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飽和脂肪酸摂取量と脳心血管イベント発生は関係がない

【14/01/28 花岡 奈々

ありがとうございます
とても参考になりました!

ありがとうございます。

たとえば穀物をやめ肉食や野菜などの食事に変えたとすると、糖尿病は減るかと思いますが、心臓病というのでしょうか。心筋梗塞、動脈硬化などが次にリスクが高くなることはないですか?素人考えで申し訳ありません。】


こんばんは。

花岡 奈々 さんから、

「糖質制限食で、肉食などが増えると、糖尿病は減るとしても心筋梗塞、動脈硬化などのリスクが高くなりませんか?」

という、コメント・質問をいただきました。

従来の常識から

「糖質制限食に伴う脂肪摂取増加は、脳心血管疾患の発生にどう影響するか?」

という疑問が誰しも湧いてくると思います。

この疑問に対しては、結論からいうと

『飽和脂肪酸摂取量と脳心血管イベント発生は関係がない』

という信頼度の高い論文が出ています。


やはり従来の常識から

「動物性脂肪の主成分の飽和脂肪酸が脳心血管イベントに良くないので、植物性脂肪を中心に不飽和脂肪酸を摂取するのがよい」

ということが過去言われてきました。

これらに対して、2010年のAm J Clin Nutr(臨床栄養学雑誌)に、メタアナリシスと総説が発表されました。

21論文、約35万人をメタアナリシスして、5~23年追跡して1.1万人の脳心血管イベントが発生しました。

そして飽和脂肪摂取量と脳心血管イベントハザード比を検証してみると、飽和脂肪酸摂取量と脳心血管イベント発生は、関係がないことが明らかとなりました。(☆)

Am J Clin Nutr はインパクトファクター:6.6 くらいなので、ニューイングランド・ジャーナルやランセットには及びませんが、しっかりした臨床栄養学雑誌です。

ともあれ、2010年のAm J Clin Nutrのこの論文により、牛肉・豚肉など動物性脂肪に多く含まれる飽和脂肪酸の摂取量は、少なくとも脳心血管イベント発生とは無関係の可能性が高くなりましたのでスーパー糖質制限食推進派の私にとって、大きな追い風ですね。

スーパー糖質制限食では、総摂取カロリーに占める割合は、脂質56%、タンパク質32%、糖質12%であり、動物性脂肪など飽和脂肪酸の摂取が多くなるのですが、脳心血管の安全性に関してかなり安心ですね。

今まで医学界で

『動物性脂肪を主とした飽和脂肪酸摂取が脳心血管イベント発生のリスクとなる』

とさんざん言われてきたのは何だったのでしょうね?

なお日本脂質栄養学会は、以前から、「動物性脂肪は植物性脂肪より安全性が高い」という見解であり、この論文よりさらに先を進んでますね。


(☆)
Siri-Tarino, P.W., et al., Meta-analysis of prospective cohort studies evaluating the association of saturated fat with cardiovascular disease. Am J Clin Nutr, 2010. 91(3): p. 535-46.

http://www.ajcn.org/content/91/3/535.long このサイトで全文(英文)が見れます。


飽和脂肪酸を食べる量が少ないグループで脳卒中のリスクが上昇
こんにちは。

精神科医師A さんから

「飽和脂肪酸を食べる量が少ないグループで脳卒中のリスクが上昇」
「飽和脂肪酸を食べる量が多いほど、脳出血や脳梗塞による発症リスクは低い」

という大変興味深いコメント・情報をいただきました。

精神科医医師Aさん、ありがとうございます。

飽和脂肪酸というと動物性脂肪に多く含まれていて、従来の常識だと身体によろしくないというのが定説でしたが
本ブログ記事でも、過去その常識を覆す論文を紹介してきました。

今回は、国立がん研究センターの

「多目的コホート研究(JPHC研究)」からの成果報告です。

詳しくは、

国立がん研究センター
http://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/3273.html

