2012年03月13日 (火)
おはようございます。
「主食を抜けば糖尿病は良くなる!」2005年(東洋経済新報社)

が、おかげさまで、2012年3月、第18刷となりました。(^^)
2005年2月に出版して以後、順調にロングセラーとなりました。
この7年間、アマゾンの糖尿病の本のランキングでは、ほとんど常に、トップ10位以内に入っていて、嬉しいことでした。
ブログ読者の皆さんのご支援の賜物と感謝しております。 m(_ _)m
糖質制限食の最初の本なので、ひときわ思い入れがあります。
今日の糖質制限食の普及状況に大きな役割をはたした本と思います。
初期のものでは、25ページに、
「糖質が100%、タンパク質が50%、脂質が10%未満、血糖に変わる」
という例の図が、あったのですが、
2009年の秋以降のものでは
「糖質は100%血糖に変わるが、タンパク質、脂質は変わらない」
という記載に変更し、勿論、例の図は削除して
2004年、米国糖尿病学会発行のLife With Diabetesに載っている
「食物グループの中の栄養素」の表を訳して追加しました。

でんぷん、果物、牛乳、野菜、肉、脂質について、血糖に与える影響と速度が記載してある表です。
この表でも、肉と脂質は、血糖に与える影響なしとなっています。
江部康二
「主食を抜けば糖尿病は良くなる!」2005年(東洋経済新報社)

が、おかげさまで、2012年3月、第18刷となりました。(^^)
2005年2月に出版して以後、順調にロングセラーとなりました。
この7年間、アマゾンの糖尿病の本のランキングでは、ほとんど常に、トップ10位以内に入っていて、嬉しいことでした。
ブログ読者の皆さんのご支援の賜物と感謝しております。 m(_ _)m
糖質制限食の最初の本なので、ひときわ思い入れがあります。
今日の糖質制限食の普及状況に大きな役割をはたした本と思います。
初期のものでは、25ページに、
「糖質が100%、タンパク質が50%、脂質が10%未満、血糖に変わる」
という例の図が、あったのですが、
2009年の秋以降のものでは
「糖質は100%血糖に変わるが、タンパク質、脂質は変わらない」
という記載に変更し、勿論、例の図は削除して
2004年、米国糖尿病学会発行のLife With Diabetesに載っている
「食物グループの中の栄養素」の表を訳して追加しました。

でんぷん、果物、牛乳、野菜、肉、脂質について、血糖に与える影響と速度が記載してある表です。
この表でも、肉と脂質は、血糖に与える影響なしとなっています。
江部康二
2012年03月12日 (月)
こんにちは。
三大栄養素である、糖質・脂質・タンパク質のうち、血糖値を上昇させるのは糖質だけです。
これは、含有エネルギーとは無関係の、各栄養素の生理学的特質です。
このことに注目して、糖質摂取を制限して食後血糖値の上昇を防ぐ食事療法が、高雄病院が推奨する「糖質制限食(carbohydrate restriction)」です。
栄養素において、必須アミノ酸、必須脂肪酸はありますが、必須糖質はありません。
即ち理論的には糖質ゼロでもいいのですが、スーパー糖質制限食でも、ビタミンC補給を兼ねて、野菜に含まれる少量の糖質は摂取します。
そして、糖質だけが血糖値を上昇させることを前提に、一回の食事の糖質摂取量を計算して、血糖コントロールをめざすのが糖質管理食(carbohydrate counting、カーボカウント)で、欧米では定着している食事療法です。
こちらは糖質のグラム数を計算しますが、制限することはありません。
しかし、糖質のグラム数を計算するわけですから、野放しに大量の糖質を食べることはあり得ませんね。
1993年に発表された米国の1型糖尿病研究・DCCTにおいて、糖質管理食(カーボカウント)が成功を収めたことから、欧米では広まっていきました。
また、1999年度ミス・アメリカのニコール・ジョンソンさん(1型糖尿病)の食事療法が糖質管理食であり、本を書かれたことも欧米での普及に役立ちました。
