2009年10月25日 (日)
おはようございます。
東京方面の皆さん、講演会のお知らせです。
ドクター江部の「現代病を治す糖質制限食」 -テーラメイドダイエット-
と題して、今回は私の単独講演です。
講演後、質疑応答の時間もたっぷりとってあります。ここでは大柳珠美管理栄養士と共に質問にお答えします。
以下、NPO法人糖質制限食ネット・リボーン事務局、曽我部ゆかりさんからのメッセージです。
江部康二
※※※
リボーン曽我部ゆかりより☆ドクター江部のブログ読者の皆様へ。
こんにちは。いつもお世話になっております。
再び講演会開催のお知らせです。
今回は、できるだけ質疑応答の時間をゆったりとりたいと考え、江部康二先生単独の講演会を企画しました。
実践編で好評の大柳珠美先生のお話は、12月にセミナー形式で、これまたゆっくり時間をとってプログラムを練っています。おいしく楽しいプラン、追ってお知らせできるかと思いますが、日も迫ってまいりましたので、江部康二先生の講演会のお知らせです。皆様、ふるってご参加ください。
当日リボーンへのご入会をしていただきますと、会費の割引を適用させていただきます。皆様あわせてリボーンへのご入会もご検討くださいね。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
●リボーン講演会のお知らせ
ドクター江部の「現代病を治す糖質制限食」
-テーラメイドダイエット-
講 師 江部康二
(高雄病院理事長/NPO法人糖質制限食ネット・リボーン理事長)
日 時 2009年11月29日(日)
9時20分開場
9時30分 江部康二講演開始
11時10分 質疑応答開始
11時50分 終了
場 所 なかのゼロ視聴覚ホール (JR中野駅南口下車6分)
東京都中野区中野2丁目9番7号
03−5340−5000
定 員 100名
会 費 一般 1600円
ペア券一般 3200円のところ2800円
リボーン会員 1000円
ペア券会員 2000円のところ1600円
※ペア券はご家族に限られていただきます。
※NPO法人糖質制限食ネット・リボーンへ当日ご入会いただいた方には、その場にて会員割引を適応させていただきますので、受付にて申請してください。
【主催者メッセージ】
「糖質制限食」の有効性が糖尿病学会でも徐々に認められつつある昨今ですが、作家の宮本輝氏との対談集『我ら糖尿人、元気なのには理由がある』の刊行で世間にもより一層の理解が得られるような状況になりました。今回は時間をたっぷりとって、講師の江部康二先生が、基礎理論と疫学、症例などを柱に、グルコース・スパイク、グルコース・ミニスパイクの意味、テーラーメードダイエットの意義…などを細かく解説していきます。さらに、糖尿病、メタボ・肥満のみならず、アトピー、アレルギー、花粉症、機能性低血糖症、高血圧、尋常性乾癬…欧米型のガン予防…など、糖尿病・メタボ以外の疾患にも糖質制限食の効果がどう働くのか。すでに効果が確認できている疾患、理論的に効果が期待できる疾患…についても展開していきます。今年最後の「食事で治すシリーズ」で、究極の糖質制限食との出会いをお楽しみください。
●質疑応答の時間もいつもよりたっぷりご用意しています。
主 催 NPO法人糖質制限食ネット・リボーン
申し込み・問い合わせ リボーン 曽我部
03−3388−5428 e-mail reborn@big.or.jp
【講師プロフィール】
江部康二(えべこうじ)
内科医、漢方医、(財)高雄病院理事長、NPO法人糖質制限食ネット・リボーン理事長。1950年生まれ。京都大学医学部卒業。2002年に自ら糖尿病であると気づいて以来、糖尿病治療の研究に取り組み、「糖質制限食」の体系を確立。これにより自身の糖尿病を克服。高雄病院でに数多くの臨床活動を通じて、糖尿病・肥満・メタボリック症候群などに対する糖質制限食の画期的な治療効果を証明。テーラーメイドダイエットとの2本立てでアトピーなど生活習慣病全般への効果も確立している。著書『主食を抜けば糖尿病は良くなる!』(シリーズ展開中/東洋経済新報社刊)はベストセラーに。ブログ『ドクター江部の糖尿病徒然日記』(http://koujiebe.blog95.fc2.com/)は日に3000件を超えるアクセスがあり糖尿病患者さんの間で絶大な支持を得ている。
☆☆☆
〜薬に頼らない医療の実現を目指し「食」の根底を見直す〜
NPO法人糖質制限食ネット・リボーン誕生
リボーンは、『食事で治す』をキーワードに、糖尿病やアトピーなど生活習慣病全般の改善のために有効な糖質制限食とテーラーメイドダイエットの理論と実践法を、広く一般社会に普及してくため活動を開始いたしました(NPO法人として1月7日に創立)。