のホームページをみてくださいね。

男女約8万2千人を、平均約11年追跡調査した研究です。

飽和脂肪酸の摂取量の多さで、5つの区分を作りました。

期間中に合計3,192人が脳卒中となり、その内訳は、脳梗塞1,939人、脳出血894人、くも膜下出血348人でした。

分析の結果、1日に食べる飽和脂肪酸が多いほど、脳出血や脳梗塞による発症リスクは低い結果となりました。

それに対し、心筋梗塞では全く逆の関連が見られました。期間中に合計610人が心筋梗塞にかかりました。同じように飽和脂肪酸の摂取量と心筋梗塞の発症との関連を調べると、飽和脂肪酸の摂取量が多くなるにつれ、心筋梗塞の発症率は高い結果となりました。

脳卒中と心筋梗塞・急性死をあわせた全循環器疾患との関連では、飽和脂肪酸を最もたくさん摂取する群でリスクが最も低い結果でした。

心筋梗塞よりも脳卒中の発症数が多く、循環器疾患全体としては、脳卒中によるリスク低下の影響が大きかったためです。

結論としては、やや総花的にトーンダウンして、他の研究も考慮して

「本研究と過去の日本や欧米で実施されたいくつかの研究を総合的にみると、脳卒中並びに心筋梗塞の発症リスクが低いのは、飽和脂肪酸の摂取量が1日に20g前後の集団と考えられます。そのような人の食事を今回の研究で用いたアンケート調査結果に当てはめてみると、たとえば牛乳を毎日コップ1杯(200g)、肉を2日に1回(1回につき150g程度)の摂取でした。」

と述べられています。

しかし、この研究だけの結論だと、

「脳卒中と心筋梗塞・急性死をあわせた全循環器疾患との関連では、飽和脂肪酸を最もたくさん摂取する群でリスクが最も低い結果でした。」

ということとなりますので、少なくとも飽和脂肪酸悪玉説は返上ということになりますね。


江部康二


☆☆☆

国立がん研究センター

http://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/3273.html

飽和脂肪酸を食べる量が少ないグループで脳卒中のリスクが上昇

飽和脂肪酸摂取と循環器疾患発症の関連について

―「多目的コホート研究(JPHC研究)」からの成果報告―

私たちは、いろいろな生活習慣と、がん・脳卒中・虚血性心疾患・糖尿病などの病気との関係を明らかにし、日本人の生活習慣病予防に役立てるための研究を行っています。

平成2年(1990年)に、岩手県二戸、秋田県横手、長野県佐久、沖縄県中部の4保健所(呼称2012年現在)管内にお住まいの40~59歳の男女に、平成5年(1993年)には茨城県水戸、新潟県長岡、高知県中央東、長崎県上五島、沖縄県宮古の5保健所(呼称2012年現在)管内にお住まいの40~69歳の男女に、食事調査を含む生活習慣についてのアンケートに回答していただきました。

5年後の平成7年(1995)年と平成10年(1998年)には、より詳しい食事調査を含む2回目のアンケートで、当時の生活習慣について回答していただきました。そのうち、1回目と2回目の調査時点で循環器疾患にもがんにもなっていなかった男女約8万2千人の方々を、2回目の調査時点から平均約11年追跡しました。

これらの調査結果をもとに、飽和脂肪酸摂取量と脳卒中、虚血性心疾患発症との関連を調べました。飽和脂肪酸は、肉やバター、乳製品など、動物性の脂肪に多く含まれる脂肪酸で、日本人の食事の多様化により、現代では以前に比べて多く摂られている栄養素です。この研究結果を国際専門誌(European Heart Journal 2013年2月WEB先行公開)に発表しましたので紹介します。