「カーボカウントして、それに見合う量のインスリンを注射する」ことで、食後血糖値のコントロールがしやすくなり、カロリー制限食に比べれば血糖値の乱高下が改善します。
米国では、1型糖尿病治療は、カーボカウントの方が主流です。
日本では、欧米では一般的な糖質管理食も、それほど普及していないのが現状です。
しかし、2005年5月の第48回日本糖尿病学会年次学術集会で、米国から糖質管理食(カーボカウント)の専門医が招聘されてシンポジウムが開催された後、徐々に糖質管理食を導入する糖尿病専門医療機関が増えてきています。
また、2006年3月に「かんたんカーボカウント」(医薬ジャーナル)という糖質管理食の本が大阪市大の小児科グループにより出版されました。
2008年1月の米国糖尿病学会(ADA)の栄養勧告では、
「炭水化物をモニタリングすることは、炭水化物計算(カーボカウント)にしろ、炭水化物交換にしろ、経験に基づく評価にしろ、血糖コントロールを達成するための鍵となる戦略である。」
と、炭水化物(糖質)を日常的に継続的に点検することを、強く推奨しています。
この中の、炭水化物を計算する方法が、糖質管理食(カーボカウント)です。
糖質管理食は、基本的に3食とも主食(糖質)を摂取することを前提に、その糖質の一回の摂取量を計算します。
血糖値を上昇させるのは糖質だけなので、例えば血糖コントロールに必要なインスリンの量を決めるのには、とても役に立ちます。
糖尿病というと、甘いもの(砂糖)がよくないと誰でも思いがちですが、実は、特に砂糖だけが、血糖コントロールに悪影響を与えるという事実はありません。
「ご飯もパンもせんべいもうどんもラーメンもケーキも砂糖も、その中に含まれている糖質の量に比例して、血糖値を上昇させる」
ということが生理学的事実です。
糖質管理食は、糖質だけをグラム計算するシンプルな方法です。
従来のカロリー制限優先の糖尿病食に比し、カロリー計算や食品交換表は不要なので、楽に実践できると思います。
いつも述べてますように、1gの糖質が体重64kgの2型糖尿人の血糖値を約3mg、1型糖尿人の血糖値を約5g上昇させます。
「糖質→血糖値上昇」というシンプルな事柄に着目した糖尿病の食事療法という意味では、欧米の「糖質管理食」と高雄病院の「糖質制限食」は親戚筋といえます。
「糖質管理食」という考え方をさらに発展させ、3食とも主食を摂取しなくても良いと徹底したのが、高雄病院の「糖質制限食」という見方もできます。
1型糖尿病、2型糖尿病でインスリン注射をしている糖尿人は、主治医とよく相談されて、糖質制限食が無理なら、せめて糖質管理食を実践されると、血糖値の乱高下がなくなり、コントロールしやすくなります。
逆にいえば、カーボカウントなしで、カロリー計算に頼ってインスリン注射をすることは、目をつぶって運転しているようなもので、血糖値の乱高下を防ぐことは不可能です。
糖質だけが血糖値を上昇させるのであり、カロリーは関係ないのです。
炊いたご飯1杯150gは約250kcalですが、糖質は55gふくまれていて、血糖値は165mg上昇します。
牛サーロインステーキ200gは約1000kcalですが、糖質含有量は1g未満で、血糖値は3mgも上昇しません。
このように、カロリー計算で食後血糖値を予測することは不可能なのです。
江部康二
三大栄養素である、糖質・脂質・タンパク質のうち、血糖値を上昇させるのは糖質だけです。
これは、含有エネルギーとは無関係の、各栄養素の生理学的特質です。
このことに注目して、糖質摂取を制限して食後血糖値の上昇を防ぐ食事療法が、高雄病院が推奨する「糖質制限食(carbohydrate restriction)」です。
栄養素において、必須アミノ酸、必須脂肪酸はありますが、必須糖質はありません。
即ち理論的には糖質ゼロでもいいのですが、スーパー糖質制限食でも、ビタミンC補給を兼ねて、野菜に含まれる少量の糖質は摂取します。
そして、糖質だけが血糖値を上昇させることを前提に、一回の食事の糖質摂取量を計算して、血糖コントロールをめざすのが糖質管理食(carbohydrate counting、カーボカウント)で、欧米では定着している食事療法です。
