2009年10月02日 (金)
こんばんは。
今日は、一日中雨です。昼過ぎには結構土砂降り状態でした。
さて今回のブログは、米国における糖尿病治療食の変遷を概観してみました。
1900年代初期までは米国では糖尿病食としては、糖質制限食が主流でした。この頃すでに、食後血糖値を上昇させるのは、3大栄養素のなかで糖質だけということが、明確に認識されていたからです。
例えば、糖尿病学の父と呼ばれるジョスリン博士が執筆された「ジョスリン糖尿病学」の初版は1916年出版ですが、炭水化物は総摂取カロリーの20%が標準と記載してあります。
1921年にインスリンが初めて抽出され、1922年に当時14才の1型糖尿病患者に初めて注射されました。
その後、インスリンを注射しておけば糖質を摂取しても血糖値が上昇しないことが、徐々に周知されるようになりました。
その結果、正常人なみに糖質を食べても、インスリンさえ打っておけばいいという流れとなっていき、米国糖尿人の糖質摂取量は徐々に増えていきました。
ADA(米国糖尿病協会)ガイドラインが初めて制定されたのが1950年です。
上述の流れを受けて、第一回目のガイドライン制定時には、ADAは総摂取カロリーに対して、炭水化物40%を推奨しました。
1971年のガイドラインでは炭水化物45%に増えました。
1986年のガイドラインでさらに炭水化物60%と増えたあと、
1994年のガイドラインでは、総摂取カロリーに対してタンパク質10~20%という規定がありますが、炭水化物・脂質の規定はなくなりました。
1994年のガイドラインの時、オリーブオイルたっぷりの地中海食も選択肢に加わったようです。
ADAの2008年度実施臨床勧告で
「糖質のモニタリングは血糖管理の鍵となる」
とgradeAで推奨され、
「減量が望まれる糖尿病患者には低カロリー食、もしくは低炭水化物食によるダイエットが推奨される」と低糖質食を支持する見解が初めてだされました。(*)
現在米国では
①従来のカロリー制限食(糖質60%)
②糖質管理食(糖質の摂取量を計算する)
③地中海食(オリーブオイルたっぷり)
④低糖質食(糖質制限食)
の4つの選択肢があります。
おもしろいことに、米国でも糖尿病専門医はまだ①を推奨する人が多いようですが、一般の医師は④推奨が増えつつあるようです。また、全米最大の患者会は④推奨のようです。なお1型糖尿病は、米国では糖尿病専門医も一般の医師も②が標準治療です。
日本糖尿病学会の2009年のガイドラインでは、糖質制限食はおろか糖質管理食でさえも一言も触れておらず、ADA2008年度実施臨床勧告との相違が目立ちますね。
江部康二
(*)Nutrition Recommendations and Interventions for Diabetes.A position statement of ADA. Diabetes Care,31:S61-S78,2008
今日は、一日中雨です。昼過ぎには結構土砂降り状態でした。
さて今回のブログは、米国における糖尿病治療食の変遷を概観してみました。
1900年代初期までは米国では糖尿病食としては、糖質制限食が主流でした。この頃すでに、食後血糖値を上昇させるのは、3大栄養素のなかで糖質だけということが、明確に認識されていたからです。
例えば、糖尿病学の父と呼ばれるジョスリン博士が執筆された「ジョスリン糖尿病学」の初版は1916年出版ですが、炭水化物は総摂取カロリーの20%が標準と記載してあります。
1921年にインスリンが初めて抽出され、1922年に当時14才の1型糖尿病患者に初めて注射されました。
その後、インスリンを注射しておけば糖質を摂取しても血糖値が上昇しないことが、徐々に周知されるようになりました。
その結果、正常人なみに糖質を食べても、インスリンさえ打っておけばいいという流れとなっていき、米国糖尿人の糖質摂取量は徐々に増えていきました。
ADA(米国糖尿病協会)ガイドラインが初めて制定されたのが1950年です。
上述の流れを受けて、第一回目のガイドライン制定時には、ADAは総摂取カロリーに対して、炭水化物40%を推奨しました。
1971年のガイドラインでは炭水化物45%に増えました。
1986年のガイドラインでさらに炭水化物60%と増えたあと、
