2009年08月16日 (日)
おはようございます。
ひなママさんからお揚げの「シューアイス」「シュークリーム」レシピを紹介していただいて自ら挑戦したのですが、見事に失敗しました。( ̄_ ̄|||)
お菓子づくりって、素人には結構なハードルがあるようです。顔を洗って出直します。
さて今回は、ゆうこさんから大作の、コメント・質問をいただきました。
【09/08/14 ゆうこ
先生には感謝しきれません。
8/6の記事に「餃子の餡の糖質」について、コメントさせて頂き、このワインの記事でも何度かコメントさせて頂いています。
ところで、今日は私自身の事について、お伺いしたい事がございます。
手の痺れに疑問を感じ、今年の6/1に採血したところ、空腹時血糖値が206もあり、A1Cは7.3という結果でした。
結果をもらった日からネットを検索しまくり、先生のブログに辿り着き、翌々日から厳密に計算して一回あたり15gを超えないようにきっちり糖質制限食を実践してきました。
その結果、6/30人間ドック検診時には、空腹時138、A1C6.3に改善されました。
その後、7/28に自宅で測定した際には空腹時114でしたので、そろそろ負荷試験をしてインスリン分泌を見てみたいと思い、8/4に検査をしたところ、空腹時137、なんとA1C5.1まで下がっていました!!
(自宅で測った時は114だったのですが、自宅の測定器では低いのでしょうか・・・ニプロです。6/1と8/4の検査機関は同じなのですが、A1Cからすれば、どちらも高めに出ている気も・・・自宅が高いのならいいのですが、低く出るとすると少し不安ですね)
検査値は、
6/1 ⇒6/30(ドック)⇒ 8/4
GOT 16 ⇒ 16 ⇒ 17
GPT 21 ⇒ 21 ⇒ 20
γ-GT 31 ⇒ 18 ⇒ 18
HDL 59 ⇒ 46 ⇒ 56
LDL 137 ⇒ 91 ⇒ 91
中性脂肪 111 ⇒ 66 ⇒ 58
尿酸 6.2 ⇒ 9.2 ⇒ 6.7
尿素窒素 9.2 ⇒ 10.5 ⇒ 11
クレアチニン 0.4 ⇒ 0.45 ⇒ 0.4
A1C 7.3 ⇒ 6.3 ⇒ 5.1
血糖 206 ⇒ 138 ⇒ 137
体重は、身長160センチに対し、77キロ⇒70.8キロに無理なくストレスなく減量しました。朝夕だけ同じメニューにしている主人も、肝臓・中性脂肪・体重・体脂肪ともかつてみたことないほど好成績になり、感謝されています。
今回負荷試験後の診察が、担当医との最初の診察だったのですが、2ヶ月でA1Cが2.2も下がった事と空腹時血糖が改善されている事、中性脂肪の減少にびっくりされ、
「今後もこの調子で」
と糖質制限食に理解して下さり、一安心しました。
また、一日に何度もインスリンを大量に分泌させる今の糖尿病食にも疑問を感じている、とのことでした。
一時心配した尿酸値も、先生のブログで拝見した通り、だいぶ落ち着きました。
手足の痺れもかなり改善されました。
6/1の採血は私の怠慢から10年ぶりくらいの検査だったのですが、主治医が言うには、
「他の数値を見る限り、そんなに前から発症していたようにも思えないので、もっとよくなるかもしれない」とのこと。
このブログとの出会いがなかったら・・・・。
先生には、どう感謝したら良いのかわからず、お礼の言葉が見つかりません。
「お手紙」とも思ったのですが、この場でご報告した方が、糖質制限食の拡大が市民権を得るのにお役に立てるかも、と思い、書き込む事にしました。
本当にありがとうございます。
ただ残念なのは、理解してくれる主治医もやはり「経験」が無いので、色々な疑問については、江部先生に頼るしか安心する手段がありません。
「お礼」と言いながら、質問攻めになりそうですが、今後の傾向と薬の服用などについて、ぜひ教えていただきたい事がございます。
(読みにくいので 疑問点に◆をつけました。沢山あって、恐縮です)
-------------------------------------------------------------------
【負荷試験の結果から】
負荷前⇒ 30分 ⇒ 60分 ⇒120分
血糖値 137 ⇒ 223 ⇒ 292 ⇒234
インスリン 15.9 ⇒ 30.4 ⇒ 62.8 ⇒126.8
指数 :0.2
抵抗性:5.4!