こちらは糖質のグラム数を計算しますが、制限することはありません。
しかし、糖質のグラム数を計算するわけですから、野放しに大量の糖質を食べることはあり得ませんね。
1993年に発表された米国の1型糖尿病研究・DCCTにおいて、糖質管理食(カーボカウント)が成功を収めたことから、欧米では広まっていきました。
また、1999年度ミス・アメリカのニコール・ジョンソンさん(1型糖尿病)の食事療法が糖質管理食であり、本を書かれたことも欧米での普及に役立ちました。
「カーボカウントして、それに見合う量のインスリンを注射する」ことで、食後血糖値のコントロールがしやすくなり、カロリー制限食に比べれば血糖値の乱高下が改善します。
米国では、1型糖尿病治療は、カーボカウントの方が主流です。
日本では、欧米では一般的な糖質管理食も、それほど普及していないのが現状です。
しかし、2005年5月の第48回日本糖尿病学会年次学術集会で、米国から糖質管理食(カーボカウント)の専門医が招聘されてシンポジウムが開催された後、徐々に糖質管理食を導入する糖尿病専門医療機関が増えてきています。
また、2006年3月に「かんたんカーボカウント」(医薬ジャーナル)という糖質管理食の本が大阪市大の小児科グループにより出版されました。
2008年1月の米国糖尿病学会(ADA)の栄養勧告では、
「炭水化物をモニタリングすることは、炭水化物計算(カーボカウント)にしろ、炭水化物交換にしろ、経験に基づく評価にしろ、血糖コントロールを達成するための鍵となる戦略である。」
と、炭水化物(糖質)を日常的に継続的に点検することを、強く推奨しています。
この中の、炭水化物を計算する方法が、糖質管理食(カーボカウント)です。
糖質管理食は、基本的に3食とも主食(糖質)を摂取することを前提に、その糖質の一回の摂取量を計算します。
血糖値を上昇させるのは糖質だけなので、例えば血糖コントロールに必要なインスリンの量を決めるのには、とても役に立ちます。
糖尿病というと、甘いもの(砂糖)がよくないと誰でも思いがちですが、実は、特に砂糖だけが、血糖コントロールに悪影響を与えるという事実はありません。
「ご飯もパンもせんべいもうどんもラーメンもケーキも砂糖も、その中に含まれている糖質の量に比例して、血糖値を上昇させる」
ということが生理学的事実です。
糖質管理食は、糖質だけをグラム計算するシンプルな方法です。
従来のカロリー制限優先の糖尿病食に比し、カロリー計算や食品交換表は不要なので、楽に実践できると思います。
いつも述べてますように、1gの糖質が体重64kgの2型糖尿人の血糖値を約3mg、1型糖尿人の血糖値を約5g上昇させます。
「糖質→血糖値上昇」というシンプルな事柄に着目した糖尿病の食事療法という意味では、欧米の「糖質管理食」と高雄病院の「糖質制限食」は親戚筋といえます。
「糖質管理食」という考え方をさらに発展させ、3食とも主食を摂取しなくても良いと徹底したのが、高雄病院の「糖質制限食」という見方もできます。
1型糖尿病、2型糖尿病でインスリン注射をしている糖尿人は、主治医とよく相談されて、糖質制限食が無理なら、せめて糖質管理食を実践されると、血糖値の乱高下がなくなり、コントロールしやすくなります。
逆にいえば、カーボカウントなしで、カロリー計算に頼ってインスリン注射をすることは、目をつぶって運転しているようなもので、血糖値の乱高下を防ぐことは不可能です。
糖質だけが血糖値を上昇させるのであり、カロリーは関係ないのです。
炊いたご飯1杯150gは約250kcalですが、糖質は55gふくまれていて、血糖値は165mg上昇します。
牛サーロインステーキ200gは約1000kcalですが、糖質含有量は1g未満で、血糖値は3mgも上昇しません。
このように、カロリー計算で食後血糖値を予測することは不可能なのです。
江部康二
2012年03月11日 (日)
おはようございます。
「糖尿病がどんどんよくなる糖質制限食」 −カロリー制限食より効果抜群−
開催日 2012年3月10日(土)
開催場所 ホテルメトロポリタン仙台
