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新型コロナワクチンの真の有効性は死者数の減少で判定するのが妥当。
【21/02/20 久堀
ファイザーとモデルナのワクチン、コロナ変異株に有効 実験結果を発表
ファイザーとモデルナのワクチンで南ア株への有効性が確認されたので、
終息への戦略が立てられそうですね。

ファイザーとモデルナのワクチン、コロナ変異株に有効 実験結果を発表

https://www.cnn.co.jp/business/35166659.html


【21/02/20 末次 孝
素朴な疑問です。
いつもブログを拝見させてもらっています、本当に有難く思っている、
今年65になる糖尿人です。
長年勤務先のパソコンでネット閲覧をしていたのですが、
管理上、発信できませんでした。最近スマホデビューしたので、投稿は初めてです。
1年前に健康診断で陳旧性心筋梗塞だ、
と言われカテーテル検査・ステント手術を受けました。
糖質制限はもとより、食事の改善、生活習慣の見直しを行い、
今のところは経過は良好です。
HbA1cが最高で8%台から6,1に下がったことから、
ドクターと相談して昨年の10月から薬を止めています。
しかし、立派な基礎疾患人ですので、コロナ感染には人一倍気にしております。
そこで、素朴な質問ですが、
なぜワクチン接種が世界一進んでいるイスラエルと
未接種の南アフリカの死者数が逆転しているのでしょうか。
また、日本ではしばらく筋注が忌避されてきたようですが、
外国のように垂直?に注射されるのが恐怖です。
在住している新潟県では65歳以上に注射券が配布されるそうでうが、
ちよっと迷っています。】



こんばんは。
久堀 さんと末次さんから、
新型コロナワクチンに関するコメントや質問を頂きました。

久堀 さん、
ワクチンが変異株にも有効といっても、所詮はIgG抗体しかできません。
IgA抗体はできず粘膜面でウイルスを駆逐することはできないので
感染防御は不可能です。
感染したあと潜伏期間が長い場合は発症予防できるかもしれません。
潜伏期間が短ければ、発症予防も困難で、
この場合は重症化の予防のみの効果となります。

また、感染して発病しないとしても、ウイルスはいるので
他人に感染させます。
この点は、ワクチン未接種のウイルス健康保有者と一緒のことです。
従って、ワクチンを接種しても、流行を食い止めることは不可能です。

そして、一番大事なワクチン有効性の基準は、コロナ死者数の減少です。
感染者数の減少や重症者数の減少は、様々な要素が関与するので
死者数に比べると信頼度が低いです。
2020年12月23日から、
ファイザー社の新型コロナワクチンを接種開始しているイスラエルの
コロナ死者数が、今後2021年2月下旬、3月とどのように変化していくのかを、
見極める必要があります。


末次さん、
【1年前に健康診断で陳旧性心筋梗塞だ、
と言われカテーテル検査・ステント手術を受けました。】

これは、間に合って良かったです。
ステントが入ったということは、過去の高血糖による動脈硬化のため
心臓の筋肉を栄養する冠動脈に狭窄があったということです。
放置していれば、再び心筋梗塞を発症するリスクがあったと思います。
ステントで狭窄部をカバーして、今後糖質制限食を続けられたら、
新たな狭窄が生じることはないので、もう安心です。

【HbA1cが最高で8%台から6.1%に下がったことから、
ドクターと相談して昨年の10月から薬を止めています。】

これは素晴らしいです。
糖質制限食を実践されて、食事の改善、生活習慣の見直しを行われた成果と言えます。

【なぜワクチン接種が世界一進んでいるイスラエルと
未接種の南アフリカの死者数が逆転しているのでしょうか。】

ワクチン接種前の2020年12月20日頃の「人口100万人あたりのコロナ死者数」
はイスラエルと南アフリカでほぼ一緒でした。
それでこの両国を比較すれば、新型コロナワクチンの真の有効性が評価できると
考えられます。
イスラエルの方が、死者数が多いのは、
コロナに感染したときに、ADE(抗体依存性免疫増強)が起きている可能性があります。
つまり、ワクチンでできた抗体が、コロナ感染に際して、かえって人体に悪いように作用した可能性があるということです。