でした。(インスリンが高値から始まって右肩上がり・・・・。)
◆75gの糖を摂ったので、てっきり200以上増加するかと思いきや、155の増加幅くらいで収まるものなのですね。
となると、現在の糖質の上限18g設定の糖質制限食で大丈夫そうですね。
主治医によれば、
・インスリンの立ち上がりが遅い
・たくさん出ているが、血糖値が高くなるのでつられているだけ
とのことで、近々旅行に行く事もあり、主食を摂る時用に「グルファスト10mm」と「ベイスン0.3」を「ガスコン」「ビオフェルミン」と共に処方して頂き、片方だけ・両方など色々試してみてください、との指示を頂きました。
先生のブログで勉強した私が素人推測するに、
インスリン抵抗性が大きいからインスリン過剰分泌があって、もしかして高インスリン血症なのか?と思うのですが、このまま糖質制限食を続けて体重がもっと減った場合、
◆過剰分泌は減るかもしれないですか?
◆「立ち上がり」も改善される可能性もあるのでしょうか?
◆後半の分泌は保たれていて、前半遅い分過剰に分泌されているように見えますが、β細胞はまだ希望がありそうですか?
「インスリン抵抗性が主の糖尿病なら、抵抗性が改善すれば、糖代謝が正常人のパターンに戻る人もまれにいる。」というところに望みをかけたいところですが・・・。
-------------------------------------------------------------------
自宅でパスタ80g(具と合わせて糖質60g)を摂取する際にグルファストを服用してみたのですが、
食事前⇒30分後⇒60分後⇒120分後
104 ⇒ 137 ⇒ 153 ⇒ 143
でした。(◆ちなみに、○分後 というのは、服用後からではなく、主食が終わった時間からで測定しているのですが、普通は服用時間から数えますか?)
-------------------------------------------------------------------
別の日にベイスンで試してみたところ、(指の針跡が痛く30分後は省略)
食事前⇒60分後⇒120分後⇒180分後⇒240分後⇒360分後
118 ⇒181 ⇒140 ⇒157 ⇒169 ⇒156
これは、ベイスンの作用時間がキレてしまったから、ですか?
「1時間値を40mg、2時間値を30mg下げる」という説明よりは効いてる気もします。
上のグルファストだけの時も、もしかしたら、180分後には上昇していたのでしょうか・・・ ◆これは、ベイスンだけでは無理 という事になりますか?次の食事開始時に156から始まったら、危険ですよねぇ。
-------------------------------------------------------------------
翌日、外食時に、パスタ(ジャガイモ入り)とデザート少量を摂る寸前にグルファストを飲んでみたところ(たまたまパスタが肉よりも後になりデザートと続いていたのでデザートも摂ってみました)
デザート終了から60分後⇒120分後⇒180分後
142 ⇒ 121 ⇒ 122
という感じでした。
※お店でしたので、主食摂取前と30分後は計測していません。
外食でありがちな、白米でも試してみなければ、と思います。
◆負荷試験の結果インスリンが右肩上がりに分泌しているので、江部先生からは「4時間後に低血糖を起こすパターン」と仰られるかしら、と思い3時間後も調べてみたのですが、グルファストだけの場合同じくらい、ベイスンだけの場合上昇してしまっていました。
【薬服用のタイミングについて】
「最後に主食」パターンなら主食直前に摂取するだけでいいですが、イタリアンのコースのように途中にパスタ(主食)があって、魚・肉と1時間くらい糖質をお休みしてから、デザートがあるような時にはどうしたらいいのか聞いたところ、
『デザートの前に追加で飲んじゃっても大丈夫』と言われたのですが、主治医にとっても「一日三回」の飲み方以外は未経験ゆえ、薬の作用について若干心配です。