1994年のガイドラインでは、総摂取カロリーに対してタンパク質10~20%という規定がありますが、炭水化物・脂質の規定はなくなりました。
1994年のガイドラインの時、オリーブオイルたっぷりの地中海食も選択肢に加わったようです。
ADAの2008年度実施臨床勧告で
「糖質のモニタリングは血糖管理の鍵となる」
とgradeAで推奨され、
「減量が望まれる糖尿病患者には低カロリー食、もしくは低炭水化物食によるダイエットが推奨される」と低糖質食を支持する見解が初めてだされました。(*)
現在米国では
①従来のカロリー制限食(糖質60%)
②糖質管理食(糖質の摂取量を計算する)
③地中海食(オリーブオイルたっぷり)
④低糖質食(糖質制限食)
の4つの選択肢があります。
おもしろいことに、米国でも糖尿病専門医はまだ①を推奨する人が多いようですが、一般の医師は④推奨が増えつつあるようです。また、全米最大の患者会は④推奨のようです。なお1型糖尿病は、米国では糖尿病専門医も一般の医師も②が標準治療です。
日本糖尿病学会の2009年のガイドラインでは、糖質制限食はおろか糖質管理食でさえも一言も触れておらず、ADA2008年度実施臨床勧告との相違が目立ちますね。
江部康二
(*)Nutrition Recommendations and Interventions for Diabetes.A position statement of ADA. Diabetes Care,31:S61-S78,2008
江部先生こんにちは、突然失礼します。以前妊娠糖尿病で、カロリー80アイスクリームやチョコレートに含まれている人口甘味料の事で教えていただきました、スヌーピーです。
糖尿病の事で調べていてこのサイトで先生の事をしり、先生は本も出されているとのだとこのHPでわかり本も読みました。
無事に子供も産まれ毎日育児で大変ですが、妊娠中は先生の糖質制限食にとても興味もあったのですが、インシュリンを2単位うっていたので一応カロリー制限食でやってました。ですがあのカロリー制限食の辛いのなんのって、途中で耐えられなくなって、米を抜いて食べちゃいましたドルネケバブ(トルコ料理の屋台で売ってるヤツです)、美味しかったのなんのって、その時の食後血糖はやはり糖質をほとんど取らなかったから上がらなかったです、それ以後は耐えれない時は米を抜いて食べてました、それでなんとか妊娠中は乗り切れました。出産後は元に戻るから通常食にして良いと言われて普通にしてました、勿論暴飲暴食はしませんし、甘い物も一週間に80カロリー一回だけOKと言われています。食前血糖は80以下と妊娠前も妊娠中も現在も問題無いのですが、出産半年後の糖負荷検査では食後1時間血糖が182、2時間後は170台でIGTだそうです。確か妊娠20週くらいに負荷検査をやった時は2時間後は150台だった様な気がします。なんと悪化してる。。。
糖尿病では無いものの、完全予備軍です。。なので即、糖質制限に切り替えました。
妊娠前はとにかく甘党でケーキバイキングなんか大好きでしたし、チョコレート一箱とかドーナツ一度に沢山とか当たり前でした、お菓子が主食です。なんでも食べても太りません、もちろん今は甘い物は止めました。妊娠中は5kg弱の体重増加、産前49kgだった体重も今は44kgです、身長164cm、通常は大体48kgがベスト体重です。太っていないむしろやせています、
でやせない様にしないとならない、今はやせすぎでむしろ増やさないとならないのですが、糖尿病は引き起こしたくない、で糖質制限食を実行し始めたばかりですが、始めたばかりはお腹が空いて空いてチーズやクルミをどんどん食べてしまったりしました、それでも-1kg減ってしまいました。 私はカロリー計算はしています、一日1500~1700位と医師には言われています、(断乳してます)ですが、かなり育児が重労働でお腹が空くしやせやすいです、実際に1700kcalでは少ないと思います、やせます、やせるのは摂取カロリーが少ないからやせない程度に食べれば良いとは思っていますが。先生にちょっとお聞きしたいのですが、育児で多忙な為に食事の調理が出来ず煮るだけ焼くだけになってしまう為に、どうしてもタンパク質ばかりになってしまって脂質で取りにくいのですが、先生の本には脂質でもカロリーを取る様に書いてあります、脂質とタンパク質のの割合は重要ですか?脂質の割合を増やした方がいいですか?全体のカロリーは大体考えるが、細かくはカロリー計算しなくて良いみたいですけど、しなくて良いのでしょうか? 今は血糖測定器は病院に返還してしまって、そのうち自分でワンタッチウルトラ購入しようと思ってますが、今は計れない状況なので、食事がタンパク質ばかりになってしまっているので血糖は大丈夫だろうか?とちょっと心配しています。糖質はできるだけ含まない物を食べているのですが、(食品成分表は持っていていつも糖質の含有量は見ています。)
