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京都漢方シンポジウム
おはようございます。

京都は昨日は大雨でしたが、今朝はとても良い天気です。

2011年9月18(日)、19(月)と高雄病院の別館ホールで、京都漢方シンポジウムが開催されます。

北海道から九州まで、日本全国から漢方医、薬剤師の方々が70名参加されます。

腎不全、SLE、アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、慢性関節リウマチ、過敏性腸症候群、膠原病・・・

様々な病気の症例検討や討論が行われます。

基本的に漢方の会なのですが、私は2002年からは、糖質制限食のお話しを続けています。

糖質制限食の最新の基礎理論、症例、疫学などを話します。

今年は特に「高血糖、高インスリンと発ガンリスク」のエビデンス、「糖質制限食とガン予防の可能性」(理論と仮説)のお話しが目玉です。

この会のおかげで、日本全国に糖質制限食の指導可能な医師が、少しずつ広がっています。

十数年以上続いている会です。

今夜は高雄病院から徒歩5分の旅館で定番の宴会です。

若い参加者も増えていますが、往年の酒豪の皆さんは一定の年齢に達して、さすがに昔ほどの酒量は消費しなくなりました。

2002年からは、もっぱら焼酎と赤ワインが主役ですね。

私もここ数年は、二日酔いにならない程度ですんでます。

漢方に関する興味深い話題があれば、ブログで報告しますのでよろしくお願いします。


江部康二
テーマ:糖尿病
ジャンル:ヘルス・ダイエット
養腎降濁湯(漢方)と腎不全
こんばんは。

糖尿病の合併症の一つに糖尿病腎症があります。

腎症の一番初期の段階は、尿中微量アルブミンの増加としてとらえられます。

血液検査でクレアチニン、などに異常が出現すれば腎不全となります。

さらに進行すれば、人工透析が必要となります。

現在、年間約1万の人が糖尿病腎症により人工透析を導入していますが、慢性腎炎を抜いて疾患別では1位となっています。

糖質制限食で糖尿病のコントロールを良好に保ち(食後2時間血糖値を140mg/dl未満、HbA1cを6.5%未満)、合併症が出現しないようにするのが理想です。

しかしながら、糖質制限食に出会う前に、既に腎症が出現している患者さんもおられます。

こんな時は漢方薬の出番です。

腎不全は、漢方薬の役割が大きいと考えられる病気の一つです。

血液検査で腎機能障害(血清クレアチニン値の上昇など)が確定していたら、西洋医学的にはそれを改善する方法はないというのが常識ですし、数年前までは、漢方薬でもさすがに無理と私達も考えていました。

しかし、2002年に黄耆を中心とした生薬の組み合わせで、クレアチニン値が改善する例を初めて経験しました。

当初は驚きましたが、その後、高雄病院で症例を積み重ねて明らかな効果を確認しました。

そして2007年6月17日(日)日本東洋医学会学術総会において、江部洋一郎院長(当時)が、「腎不全に対する養腎降濁湯の効果」という講演を1時間行いました。

この時点での症例数は、21例とまだ少ないのですが、初診時と半年後の検査で13例においてクレアチニン値が改善しました。

中には4.6→3.2(正常0.4~1.4mg/dl)、5.8→3.6と顕著な減少のあった例もありました。

不変が3例で悪化が5例でした。

全員の平均値は初診時5.2から半年後4.4と減少していました。

西洋医学的な治療も種々試みられていますが、クレアチニン値の上昇速度を遅らせるのが主目的で、減少させるような治療法は皆無です。

黄耆、芍薬、甘草、土茯苓などの漢方生薬で構成される養腎降濁湯加減を処方し、62%にクレアチニン値の減少が見られたことは、腎不全治療の一筋の光明と言えます。

原疾患が慢性腎炎でも糖尿病性腎症でも関係なく、約6割の人に養腎降濁湯で一定の効果が期待できます。

効果があるときは、最初の1~3ヶ月でクレアチニン値が改善します。

逆に言えば、最初の1~3ヶ月で改善がないときは、残念ながら養腎降濁湯の効果は期待できないということとなり、服薬は中止となります。

診察ご希望の場合は電話(高雄病院:075-871-0245)
でご相談いただけば幸いです。


江部康二



2017年7月、追加
養腎降濁湯で腎機能が一旦、改善しても、半年~1年くらいで、再び悪化する症例もあり、
なかなか一筋縄ではいきません。
なお、多発性嚢胞腎の場合は、嚢胞による物理的な腎障害なので、効果がでにくいです。



テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
京都漢方学術シンポジウムと糖質制限食指導可能な医師
こんにちは。

9月19日(日)、20日(月)と高雄病院で、第25回京都漢学術シンポジウムが開催されました。

北海道から九州まで、日本全国から漢方医、薬剤師の方々が70名参加されました。

漢方の会なのですが、私は2002年から、糖質制限食のお話しを続けています。

今年も、糖質制限食の最新の基礎理論と疫学のお話しをしました。

この会のおかげで、日本全国に糖質制限食の指導可能な医師が、少しずつ広がっています。

皆さん、漢方医ですので、アトピーやリウマチや腎不全など様々な病気の治療もされますし、糖質制限食の指導もされます。

以下、京都漢方学術シンポジウムに参加された医師の紹介です。


☆☆☆
諸岡透先生
〒060-0808 札幌市北区北8条西4丁目1-1 パストラルビルN8 1F
諸岡内科クリニック  011-700-1122

鳴海康方先生
康安外科医院 〒036-8336 青森県弘前市栄町1-2-6
TEL 0172-33-6262

渡辺善一郎先生
富士ニコニコクリニック
0555-72-3370
〒401-0301
山梨県南都留郡富士河口湖町船津1287

諸橋弘子先生
〒950-0912
新潟市中央区南笹口1丁目1番30号
ラサ内科皮膚科クリニック 025-247-3811
http://www.lhasaclinic.com/

長坂和彦先生
〒391-8503 長野県茅野市玉川4300 
諏訪中央病院 TEL:0266-72-1000

灰本元先生
〒486-0838   春日井市弥生町1-80  
灰本クリニック
0568-85-0567

安井広迪先生
〒510-0091 三重県四日市市北浜町7-8
安井医院 059-353-3181

宮川貴弘先生
宮川漢方クリニック
高知市南はりまや町2丁目12番21号
電話:088-882-9770

三宅和久先生
三宅漢方医院
092-716-9039
〒810-0041
福岡市中央区大名パークビル2F


☆☆☆
小池 弘人先生
小池統合医療クリニック
〒160-0004
東京都新宿区四谷2-8 新一ビル602
03-3357-0105

小池統合医療クリニックは自由診療です。
テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
花粉症と漢方と糖質制限食
おはようございます。今朝も寒いです。

いよいよ花粉症シーズンとなってきました。

今回は、花粉症漢方糖質制限食について、太郎さんから、タイムリーなコメント・質問をいただきました。

【太郎
おはようございます。
糖質制限食を始めて、3週間たちました。以前に花粉症も以前よりひどくないと報告いたしましたが、やはり完治はしていないようです。
そこで1つお尋ねしたいのですが花粉症漢方処方について教えてください。ブログで先生も花粉症であったっとおっしゃっていますが、漢方処方により完治したのでしょうか?それともずっと漢方薬を服用なされているのですか?どうかよろしくおねがいします。
2009/02/16(月) 06:30:17】



太郎さん。コメントありがとうございます。

糖質制限食実践により、代謝全てが安定し(ブドウ糖スパイクがない)、動脈硬化のリスク要因全てが改善し、血流も毛細血管に到るまでさらさらとなります。

これにより、人体の自然治癒力が高まるので、糖尿病・メタボは勿論のこと、ほとんどの生活習慣病の改善が期待できます。

例えば、アトピー性皮膚炎などでも、皮膚がしっとりしてくることが多いです。また数人の人からは、毛髪が太くしっかりして抜けにくくなったと報告を受けました。花粉症に関しても、ブログ読者の皆さんのコメントでも、かなり確率で改善するようです。

お馴染み、糖質制限ドットコムのあらてつさん、小学生からのスギ花粉症で、年々症状がきつくなっていったそうです。

2004年の花粉症シーズン、耳鼻科医のお薦め通り、1ヶ月前から抗アレルギー剤を内服し、点眼薬、点鼻薬も開始して準備万端整えていたそうです。

しかしあに図らんや、例年にも増してくしゃみ・鼻水・鼻詰まりのフルコースで、息も絶え絶えで、仕事も手につかない状態でした。(+_+)

自称、千の病を持つ男「あらてつ」、この頃までは漢方薬など全く信じておらず、ひたすら十数年間耳鼻科へ通い続けていた訳ですが、一向に良くならないどころか年々悪化していく事態に、藁をもすがる思いで高雄病院江部洋一郎院長(私の兄です)に診察して貰いました。

