高雄病院の「糖尿病・糖質制限食入院治療」についてのご案内。
こんばんは。

今回は、高雄病院の「糖尿病・糖質制限食入院治療」についてのご案内です。
高雄病院の「糖尿病・糖質制限食入院治療」ですが、
基本的には、まず外来診察を経て、担当医が入院の適応ありと判断して、
入院の手続きが始まります。

一方、高雄病院では、県外や遠方の患者さんで入院希望の方も多いので、
「診療情報提供書」があれば、場合により、
外来受診なしで、直接入院も可能としています。

具体的には、主治医の先生に前もって診療情報提供書を高雄病院に送付して頂いて、
高雄病院の担当医が入院可能か否かをまず、判断します。


入院OKとなれば、患者さんが直接、入院担当職員と電話で相談していただき、
入院日、入院期間などを決めていきます。

診療情報提供書があり、入院OKとなった時は、外来診察を経ずに、直接入院も可能です。
通常、2週間くらいの入院が多いです。

入院時に「CGM」(☆)を装着します。
入院初日と2日目までは、通常の糖尿病食(高糖質食)でCGMでチェックします。
3日目からは、スーパー糖質制限食に切り替えてCGMでチェックします。

糖尿病や肥満が改善すれば、
高脂血症、喘息、痛風、睡眠時無呼吸症候群、高血圧、脂肪肝も良くなると思います。

糖尿病という病名がありますので、健康保険が効きます。

高雄病院には、2019年現在月に平均15名の糖尿人が、
全国から糖質制限食治療を希望して入院されます。
遠方の方は、入院して糖質制限食で糖尿病自己管理の体験をし知識を会得してもらい、
退院されたら地元の医師にフォローしていただきます。

京都や近くの糖尿人でも、外来で、なかなか血糖値が下がりきらない時などは、
入院すると改善する人がほとんどですので、
『コントロール・教育入院』がお奨めです。
14日間あれば、コントロール・教育入院が可能です。
勿論健康保険が効きます。

当初の数日間のスーパー糖質制限食で内服薬中止して、
コントロール良好となることがほとんどなので、
次の7日間は、グルコバイ(100)1錠を、食直前30秒に内服して、
あえて炊いたご飯2/3膳(約100g)など摂取して、
食後血糖値がどのくらい上昇するかを試して実験することがあります。

食後2時間で180mg/dl未満ならまあまあで、140mg/dl未満なら合格です。
グルコバイだけで力が及ばない時は、
「グルコバイ+グルファスト」食直前30秒に内服で試します。
期間的に余裕があれば、パンやうどんなども試します。
これは、退院後どうしても、
或いはやむを得ず糖質摂取せざるを得ないときのための
シミュレーションです。(^^)

インスリン注射をされている時は、3~4週間あった方が確実に減量できます。
インスリンの量は1/3以下になります。
内因性インスリンがあるていど残存している方は、
インスリン離脱できることもあります。
2型だけでなく、1型の糖尿人でも、インスリンの量は1/3以下になります。

入院して、CGMを装着することで、
「通常のカロリー制限の糖尿病食」と「糖質制限食」の効果の大きな差がリアルタイムに確認できます。

血糖値を直接上げるのは糖質だけで、タンパク質・脂質はあげないということを、
身をもって体験することで、糖質制限食へのモチベーションが高まります。
「通常のカロリー制限の糖尿病食(高糖質食)」摂取だと食後の血糖値は
軽く200~240mg/dlを超える
ことがほとんどです。

「スーパー糖質制限食」だと食後血糖値は140~180mg/dl未満となります。

入院して糖質制限食を摂取してCGM検査を実施しているのは、
日本中で高雄病院以外には、ほとんどありません。

同一カロリーでも、糖質を摂取すれば、インスリン注射や経口血糖降下剤を内服していても、
食後血糖値は200~240mg/dlを超えることが多いですが、
スーパー糖質制限食なら、薬・注射なしで食後血糖値は140~180mg/dl未満のことがほとんどです。
勿論、個人差はあります。

入院中はその他、心電図、胸部レ線、頭部CTや頸動脈エコーなど、
糖尿病に関連するいろいろな検査もあります。

一日の尿をためて、尿糖測定やインスリン分泌量測定(尿中Cペプチド測定)も行います。
一日尿のCペプチド測定で、トータルなインスリンの分泌量がチェックできます。
早朝空腹時の血中IRI(インスリン)かCペプチド(インスリン注射をしている人はこちらを測定)を調べることで、
基礎分泌のインスリンがどのくらいでているかわかります。
インスリン抵抗性の検査やインスリン追加分泌能の検査もあります。
管理栄養士による具体的な栄養指導も2回あります。
 