飽和脂肪酸を食べる量が少ないグループで脳卒中のリスクが上昇

アンケートに有効に回答した約8万2千人の結果から、1日当たりの飽和脂肪酸摂取量を計算しました。その摂取量の順に5分位でグループ分けして、その後の約11年間に脳卒中にかかった人の割合をグループ間で比較しました。

期間中に合計3,192人が脳卒中となり、その内訳は、脳梗塞1,939人、脳出血894人、くも膜下出血348人でした。分析の結果、1日に食べる飽和脂肪酸が多いほど、脳出血や脳梗塞による発症リスクは低い結果でした。

脳卒中全体としては、飽和脂肪酸を最もたくさん摂取する群でリスクが最も低く、最も少ない群に比べて、発症リスクが23%低い結果となりました。

特に図1に示すように、脳出血の中でも日本人に多い、脳の奥深くにある細い血管(主に穿通枝動脈)から出血するタイプ(深部脳出血)では、飽和脂肪酸が多くなるにつれ、発症率が段階的に減少していく様子が見られました。

縦軸のハザード比とは、飽和脂肪酸摂取が最も少ないグループと比べて、そのほかのグループの人が何倍、深部脳出血になりやすいかを示しています。最も多い群では、最も少ない群に比べて、その発症リスクが33%少ないことが分かります。

同じように脳梗塞の中でも日本人に多い、脳の奥深くにある細い血管がつまるタイプ(穿通枝脳梗塞)でも、飽和脂肪酸が多い群の方が、発症率が低い結果でした(図2)。このように、脳出血や脳梗塞を、さらに細かい分類に分けて飽和脂肪酸との関連をみた研究は、世界で初めてのものです。

なお、くも膜下出血や、欧米に多い脳の太い血管がつまるタイプ(皮質枝脳梗塞)については、飽和脂肪酸摂取との関連は見られませんでした。

飽和脂肪酸を食べる量が多いグループで心筋梗塞のリスクが上昇

それに対し、心筋梗塞では全く逆の関連が見られました。期間中に合計610人が心筋梗塞にかかりました。同じように飽和脂肪酸の摂取量と心筋梗塞の発症との関連を調べると、図3のように、飽和脂肪酸の摂取量が多くなるにつれ、心筋梗塞の発症率は高い結果となりました。

この関連は、特に男性で明確に見られました。飽和脂肪酸と心筋梗塞の発症との関連を分析した研究は、欧米にはこれまでにもありましたが、アジアでは初めての報告となりました。

また、脳卒中と心筋梗塞・急性死をあわせた全循環器疾患との関連では、飽和脂肪酸を最もたくさん摂取する群でリスクが最も低い結果であり、最も少ない群に比べて発症リスクが18%低下していました。

この集団においては、心筋梗塞よりも脳卒中の発症数が多く、循環器疾患全体としては、脳卒中によるリスク低下の影響が大きかったためです。

この研究から言えること

従来、飽和脂肪酸は血清のコレステロール値を高くし、将来的に粥状動脈硬化になりやすくなることから、摂取を控えるような指導がなされることがありました。

一方で、最近の結果から、飽和脂肪酸は無害であり、制限する必要はないという説もあります。今回の研究結果からは、日本人におけるこうした議論のひとつの決着として、「飽和脂肪酸摂取は、多すぎても、少なすぎても良くない」という結論が得られました。

この結果は、日本人で約40年前に発見された「血清コレステロール値は、高すぎても低すぎても良くない」という知見とよく一致しています。


本研究と過去の日本や欧米で実施されたいくつかの研究を総合的にみると、脳卒中並びに心筋梗塞の発症リスクが低いのは、飽和脂肪酸の摂取量が1日に20g前後の集団と考えられます。

そのような人の食事を今回の研究で用いたアンケート調査結果に当てはめてみると、たとえば牛乳を毎日コップ1杯(200g)、肉を2日に1回(1回につき150g程度)の摂取でした。