2年ぶりの仙台講演会、おかげさまで100人超の参加者で満員の盛況でした。
ブログ読者の皆さんには、青森や山形から参加いただいた方もおられ、この場を借りて御礼申し上げます。
質疑応答も活発で、講演会終了後も質問があり、帰りの飛行機がギリギリでした。
NPO法人 糖質制限食と断食の会 の皆様、準備・運営、ご苦労様でした。ありがとうございました。
理事長の宮城大学教授、坂本眞一郎先生、会を作られた宮城県会議員、今野隆吉先生
糖質制限食講演の機会を与えていただいてありがとうございました。
ホテルメトロポリタン仙台の地階には、糖質制限食OKのレストランもあるそうです。
詳細は、
NPO法人 糖質制限食と断食の会(電話:022−378−5440)
にお問い合わせいただけばよいと思います。
仙台で糖質制限食OKの医師は?という質問もありましたが、参加者には仙台在住の医師もおられ、糖質制限食を実践されているそうです。
お二人の医師と名刺交換しました。
糖質制限食のネットワークがどんどん広がっているのを実感します。
大変、嬉しいことでした。
☆☆☆
仙台の糖質制限食OKのドクター
橋本雄二先生
仙台市青葉区立町27−26 橋本クリニック
電話:022−222−8666
市川恒次先生
仙台市青葉区一番町3丁目7番1号 市川内科電力ビルクリニック
電話:022−262−5755
江部康二
「糖尿病がどんどんよくなる糖質制限食」 −カロリー制限食より効果抜群−
開催日 2012年3月10日(土)
開催場所 ホテルメトロポリタン仙台
2年ぶりの仙台講演会、おかげさまで100人超の参加者で満員の盛況でした。
ブログ読者の皆さんには、青森や山形から参加いただいた方もおられ、この場を借りて御礼申し上げます。
質疑応答も活発で、講演会終了後も質問があり、帰りの飛行機がギリギリでした。
NPO法人 糖質制限食と断食の会 の皆様、準備・運営、ご苦労様でした。ありがとうございました。
理事長の宮城大学教授、坂本眞一郎先生、会を作られた宮城県会議員、今野隆吉先生
糖質制限食講演の機会を与えていただいてありがとうございました。
ホテルメトロポリタン仙台の地階には、糖質制限食OKのレストランもあるそうです。
詳細は、
NPO法人 糖質制限食と断食の会(電話:022−378−5440)
にお問い合わせいただけばよいと思います。
仙台で糖質制限食OKの医師は?という質問もありましたが、参加者には仙台在住の医師もおられ、糖質制限食を実践されているそうです。
お二人の医師と名刺交換しました。
糖質制限食のネットワークがどんどん広がっているのを実感します。
大変、嬉しいことでした。
☆☆☆
仙台の糖質制限食OKのドクター
橋本雄二先生
仙台市青葉区立町27−26 橋本クリニック
電話:022−222−8666
市川恒次先生
仙台市青葉区一番町3丁目7番1号 市川内科電力ビルクリニック
電話:022−262−5755
江部康二
2012年03月09日 (金)
こんばんは。
九州、熊本県菊池市の菊池養生園で毎年開催されている「養生園祭り」に講演会講師としてお招きいただきました。
2012年4月15日(日)午前10時から、
演題 「らくにできる食養生の極意」
〜美味しく楽しく糖制限食〜
と題して、私が講演します。
今回は、野外の講演なので、パワーポイントスライドは使用せずに、配付資料を配ってお話しします。
糖尿病・肥満・生活習慣病・健康・・・
わかりやすいお話しを心がけますので、熊本県の皆さん、是非ご参加くださいね。
江部康二
以下は菊池養生園のホームページからの抜粋です。
http://www.yojoen.or.jp/
〒861-1201 熊本県菊池市泗水町吉富2193−1
☆☆☆
催事名 2012年養生園祭
問い合わせ 電話:0968-38-282
趣旨
多くの人に地球のいのち生きるものすべてのいのちの大切さを知ってもらい、次の世代に明るい未来をのこすために
テーマ 「いのちと食」
日時 平成24年4月15日(日) 午前9時30分
場所 菊池養生園構内
主催等 主催 菊池市・合志市
後援 菊池地域農協
内容