上の実験を見る限り、グルファストで立ち上がりをつけてあげれば、パスタの分は十分イケそうで、パスタと間をおかずにデザートでも、イケそうですが、
◆パスタ終了からデザートの間に1時間くらいある場合、
「デザート直前にベイスンだけ服用」
「最初の糖質摂取前に両方服用しておく」
「糖質摂取前のグルファストのみでイケる」
二つの薬の作用としては、どのように使うのが望ましいのでしょうか。
ベイスンが120分というのは見つけられたのですが、グルファストは服用からどのくらいの作用時間なのでしょうか。
“和食コース”なんかですと、前菜から最後まで糖質の嵐ですから・・・。和食の場合、前菜の前に両方摂取しておく感じでしょうか。
◆例えば糖質60g摂取した場合、ベイスンでは60分値が180超えてしまうのですが、私のようなケースですと、
・ベイスンを2錠(0.6)服用する
・グルファストのみにする
・グルファストで立ち上がりをつけてベイスンで糖の吸収を阻害する
のどれを選択すべきなのか、困惑しています。
糖質40gくらいまでであれば、ベイスン0.3だけでもなんとかなりそうではあります。
月末に1週間海外旅行に出かけるのですが、機内から始まり、一日2回から3回、ベイスンはともかく、グルファストでインスリン分泌を促すのは膵臓さんに酷な気もするのですが、高血糖を起こすよりは良いだろう、折角なら楽しく過ごした方がいい!と勝手に解釈しています。
疑問だらけで、申し訳ありませんが、糖尿初心者で経験不足の主治医にお世話になっている方は、少なからず迷われるのではないでしょうか。
どうぞ宜しくお願いいたします。】
ゆうこさん、いつもコメントありがとうございます。料理とワインの仕事をしておられるのですね。またいろいろ教えて下さい。
◆6/1、 空腹時血糖値:206、A1C:7.3
◆6/30、空腹時血糖値:138、A1C:6.3
◆8/4、 空腹時血糖値:137、A1C:5.1
糖質制限食をとても上手に実践しておられるのですね、見事な改善です。 (^_^)
担当医殿も糖質制限食のことを理解をしていただいて良かったです。
◆【負荷試験の結果】
負荷前⇒ 30分 ⇒ 60分 ⇒120分
血糖値 137 ⇒ 223 ⇒ 292 ⇒234
インスリン 15.9 ⇒ 30.4 ⇒ 62.8 ⇒126.8
インスリン分泌指数 :0.2 (0.4以上が正常)
インスリン抵抗性(HOMA-R):5.4! (1.6以下が正常、2.5以上は抵抗性あり)
インスリン追加分泌第1相の立ち上がりが出遅れてますが、2型糖尿病の特徴です。
インスリン抵抗性がかなりあるので、基礎分泌インスリン15.9と多めです。
インスリン追加分泌第2相は、抵抗性に打ち勝つため、出遅れてますがやや過剰気味です。
◆75gの糖を摂ったので、てっきり200以上増加するかと思いきや、155の増加幅くらいで収まるものなのですね。となると、現在の糖質の上限18g設定の糖質制限食で大丈夫そうですね。
1gの糖質が体重64kgの2型糖尿人の血糖値を約3mg上昇させますが、個人差はあります。ゆうこさんの場合ピーク2.1mgの上昇ですんでますね。1回の糖質摂取量18gでOKです。
◆過剰分泌は減るかもしれないですか?
体重がへることでインスリン抵抗性が減ります。また血糖値が180mgを超えなくなると糖毒が解除されて、インスリン抵抗性が減ります。この二つによりインスリン過剰分泌は改善されます。
◆「立ち上がり」も改善される可能性もあるのでしょうか?
追加分泌第1相の立ち上がりの遅いのは、2型糖尿病の特徴なので、改善は難しいと思います。しかしインスリン抵抗性が減少すれば、少量のインスリンで血糖コントロールができるようになるので、30分後・60分後血糖値の改善は期待できます。
◆後半の分泌は保たれていて、前半遅い分過剰に分泌されているように見えますが、β細胞はまだ希望がありそうですか?