この研究の限界

今回の研究は、がん、脳卒中、心臓病の既往のある人は除いていますので、これらの病気にかかったことのある人にはこの結果はあてはまりません。

また、今回の研究で用いられた食物摂取頻度アンケート調査から計算された飽和脂肪酸の値は、より直接的な食事記録調査(研究参加者の一部で、一定期間に飲食した品目と量を全て記録していただく、アンケート調査の妥当性を分析するために行われた調査)から算出された値と比べ、11~31%多く、乳製品は29~57%多く、肉類は3~22%少なく見積もっていました。

このことが、今回の結果の解釈に大きな影響を与えるとは考えておりませんが、一般に、食物摂取頻度アンケート調査は、それだけで実際の摂取量を正確に推定するのは難しく、また年齢や時代・居住地域などが限定された対象集団の値を一般化することは適当とは言えませんので、ここに示した摂取量はあくまで参考値とお考え下さい。



テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
女性では、脂質の摂取量が多いほど死亡リスクが低下。JACC。
こんにちは。

本日は、精神科医医師Aさんからコメントいただいた興味深い研究を記事にしました。

精神科医医師Aさん、ありがとうございます。

[JACC]という日本の大規模なコホート研究で、

「女性では,総脂質,飽和脂肪酸,一価不飽和脂肪酸,多価不飽和脂肪酸のいずれについても,摂取量が多いほど死亡リスクが低下する有意な関連がみとめられた。」

と報告されました。

つまり、「女性では、脂質の摂取量が多いほど死亡リスクが低下」ということです。

医学用語で難しい表現だと「女性では,脂質の摂取量と全死亡リスクが負の相関」となります。

この結論、私達、スーパー糖質制限食推進派にとっては、
大変好ましいものですね。
何と言っても、スーパー糖質制限食は、低糖質・高脂肪・高蛋白食になりますから。

「男女とも総脂質摂取量の多い人では・・・BMIが低く・・・」

これも、私達、糖質セイゲニストからすれば、当たり前のことなのですが、NHKクローズアップ現代「沖縄の短命化」(2013.3.5)に出演して、「脂肪が肥満のもと」と述べていた守旧派の医師達に是非、知って欲しい事実ですね。

JACCのこの研究は、40~79歳の58672人を平均16.5年間追跡ですから、人数も年数も申し分なくて信頼度が高い研究と言えます。


江部康二


[JACC]
女性では,脂質の摂取量と全死亡リスクが負の相関

発表者: 名古屋大学・若井 建志 氏 (2013年1月25(金))

目的: 厚生労働省による「日本人の食事摂取基準」における脂質の適正な摂取量は,国民健康・栄養調査における分布から便宜的に決められているにすぎない。そこで,大規模コホート研究により,脂質摂取量と全死亡リスクとの関連を検討した。

コホート・手法: JACC Study参加者のうち,食物摂取頻度調査により脂質摂取量の推定が可能であった40~79歳の58672人を平均16.5年間追跡。(JACCへ)

結果: 男女とも総脂質摂取量の多い人では,野菜・果物の摂取量が多く,教育年数が長く,BMIが低く,喫煙者が少ない傾向がみられた。男性では総脂質摂取量は年齢と正の相関,女性では負の相関を示した。

脂質摂取量と全死亡リスクとの関連をみると,男性では,総脂質,飽和脂肪酸,一価不飽和脂肪酸のいずれについても有意な関連はみられず,多価不飽和脂肪酸については摂取量と死亡リスクが正に関連する傾向がみられた(P=0.074)。

女性では,総脂質,飽和脂肪酸,一価不飽和脂肪酸,多価不飽和脂肪酸のいずれについても,摂取量が多いほど死亡リスク(多変量調整)が低下する有意な関連がみとめられた(すべてP<0.05)。

女性の全死亡ハザード比がもっとも低くなる総脂質摂取量(%エネルギー)は現在,「日本人の食事摂取基準(2010年版)」で30歳以上の脂質摂取目標量として掲げられている20~25%よりも高い,27%と推算された。