(1)公開講演会 10時より 参加無料
演題 「らくにできる食養生の極意」 〜美味しく楽しく糖制限食〜
講演者 江部 康二(えべ こうじ)氏 (医師・財団法人高雄病院理事長)
・・・1950年生まれ、京都大学医学部卒業。2001年自ら糖尿病であることに気づいて以来、糖尿病治療の研究に取り組み、「糖質制限食」の体系を確立。その後、数多くの臨床活動を通じて、糖尿病・肥満・メタボリック症候群などに対する糖質制限食の画期的な治療効果を証明。著書にベストセラー「主食を抜けば糖尿病はよくなる」(東洋経済新報社)など
(2)健康展 医療-現代医学・東洋医学・操体法・健康法
(健康相談) 食物-断食・食養生・自然食・食育
(3)養生市 展示即売バザー・自然食品展示(雑穀・はちみつ等)
養生特製カレーライス・手作り弁当・だご・うどん・惣菜販売
自然自家菜園物産販売
ガレージセール(リサイクル品や手作り民芸品・古書籍など盛り沢山)
(4)特別企画 第26弾 島三線・島唄・こどもヒップホップダンス・藤間流日本舞踊など
(5)その他 養生園の活動紹介
外来診療・健康診断・人間ドック・いきいき養生塾(菊池市)・ 元気をつくる養生塾(合志市)各種健康教室・リフレッシュドック紹介
九州、熊本県菊池市の菊池養生園で毎年開催されている「養生園祭り」に講演会講師としてお招きいただきました。
2012年4月15日(日)午前10時から、
演題 「らくにできる食養生の極意」
〜美味しく楽しく糖制限食〜
と題して、私が講演します。
今回は、野外の講演なので、パワーポイントスライドは使用せずに、配付資料を配ってお話しします。
糖尿病・肥満・生活習慣病・健康・・・
わかりやすいお話しを心がけますので、熊本県の皆さん、是非ご参加くださいね。
江部康二
以下は菊池養生園のホームページからの抜粋です。
http://www.yojoen.or.jp/
〒861-1201 熊本県菊池市泗水町吉富2193−1
☆☆☆
催事名 2012年養生園祭
問い合わせ 電話:0968-38-282
趣旨
多くの人に地球のいのち生きるものすべてのいのちの大切さを知ってもらい、次の世代に明るい未来をのこすために
テーマ 「いのちと食」
日時 平成24年4月15日(日) 午前9時30分
場所 菊池養生園構内
主催等 主催 菊池市・合志市
後援 菊池地域農協
内容
(1)公開講演会 10時より 参加無料
演題 「らくにできる食養生の極意」 〜美味しく楽しく糖制限食〜
講演者 江部 康二(えべ こうじ)氏 (医師・財団法人高雄病院理事長)
・・・1950年生まれ、京都大学医学部卒業。2001年自ら糖尿病であることに気づいて以来、糖尿病治療の研究に取り組み、「糖質制限食」の体系を確立。その後、数多くの臨床活動を通じて、糖尿病・肥満・メタボリック症候群などに対する糖質制限食の画期的な治療効果を証明。著書にベストセラー「主食を抜けば糖尿病はよくなる」(東洋経済新報社)など
(2)健康展 医療-現代医学・東洋医学・操体法・健康法
(健康相談) 食物-断食・食養生・自然食・食育
(3)養生市 展示即売バザー・自然食品展示(雑穀・はちみつ等)
養生特製カレーライス・手作り弁当・だご・うどん・惣菜販売
自然自家菜園物産販売
ガレージセール(リサイクル品や手作り民芸品・古書籍など盛り沢山)
(4)特別企画 第26弾 島三線・島唄・こどもヒップホップダンス・藤間流日本舞踊など
(5)その他 養生園の活動紹介
外来診療・健康診断・人間ドック・いきいき養生塾(菊池市)・ 元気をつくる養生塾(合志市)各種健康教室・リフレッシュドック紹介
2012年03月08日 (木)
おはようございます。
精神科医師A さんから
「3大栄養素と血糖、ADA(米国糖尿病学会)見解の変化の根拠」
となった文献をご教示いただきました。
精神科医師A さん、いつも貴重な情報をありがとうございます。
おかげでスッキリしました。
1)
American Diabetes Association: Nutrition Principlesand Recommendations in Diabetes.
