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リノール酸・アラキドン酸過剰の弊害と血糖値
おはようございます。

昨夕から、雨がしとしと降り続けている京都です。

今回は、飯山忍さんとtomoさんから、興味深いコメントをいただきました。


「09/11/10 飯山忍
糖質制限半年
先生こんにちは。m(_ _)m

二ヶ月ぶりに検査に行ってきました。結果はこちらです。
http://image.space.rakuten.co.jp/lg01/55/0000889755/29/img05620bb1zik6zj.jpeg

糖質制限を開始して半年、HbA1Cは10.2%から6.0%に改善しました。

これまで10年以上にもわたって経口薬とカロリー制限でジリ貧だった私の糖尿病も、たった半年の糖質制限で、ほとんど正常人に近い値になりました。うれしい限りです。

これも先生のおかげです。決して高雄と洛北には足を向けて寝ないようにします。(笑)

ところで、今回興味深い経験をしましたのでご報告いたします。

実はクラス会で久しぶりに顔を合わせたかつての同級生との会話の中で、物忘れや体力の低下が話題になりました。

その際、サントリーの健康食品ARA(アラキドン酸製品)と言うのをもらったので、早速物忘れ防止に服用したところ、一週間ほどで空腹時、特に起床時の血糖値が非常に悪くなり、150mg/dlを超えることが普通になってしまいました。

調べたところ、アラキドン酸リノール酸からも代謝によって導かれる脂肪酸で、さらにはその代謝経路の後半にはPGE2と言う物質があることを知りました。

こいつはインスリンの分泌を抑制する働きがあるとか何とか・・・

で、すぐに摂取を止めたところ、一週間ほどで早朝の空腹時血糖値は130mg/dlくらいのいつものペースに戻ったのです。それでも、相変わらず暁現象を思わせる、夕刻より朝のほうが血糖値が高い状況は続いていました。

ふと思いついて、久しぶりに日本食品標準成分表を開きました。大好きでよく使っているごま油を調べたんです。

オレイン酸は40%、しかし一方でリノール酸は44%。こいつは落とし穴でした。

大豆やコーン、綿実、それにハイオレックじゃない普通の紅花やひまわりは高リノールだと警戒していたんですが、ごま油も実はミッドオレインタイプの油程度にはリノール酸が多かったんですね。

そこで、ごま油の使用は中止して、植物性の食用油は全部オリーブオイルにしました。動物性については、ラードやヘットの脂肪酸組成の中で一番多いのは意外なことにオレイン酸で、イベリコ豚じゃなくても45%くらいを占めています。

ま、それ以外は飽和脂肪酸が多いので控えてはいますが、過剰な警戒はしないようにしています。

その結果、二週間ほどで早朝の血糖値は100~120mg/dlくらいに下がり、そして今回の検査結果につながりました。

誰にでも当てはまるとは決して思いませんが、油というか脂肪酸で血糖値に影響が出たのが面白かったのでご報告します。」


「09/11/11 tomo
アラキドン酸サプリの危険性
飯山忍さんへ。(横レス失礼します)

アラキドン酸サプリの危険性については、奥山治美教授のグループがすでに警告しています。以前にも引用した次の文献に詳しく述べられていますのでご参照下さい。

これは油脂科学入門の基本文献だと思いますので興味のある方はぜひご覧下さい。(「目から鱗」の情報が多く大変面白いです。)

なお、私もゴマ油は香り付け程度(少量)にして、植物油はオリーブ油とエゴマ油(シソ油)を中心に使うようにしています。

文献:
1.インターネットURL http://www.kinjo-u.ac.jp/orc/research/topic.html
の「Ⅷ章 危険なサプリ」にあるPDFファイルtopic8.pdf
2. 奥山治美・國枝英子・市川祐子著「油の正しい選び方・摂り方~最新・油脂と健康の科学~」農文協の第7章2節 (なお花王のエコナの問題点もこの章の第1節で指摘されています。) 」


飯山忍さんとtomoさん、貴重な情報提供ありがとうございます。

「糖質制限を開始して半年、HbA1Cは10.2%から6.0%に改善しました。 これまで10年以上にもわたって経口薬とカロリー制限でジリ貧だった私の糖尿病も、たった半年の糖質制限で、ほとんど正常人に近い値になりました。」