☆☆☆JACCの概略

JACC

場所:日本全国の45地区(1988年開始時)
北海道: 3町,東北: 5町,:関東: 5町,中部: 1市3町 2村,近畿: 8町 2村,
中国: 1市 1町,九州: 4市 9町 1村

開始年:1988年

対象:対象地区に居住する40~79歳の男女。

登録数:110792例(男性46465例,女性64327例)

調査項目:既往歴,手術歴,輸血歴,家族既往歴,健康状態(便通,睡眠時間,ビタミン剤の服用,運動習慣),血液検査,検診受診状況と検診への関心,食物摂取頻度,飲料摂取頻度,飲酒習慣,喫煙習慣,受動喫煙,就労状況,身体状況・生育地,生活態度,婚姻歴,子供の数,(女性のみ)生殖歴・子宮がん/乳がん検診

参考:J Epidemiol. 2005; 15 Suppl 1: S4-8.
JACC ホームページ  http://www.aichi-med-u.ac.jp/jacc/index.html

JACC Study (文部科学省科学研究費がん特定領域大規模コホート研究,Japan Collaborative Cohort Study)は,がんをはじめとする病気と日本人の生活習慣との関連を明らかにすることを目的とした,全国規模の研究。
 
輸血歴がある人では脳卒中および冠動脈疾患による死亡リスクが高くなるという驚くべき結果を,世界で初めて明らかにした。

そのほかにも,緑茶やコーヒーの摂取と糖尿病リスク,交代勤務状況と循環器疾患死亡,両親の死亡時年齢と本人の死亡との関連など,他にはないユニークな成果が数多く発表されている。



テーマ:糖尿病
ジャンル:ヘルス・ダイエット
スペイン産エクストラバージンオリーブオイル 初搾りが入荷しました
お早うございます。

先日、NHKの 地球イチバン「地球イチバンのオリーブ天国~スペイン~」という番組で、スペイン産のオリーブオイルのお話をしていました。

スペインのオリーブオイル生産量は、世界のおよそ40%を締めるであるとか、、バージンオイルとエクストラ・バージンの違いについてなど解説していました。

これまで何度か紹介した、あらてつさんの糖質制限ドットコムで販売している、スペイン直輸入のモリドルエクストラバージンオリーブオイル、大変好評で昨年入荷分は早々に売り切れたとのことです。

そのモリドルから、今の時期限定の 初搾りエクストラバージンオリーブオイル が入荷したとのこと。

初摘・初搾りのオリーブオイルは、一年を通して、今だけしか出てこない貴重なオリーブオイルだそうです。

番組でもありましたが、オリーブオイル業界、聞くところによるといろいろと複雑で、「エクストラヴァージンオリーブオイル」といいながら、そうでないものがかなりの割合で流通しているそうです。

ですがこのモリドルオリーブオイルは、あらてつさんが直接工場まで行って「冷温圧搾・無濾過・無添加・混ざりっけ無しのエクストラヴァージンオリーブオイル」であることを確認してきました。

あらてつさん、知っている人は知っている「かなりうるさい男」ですので、工場を隅から隅まで調べて現地の人たちにおもいっきり嫌がられてきたことは、想像に難くありません。

スペインでも「うるさいぶり」を遺憾なく発揮してきたあらてつさん太鼓判のモリドルオリーブオイル、私もこのブログをご覧の糖尿人、メタボ人、ダイエッターの皆さんにお勧め致します。

以下、あらてつさんからのご案内です。



江部康二





Primera extracción en frío(初搾りエクストラバージンオリーブオイル)発売開始!