糖質制限食を体験し学ばれて、退院後は地元の病院で通院され、
6ヶ月に一回くらい京都観光を兼ねて、高雄病院に来て頂いている方もおられます。
遠方の場合、年に一回、糖質制限食入院をされる方もおられます。

入院・外来治療の実績があれば、
高雄病院への電話で栄養相談やメールでの質問もOKです。

高雄病院では現実に、関東、北海道、九州、東海、中部、中国、九州地方など、
様々な遠方地域の糖尿人の入院も多いです。
北海道から沖縄まで万遍なくこられます。

全国の糖尿人の方々も、糖質制限食入院治療ご希望の場合は、
高雄病院 075-871-0245
まで、電話され、入院担当職員とご相談いただけば幸いです。
(^_^)



江部康二


(☆)CGM
CGM(Continuous Glucose Monitoring):持続ブドウ糖測定。
CGM測定装置のごく細いビニール製の管を、専用の器具で皮下に装着します。
パチンという感じで装着しますが、痛みはありません。
24時間、組織間液のブドウ糖を測定できて、14日間継続可能です。
CGMはインスリンポンプを実施している患者さんがいる病院でないと
健康保険では検査できません。
高雄病院では、2016年12月から、CGMが健康保険で検査可能となりました。
男・50代からの糖質制限: ストーリーで学べる最強の食事法。江部康二著。刊行。
こんにちは。

今までにない新しい企画の本が上梓されました。
2018年10月19日から発売中です。
おかげさまで、ぼちぼち売れてます。

東洋経済新報社 江部康二著
男・50代からの糖質制限: ストーリーで学べる最強の食事法

https://www.amazon.co.jp/dp/4492046313/ref=cm_sw_r_em_apa_y-gLBbEYDJ2DC

です。

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本書は「3人のオヤジのストーリー」を通して
糖質制限食の実践ノウハウや最新知識を学べますが、
とても平易でわかりやすい内容となっています。

一方信頼度を確保するために文章中に根拠となる論文を紹介しています。
文章中にない場合は、根拠となる論文を巻末に通し番号をつけて記載してあります。

つまりとても読みやすくわかりやすい内容ですが、
全てエビデンスに基づいており信頼度が高いと自負しています。

私自身も糖尿病発覚の52歳からスーパー糖質制限食を開始し、
69歳の現在まで17年間継続しています。
歯は全て残り、虫歯はありません。
目は裸眼で広辞苑が読めます。
聴力低下もなく、夜間尿もなく、身長も縮んでいません。
内服薬もなしで、糖尿病合併症もなしです。
スーパー糖質制限食のおかげで、
糖化に伴う老化が予防出来ているものと思われます。
つまり体内のAGEsの蓄積が同年代の人に比べて極めて少ないと
考えられます



東洋経済オンラインにも、
『男・50代からの糖質制限: ストーリーで学べる最強の食事法』の記事が配信になりました。
https://toyokeizai.net/articles/-/243363
https://toyokeizai.net/articles/-/244977
https://toyokeizai.net/articles/-/246562?display=b

是非、ご一読頂ければ幸いです。


☆以下は出版社の内容紹介です。

長い“これから”の健康度は、これで決まる!
中高年こそ「糖質制限」が必要だ!!


肥満、メタボを解消し、糖尿病はじめ生活習慣病、がん、脳梗塞、心筋梗塞、アルツハイマー病....などを予防して健康100歳に。

「3人のオヤジのストーリー」を通してスッキリわかる“究極の健康食”の知識と実践法。

一流医学誌の最新発表など科学的根拠(エビデンス)に基づいた新たな医学常識――。

○食後高血糖をもたらす栄養素は「糖質」だけ。
○脂肪を食べても不健康にはならない。
○「脳はブドウ糖しか使わない」はウソ。
○認知症の予防にも糖質制限は有効。
○糖質過剰はガンを増やす。
○老化の原因も「糖質」にあった。
……
諸悪の根源「糖質の過剰摂取」を防ぎながら、肉や魚・アルコール類も楽しめる“最高の食事法”のすすめ。

これであなたの人生が変わる!