お昼は玄米を150g食べますが、先生の本の料理ブックだと70gと少ないですが、私の量は多いですか?本にはカロリーの40%位までとなっていますがなんか多いのかな?とちょっと気にしています。
出来るだけ糖尿になるのを遅らせたいと思います、あのインシュリン注射と血糖測定に縛られた生活は辛いので。
もうちょっと育児が落ち着いたら先生の講演会にも行ってみたいです
糖尿病の事で調べていてこのサイトで先生の事をしり、先生は本も出されているとのだとこのHPでわかり本も読みました。
無事に子供も産まれ毎日育児で大変ですが、妊娠中は先生の糖質制限食にとても興味もあったのですが、インシュリンを2単位うっていたので一応カロリー制限食でやってました。ですがあのカロリー制限食の辛いのなんのって、途中で耐えられなくなって、米を抜いて食べちゃいましたドルネケバブ(トルコ料理の屋台で売ってるヤツです)、美味しかったのなんのって、その時の食後血糖はやはり糖質をほとんど取らなかったから上がらなかったです、それ以後は耐えれない時は米を抜いて食べてました、それでなんとか妊娠中は乗り切れました。出産後は元に戻るから通常食にして良いと言われて普通にしてました、勿論暴飲暴食はしませんし、甘い物も一週間に80カロリー一回だけOKと言われています。食前血糖は80以下と妊娠前も妊娠中も現在も問題無いのですが、出産半年後の糖負荷検査では食後1時間血糖が182、2時間後は170台でIGTだそうです。確か妊娠20週くらいに負荷検査をやった時は2時間後は150台だった様な気がします。なんと悪化してる。。。
糖尿病では無いものの、完全予備軍です。。なので即、糖質制限に切り替えました。
妊娠前はとにかく甘党でケーキバイキングなんか大好きでしたし、チョコレート一箱とかドーナツ一度に沢山とか当たり前でした、お菓子が主食です。なんでも食べても太りません、もちろん今は甘い物は止めました。妊娠中は5kg弱の体重増加、産前49kgだった体重も今は44kgです、身長164cm、通常は大体48kgがベスト体重です。太っていないむしろやせています、
でやせない様にしないとならない、今はやせすぎでむしろ増やさないとならないのですが、糖尿病は引き起こしたくない、で糖質制限食を実行し始めたばかりですが、始めたばかりはお腹が空いて空いてチーズやクルミをどんどん食べてしまったりしました、それでも-1kg減ってしまいました。 私はカロリー計算はしています、一日1500~1700位と医師には言われています、(断乳してます)ですが、かなり育児が重労働でお腹が空くしやせやすいです、実際に1700kcalでは少ないと思います、やせます、やせるのは摂取カロリーが少ないからやせない程度に食べれば良いとは思っていますが。先生にちょっとお聞きしたいのですが、育児で多忙な為に食事の調理が出来ず煮るだけ焼くだけになってしまう為に、どうしてもタンパク質ばかりになってしまって脂質で取りにくいのですが、先生の本には脂質でもカロリーを取る様に書いてあります、脂質とタンパク質のの割合は重要ですか?脂質の割合を増やした方がいいですか?全体のカロリーは大体考えるが、細かくはカロリー計算しなくて良いみたいですけど、しなくて良いのでしょうか? 今は血糖測定器は病院に返還してしまって、そのうち自分でワンタッチウルトラ購入しようと思ってますが、今は計れない状況なので、食事がタンパク質ばかりになってしまっているので血糖は大丈夫だろうか?とちょっと心配しています。糖質はできるだけ含まない物を食べているのですが、(食品成分表は持っていていつも糖質の含有量は見ています。)