Diabetes Care, 27: S36〜S46, 2004
http://care.diabetesjournals.org/content/27/suppl_1/s36.full#sec-15
2004年のこの文献(ADAの学会誌・ディアベテスケア)で、
「健常者やコントロールされた2型糖尿病者での多くの研究で、摂取されたタンパク質からの糖質は、通常の循環系に現れぬことが判明した。それゆえそれゆえ蛋白質は血糖値を上昇させないといえる。」
と明示されています。
2)
Diabetes Care January 2002 vol. 25 no. 1 148-198
http://care.diabetesjournals.org/content/25/1/148.full?sid=d92eb750-09a7-4a91-a4ca-ea4a621a8e71
Evidence-Based Nutrition Principles and Recommendations for the Treatment and Prevention of Diabetes and Related Complications
1)の根拠となった元論文はDiabetes Care 2002年1月号掲載のreviewです。
「数多くの研究が、健常者や2型糖尿病において、摂取されたタンパク質は血漿ブドウ糖濃度を増加させないことを示した。Gannon らは、2型糖尿病患者において50gのタンパク質(脂肪の極めて少ない牛肉)を摂取させ8時間観察した。定説では、20〜23 g のタンパク質が脱アミノ化して11〜13gのブドウ糖になるとされていた。しかし、循環中に出現したブドウ糖はわずか2g以下で、摂取したタンパク質はブドウ糖濃度に意味ある増加をもたらさなかった。」
このようなプロセスを経て
1997年版の米国糖尿病学会(ADA)出版の「Life With Diabetes」においては、
「タンパク質は約50%が血糖に変わり、脂質は10%未満が血糖に変わる」
という記載があったのが、
2004年版「Life With Diabetes」からは
「血糖に変わるのは糖質だけで、タンパク質・脂質は変わらない」
という記載に変更になったのですね。
何だか歴史の重みを感じます。
☆☆☆
【12/03/07 精神科医師A
プラクティス2011年9月号
黒田氏の論文の引用文献に注目してみてください
4)American Diabetes Association: Nutrition Principlesand Recommendations in Diabetes. Diabetes Care, 27: S36〜S46, 2004
http://care.diabetesjournals.org/content/27/suppl_1/s36.full#sec-15
PROTEIN AND DIABETES
A number of studies in healthy subjects and in persons with controlled type 2 diabetes have demonstrated that glucose from ingested protein does not appear in the general circulation, and therefore protein does not increase plasma glucose concentrations.
健常正常体重者やコントロールされた2型糖尿病者での多くの研究で、摂取されたタンパク質からの糖質は、通常の循環系に現れぬことが判明した。それゆえそれゆえ蛋白質は血糖値を上昇させないといえる。
このように、Diabetes Care 2004年1月増刊号に「蛋白質は血糖値を上げぬ」と明記されていたわけです。これの元となった論文はDiabetes Care 2002年1月号掲載のreviewです。
Diabetes Care January 2002 vol. 25 no. 1 148-198
http://care.diabetesjournals.org/content/25/1/148.full?sid=d92eb750-09a7-4a91-a4ca-ea4a621a8e71
Evidence-Based Nutrition Principles and Recommendations for the Treatment and Prevention of Diabetes and Related Complications
(pp155) Glucose responses to protein.
A number of studies in healthy, normal-weight subjects (197) and subjects with controlled type 2 diabetes (blood glucose <200 mg/dl) (198,199,200) have demonstrated that ingested protein does not increase plasma glucose concentration. Gannon et al. (200) reported that during the 8-h period after subjects with type 2 diabetes ingested 50 g protein in the form of very lean beef, 〜20〜23 g of protein were deaminated, which in theory could yield 〜11〜13 g glucose. However, the amount of glucose appearing in the circulation was only 〜2 g, confirming that ingested protein does not result in a significant increase in glucose concentration.】
江部康二
精神科医師A さんから
「3大栄養素と血糖、ADA(米国糖尿病学会)見解の変化の根拠」
となった文献をご教示いただきました。
精神科医師A さん、いつも貴重な情報をありがとうございます。
おかげでスッキリしました。
1)
American Diabetes Association: Nutrition Principlesand Recommendations in Diabetes.