飯山さん、まずは糖尿病改善よかったですね。
おめでとうございます。(^-^)v(^-^)v

戦後長らく、栄養士や保健所の指導で「植物油が身体に良くて、動物脂が悪い」と言われ続けたので、日本人はリノール酸を過剰に摂取するようになっています。リノール酸の摂りすぎに関しては、日本脂質栄養学会が提言を出しています。

【日本脂質栄養学会の提言 2002年9月】http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsln/teigenHamazaki02.htm
からの抜粋

『本学会は 1992年以来、必須脂肪酸である リノール酸の摂取過剰と健康の問題について討論した。
その結果、日本人のリノール酸摂りすぎを是正する方向に栄養指導を改めることが急務との結論に達した。
リノール酸摂りすぎの害(心臓・脳血管系疾患、欧米型癌、アレルギー性疾患、その他炎症性疾患)については、動物実験のみならず臨床的にも明らかにされてきた。』

飯山さんが、アラキドン酸とリノール酸の摂取を減らされたら、早朝空腹時血糖値

『150mg→130mg→100~120mg』

と改善したのは、大変興味深いですね。

糖尿病歴10年以上の飯山さんの、データですから、1例報告でも充分価値がありますよ。

結論としてはtomoさんの油脂使用法

『ゴマ油は香り付け程度(少量)にして、植物油はオリーブ油とエゴマ油(シソ油)を中心に使うようにしています。』

が、いいと思います。

エゴマ油(シソ油)の主成分、αリノレン酸は熱に弱いので、生で使うのがいいですね。オリーブ油以外に、オレイン酸が多い製品には、高オレイン酸タイプの紅花油がありますね。


江部康二
テーマ:糖尿病
ジャンル:ヘルス・ダイエット
コメント
ありがとうございます。
先生、tomoさん、アドバイスをありがとうございます。勉強してこれからも糖質制限に励みます。

お礼にひとつグルメ情報を。

オレイン酸含有率がオリーブオイルよりも高く、飽和脂肪酸量が10%内外で、しかもリノール酸含有量が4%未満と言う食用油があります。

どちらかと言うと大銀杏に縁の深い「椿油」なんです。

実は、こいつは食用油としては非常に美味しいんですよ。特にこれで揚げた海老の天麩羅は絶品です。

これで衣に糖質がなけりゃ最高なんですが。(笑)

それに値段が高いのが難点ですね。食用として美味しいものになるとD.O.P(産地保証つき)のイタリア産エクストラバージンに匹敵する価格になっちゃいます。

2009/11/11(Wed) 09:10 | URL | 飯山忍 | 【編集
ありがとうございます
ガムとはいえ、やはり侮れないのですね。これからは、きっちりチェックしたいと思います。ごま油のお話も勉強になりました。我が家では最近、私に合わせてオリーブ油での調理が多くなったのですが、なかでも卵焼きがふんわりで、なかなか好評です(^^)v
2009/11/11(Wed) 09:57 | URL | くみまる | 【編集
「DPP-4阻害薬」が承認された。
江部先生、こんにちは。

本日の毎日新聞の朝刊に、「DPP-4阻害薬」が承認されたとの記事があります。
この薬は、全く新しいジャンルでしょうか?
記事を読んでみましたが、私の頭ではわかったようなわからないような・・・・・
出来れば、江部先生のいつものわかりやすい解説をお願いできないでしょうか?
よろしくお願いします。
2009/11/11(Wed) 10:20 | URL | xiangdao | 【編集
Re: ありがとうございます。
飯山忍さん。

安めの椿油は長年、髪の毛につけてますが、食用にしたことはないです・・・。
ハレの日に、椿油の天ぷら目指してみます。
2009/11/11(Wed) 12:44 | URL | 江部康二 | 【編集
Re: 「DPP-4阻害薬」が承認された。
xiangdao さん。