主な活動内容は、糖質制限食の『講演会・セミナー・交流会の開催』『人材育成』『医療機関と他団体とのネットワーク構築』『食と生活習慣病に関する相談窓口開設』『情報集と情報提供』『研究・普及啓発』などになります。
私たちの活動はより多くの市民の方々の参加によって成り立ち発展していきます。
薬に頼らない医療の実現を願い、私たちとともに、「食」の根底を見直していきませんか。
多くの方々のご参加を心よりお待ちしております。
●お申し込み●
NPO法人糖質制限食ネット・リボーン
担当 曽我部 ゆかり
==========================================
SNS『糖質制限ひろば』にご参加ください。
ソーシャルネットワークサービス『糖質制限ひろば』を立ち上げました。ぜひ、活発
な意見交換に参加してくださいね。お待ちしております。
●糖質制限ひろば URL: http://tousei.prj.cc/ お問い合わせ : tousei@prj.cc
==========================================
NPO法人糖質制限食ネット・リボーン の URL が変わりました。
新URL http://reborn.prj.cc/
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東京方面の皆さん、講演会のお知らせです。
ドクター江部の「現代病を治す糖質制限食」 -テーラメイドダイエット-
と題して、今回は私の単独講演です。
講演後、質疑応答の時間もたっぷりとってあります。ここでは大柳珠美管理栄養士と共に質問にお答えします。
以下、NPO法人糖質制限食ネット・リボーン事務局、曽我部ゆかりさんからのメッセージです。
江部康二
※※※
リボーン曽我部ゆかりより☆ドクター江部のブログ読者の皆様へ。
こんにちは。いつもお世話になっております。
再び講演会開催のお知らせです。
今回は、できるだけ質疑応答の時間をゆったりとりたいと考え、江部康二先生単独の講演会を企画しました。
実践編で好評の大柳珠美先生のお話は、12月にセミナー形式で、これまたゆっくり時間をとってプログラムを練っています。おいしく楽しいプラン、追ってお知らせできるかと思いますが、日も迫ってまいりましたので、江部康二先生の講演会のお知らせです。皆様、ふるってご参加ください。
当日リボーンへのご入会をしていただきますと、会費の割引を適用させていただきます。皆様あわせてリボーンへのご入会もご検討くださいね。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
●リボーン講演会のお知らせ
ドクター江部の「現代病を治す糖質制限食」
-テーラメイドダイエット-
講 師 江部康二
(高雄病院理事長/NPO法人糖質制限食ネット・リボーン理事長)
日 時 2009年11月29日(日)
9時20分開場
9時30分 江部康二講演開始
11時10分 質疑応答開始
11時50分 終了
場 所 なかのゼロ視聴覚ホール (JR中野駅南口下車6分)
東京都中野区中野2丁目9番7号
03−5340−5000
定 員 100名
会 費 一般 1600円
ペア券一般 3200円のところ2800円
リボーン会員 1000円
ペア券会員 2000円のところ1600円
※ペア券はご家族に限られていただきます。
※NPO法人糖質制限食ネット・リボーンへ当日ご入会いただいた方には、その場にて会員割引を適応させていただきますので、受付にて申請してください。
【主催者メッセージ】
「糖質制限食」の有効性が糖尿病学会でも徐々に認められつつある昨今ですが、作家の宮本輝氏との対談集『我ら糖尿人、元気なのには理由がある』の刊行で世間にもより一層の理解が得られるような状況になりました。今回は時間をたっぷりとって、講師の江部康二先生が、基礎理論と疫学、症例などを柱に、グルコース・スパイク、グルコース・ミニスパイクの意味、テーラーメードダイエットの意義…などを細かく解説していきます。さらに、糖尿病、メタボ・肥満のみならず、アトピー、アレルギー、花粉症、機能性低血糖症、高血圧、尋常性乾癬…欧米型のガン予防…など、糖尿病・メタボ以外の疾患にも糖質制限食の効果がどう働くのか。すでに効果が確認できている疾患、理論的に効果が期待できる疾患…についても展開していきます。今年最後の「食事で治すシリーズ」で、究極の糖質制限食との出会いをお楽しみください。
●質疑応答の時間もいつもよりたっぷりご用意しています。
主 催 NPO法人糖質制限食ネット・リボーン
申し込み・問い合わせ リボーン 曽我部