☆☆以下は、本書のプロローグからの抜粋です。

プロローグ 長い老後の健康度は
五〇代の糖質制限が決める


〇ランセット論文「糖質を摂るほど死ぬ。脂質を摂るほど死なない」

〇アメリカで合併症が激減

○酸化ストレスとAGEs

〇中高年こそ糖質制限が必要


〇三人の五〇代男性が糖質制限を始めるストーリー
 

私の経験上、糖質制限を始めるのに重要なのは五〇代です。

五〇代ならば、まだ、老化物質であるAGEsは
取り返しのつかないほどには溜まっていませんから、
糖質制限でこれ以上の蓄積を食い止められるからです。
 しかし、これよりも高齢になると、かなりの量のAGEsが溜まっており、
老化が身体を蝕んでしまっています。
そして、いったん溜まったAGEsはもう消えません。
 つまり、五〇代で老化物質の蓄積を止められるかどうかで、
その後の人生が決まると言っても過言ではないのです。
五〇代こそ糖質制限を始めるべき時期なのですが、
残念ながら、多くの中高年男性が糖質制限にあまり熱心でないのが現状です。
その理由はいくつかあるようです。
まず、仕事が忙しすぎるという人がいます。
確かに、五〇代というと社会的な責任の重い世代ですから、
健康をおろそかにしがちになるのも無理からぬところがあるでしょう。
また、糖質制限に懐疑的な人もいます。
これは健康情報に詳しいというタイプに多いようです。
情報過多の現代では、糖質制限に関する誤解が蔓延していて、
その有効性を正しく認識していない場合もあるのです。
そして、最も多いのは、もう健康になることをあきらめているという人です。
何度かダイエットに挑戦しては挫折を繰り返し、
中年太りは仕方がないと思いこんでいる人のことです。
そんな人は、年を取れば歯が抜けたり視力が落ちたりなどといった衰えが起こることも、
仕方がないとあきらめています。
高齢になれば老化するのは常識でしょうし、
これは五〇代のほぼ全員かもしれません。
しかし、あきらめているのは、
糖質制限のアンチエイジング効果を知らないからであり、
いかにももったいない話だと思われてなりません。
そこで、五〇代男性になんとかして糖質制限を始めてもらえないかと、
企画したのが本書です。
本書では、三人の五〇代男性のお話として構成されている部分と、
糖質制限の解説をまとめた部分とに分かれます。
三人の男性は、私が診療の現場で見てきた実際の患者さんたちの典型例であり、
いわば、糖質制限に踏み切れない五〇代男性のモデルです。
三人が糖質制限を知り、実践へと踏み切るストーリーを追いながら、
ご自分の未来を幸せにするのに糖質制限が必要かどうか、
考えてみていただきたいのです。
男・五〇代は、人生の後半を幸せなものに出来るかどうかの分岐点です。
どうか本書をきっかけにして、
糖質制限の道へと進むことを決断していただきたいと願っています。

なお本書は、ストーリー仕立てになっており平易でわかりやすいのが特徴です。
あわせて医学的な信頼度も確保するため、文中に通し番号を付け、
巻末に医学的根拠(エビデンス)となる論文を明記しています。
文中で直接出典を示した箇所もあります。
興味のある方はご参考になさってください。


江部康二
80歳以上の降圧。140/90未満で死亡リスク上昇。
こんにちは。
今朝、高雄病院通勤途中にある佐野藤右衛門さんの庭園の桜が
三分~五部咲きになっていました。
もう少ししたらライトアップが始まります。
しばらくは往復花見の贅沢な通勤ですね。

さて、
メディカルトリビューン 医療ニュース
80歳以上の降圧、140/90未満で死亡リスク上昇
ドイツ・高齢高血圧患者コホート研究

https://medical-tribune.co.jp/news/2019/0322519583/?_login=1#_login
2019年03月22日

メディカルトリビューンに
興味深い記事が掲載されました。
ヨーロッパハートジャーナルの2019年2月25日オンライン版に掲載された
ドイツの研究報告です。
Eur Heart J. 2019 Feb 25. pii: ehz071. doi: 10.1093/eurheartj/ehz071.

 登録時(2009年11月~11年6月)に70歳以上で降圧薬を服用していた患者1,628例(平均年齢81歳)を対象に、
血圧正常化は収縮期血圧140mmHg未満および拡張期血圧90mmHg未満とし、
非正常化は収縮期血圧140mmHg以上または 拡張期血圧90mmHg以上と定義し、2016年12月まで前向きに追跡しました。

結果は、
正常化血圧群は非正常化血圧群に比べて、
特に80歳以上では死亡リスクが40%上昇
同様に心血管イベント既往例では、死亡リスクが61%上昇しました。
一方、70~79歳または心血管イベント非既往例では、
この傾向は観察されませんでした。

それを受けて結論としては、
「80歳以上または心血管イベント既往歴を有する高齢者を降圧療法で140/90mmHg未満に管理することは
死亡リスクを高める可能性がある」