お昼は玄米を150g食べますが、先生の本の料理ブックだと70gと少ないですが、私の量は多いですか?本にはカロリーの40%位までとなっていますがなんか多いのかな?とちょっと気にしています。
出来るだけ糖尿になるのを遅らせたいと思います、あのインシュリン注射と血糖測定に縛られた生活は辛いので。
もうちょっと育児が落ち着いたら先生の講演会にも行ってみたいです
2009/10/02(Fri) 20:49 | URL | スヌーピー | 【編集】
江部先生の『糖質制限食』ではなく、『糖質制限食』を私流に勝手に解釈した『糖質抑制食』に挑戦して約70日。ついにHba1cが5.5%に下がりました。担当医もビックリです(医師の治療が成功したと思っていることでしょうが、『糖質制限食』が成功したのです)。
しかし、江部先生から新たに突きつけられた『温野菜』の重要性に戸惑っています。Webで再調査を始めたところ『温野菜は、根菜類の一部の例外(ゴボウ)を除いておおむね暖める働きがあります』と書かれていました。と言うことは、玉ねぎ、ジャガイモ、人参、かぶ根、くわい、生姜、ユリ根、ラッキョウ、エシャレット、蓮根などが、『温野菜』になるわけですね。しかし、これらの『温野菜』の中で糖質3%以下で私が『温野菜』だと言えるものは、生姜くらいのもので、根野菜意外に『唐辛子や七味唐辛子』しか思い浮かべません。
現在の私は、上半身が異状に火照る上に手足の冷えとが同居し(体温管理不能状態です)、便秘と下痢の繰返すしで、これに大腸がんが加わったら、無理して『延命治療する必要がない』とも考えております(他の症状も急激に増えながら悪化しています)。
江部先生以外の著書も数冊読みましたが、『温野菜』に触れられたものは、私の9月27日のコメントに対する回答だけだと思います。この回答には大変感謝していますが、改めて重要な課題を突きつけられたものだと、思い悩んでおります。もう少し調査してみることにしました。
例え紛い物でも『糖質抑制食』は、有効なのですから『糖質制限食』なら糖尿病から回復できるものと思います。調理もできない私が、挑戦した価値がありました。感謝、感謝です。
しかし、江部先生から新たに突きつけられた『温野菜』の重要性に戸惑っています。Webで再調査を始めたところ『温野菜は、根菜類の一部の例外(ゴボウ)を除いておおむね暖める働きがあります』と書かれていました。と言うことは、玉ねぎ、ジャガイモ、人参、かぶ根、くわい、生姜、ユリ根、ラッキョウ、エシャレット、蓮根などが、『温野菜』になるわけですね。しかし、これらの『温野菜』の中で糖質3%以下で私が『温野菜』だと言えるものは、生姜くらいのもので、根野菜意外に『唐辛子や七味唐辛子』しか思い浮かべません。
現在の私は、上半身が異状に火照る上に手足の冷えとが同居し(体温管理不能状態です)、便秘と下痢の繰返すしで、これに大腸がんが加わったら、無理して『延命治療する必要がない』とも考えております(他の症状も急激に増えながら悪化しています)。
江部先生以外の著書も数冊読みましたが、『温野菜』に触れられたものは、私の9月27日のコメントに対する回答だけだと思います。この回答には大変感謝していますが、改めて重要な課題を突きつけられたものだと、思い悩んでおります。もう少し調査してみることにしました。
例え紛い物でも『糖質抑制食』は、有効なのですから『糖質制限食』なら糖尿病から回復できるものと思います。調理もできない私が、挑戦した価値がありました。感謝、感謝です。
いつもお世話になっています。
今回、米国における概観を記事にしていただき、胸のつかえが少しとれました。
私が診療を受けた医師は2人とも糖尿病医でした。
「減量が望まれる糖尿病患者には低カロリー食、もしくは低炭水化物食によるダイエットが推奨される」と低糖質食を支持する見解が初めてだされました。(*)
とのことで、私のように痩せすぎで減量の必要がない患者には、制限はあるにしても日本人にとっては驚くべきほどの炭水化物の量で、栄養士に指導を受けても、今まで以上の摂取をするように指示され疑問きわまりなかったのです。ローカーボのロノ字もでませんでした。