オリーブオイル百年の伝統のあるシウラナ地方(スペイン北東部、カタルーニャ地方)から、初摘、初搾りのオリーブオイルが入荷しました。

年に一回、この時期だけしか販売されない大変貴重なオリーブオイルです。

Primera extracción en frío オリーブオイルは、収穫したてのオリーブを風味が損なわれないように冷温圧搾し、濾過せずそのまま瓶詰します。

なので一般的なオリーブオイルよりも色合いが濃く、オリーブ本来の香りや味わいをストレートにお楽しみいただけます。

一年を通して、今だけしか出てこない貴重なオリーブオイルです。

通常のオリーブオイルにない濃厚な味と香りをお楽しみ頂けます。

モリドル社のパトリシアさんからのメッセージを紹介します。



モリ・ドルのエクストラバージン・オリーブオイル


モリ・ドルは、私たちの地域の人々や農作業員が、黄金の液体とも呼ばれるエクストラバージン・オリーブオイルを抽出するために、一年を通じてその大地に施してきた入念な作業と手入れの結晶です。

オイル百年の伝統のあるシウラナ地方(スペイン北東部、カタルーニャ地方)では、最高のシェフや料理批評家から最も高い評価を受けている、アルベキナ種と言うオリーブオイル生産用の品種のみを使用しています。

モリ・ドルのオリーブは、木から直接採取し、フライス(オリーブを碾く作業)は、果実の自然な特性を保持するため、冷温で行われます。その優れた特性と官能特性をそのまま維持するために、モリ・ドルは、フィルタリングされていないエクストラバージン・オリーブオイルとなっています。

この製法によって密度、香り、ボディが保たれている、という、極めて例外的ともいえる評価を受けています。瓶の底に堆積物が沈降することがありますが、健康上全く無害であり、自然由来のものであることの証拠でもあります。

つまり、これは100%純粋な天然オリーブ果汁なのです。

オリーブオイルには、多くの種類と品種があります。しかしその中でも、酸性度を1°未満に保持したものだけが、エクストラバージンと呼ばれる最高ランクのカテゴリとして(EEC規則1513/2001による)最も高い評価を得ることができます。私たちは、モリ·ドルが酸性度を0.3°に抑えてこのカテゴリに入っていることを、誇りに思っています。

オリーブそのものの持つ天然成分によって、このオイルが、抗酸化成分やポリフェノール性化合物を豊富に含んでいるため、酸化を抑えたり、体の諸器官に非常に有益な効果をもたらしたりするということも、忘れてはいけません。

その複雑な香りと味わいは、料理のうま味を引き立たせることができます。フルーティーかつ丸みのある味わいがあり、収斂性が低く、バナナ、イチゴ、リンゴ、クルミ、アーモンドやアーティチョークの熟したような非常にバランスのとれた香りがします。トマトを思わせる懐かしい趣を鼻腔に感じます。そして、非常に表現力のある、すっきりとしたナッツのような後味がします。

料理に使えば、味に力を与え、個性を引き立たせます。生鮮食品(パン、サラダ、野菜など)に使用すれば、より一層の官能特性を感じることができます。オイルを加熱して使用する際も、食品がカリっとした状態で形よく保持し、オイルに含まれている脂肪酸と抗酸化物質が食品に回って安定し、ボリュームが増すことから、高温にもよく対応すると言えます。

これらすべての特性のおかげで、モリ・ドルは、最高レベルのエクストラバージン・オリーブオイルであると同時に、健康的でよく知られている地中海料理を作る際に欠かせない食品の一つとして、認められるようになりました。


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数量・期間限定のモリドル初搾りエクストラバージンオリーブオイル

是非皆さんもお試しください。

詳細・ご購入はこちらから
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モリドル 初摘み・初搾りオリーブオイル
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糖質制限食・ダイエット食の通信販売|糖質制限ドットコム

糖質制限ドットコムは、糖質制限食の第一人者、高雄病院、江部康二先生監修による糖質オフな食材を販売、糖質制限食に取り組む皆様をサポートします。

テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
動物性脂肪から植物性脂肪変更で全死亡リスク上昇、MTPro
おはようございます。