というものでした。

日本の「高齢者高血圧ガイドライン2017」
9ページに、
●高度に機能が障害されていない高齢者に対する降圧
治療は,年齢に関わらず心血管病の発症を抑制し生
命予後を改善するので行う.(推奨グレード A)


との記載がありますが、
少なくとも80歳以上や心血管イベント既往歴がある高血圧患者さんには
血圧を下げるか否か、一考の余地がありますね。


江部康二


☆☆☆
以下、メディカルトリビューンの記事から一部抜粋です。
https://medical-tribune.co.jp/news/2019/0322519583/?_login=1#_login

 【最近まで、高齢者では血圧を140/90mmHg未満に管理することが有益と考えられてきたが、この目標値は一般化できないとの研究結果が示された。ドイツ・Charité's Institute of Clinical Pharmacology and ToxicologyのAntonios Douros氏らは、70歳以上の降圧薬服用患者を前向きに検討した結果、80歳以上または心血管イベント既往例では、血圧140/90mmHg未満への降圧が死亡リスク上昇に関連していたとEur Heart J(2019年2月25日オンライン版)で発表した。

Eur Heart J. 2019 Feb 25. pii: ehz071. doi: 10.1093/eurheartj/ehz071.
Control of blood pressure and risk of mortality in a cohort of older adults: the Berlin Initiative Study.

高齢患者の降圧目標値は議論中
 高血圧有病率は70歳の70~80%に上る。欧州のガイドラインでは、心筋梗塞や脳卒中を予防するための降圧目標値として65歳以上で140/90mmHg以下を推奨。80歳以上にも同じ目標値が適用されるが、個々の患者で併存症などの付加的要素を考慮する必要がある。高齢高血圧患者の予後を改善する至適降圧目標値については、いまだ結論が出ていない。
 今回の研究では、降圧療法により地域在住高齢者の血圧を140/90mmHg未満に管理することと全死亡リスク低下との関連を検討した。対象は、慢性腎臓病対策のための高齢者コホートBerlin Initiative Study(BIS)登録時(2009年11月~11年6月)に70歳以上で降圧薬を服用していた患者1,628例(平均年齢81歳)を対象に、血圧正常化は収縮期血圧(SBP)140mmHg未満および拡張期血圧(DBP)90mmHg未満とし、非正常化はSBP 140mmHg以上またはDBP 90mmHg以上と定義し、2016年12月まで前向きに追跡した。

イベント既往で死亡リスク61%上昇
 8,853人・年の追跡期間中に1,628例のうち636例で血圧の正常化が認められ、469例が死亡した。
 Cox比例ハザードモデルによる解析の結果、正常化血圧は非正常化血圧に比べて、性、BMI、喫煙状態、飲酒量、糖尿病、降圧薬数を調整後の全死亡リスク上昇と関連していた。正常化血圧群は非正常化血圧群に比べて、特に80歳以上では死亡リスクが40%上昇、同様に心血管イベント既往例では、死亡リスクが61%上昇した。一方、70~79歳または心血管イベント非既往例では、この傾向は観察されなかった。

降圧療法で個別調整が必要
 以上の結果から、Douros氏らは「80歳以上または心血管イベント既往歴を有する高齢者を降圧療法で140/90mmHg未満に管理することは死亡リスクを高める可能性がある」と結論。また、これらの患者群の降圧療法について、「個人のニーズに応じて調整する必要性が示された。欧州の高血圧診療ガイドラインを全ての患者に適用する、現行のアプローチを変更するべきである」と付言している。

 今回使用されたデータは、同施設のElke Schäffner氏が主導するBISの一部として集積されたもので、2009年以降、2年ごとに問診、血圧・腎機能測定、血液・尿検査が実施された。同氏は「今回、降圧が6年後の死亡に及ぼす影響とその程度を検討した。次のステップとして、どのような高齢高血圧患者で降圧療法が有益なのか検討したい」と述べている。(坂田真子)】
2019年6月9日(日)『糖質制限食講演会 in 徳島』開催です。
こんにちは。

2019年6月9日(日)に徳島市内で、
日本糖質制限医療推進協会主催、
新老人の会(四国連合、徳島支部)と徳島県糖質制限研究会の共催による、
一般の方向けの糖質制限食講演会を開催いたします。

『 糖質制限食講演会 in 徳島
   ~美味しく楽しく、炭水化物(糖質)を減らして健康に!』


第一部でご講演頂く板東浩先生は、
日本抗加齢医学会評議員で、
アンチエイジング、糖質制限、音楽療法、スポーツ医学等の幅広い領域で
活躍しておられますが、ピアノもご堪能です。