03−3388−5428 e-mail reborn@big.or.jp
【講師プロフィール】
江部康二(えべこうじ)
内科医、漢方医、(財)高雄病院理事長、NPO法人糖質制限食ネット・リボーン理事長。1950年生まれ。京都大学医学部卒業。2002年に自ら糖尿病であると気づいて以来、糖尿病治療の研究に取り組み、「糖質制限食」の体系を確立。これにより自身の糖尿病を克服。高雄病院でに数多くの臨床活動を通じて、糖尿病・肥満・メタボリック症候群などに対する糖質制限食の画期的な治療効果を証明。テーラーメイドダイエットとの2本立てでアトピーなど生活習慣病全般への効果も確立している。著書『主食を抜けば糖尿病は良くなる!』(シリーズ展開中/東洋経済新報社刊)はベストセラーに。ブログ『ドクター江部の糖尿病徒然日記』(http://koujiebe.blog95.fc2.com/)は日に3000件を超えるアクセスがあり糖尿病患者さんの間で絶大な支持を得ている。
☆☆☆
〜薬に頼らない医療の実現を目指し「食」の根底を見直す〜
NPO法人糖質制限食ネット・リボーン誕生
リボーンは、『食事で治す』をキーワードに、糖尿病やアトピーなど生活習慣病全般の改善のために有効な糖質制限食とテーラーメイドダイエットの理論と実践法を、広く一般社会に普及してくため活動を開始いたしました(NPO法人として1月7日に創立)。
主な活動内容は、糖質制限食の『講演会・セミナー・交流会の開催』『人材育成』『医療機関と他団体とのネットワーク構築』『食と生活習慣病に関する相談窓口開設』『情報集と情報提供』『研究・普及啓発』などになります。
私たちの活動はより多くの市民の方々の参加によって成り立ち発展していきます。
薬に頼らない医療の実現を願い、私たちとともに、「食」の根底を見直していきませんか。
多くの方々のご参加を心よりお待ちしております。
●お申し込み●
NPO法人糖質制限食ネット・リボーン
担当 曽我部 ゆかり
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SNS『糖質制限ひろば』にご参加ください。
ソーシャルネットワークサービス『糖質制限ひろば』を立ち上げました。ぜひ、活発
な意見交換に参加してくださいね。お待ちしております。
●糖質制限ひろば URL: http://tousei.prj.cc/ お問い合わせ : tousei@prj.cc
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NPO法人糖質制限食ネット・リボーン の URL が変わりました。
新URL http://reborn.prj.cc/
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友人の紹介で先生のページを知ってから、自分で読んだり、知り合い(特に糖尿病、予備軍)に紹介したりしおります。
自分も予備軍(朝の空腹時GLUC 121 A1C 5.9%)なので、インターネットでいろいろ調べたりしました。
ちょっと糖質制限をした時に直ぐ体重が減った(血液検査はせず)ので効果はあるのだろうと認識しておりますが、一方でhttp://www.eps1.comlink.ne.jp/~mayus/lifestyle2/sogorinsho.pdfの様な記事も読んだりして、やや混乱しております。
先生のご意見を戴ければ幸いです。
自分も予備軍(朝の空腹時GLUC 121 A1C 5.9%)なので、インターネットでいろいろ調べたりしました。
ちょっと糖質制限をした時に直ぐ体重が減った(血液検査はせず)ので効果はあるのだろうと認識しておりますが、一方でhttp://www.eps1.comlink.ne.jp/~mayus/lifestyle2/sogorinsho.pdfの様な記事も読んだりして、やや混乱しております。
先生のご意見を戴ければ幸いです。
江部先生、こんにちは。
糖尿病になってから、‘プチ糖質制限食’を実施しています。
約2ヶ月の間に確かにA1cは下がりました(8.5→5.9)が、体がどんどん痩せていきます。
現在標準体重より約20キロも少ない状態です。
主治医からは、炭水化物をマニュアル通りに摂るように注意されました。
炭水化物を減らしているから体重減少&筋肉の衰えが起こっているのだと。
今はインスリンも薬の服用も無しですが、食後高血糖と低血糖もあるので、今後は即効性インスリンを打ちながら食事制限をするように薦められました。もちろんマニュアル通りの食事療法です。
血糖値をコントロールしながら太る方法はないのでしょうか?