つい先日、ローカーボドクターのリストhttp://lowcarbdoctors.blogspot.comと言うサイト(個人のもの)を見つけましたら、Dr.Bernsteinが1番にリストアップされていました。その他各州に3~10人くらいますが、0人の州もあります。ダイエット中心の医師もいますし、自己申告でリストに載せることもできるので、信憑性は今1つですが、驚いたことに全て糖尿病医ではなく、一般医だったのです。
また、ローカーボ食品を検索すると、実に多種多様な食品を通販で入手することができるのに、糖尿病医はローカーボにあまりこだわっていないという矛盾が生じました。
私は1日に30gのCaboでは少なすぎるので(標準体重未満のため)、多めに摂取し、数値が上がれば薬とインスリンという診断を2人の医師から受けているのが実情です。もちろん、そんなことはする気はありませんが。それに基礎分泌がまだ多少でているのに、今すぐインスリンをといわれています。 残念ですが、アメリカの一般的な糖尿病医はこれが現実です。
どうも私には標準体重以上で太りすぎが原因の糖尿病患者が2型、正常体重未満で高血糖のものが1型という認識が彼らの根底にあるのでは、と思えてなりません。(単純には決め付けられませんが)
今回、米国における概観を記事にしていただき、胸のつかえが少しとれました。
私が診療を受けた医師は2人とも糖尿病医でした。
「減量が望まれる糖尿病患者には低カロリー食、もしくは低炭水化物食によるダイエットが推奨される」と低糖質食を支持する見解が初めてだされました。(*)
とのことで、私のように痩せすぎで減量の必要がない患者には、制限はあるにしても日本人にとっては驚くべきほどの炭水化物の量で、栄養士に指導を受けても、今まで以上の摂取をするように指示され疑問きわまりなかったのです。ローカーボのロノ字もでませんでした。
つい先日、ローカーボドクターのリストhttp://lowcarbdoctors.blogspot.comと言うサイト(個人のもの)を見つけましたら、Dr.Bernsteinが1番にリストアップされていました。その他各州に3~10人くらいますが、0人の州もあります。ダイエット中心の医師もいますし、自己申告でリストに載せることもできるので、信憑性は今1つですが、驚いたことに全て糖尿病医ではなく、一般医だったのです。
また、ローカーボ食品を検索すると、実に多種多様な食品を通販で入手することができるのに、糖尿病医はローカーボにあまりこだわっていないという矛盾が生じました。
私は1日に30gのCaboでは少なすぎるので(標準体重未満のため)、多めに摂取し、数値が上がれば薬とインスリンという診断を2人の医師から受けているのが実情です。もちろん、そんなことはする気はありませんが。それに基礎分泌がまだ多少でているのに、今すぐインスリンをといわれています。 残念ですが、アメリカの一般的な糖尿病医はこれが現実です。
どうも私には標準体重以上で太りすぎが原因の糖尿病患者が2型、正常体重未満で高血糖のものが1型という認識が彼らの根底にあるのでは、と思えてなりません。(単純には決め付けられませんが)
糖質制限ドットコムで販売されているベリーチョコレートを購入しました。所が、成分をみるとマルチトールが使用されているではないですか。
マルチトールは江部先生の説明では砂糖の1/2から1/3程度の血糖値の上昇があります。
ベリーチョコレートの宣伝には糖類(糖質ではなくい)が1g~となっていますし、パンフレットの後ろの方にマルチトールの説明がありますが、素人には間違える恐れがあります。
販売するなとは言えませんが、少なくともパンフレットの最初の所で、マルチトールの説明をすべきと思います。
マルチトールは江部先生の説明では砂糖の1/2から1/3程度の血糖値の上昇があります。
ベリーチョコレートの宣伝には糖類(糖質ではなくい)が1g~となっていますし、パンフレットの後ろの方にマルチトールの説明がありますが、素人には間違える恐れがあります。
販売するなとは言えませんが、少なくともパンフレットの最初の所で、マルチトールの説明をすべきと思います。
ベリーチョコレート/ホワイト(マルチトース13.2g)を1個食して血糖値を測定しました。
2時間前(155mg)、1時間前(134mg)、直前(127mg)、食後1時間(147mg)でした。
1時間後の血糖値の上昇は1.5mg/1g(マルチトース)になります。ちょうど糖質3mgの半分でした。
これからは、1回に食べる量は1個の半分にします。
ベリーチョコレートを購入した目的は、外出時のカロリー補給でしたが、その目的には適しません。
私の感じですが、ベリーチョコレートは少し甘すぎます。もう少し甘味料を減らしたものも欲しいと思います。それであれば、カロリー補給として使用できます。またエリスリトールを使用した製品もあればと思います。
2時間前(155mg)、1時間前(134mg)、直前(127mg)、食後1時間(147mg)でした。
1時間後の血糖値の上昇は1.5mg/1g(マルチトース)になります。ちょうど糖質3mgの半分でした。
これからは、1回に食べる量は1個の半分にします。
ベリーチョコレートを購入した目的は、外出時のカロリー補給でしたが、その目的には適しません。
私の感じですが、ベリーチョコレートは少し甘すぎます。もう少し甘味料を減らしたものも欲しいと思います。それであれば、カロリー補給として使用できます。またエリスリトールを使用した製品もあればと思います。
ベリーチョコレート他にも何種類か出てますよ、ホワイトって特に甘い…でしょ?今のところ糖質制限しながら食べれるチョコってロッテゼロとベリーチョコレートくらいしかしらないんで他にあったら教えていただきたいくらいですね、それとカロリー補給はナッツ類が適当では、甘みが苦手なら特に。江部先生もよくナッツ類薦めてらっしゃいますよね、ベリーチョコレートはあくまで嗜好品として楽しまれたらいんじゃないでしょうか。
2009/10/03(Sat) 20:22 | URL | 通りすがり | 【編集】
イーサン さん。
エリスリトール使用のチョコレートは、技術的に現在は無理のようです。
エリスリトールが時間が経つと結晶化することがネックとなっています。
ベリーチョコは、以前あったロッスチョコと
基本的に同じ成分・味です。
エリスリトール使用のチョコレートは、技術的に現在は無理のようです。
エリスリトールが時間が経つと結晶化することがネックとなっています。
ベリーチョコは、以前あったロッスチョコと
基本的に同じ成分・味です。
2009/10/04(Sun) 12:18 | URL | 江部康二 | 【編集】
江部先生、通りすがりさん、コメントありがとうございます。
スヌーピーさん。
「脂質とタンパク質のの割合は重要ですか?脂質の割合を増やした方がいいですか?全体のカロリーは大体考えるが、細かくはカロリー計算しなくて良いみたいですけど、しなくて良いのでしょうか?」
気にしなくてよいですよ。
「育児で多忙な為に食事の調理が出来ず煮るだけ焼くだけになってしまう」
一番手っ取り早いのは、炒める料理ですね。
オリーブオイルやゴマ油などでいためものなら楽ですね。
体重が減っているのでもう少し摂取量を増やしていいですよ。
あと、ナッツや果物なら、境界型レベルなら血糖値の上昇は心配なしで
体重が増えますよ。
「脂質とタンパク質のの割合は重要ですか?脂質の割合を増やした方がいいですか?全体のカロリーは大体考えるが、細かくはカロリー計算しなくて良いみたいですけど、しなくて良いのでしょうか?」
気にしなくてよいですよ。
「育児で多忙な為に食事の調理が出来ず煮るだけ焼くだけになってしまう」
一番手っ取り早いのは、炒める料理ですね。
オリーブオイルやゴマ油などでいためものなら楽ですね。
体重が減っているのでもう少し摂取量を増やしていいですよ。
あと、ナッツや果物なら、境界型レベルなら血糖値の上昇は心配なしで
体重が増えますよ。
2009/10/04(Sun) 20:21 | URL | 江部康二 | 【編集】
飯坂さん。
Hba1cが5.5%、おめでとうございます。
ウィキペディアによれば
「温野菜(おんやさい)とは、野菜を加熱して食べる調理法、または加熱調理された野菜の総称である。」
ということで、あんまり難しく考えなくてもよいと思います。
生野菜は身体を冷やすとされてますし、量を食べることは困難です。
加熱した野菜で食物繊維を充分摂取していただけば便通にもよいと思いますよ。
Hba1cが5.5%、おめでとうございます。
ウィキペディアによれば
「温野菜(おんやさい)とは、野菜を加熱して食べる調理法、または加熱調理された野菜の総称である。」
ということで、あんまり難しく考えなくてもよいと思います。
生野菜は身体を冷やすとされてますし、量を食べることは困難です。
加熱した野菜で食物繊維を充分摂取していただけば便通にもよいと思いますよ。
2009/10/04(Sun) 20:31 | URL | 江部康二 | 【編集】
江部先生 早々のReコメントを頂き有難う御座いました。私のできる範囲で続けたいと思います。
勝手に名づけた『糖質抑制食』でも、ここまでやれるのですから、足の冷えが出る前に先生のブログに出会えたら良かったのにと悔やまれてなりません(これを称して縁なき衆生とでも言うのでしょうか?)。今は大豆、豆腐、納豆などが取りすぎかもしれませんが、手足が冷えるのに上半身が異様に火照ることが少し気になりますが、多少のことは、辛抱せざるを得ないでしょう。1日も早く体調を整えてご案内いただいたラサ医院の諸橋弘子先生に相談にいけるようになりたいです。 有難う御座いました。
勝手に名づけた『糖質抑制食』でも、ここまでやれるのですから、足の冷えが出る前に先生のブログに出会えたら良かったのにと悔やまれてなりません(これを称して縁なき衆生とでも言うのでしょうか?)。今は大豆、豆腐、納豆などが取りすぎかもしれませんが、手足が冷えるのに上半身が異様に火照ることが少し気になりますが、多少のことは、辛抱せざるを得ないでしょう。1日も早く体調を整えてご案内いただいたラサ医院の諸橋弘子先生に相談にいけるようになりたいです。 有難う御座いました。
脂質、タンパク質の割合は気にしなくていいのですね、案外沢山食べても太らない体質みたいで沢山食べると血糖を心配しています。そしてなんだかいつもお腹を減らしてます。体重を増やさないとならないけどもともと減りやすいです。ヘモグロビベータエーワンシーもいつも問題無いのですが、負荷検査の血糖が下がりにくい予備軍ですね。
オリーブオイルもエキストラでなくピュアなら炒めるも焼くも美味しいです、
医師の言う適量と個人が思う適量も差があるみたいで、果物もひとかけらで止めてました、ナッツはもう少し取ってみます。
脂を取る習慣が無かったのですが、油って体に悪いと思っていたので、
糖質制限にしてから少し取るようにしたら、極度に乾燥肌で顔がカサカサでこれではかなり早くしわだらけになると、かなり気にしていたのですが、少し乾燥気味でなくなってうれしいです、油も必要なんだと感じました。
糖質制限もっといろいろ読んでみます、そうそう秋レシピの27ページの煮込みハンバーグ美味しかったです!ありがとうございます
オリーブオイルもエキストラでなくピュアなら炒めるも焼くも美味しいです、
医師の言う適量と個人が思う適量も差があるみたいで、果物もひとかけらで止めてました、ナッツはもう少し取ってみます。
脂を取る習慣が無かったのですが、油って体に悪いと思っていたので、
糖質制限にしてから少し取るようにしたら、極度に乾燥肌で顔がカサカサでこれではかなり早くしわだらけになると、かなり気にしていたのですが、少し乾燥気味でなくなってうれしいです、油も必要なんだと感じました。
糖質制限もっといろいろ読んでみます、そうそう秋レシピの27ページの煮込みハンバーグ美味しかったです!ありがとうございます
2009/10/05(Mon) 12:55 | URL | スヌーピー | 【編集】
飯坂さん。
「手足が冷えるのに上半身が異様に火照ること」
この症状はとても漢方的です。
言い換えれば、漢方の効果が期待できますよ。
是非お早めにラサ医院受診してみてください。
「手足が冷えるのに上半身が異様に火照ること」
この症状はとても漢方的です。
言い換えれば、漢方の効果が期待できますよ。
是非お早めにラサ医院受診してみてください。
2009/10/05(Mon) 18:27 | URL | 江部康二 | 【編集】
スヌーピー さん。
オリーブオイル(オレイン酸)、
紫蘇油やえごま油(αリノレン酸)、
魚油(EPA、DHA)などは
積極的に摂取したほうがいい油です。
オリーブオイル(オレイン酸)、
紫蘇油やえごま油(αリノレン酸)、
魚油(EPA、DHA)などは
積極的に摂取したほうがいい油です。
2009/10/05(Mon) 18:30 | URL | 江部康二 | 【編集】
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