Diabetes Care, 27: S36〜S46, 2004
http://care.diabetesjournals.org/content/27/suppl_1/s36.full#sec-15
2004年のこの文献(ADAの学会誌・ディアベテスケア)で、
「健常者やコントロールされた2型糖尿病者での多くの研究で、摂取されたタンパク質からの糖質は、通常の循環系に現れぬことが判明した。それゆえそれゆえ蛋白質は血糖値を上昇させないといえる。」
と明示されています。
2)
Diabetes Care January 2002 vol. 25 no. 1 148-198
http://care.diabetesjournals.org/content/25/1/148.full?sid=d92eb750-09a7-4a91-a4ca-ea4a621a8e71
Evidence-Based Nutrition Principles and Recommendations for the Treatment and Prevention of Diabetes and Related Complications
1)の根拠となった元論文はDiabetes Care 2002年1月号掲載のreviewです。
「数多くの研究が、健常者や2型糖尿病において、摂取されたタンパク質は血漿ブドウ糖濃度を増加させないことを示した。Gannon らは、2型糖尿病患者において50gのタンパク質(脂肪の極めて少ない牛肉)を摂取させ8時間観察した。定説では、20〜23 g のタンパク質が脱アミノ化して11〜13gのブドウ糖になるとされていた。しかし、循環中に出現したブドウ糖はわずか2g以下で、摂取したタンパク質はブドウ糖濃度に意味ある増加をもたらさなかった。」
このようなプロセスを経て
1997年版の米国糖尿病学会(ADA)出版の「Life With Diabetes」においては、
「タンパク質は約50%が血糖に変わり、脂質は10%未満が血糖に変わる」
という記載があったのが、
2004年版「Life With Diabetes」からは
「血糖に変わるのは糖質だけで、タンパク質・脂質は変わらない」
という記載に変更になったのですね。
何だか歴史の重みを感じます。
☆☆☆
【12/03/07 精神科医師A
プラクティス2011年9月号
黒田氏の論文の引用文献に注目してみてください
4)American Diabetes Association: Nutrition Principlesand Recommendations in Diabetes. Diabetes Care, 27: S36〜S46, 2004
http://care.diabetesjournals.org/content/27/suppl_1/s36.full#sec-15
PROTEIN AND DIABETES
A number of studies in healthy subjects and in persons with controlled type 2 diabetes have demonstrated that glucose from ingested protein does not appear in the general circulation, and therefore protein does not increase plasma glucose concentrations.
健常正常体重者やコントロールされた2型糖尿病者での多くの研究で、摂取されたタンパク質からの糖質は、通常の循環系に現れぬことが判明した。それゆえそれゆえ蛋白質は血糖値を上昇させないといえる。
このように、Diabetes Care 2004年1月増刊号に「蛋白質は血糖値を上げぬ」と明記されていたわけです。これの元となった論文はDiabetes Care 2002年1月号掲載のreviewです。
Diabetes Care January 2002 vol. 25 no. 1 148-198
http://care.diabetesjournals.org/content/25/1/148.full?sid=d92eb750-09a7-4a91-a4ca-ea4a621a8e71
Evidence-Based Nutrition Principles and Recommendations for the Treatment and Prevention of Diabetes and Related Complications
(pp155) Glucose responses to protein.
A number of studies in healthy, normal-weight subjects (197) and subjects with controlled type 2 diabetes (blood glucose <200 mg/dl) (198,199,200) have demonstrated that ingested protein does not increase plasma glucose concentration. Gannon et al. (200) reported that during the 8-h period after subjects with type 2 diabetes ingested 50 g protein in the form of very lean beef, 〜20〜23 g of protein were deaminated, which in theory could yield 〜11〜13 g glucose. However, the amount of glucose appearing in the circulation was only 〜2 g, confirming that ingested protein does not result in a significant increase in glucose concentration.】
江部康二