7日間の新規死者数(人口100万人あたり)2021/02/19現在
イスラエル:32人
南アフリカ:20人


【日本ではしばらく筋注が忌避されてきたようですが、
外国のように垂直?に注射されるのが恐怖です。】

これは、日本でも、普通に皮内注射・皮下注射・筋肉注射は、
行われてきていますので、心配ないです。
ツベルクリンの注射が皮内注射です。
ワクチンは皮下注射か筋肉注射ですが、
一般に「筋肉注射」の方が、免疫がつきやすく、副作用も小さいです。


江部康二
新型コロナワクチンの効果の見極め方は?
【21/02/19 西村 典彦
新型コロナワクチンの効果の見極め方は?
>①感染は防げない。

感染が防げないとして、
感染した人が他人に感染させる確率はワクチンによって減るのでしょうか。
もし、これが減らないとしたら、
新型コロナの蔓延状況はワクチン接種が始まっても変わらない事になります。
そうであればワクチンの効果は、重篤化しない事のみに限定的(これは重要ですが)になり、感染者数の増減の主因は季節性と考えなければいけないでしょう。
そして、当然の如く、PCR検査陽性者数も減らない事になり、
ワクチン接種の効果は重症者の増減での判断と言う事になるのでしょうか。
現在でも、PCR陽性者数は検査数に左右されているにもかかわらず、
毎日のように陽性者数の増減を伝える非科学的な煽り報道が絶えませんから、
少なくとも重症者数で判断すべきと思いますが。】


こんばんは。
西村典彦さんから、新型コロナワクチンの効果の見極め方は?
というコメントを頂きました。


ワクチンを接種した人が、新型コロナに感染した場合、
他人に感染させる確率は減るのでしょうか?


ワクチンを接種して発症しなかった人の中には、
感染しても発症しない無症状感染者が含まれています。
この方々は、新型コロナウイルスを周囲にばらまき、他人に感染させます。
従ってワクチン接種して無症状でも、油断は禁物です。
無症状でも、会食やカラオケをしないことが重要です。


これが減らないとしたら、
新型コロナの蔓延状況はワクチン接種が始まっても変わらない事になります。


仰る通りと思います。
ワクチン接種の有無に関わらず、無症状感染者は、若者を中心に大勢います。
元々、新型コロナ感染者の45%は無症状ですので、感染流行予防は不可能です。
従って、ワクチン接種が開始されても、流行は止められないと思います。


そうであればワクチンの効果は、重篤化しない事のみに限定的(これは重要ですが)になり、感染者数の増減の主因は季節性と考えなければいけないでしょう。


潜伏期が5~6日間とか長ければ、ワクチン接種によるIgG抗体が間に合って
発症予防が可能と思われます。
潜伏期間が1~2日間と短ければ、発症予防は困難です。
重症化の予防効果はあると思います。
感染者数の増減は、仰る通り、季節性の変動となります。
基本、冬は増えて、夏は減ります。
一方、夏のエアコン使用により、夏でも減りにくいことがあり得ます。



そして、当然の如く、PCR検査陽性者数も減らない事になり、
ワクチン接種の効果は重症者の増減での判断と言う事になるのでしょうか。


PCR検査は、サイクル数により、
感染力のないウイルスの残骸を陽性としてしまうことがあります。
日本のPCR検査のCt値(カットオフ値)を外国なみに低くすれば、陽性者は激減します。
例えば日本のPCR検査が陽性の検体を台湾でPCR検査したら陰性となります。
又、ご指摘通り、PCR陽性者数は検査数に左右されていますので
そのデータで一喜一憂するのは、意味がありません。
ワクチン接種の効果判定は、重症者の減少あるいは、死者数の減少で
判断するのが正確と思います。
そして、重症者の定義も各国で微妙に異なるので、
人口100万人あたりの死者数減少でワクチンの効果判定するのが最も正確です。