当時あらてつさん、数年来高雄病院職員でしたが、まあ「漢方なんて藁?」くらいの認識だったのでしょうね。

ところがどっこい、西洋薬を一切中止して煎じ薬を飲んだその日からくしゃみ・鼻水・鼻づまりがぴったりとまって、奇蹟のように改善したのです。ヾ(゜▽゜)

煎じ薬、はっきり言ってメチャまずいです。σ(=_=;)ヾ

それでも男あらてつ、まずさに耐えてそれからシーズン中は飲み続けました。そしてその年の冬からは、花粉症予防薬の漢方エキスを飲んで、翌シーズン中は煎じ薬に切り替えて2005年、2006年はほとんど花粉症が出ずに済みました。

この頃からスーパー糖質制限食も開始して、2007年、2008年、2009年は、まったく薬もなしで花粉症フリー状態、999の病を持つ男となりました。

今や、糖質制限食漢方薬普及の熱き伝道師として、
日夜活躍しております。ヽ(*`▽´)ノ

なお私は、花粉症ではなくて、ダニアレルギーによる通年性のアレルギー性鼻炎です。

若い頃は、ほんとにひどかったです。ティッシュペーパーと一日中縁が切れず、自称「水も滴るいい男」とか強がりを言ってましたが結構苦労しました。(=_=;) 
 
漢方もよく飲んでコントロールしてました。

現在は、当時のピーク10としたら0~1くらいに落ち着いています。糖質制限食開始後、明らかに症状は改善し、薬は何も飲んでいません。

ただ、アルコールが過ぎると鼻炎がでますね。


江部康二

テーマ:糖尿病
ジャンル:ヘルス・ダイエット
高雄病院の漢方治療と漢方講演会
私の勤務する高雄病院は、もともと漢方治療で有名になった病院です。
常勤医師全員が漢方治療を行っており、漢方生薬の消費量は、二十年来日本で一番なんです。

今でこそ、あちこちの病院で治療に漢方薬を取り入れたり、漢方外来を開設したりしてますが、漢方治療が注目されるはるか以前から、高雄病院では、漢方治療を行ってきたわけです。

お蔭さまで、北は北海道から南は沖縄まで、日本全国から漢方治療を求めて患者さんが来られますが、それでも、まだまだ漢方について理解されている方は少ないです。

そこで、今回、京都高雄倶楽部と協力して、漢方治療漢方薬について皆さんに知って頂こうと、講演会を企画しました。名前はよく聞くし、知ってるようでほんとはあまり知らない漢方について、花粉症治療を題材にしてわかりやすく解説します。

講師は、高雄病院京都駅前診療所所長で、漢方専門医の篠原明徳医師です。

篠原医師の漢方講演、軽妙な語り口で、とても面白いですよ。
身近な話題から漢方について分かりやすい解説がきけます。

以下、詳細をご案内致しますので、毎年花粉症で苦しんでおられる方はもちろん、漢方に興味のある方も是非どうぞ。

江部康二



☆☆☆☆☆
高雄病院駅前診療所所長  篠原明徳医師 漢方講演会

『漢方で良くなる花粉症』

日時 2009年2月8日(日)
受付、開場 9:30~

定員 50名(先着順)※定員になり次第締め切り
参加費 1000円(当日受付)
会場 メルパルク京都 6階会議室6

   メルパルク京都
   〒600-8216
   京都市下京区東洞院通七条下ル東塩小路町676番13
   【TEL】075-352-7444(代)【FAX】075-352-7390

タイムスケジュール

受付、開場 9:30~

講演時間  10:00~「漢方で良くなる花粉症」第一部
        10:40~ 休憩
        10:55~「漢方で良くなる花粉症」第二部
        11:25  講演終了
             質疑応答

お電話・FAX・パソコンからお申し込み頂けます。

お電話でのお申し込み
075-873-2170

FAXでのお申し込み
075-873-2270

E-mailでのお申し込み
takaoclub@ktk-kyoto.jp

お問い合わせは、

京都高雄倶楽部
TEL 075-873-2170
FAX 075-873-2270
E-mail takaoclub@ktk-kyoto.jp

営業時間は、8:45から17:00(くらい)
お休みは土・日・祝です。

席をはずしていることもあるので、留守電に連絡先を入れておいてください。後ほど掛け直させていただきます。

皆さんのお申し込み、お待ちしてます♪
テーマ:糖尿病
ジャンル:ヘルス・ダイエット