血糖値を下げるための運動も、軽いウオーキングやヨガだけで充分なのでしょうか?
私には糖質制限食は向いていないのでしょうか?
教えていただけたら嬉しく思います。
糖尿病になってから、‘プチ糖質制限食’を実施しています。
約2ヶ月の間に確かにA1cは下がりました(8.5→5.9)が、体がどんどん痩せていきます。
現在標準体重より約20キロも少ない状態です。
主治医からは、炭水化物をマニュアル通りに摂るように注意されました。
炭水化物を減らしているから体重減少&筋肉の衰えが起こっているのだと。
今はインスリンも薬の服用も無しですが、食後高血糖と低血糖もあるので、今後は即効性インスリンを打ちながら食事制限をするように薦められました。もちろんマニュアル通りの食事療法です。
血糖値をコントロールしながら太る方法はないのでしょうか?
血糖値を下げるための運動も、軽いウオーキングやヨガだけで充分なのでしょうか?
私には糖質制限食は向いていないのでしょうか?
教えていただけたら嬉しく思います。
2009/10/26(Mon) 10:56 | URL | モンちゃん | 【編集】
YSJournalさん。
「http://www.eps1.comlink.ne.jp/~mayus/lifestyle2/sogorinsho.pdfの様な記事」
この記事は事実誤認です。血糖値を上昇させるのは、糖質だけです。
インスリンの追加分泌が大量に必要なのは糖質を摂取したときだけです。
脂質摂取はインスリン追加分泌はほとんど生じません。
アミノ酸は極少量のインスリンを分泌させます。
2009年06月11日 (木)のブログ
<糖質制限食>VS<高糖質食>③糖質が血糖値を上昇させインスリンを追加分泌させる
2009年06月11日 (木) のブログ
<糖質制限食>VS<高糖質食>②
2009年03月08日 (日) のブログ
<糖質制限食>VS<糖質たっぷりカロリー制限食>
をご参照ください。
「http://www.eps1.comlink.ne.jp/~mayus/lifestyle2/sogorinsho.pdfの様な記事」
この記事は事実誤認です。血糖値を上昇させるのは、糖質だけです。
インスリンの追加分泌が大量に必要なのは糖質を摂取したときだけです。
脂質摂取はインスリン追加分泌はほとんど生じません。
アミノ酸は極少量のインスリンを分泌させます。
2009年06月11日 (木)のブログ
<糖質制限食>VS<高糖質食>③糖質が血糖値を上昇させインスリンを追加分泌させる
2009年06月11日 (木) のブログ
<糖質制限食>VS<高糖質食>②
2009年03月08日 (日) のブログ
<糖質制限食>VS<糖質たっぷりカロリー制限食>
をご参照ください。
2009/10/26(Mon) 20:26 | URL | 江部康二 | 【編集】
モンちゃん様。
体重減少はカロリー不足と考えられます。
血糖値は充分コントロールできてますので
運動はごく軽度でいいです。
糖質制限食ですので、脂質・タンパク質は充分量摂取してカロリー不足にご注意ください。
一度に食べる量が少食の人は、間食に
リンゴ1/3×2-3回/日とかでカロリーを補って下さい。
ミックス・ナッツを、20-30粒×2-3回/日もいいですよ。