新型コロナ7日間の新規死者数(人口100万人あたり)2021/02/18現在

2020/12/23ワクチン接種のイスラエル:32人/日
ワクチン未接種の南アフリカ:22.4人/日
ワクチン接種開始して58日間経過したイスラエルの死者数が、
ワクチン未接種の南アフリカより多いのは、かなり問題です。
ワクチン接種前の時期は、両国同じくらいの死者数でした。



江部康二
新型コロナワクチン「コミナティ筋注」の効果に関する理論的考察。
こんばんは。
今回は、新型コロナワクチンの効果と問題点に関して
理論的に考察してみます。

①感染は防げない。
インフルエンザワクチンも新型コロナワクチンも、
IgG抗体を産生させますが、粘膜面にあるIgA抗体は産生させません。
従って、水際(粘膜面)で感染防御というのは理論的には、あり得ません。
粘膜面で感染して、粘膜細胞内にウィルスが侵入して、
そこで初めて、IgG抗体が出動できるわけです。

②発症は防げる?
インフルエンザのように、
潜伏期が1~4日間くらい(多くは1~2日)の場合、
発症を防ぐことも困難です。
感染したあとIgG抗体が駆けつけてウイルスと闘いますが、
潜伏期が短いとIgG抗体も発症を防げないのです。

新型コロナウイルスの場合、潜伏期間は1~14日間ほどとされており、
感染してから症状を発症するまでの平均期間は5~6日ほどです。
こちらは、潜伏期が1~2日とか短ければ、
インフルエンザと同様にIgG抗体が駆けつけても発症予防は困難です。
一方、潜伏期が5~6日間とか長ければ、IgG抗体が間に合って
発症予防が可能と思われます。

③重症化は防げる。
新型コロナワクチンで生成されたIgG抗体が、
感染後すぐに駆けつけても発症が防げないことはあります。
それでも、IgG抗体がまともに働けば、新型コロナウイルスの数は
減少するので、発症したあとの重症化は防げる可能性があります。
つまりサイトカインストームに到る前の段階で、IgG抗体が働いて
重症化を防いでくれるということです。

④ADEの可能性は?
ワクチン接種者が感染した場合に出てくるもので、
ADE(抗体依存性免疫増強)という現象があります。
ワクチン接種者が有すIgG抗体が、
新型コロナ感染時にかえって、症状を悪化させることがあり得るのです。
ADEがどの程度の頻度あり得るのかが懸念されます。

⑤人類が未経験の遺伝子ワクチン
mRNAワクチンは人類は未経験です。
10年、20年後の副反応のことは全く担保されておらず、
長期的な安全性に不安があります。


①②③④⑤を考慮すると
私自身は、今回のファイザー社の新型コロナワクチン「コミナティ筋注」を
接種するつもりはありません。
その代わり、スーパー糖質制限食実践で
しっかり免疫力向上を維持していきたいと思います。



江部康二

イスラエル。新型コロナワクチン。実験場。死者数は?
こんばんは。
イスラエルでは、世界に先駆けて、2020年12月19日から
ファイザー社のワクチンを接種開始しています。
 
約2ヶ月経過した、
2021/2/15時点での、直近7日間の新規コロナ死者数は合計で245人です。
人口100万人あたりの直近7日間の新規コロナ合計死者数は26.7人です。
 
ワクチン未接種の南アフリカの直近7日間の新規コロナ合計死者数は、
2/15時点で、人口100万人あたり27.3人で、
イスラエルとほぼ一緒です。
 
イスラエルの一日あたり死者数のピークは2021/1/28の、96人です。
 
2020/12/18の死者数は17人
ワクチン接種開始、2020/12/19
2020/12/20の死者数は4人

2020/1/28の死者数が96人で、ピークです。
2020/2/5の死者数は72人です。
2021/2/11の死者数は32人です。
2021/2/16の死者数は18人です。
 
ここ1~2週間は、確実に死者数が減っているので
ワクチンの効果が出てきた可能性があります。
  
朝日デジタル 2021/2/15によれば、
焦点:ワクチン「実験場」のイスラエル、感染大幅減の有望データも
【・・・イスラエルで接種対象になり得る人口の半分以上、つまり約350万人がこれまでに、2回接種型のファイザーワクチンの初回分、ないし2回目の接種を受けた。優先された高齢者や高リスクにさらされた層では、発症の劇的な低下が見られる。
ワイツマン科学研究所のデータ科学者、エラン・セガル氏によると、2回目の接種も終えたグループでは、1月半ばから2月6日までの期間に
新規感染が53%、入院は39%、重症化は31%、それぞれ減った。・・・】

 
上記、ワイツマン科学研究所のデータでは、
新規感染が53%、入院は39%、重症化は31%、それぞれ減ったとのことなので、ワクチンに一定の有効性はあると思われます。
一方、肝腎の死者数が、今後どうなるかです。
少なくとも、ワクチン未接種の南アフリカよりは、人口100万人あたりのコロナ死者数が減ってほしいものです。  

江部康二
人類の進化と食生活。農耕の問題点。EPA・DHAの不足。
こんにちは。
現生人類(ホモ・サピエンス)誕生後に起こった最初の大きな歴史的変化は、
組織的農耕の開始です。

ティグリス川とユーフラテス川の間の沖積平野であるメソポタミアは、
現在のイラクの一部にあたり、小麦や大麦が自生していました。
この肥沃な三日月地帯に属する地域で、
小麦(あるいは大麦)の栽培が約12000年(或いは10000年)前から始まりました。

アジアでは、約10000年ほど前、
中国の長江流域で稲作を中心とした農耕が開始されたとされています。

農耕の発達により、単位面積当たりで養える人口は20倍~100倍に激増しました。

しかし「天才と分裂病の進化論」
(デビット・ホロビン著、新潮社、2002年、金沢 泰子翻訳)によれば、
水棲食物中心の食事から穀物中心への食事への変化は、
少なくとも過渡期に人間に健康状態の悪化をもたらしました。

狩猟採集生活者の遺骸が見つかった場所で、
農耕生活者の遺骸も見つかりました。
そうした数多くの調査結果で、
身長は数インチ低くなり、遺骨は変性疾患の痕跡を示していました。

人口が少ない狩猟民族の頃は、
魚や肉など動物性タンパク質をかなりの割合で摂取していたと考えられます。

組織的農耕が始まってからは、増えた人口を養うためには、
穀物(糖質)中心の食生活とならざるを得ず、
結果として動物性タンパク質の摂取不足が発生した可能性があります。

さらに穀物中心の食生活からは、
正常な脳機能に必要なEPA・DHA(ω3系必須脂肪酸)の摂取が不足するため、
脳の代謝に悪影響がでる可能性があります。

EPA・DHAは、穀物や野菜・果物・ナッツなど植物性食品には
ほとんど含まれていません。
一部の海草、苔、肉微小藻類には含まれています。


肉微小藻類を食べる水棲小動物や
地虫・水鳥・魚・は虫類・両生類・昆虫・肉・臓器・脳・骨髄などの動物性食品に
EPA・DHAは含まれています。

さんまには、100gあたりDHAが1600mg、EPAが850mg含まれています。
鯖は、それぞれ970mgと690mgです。
あじやアナゴなど海の魚にもDHAとEPAは多く含まれています。

豚肉は100gあたりDHAが67mg、EPAが0mg含まれています
鶏肉は、それぞれ16mg、と5mgです。
牛肉は、それぞれ4mg、と20mgです。
全卵は、DHAは0mg、EPAは120mg含まれています。

EPAとDHAの含有量に関しては、陸に対して海の圧勝ですね。

精製炭水化物を中心に食事を摂取する文明国の統合失調症は、重症のことが多いのです。

例えば、精神疾患患者に対して
ドコサヘキサエン酸(DHA)やイコサペンタエン酸(EPA)を
既存の精神疾患治療薬と共に投与すると症状緩和の増強効果が認められること、
統合失調症では赤血球膜や死後脳で多価不飽和脂肪酸が低下していること、
気分障害では血中のDHAやEPAが低い患者ほど自殺の危険性が増すこと
などが知られています。

このように、脳機能におけるDHAやEPAの役割の大切さが立証されています。

ブログ読者の皆さん、DHA・EPAの確保のために
海の魚をしっかり食べましょう。


江部康二