わんわんさんから

『脂肪摂取の指針覆す結果,動物性から植物性への変更で死亡リスク上昇
 40年前の豪RCTを再解析』  2013.2.7

というMTProの興味深い記事をコメント・ご紹介頂きました。

わんわんさんありがとうございます。

「飽和脂肪酸(SFA)を多く含む動物性脂肪を、多価不飽和脂肪酸(PUFA)の豊富な植物性脂肪に切り替えることで心疾患リスクが抑制される。」

この従来の世界的な“常識”を覆す結果が、ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル(BMJ 2013; 346: e8707)で報告されました。

豪州の約40年前のランダム化比較試験(RCT)を再解析した結果です.

ランダム化比較試験(RCT)ですから、EBM的にはコホート研究よりは信頼度は高いことになります。

食生活非介入の対照群と、動物性油脂(動物性脂肪,一般的なマーガリン,ショートニング)をリノール酸(紅花油や紅花油由来のマーガリン)に置き換えるよう指導した介入群で、全死亡,CVD・CHDによる死亡を検討しています。

結論としては、動物性脂肪をリノール酸へ切り替えた群で、全死亡リスク1.6倍となりました。

リノール酸については英国と米国で見解に違いが生じているそうです。

「リノール酸が心血管疾患(CVD)発症や死亡のリスクを低下させるか否か」に関しても、最新の臨床試験データは報告されていないとのことです。

日本脂質栄養学会は、リノール酸過剰摂取の害を以前から指摘しています。

日本脂質栄養学会の提言(2002年9月)の要約

「本学会は 1992年以来、必須脂肪酸である リノール酸の摂取過剰と健康の問題について討論。その結果、日本人のリノール酸摂りすぎを是正する方向に栄養指導を改めることが急務との結論に達した。 リノール酸摂りすぎの害(心臓・脳血管系疾患、欧米型癌、アレルギー性疾患、その他炎症性疾患)については、動物実験のみならず臨床的にも明らかにされてきた。」


上記ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル(BMJ 2013; 346: e8707)の論文発表の反響が大きかったことを受けて、
米国心臓協会(AHA)は2013年2月7日,「1日当たりの摂取カロリーのうち,SFAからは7%未満とするAHAの食事ガイドラインの推奨に変更はない」と発表しました。

また「ω6系PUFA(リノール酸)からの脂肪摂取についても、5〜10%とする指針を継続する」とし、今回の「BMJの報告は興味深いが,蓄積されたエビデンスに相殺される」としました。


しかしながら、「動物性脂肪が悪くて植物性脂肪が良い」という従来の世界的常識は、再考の必要があることは間違いないようですね。


江部康二



以下、MT Pro記事の抜粋です。
http://mtpro.medical-tribune.co.jp/mtpronews/1302/1302012.html

MT Pro記事
脂肪摂取の指針覆す結果,動物性から植物性への変更で死亡リスク上昇/40年前の豪RCTを再解析

[2013年2月7日]

脂肪摂取の指針覆す結果,動物性から植物性への変更で死亡リスク上昇

40年前の豪RCTを再解析

飽和脂肪酸(SFA)を多く含む動物性脂肪を,多価不飽和脂肪酸(PUFA)の豊富な植物性脂肪に切り替えることで心疾患リスクが抑制されるー。世界的な“常識”とされ,多くの国で食事指針の基本的な考え方になっている両者の関連を覆す結果が報告された。米国立衛生研究所(NIH)の関連機関の1つ,米国立アルコール乱用・アルコール依存症研究所(NIAAA)膜生化学・生物物理学研究所のChristpher E. Ramsden氏らが,冠動脈疾患(CHD)により入院した男性を対象に,食生活非介入の対照群と,SFAから代表的なPUFAであるリノール酸への切り替えを指導した介入群で全死亡リスクなどを検討した,豪州の約40年前のランダム化比較試験(RCT)を再解析した結果,介入群でリスクが上昇したことが分かったという(BMJ 2013; 346: e8707)。