「DPP-4阻害薬」なかなか、いい薬だと思います。
全く新しいジャンルの薬です。
近日中に記事にしますので・・・
2009/11/11(Wed) 12:48 | URL | 江部康二 | 【編集
便秘
糖質制限食を始めて数ヶ月たちました。今はだいぶなれてきて、いろいろ献立も工夫し食事を楽しめるようになりました。食後2時間値も130前後でキープできるようになりました。でもパスタのときは少量でも高値になり、だめですね。
実は、いまだ友人たちには明かすことができず、一緒に外食のときは、少々苦労しているのですが、、。そんなときはやはり血糖値が180(2H後)くらいまで上がってしまいます。ダメだとは思いながらもお付き合いも大切にしたいし、自分が病人だということを悟られたくないという思いがあり、今後これをどう解決できるかが私の目標ですね、、。
話はそれましたが、実はもう十数年前からひどい便秘症なのですが、最近さらにひどくなってしまいました。牛乳を取らなくなったことが影響しているのか、糖質制限食が何かの影響を及ぼしているのでしょうか。便秘薬に頼らずにはいられない状態です。私は長年、市販の漢方薬を飲用していますが、今後飲み続けるのに体に害のない良い薬はありますか?
 先般、先生と宮本輝氏の対談本を読みましたところ、正常人の2倍のリスクでがんになるというお話でしたよね。私はかなり腸が長いこともあり、大腸がんにかかりやすいのではと、不安が募ります。普段から何か心がけることがありましたら教えて下さい。また定期的に胃や腸の内視鏡検査も受けるべきですか?
2009/11/11(Wed) 13:09 | URL | usa | 【編集
ゴマ油
先生
いつも、ありがとうございます。

ゴマ油の記事、びっくりです。
私の場合、もともと毎日オリーブオイルは使用するのですが、中華などにはグレープシードオイルで炒めています。
ただ、ごま油にしか出せない香りがあるので、ナムルなど、ゴマ油も2日か3日に一度くらい登場します。

このくらいでも、問題あるのでしょうか。

オリーブオイルを一緒に摂れば、相殺されるのかしら・・・・と思ったりもするのですが、どうなのでしょう。

油 でなく、普通のゴマやゴマペーストもだめですか?


飯山様
どのくらいの量のゴマ油をお使いになっていましたか?
また、成分表を見ても、どこがオレイン酸・リノール酸の数値なのか、わからないので、教えて頂けますでしょうか。
2009/11/11(Wed) 14:16 | URL | ゆみ | 【編集
こんにちは

ごま油はカラダによくないのですね~
ある本に「サラダにかけるごまダレ」の材料に、ゴマ油カップ半分と白ゴマのすりつぶしなどを使ったタレが載っていました。
それで早速作り、昨夜たっぷりかけて食べてしまいました。
普段はオリーブオイルしか使わないのですが・・少しショックでした。

最近、主人と私も、メタボ予防のために食生活の改善を始めたばかりです。

これからも参考にさせてくださいね。

2009/11/11(Wed) 15:41 | URL | ユウコ | 【編集
先生の真摯なお答えに驚き!
先日の佐藤先生を引合にしたふざけたコメントに、我々糖尿人のためを思って真摯に答えておられる江部先生の姿勢に驚きました!
そして他の糖尿人の真剣な糖質制限食への取組まれるコメントも大いに参考になり毎日一生懸命読んでおります。
残念ながら私は料理ができないので、今は素材をレンジで加熱し、糖質制限食に1歩でも近づきたいと努力しています。
先生のブログに出会ったのが7月中旬で、7月20日頃から糖質抑制食(糖質制限食とはいえないので勝手に名づけました)に挑戦しました結果、Ha1cが下記のように低下しましたのでお礼をかねてと報告します。
7月9日 6.3  8月10日 6.4  9月7日 5.9  10月2日 5.6(10日頃から覚悟を決めて血糖降下剤を勝手に止めた)  11月9日 5.5(血糖降下剤を止め、主食、蛋白質、脂肪を少し増やしたが、食後90分や120分でもテルモの尿糖試験紙に反応しません)
それでも、僅か一月半でHa1cが顕著の低下しています。
糖尿病発症が平成8年頃ですが、7~8年前から玄米8、玄麦1、大豆2位の主食250g位と焼魚100g、野菜多食(勿論芋類も大目に食べた)といういい加減な食事でしたから、2~3年ほど前から神経障害が出始め、今年に入って急激に悪化しています。
しかし、私の住む市には糖尿病専門医が1人しかおらず、喫煙者は見ないと言って、治療を拒否しました。末梢神経障害の悪化で車の運転を放棄し昨年末から、今は東洋医学も知っていると言う近くの医師に通っていますが、糖尿病学会食を強烈に進め、それに従った治療法しか行いません。この医師は糖尿病専門医のアドバイスも身視する頑固医師ですから糖質制限食の話はできません。
私は末梢神経障害で手足が冷凍室に入っているように猛烈に冷えるが、背中が猛烈高熱です。排便もガスも猛烈な悪臭で、医師は悪玉菌のためだと言って下剤を出していますが、これを飲まないと便秘になり止めることが出来ません。同じ下痢でも一定時間帯に排便できるなら予定の組みようがあるのですが、時間も回数も不定で外出さえはばかられます。酷い時は昼夜を問わず1日で5~7回排便しなした。(江部先生の悪玉菌の記事や米国糖尿病学会の2004年の記事を読ませたいと思ったが、無駄と思い止めました)
体調が落ち着けば、教えて頂いたラサ医院さんに行けるのですが、現状では難しいです。
視力も低下しており、先生のブログの文字が小さくて、そのままではとても読めないので、ワードにコピーして文字を拡大して読むついでに殆どの記事は保存しております。漸く江部先生のブログの読み方も漸く理解できるようになり、毎日必死に読んでいます。コメント欄は、翌日に読んでおります。
他の糖尿人のコメントと先生のお答えが大変参考になります。
神経障害については、昨年10月の記事もコピーして読みました。
 糖尿病性下痢、神経障害・・・2008年10月22日 (水)
 糖質制限食とやせ・冷え・・・2008年10月21日 (火)
私にとって残念だったには(失礼)、どちらも糖尿発症初期の事例でした。私は糖尿発症から10年以上経ってから神経障害に悩まされながら糖質制限食に挑戦していますが、私のように糖尿発症から10年以上経過した者の神経障害克服事例がありましたら教えて下さい。糖質制限食継続の励みにしたいと思います。
先生のブログに出会えたお陰で、他の糖尿人のコメントや、先生の著書や共著を4冊も読めましたし、釜池先生の著書にも出会えたのみならず、糖質制限食への挑戦も出来ました。
1日でも早く日本糖尿病学会に先生の論理が通用する日がきて欲しいものです。今後も増加する糖尿人のためにも江部先生に頑張って頂きたいと存じます。
文筆力不足のため、思いもよらず長文になってしまいすみませんでした。私のような事例でも参考になる人がいてくれたら幸いです。
有難う御座いました。
2009/11/11(Wed) 16:59 | URL | 飯坂 | 【編集
ごま油
ゆみ様>
はじめまして。m(_ _)m

ごま油の使用量は、和食・中華にはごま油、洋食にはオリーブ油って感じで使い分けていました。別に晩酌にごま油を飲んでいたわけではありません。(笑)

大体、夫婦二人で200mlのごま油を一ヶ月で2~3本くらいでしょうか。

脂肪酸組成については、pdfファイルですが、
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu3/toushin/05031801/003/013.pdf
↑こちらで調べることができます。

ところで、グレープシードですが、足が速いでしょ。封を切って一週間もすれば生で食べるには厳しいほどの酸化臭が・・・

結局、美味しいうちに食べようとすると夫婦二人の所帯では食べ過ぎになるのであきらめた油のひとつです。


2009/11/11(Wed) 17:41 | URL | 飯山忍 | 【編集
飯山様
どうもありがとうございます!

グレープシードオイル、1リットルサイズで使っていますが、匂いは気になった事ありません。

もっとも、もともと、グレープシードオイル自体、「サラダにも」といいつつも、くせが無い代わりに、香りや味わいも少ないので、我が家では、サラダオイルの代わりにグレープシードという感じで、もっぱら中華や和食を炒める時に使用しています。

生でかけて食べるには、やはり、美味しいオリーブオイルでないと、難しいと思います。ちょっと高いですけどね、美味しいオリーブオイルは・・・。

ちなみに、グレープシードオイルもオリーブオイルも、ここのを使っています。
http://www.wizumiya.co.jp/category/182.html
塩も甘味があって、すごく美味しいです。
http://www.wizumiya.co.jp/item/297.html

美味しいオリーブオイルと美味しい塩があれば、肉も魚も野菜も とってもシンプルに食べられてうれしいです!
2009/11/11(Wed) 19:06 | URL | ゆみ | 【編集
DPP-4阻害薬
DPP-4阻害薬については、ずっと気にしていましたので、素人ながらWatchしてました。

ジャヌビアがまずは承認され、あたらしいタイプの武器が増えて嬉しい限りではあります。

ただ気になっているのは、発がん性との関係です。米国では同じタイプの他の製薬会社の申請中の内服薬について、これが問題になって承認が遅れているようです。武田もその中の一社です。

ジャヌビアは大分前に承認されてしまっているので、不問とされているような...

製薬会社が宣伝している利点を真に受けるならば、凄く期待できる薬なんですけど。

このあたりの情報もご存知であれば、一緒に記事にしていただけるとありがたいです。
2009/11/11(Wed) 20:25 | URL | 下町の糖尿人 | 【編集
アラキドン酸は炎症のもとでは?
私は血糖値のためではなく、
飽和脂肪酸をとるとアラキドン酸が発生してアレルギーにつながるから、
という理由で牛肉や豚肉をほとんど食べないのですが、
最近「アラキドン酸」のサプリのCMを見るたび、
わたしが一生懸命避けているアラキドン酸を
わざわざサプリメントでとる必要がある人って誰なんだろう?
ってなんだか不思議な気持ちになっていました。
アラキドン酸は体にとってよい作用もあるのでしょうか???
2009/11/12(Thu) 15:16 | URL | りんりん | 【編集
あらきどん
りんりんさん>

はじめまして。ちょっと誤解されているようなので訂正させてください。

アラキドン酸は「必須脂肪酸」のひとつです。厳密に言えばリノール酸からの代謝で作れるので、完全な必須ではありませんが、皮膚をきれいに維持したり細胞を健康に保つために、なくてはならない栄養素です。

ただ、その代謝経路(アラキドン酸カスケードと言います)の中でプロスタグランジンE2と言う物質になり、こいつが『多すぎる』と炎症を起こしたりするので、控えましょうって言うことです。

先生もお書きのように、日本人には植物性油脂信仰が強いので、アラキドン酸やリノール酸は決して不足はしないと思います。

ちなみに、牛脂にはアラキドン酸に変化するリノール酸は3.7%含まれており、アラキドン酸そのものはゼロです。

ラードはリノール酸が9.8%アラキドン酸は0.1%ですね。

ちなみに植物性油の代表格、大豆油やコーン油にはリノール酸が50%以上含まれていて、これはその代謝経路の中でアラキドン酸に変化します。

また、牛脂やラードにはオレイン酸が45%程度、大豆油やコーン油には25~30%含まれています。

アラキドン酸は、いわゆるn-6系多価不飽和脂肪酸で、動物性油脂に含まれるステアリン酸などの飽和脂肪酸からは合成されません。

合成と言うか代謝でアラキドン酸が生成されるのは同じn-6系多価不飽和脂肪酸で、植物性油脂に多く含まれるリノール酸からなんですよ。

くれぐれも動物性油脂悪者説というか、植物性信仰の罠にはまらないでくださいね。

2009/11/12(Thu) 18:30 | URL | 飯山忍 | 【編集
Re: 便秘
usa さん。

確かに糖尿病のコントロールが悪いと大腸ガンになりやすいです。
便秘もあれば、一度大腸内視鏡をしたほうがいいかもしれませんね。

糖質の少ない野菜のにたものとか繊維を多めに摂取して歩きましょう。
下剤は漢方の便秘薬で大丈夫と思います。
2009/11/13(Fri) 08:33 | URL | 江部康二 | 【編集
Re: 先生の真摯なお答えに驚き!
飯坂 さん。

HbA1cの改善、良かったですね。

糖尿病神経障害に関して、「11月9日 5.5%」
なら今後新たに進行することはありません。

今までのものも、全部は無理ですがある程度改善する可能性もあります。
HbA1cのコントロール優を継続してくださいね。
2009/11/13(Fri) 08:38 | URL | 江部康二 | 【編集
Re: お久しぶりです
みかんさん。

基礎代謝がやや低下しているようですね。
地道に糖質制限食を続けて入れば
脂肪が良く燃えるようになります。

しばらくは「糖質制限+カロリー制限」で
体重減少を目指して下さいね。
2009/11/13(Fri) 08:42 | URL | 江部康二 | 【編集
お答えいただき有難う御座いました。
「HbA1cのコントロールを継続」すれば、末梢神経障害(手足の冷え等)が、これ以上進行せず、少しでも改善する可能性があると言われたら頑張る意欲が増進しました。血糖降下剤は、差当り無視して飲まず、糖質制限食に1歩でも近づく努力をしていきます。
そして、二度と長文のコメントは書きません。
有難う御座いました。
2009/11/13(Fri) 09:47 | URL | 飯坂 | 【編集
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