体重減少はカロリー不足と考えられます。
血糖値は充分コントロールできてますので
運動はごく軽度でいいです。
糖質制限食ですので、脂質・タンパク質は充分量摂取してカロリー不足にご注意ください。
一度に食べる量が少食の人は、間食に
リンゴ1/3×2-3回/日とかでカロリーを補って下さい。
ミックス・ナッツを、20-30粒×2-3回/日もいいですよ。
2009/10/26(Mon) 20:30 | URL | 江部康二 | 【編集】
早速のコメントありがとうございました。自分の理解では、この記事は、糖質摂取量が一定でないと、耐糖性も一定にならないという事いうことであり、糖質摂取量が高い人が、検査前に急に糖質制限すると、糖負荷テスト(これは高糖質摂取とおなじですよね?)でインシュリン分泌が、いつものよりひくくなり結果的に高血糖になるという事ですよね。膵臓の働き方を単に説明しているだけで、糖尿病の因果関係ではないというと考えられるのですよね。私みたいな予備軍には糖質制限をして、糖質がスパイクしない様に気をつけるしかなさそうですね。
こんにちは!コアリズム・ダイエットの口コミ情報です。
暇なときにでも、覗いてみてください。
暇なときにでも、覗いてみてください。
江部先生
いつも、ブログ拝見しています。
私は、15年前に糖尿病と診断され、7年前から薬を服用して来ました。
糖質制限食にしてから、約半年になります。HbA1cは下がり、現在は、6.1で、ここ3ヶ月間は同じ値です。
ただ、起床時の血糖値は、115~145位で少々高く、私のβ細胞は疲弊していて,
もうこれ以上望めないのかとも思っています。
さて、本日は、新しい糖尿病治療薬として、注目されている、インクレチンの関連薬、GLP-1とDPP-4が開発されましたが、江部先生のお考えをお聞きしたく、投稿致しました。
DPP-4の方は、錠剤で服用可能のようです。これらの薬の特徴は、膵臓のβ細胞を疲弊することなく、(回復も期待されている)インシュリンを出すということで、現在の治療法のパラダイムシフトが起きる可能性があるということです。私などは、この薬を使ってみることは意味があるでしょうか?
更に、値を下げたい気持ちの一方で、薬のまだ知られていない副作用も気になり、複雑な気持ちです。
先生のお考えをお聞かせ下さい。
いつも、ブログ拝見しています。
私は、15年前に糖尿病と診断され、7年前から薬を服用して来ました。
糖質制限食にしてから、約半年になります。HbA1cは下がり、現在は、6.1で、ここ3ヶ月間は同じ値です。
ただ、起床時の血糖値は、115~145位で少々高く、私のβ細胞は疲弊していて,
もうこれ以上望めないのかとも思っています。
さて、本日は、新しい糖尿病治療薬として、注目されている、インクレチンの関連薬、GLP-1とDPP-4が開発されましたが、江部先生のお考えをお聞きしたく、投稿致しました。
DPP-4の方は、錠剤で服用可能のようです。これらの薬の特徴は、膵臓のβ細胞を疲弊することなく、(回復も期待されている)インシュリンを出すということで、現在の治療法のパラダイムシフトが起きる可能性があるということです。私などは、この薬を使ってみることは意味があるでしょうか?
更に、値を下げたい気持ちの一方で、薬のまだ知られていない副作用も気になり、複雑な気持ちです。
先生のお考えをお聞かせ下さい。
江部先生 ありがとうございます。
GIPとGlp1と大文字小文字を使って丁寧に書き分けていらっしゃるのですが、
これは、GIP(ジーアイピー)とGlp1(ジーエルピー、ワン)ですね。
なかなかインクレチンについての情報が掴めないでいましたので参考になりました。SU剤は、カリウムチャンネルを無理に閉じているから、膵臓に無駄な時間も働かせている、だから低血糖発作を引き起こし易く、且つβ細胞の疲弊を促進させる。一方DPP-4阻害剤は、インクレチンの分解を遅らせることで、自然状態に近い作用機序にさせるので低血糖も起こさないし、無駄に膵臓に働かせないのですね。ここ迄、よく判りました。ありがとうございます。
この新薬のもう一つの魅力は、膵β細胞の新生と再生の可能性があることで、動物実験では、確認されているようです。何故β細胞の再生や新生が行なわれるのでしょう?再生や新生が行なわれるのなら、糖尿病の根本的な治癒につながります。まさに、夢の新薬です。欧米では、すでに数年前からこのインクレチンの治療が始まっていると聞きますが、大きく改善した例は、あるのでしょうか?
糖質制限食治療は、食後の急激な高血糖を防ぎ、グリコーススパイクを出来るだけ少なくさせることと、疲弊した膵β細胞の長期の温存が主眼です。DPP-4阻害剤は、わたしたちの糖質制限食治療と矛盾しません。先生ご自身は、DPP-4阻害剤をご使用ですか?
また、β細胞の復活を主眼においた、薬の開発の最前線について江部先生が情報をお持ちであれば、教えていただけませんか?
GIPとGlp1と大文字小文字を使って丁寧に書き分けていらっしゃるのですが、
これは、GIP(ジーアイピー)とGlp1(ジーエルピー、ワン)ですね。
なかなかインクレチンについての情報が掴めないでいましたので参考になりました。SU剤は、カリウムチャンネルを無理に閉じているから、膵臓に無駄な時間も働かせている、だから低血糖発作を引き起こし易く、且つβ細胞の疲弊を促進させる。一方DPP-4阻害剤は、インクレチンの分解を遅らせることで、自然状態に近い作用機序にさせるので低血糖も起こさないし、無駄に膵臓に働かせないのですね。ここ迄、よく判りました。ありがとうございます。
この新薬のもう一つの魅力は、膵β細胞の新生と再生の可能性があることで、動物実験では、確認されているようです。何故β細胞の再生や新生が行なわれるのでしょう?再生や新生が行なわれるのなら、糖尿病の根本的な治癒につながります。まさに、夢の新薬です。欧米では、すでに数年前からこのインクレチンの治療が始まっていると聞きますが、大きく改善した例は、あるのでしょうか?
糖質制限食治療は、食後の急激な高血糖を防ぎ、グリコーススパイクを出来るだけ少なくさせることと、疲弊した膵β細胞の長期の温存が主眼です。DPP-4阻害剤は、わたしたちの糖質制限食治療と矛盾しません。先生ご自身は、DPP-4阻害剤をご使用ですか?
また、β細胞の復活を主眼においた、薬の開発の最前線について江部先生が情報をお持ちであれば、教えていただけませんか?
しげるさん。
私は薬なしで、A1Cが5.3%程度ですので、まあいいかと思っています。
「糖質制限食単独」でコントロールできなければ
「糖質制限食+α-GI阻害剤またはDPP-4阻害剤」という順番となるでしょうか。
メーカーさんに確認したところでは、DPP-4阻害剤はヒトでは今のところ
β細胞増加は確認されていません。
そもそもネズミと違って確認方法が難しいですね。
ネズミで何故増えるかも機序はわかりません。
β細胞の復活を主眼においた、薬の開発の最前線は、私もまだ知りません。
私は薬なしで、A1Cが5.3%程度ですので、まあいいかと思っています。
「糖質制限食単独」でコントロールできなければ
「糖質制限食+α-GI阻害剤またはDPP-4阻害剤」という順番となるでしょうか。
メーカーさんに確認したところでは、DPP-4阻害剤はヒトでは今のところ
β細胞増加は確認されていません。
そもそもネズミと違って確認方法が難しいですね。
ネズミで何故増えるかも機序はわかりません。
β細胞の復活を主眼においた、薬の開発の最前線は、私もまだ知りません。
2010/04/02(Fri) 17:30 | URL | ドクター江部 | 【編集】
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