介入群への食事指導,PUFA 15%に増加・SFA 10%未満に制限

食事による脂肪摂取について,SFAが豊富な動物性脂肪からPUFAを多く含有する植物性脂肪へ切り替えることは,長きにわたり食事ガイドラインの世界的な推奨事項の基本とされてきたとRamsden氏ら。しかし,西洋圏で最も健康に良いω6系PUFAともいわれるリノール酸については英国と米国で見解に違いが生じており,リノール酸が心血管疾患(CVD)発症や死亡のリスクを低下させるか否かに関する最新の臨床試験データも報告されていないという。

そこで,同氏らは,豪州で1966〜73年に実施された単盲検並行群間RCT,Sydney Diet Heart Stduy(SDHS)のデータをあらためて解析し,食生活非介入の対照群と,動物性油脂(動物性脂肪,一般的なマーガリン,ショートニング)をリノール酸(紅花油や紅花油由来のマーガリン)に置き換えるよう指導した介入群で,全死亡,CVD・CHDによる死亡を検討した。なお,SDHSは一部データが欠測していたが,今回,同氏らによりデータの復旧と最新の解析法で解析されたという。

解析対象は,CHDイベントにより4つの対象施設のいずれかに入院した,30〜59歳の豪州男性458人。ランダムに割り付けられた対照群(237人)と介入群(221人)の主な背景は順に,平均年齢49.1歳,48.7歳,平均BMI 25.4,25.1,収縮期血圧136.9mm/Hg,136.6mm/Hg,拡張期血圧88.5mm/Hg(両群で同じ),総コレステロール282.0mg/dL,281.3mg/dL,CHD関連イベントの内訳は心筋梗塞85.7%,86.9%,急性狭心症または冠不全14.3%,13.1%,参加登録時の喫煙率68.8%,71.5%。

介入群に対しては,1日当たりの摂取エネルギーの割合について,PUFAを約15%に増やす一方,SFAを約10%未満に減らし,食事性コレステロールも300mgに制限するよう指導。紅花油および紅花油由来のマーガリンを配布した。対照群に対しては特別な食事指導は実施しなかったが,冠動脈イベントをきっかけに,バターから植物由来のマーガリンへ自ら切り替えた参加者もいた。

リノール酸への切り替えで全死亡リスク1.6倍,メタ解析でもリスク上昇傾向

Cox比例ハザードモデルを用いて,対照群に対する介入群の5年後の累積死亡(全死亡およびCVD・CHDによる死亡)のハザード比(HR)を求めた。その結果,HRは全死亡が1.62(95%CI 1.00〜2.64,図),CVD死亡が1.70(同1.03〜2.80),CHD死亡が1.74(同1.04〜2.92)と,いずれも介入群でリスクの有意な上昇が示された(順にP=0.05,P=0.04,P=0.04)。


さらに,上記の結果を,Ramsden氏らが2010年に行った,リノール酸への切り替え指導とCHDリスクの関連を検討したメタ解析のデータと統合し,再解析を実施した。その結果,リノール酸への切り替えによるCVD死亡〔HR 1.27(95%CI 0.98〜1.65)〕およびCHD死亡〔同 1.33(0.99〜1.79)〕は,有意差は示されなかったが,いずれも上昇傾向が認められた(順にP=0.07,P=0.06)。

今回の結果から,食事における脂肪摂取をSFAからリノール酸へ切り替えた群で全死亡,CHDおよびCVDによる死亡リスクが上昇することが分かったと同氏らは結論。リノール酸を対象とした介入研究の最新データのメタ解析でも,心血管イベントの抑制は証明されなかったと付言し,「世界的な食生活の指針に重要な意味を持つデータが示された」と結んだ。

(松浦 庸夫)



テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット