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現行の糖尿病治療の問題点①
こんばんは。京都はやっと雨がシトシト朝から降り続いて、梅雨らしい一日となりました。

さて、今回からしばらく、糖尿人兼医師として、かねがね思っていた現行の糖尿病治療の問題点を考えてみたいと思います。

糖尿病の治療は、1に食事、2に運動、3、4がなくて、5に薬といわれていますが、栄養士の言うとおり食事に十分注意してカロリー制限していても、現実には血糖コントロールがうまくいってない患者さんが多いです。

統計的には、2003年の富山医科薬科大学の小林教授が行われた、患者実態調査があります。全国の医師に2型糖尿病患者の治療法について聞き、約6500症例を集計しています。

この調査結果ですが、驚くなかれ、食事・運動療法のみの患者を除く、約5400人の糖尿病患者の中で、HbA1c:6.5%未満のコントロール良好は、30.6%しかいませんでした。

つまり、経口薬やインスリン注射など薬物療法を実施をしていても、実態はそんなものなのです。

また、経口薬の種類が1種類から増えるほどコントロールは悪くなり、罹病期間が長いほどHbA1cの数値が上昇していました。

これって、糖尿病患者のせいなのでしょうか? 医師や栄養士の指導を守らない患者が多いからなのでしょうか?

そんなことはありません。私も糖尿人の一人として言わせてもらうならば、現行の糖尿病治療を医師の指導を守ってまじめに行っていても、かなりの確率で糖尿病は確実に悪化していくのです。

運動療法はよいと思います。しかし、従来の食事療法は根本的に問題があります。薬物療法も必要なのですが、かなりの問題を抱えています。

これらの問題点を、これから一つ一つ検証していくこととしましょう。

江部康二



糖尿病の治療

Ⅰ 食事療法
  高糖質食

Ⅱ 運動療法

Ⅲ 薬物療法
 A 経口薬療法
 ①経口血糖降下薬・SU剤(オイグルコン、アマリールなど)、
 ②経口血糖降下薬・ビグアナイド系(グリコラン、メルビンなど)膵外作用
 ③α-グルコシダーゼ阻害剤(グルコバイ、ベイスンなど)
 ④インスリン抵抗性改善剤(アクトス)膵外作用
 ⑤速効型インスリン分泌促進剤
 B インスリン療法


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TEL 075-873-2170
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営業時間は8:45から17:00(くらい)
お休みは日・祝。
テーマ:糖尿病
ジャンル:ヘルス・ダイエット
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