第二部では、私が糖質制限食の基礎理論と症例、最新の情報などを
わかりすくを目指してお話しします。
症例はCGMデータを中心に、グラフを交えてお話しします。

前夜祭では、『不肖江部康二のボーカルと板東浩先生のピアノ』で、
ミニライブを行いますので、乞うご期待です。

徳島、香川、四国方面の糖尿人、メタボ人、生活習慣病人の方々
是非、ご参加頂けば幸いです。


江部康二



以下、事務局からのお知らせです。

***********

ブログ読者の皆様、いつも弊会のイベントへ多数ご参加いただきまして、ありがとうございます。

6月9日(日)に徳島市内で、当会主催、新老人の会(四国連合、徳島支部)と徳島県糖質制限研究会の共催による、一般の方向けの講演会を開催いたします。

第1部では、徳島在住、日本抗加齢医学会評議員で、アンチエイジング、糖質制限、音楽療法、スポーツ医学等の幅広い領域で活躍しておられる医師の板東浩先生に「糖質制限で心身ともに健やかに」と題してご講演いただきます。

第2部では、理事長
江部康二医師が、糖尿病や生活習慣病の改善をはじめ、糖質制限食が多くの良い効果をもたらす理由や仕組み、基礎理論等について症例も交えて解説いたします。

また、前夜にはJR徳島駅近くで交流会を催します。講師、糖質制限を実践している方、興味のある方同士で楽しく交流してみませんか。

四国にお住まいの方をはじめ、たくさんのご参加を心よりお待ちしております。

◇弊会イベント情報URL: http://www.toushitsuseigen.or.jp/activity

///////////////////ご案内/////////////////////

(一社)日本糖質制限医療推進協会主催
「新老人の会」(四国連合、徳島支部)/徳島県糖質制限研究会共催

『 糖質制限食講演会 in 徳島
   ~美味しく楽しく、炭水化物(糖質)を減らして健康に!』

◆日時: 2019年6月9日(日)13:00~15:30 ※開場・受付は12:40~

◆会場: アスティとくしま 3階 第2特別会議室

〒770-8055 徳島市山城町東浜傍示1番地1(やましろちょうひがしはまぼうじ)
http://www.asty-tokushima.jp/koutsuu/

◆内容:

◇第1部:「糖質制限で心身ともに健やかに」

板東 浩 医師 日本抗加齢医学会評議員/徳島県糖質制限研究会代表

◇第2部:「糖尿病・生活習慣病を予防、改善する糖質制限食 ~人類本来の食事、人類の健康食」

江部 康二 医師
(財)高雄病院理事長/(一社)日本糖質制限医療推進協会理事長

*第1部は40分、第2部は70分、最後に両講師との質疑応答を予定しております。

◆受講費(一律料金): 2,000円

◇◆◇ 徳島交流会 ◇◆◇

◆日時: 2019年6月8日(土)19:00~

◆場所: 阿波踊り&ミュージック カフェバーコティ

〒770-0831徳島市寺島本町西1-61-4 阿波けんどビル7F(ポッポ街 徳島駅側)
http://www.coty-awadance-music.com/guide

◆参加費:4,000円(フード・ドリンク)

◆その他:板東医師(ピアノ)、江部医師(ボーカル)のミニライブも予定しております。

【以下、講演会・交流会共通】

■お支払い方法: クレジットカード/銀行振込 ※事前決済のみとなります。

■お申し込みの流れ:

1. 下記「お申し込み方法」の該当するものからお申し込みください。
2. 事務局よりお支払い方法についてメールでご連絡します。
3. 入金確認後、予約確定のメールをお送りします。
4. 当日、直接会場までお越しいただき、受付にてお名前をお伝えください。

■お申し込み方法:

★賛助会員の方: 事務局へメールにてお申し込み下さい。

​​★賛助会員入会+講演会、交流会参加をご希望の方:

​1. 入会案内および会員規約をお読み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/sign-up

2. お申し込みは下のフォームからお願いします。
「入会ならびに講演会等出席のお問い合わせ」を選択いただき、
「通信」欄に参加ご希望のイベント名(6/9徳島講演会、6/8交流会)を
ご記入下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/contact

​★一般(賛助会員以外の方)で、講演会、交流会へ参加ご希望の方:

下のフォームからお申し込み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/seminar-gen

​■その他

・予約制です。当日参加はできません。

・講演会のキャンセルは6月7日(金)までに事務局へご連絡願います。
 それ以降のご返金は対応致しかねますので、予めご了承ください。

・交流会のキャンセルは6月4日(火)までに事務局へご連絡願います。
 それ以降のご返金は対応致しかねますので、予めご了承ください。