インスリン分泌能力は保たれています。β細胞大丈夫です。
◆自宅でパスタ80g(具と合わせて糖質60g)を摂取する際にグルファストを服用してみたのですが、
食事前⇒30分後⇒60分後⇒120分後
104 ⇒ 137 ⇒ 153 ⇒ 143
でした。(ちなみに、○分後 というのは、服用後からではなく、主食が終わった時間からで測定しているのですが、普通は服用時間から数えますか?)
グルファスト内服して、パスタ80g(具と合わせて糖質60g)を摂取してこのデータなら、ほぼ目標達成ですね。理想的には120分後140mg未満です。
なお食後○○分というのは、食べ始めてからということです。午前8時に食べ始めたら、60分後は午前9時です。
◆別の日にベイスンで試してみたところ、(指の針跡が痛く30分後は省略)
食事前⇒60分後⇒120分後⇒180分後⇒240分後⇒360分後
118 ⇒181 ⇒140 ⇒157 ⇒169 ⇒156
これは、ベイスンの作用時間がキレてしまったから、ですか?
「1時間値を40mg、2時間値を30mg下げる」という説明よりは効いてる気もします。 上のグルファストだけの時も、もしかしたら、180分後には上昇していたのでしょうか・・・
これは、ベイスンだけでは無理 という事になりますか?次の食事開始時に156から始まったら、危険ですよねぇ。
ベイスンは食後の急速な高血糖を抑えています。糖質の吸収は遅くなって持続します。ベイスンはインスリンは分泌させません。ベイスンだけだと、次回の食前血糖値が下がらないようですね。グルファストだとOKです。
◆【薬服用のタイミングについて】
「最後に主食」パターンなら主食直前に摂取するだけでいいですが、イタリアンのコースのように途中にパスタ(主食)があって、魚・肉と1時間くらい糖質をお休みしてから、デザートがあるような時にはどうしたらいいのか聞いたところ、
『デザートの前に追加で飲んじゃっても大丈夫』と言われたのですが、主治医にとっても「一日三回」の飲み方以外は未経験ゆえ、薬の作用について若干心配です。
上の実験を見る限り、グルファストで立ち上がりをつけてあげれば、パスタの分は十分イケそうで、パスタと間をおかずにデザートでも、イケそうですが、
パスタ終了からデザートの間に1時間くらいある場合、
「デザート直前にベイスンだけ服用」
「最初の糖質摂取前に両方服用しておく」
「糖質摂取前のグルファストのみでイケる」
二つの薬の作用としては、どのように使うのが望ましいのでしょうか。
ベイスンが120分というのは見つけられたのですが、グルファストは服用からどのくらいの作用時間なのでしょうか。
“和食コース”なんかですと、前菜から最後まで糖質の嵐ですから・・・。和食の場合、前菜の前に両方摂取しておく感じでしょうか。
グルファストは約3時間作用します。薬服用のタイミングは、現実的には「最初の糖質摂取前に両方服用しておく」パターンが一番楽ですね。食直前、30秒前くらいです。
◆例えば糖質60g摂取した場合、ベイスンでは60分値が180超えてしまうのですが、私のようなケースですと、
・ベイスンを2錠(0.6)服用する
・グルファストのみにする
・グルファストで立ち上がりをつけてベイスンで糖の吸収を阻害する
のどれを選択すべきなのか、困惑しています。
糖質40gくらいまでであれば、ベイスン0.3だけでもなんとかなりそうではあります。
糖質40gまでなら、ベイスン0.3だけとして、糖質60gなら、「グルファストで立ち上がりをつけてベイスンで糖の吸収を阻害する」パターンでよいと思います。
グルファストはもともと、1日3回食直前に飲む薬です。糖質制限食実践中の糖尿人は、たまに主食摂取時だけグルファストを頓服ですので膵臓への負担は気にしなくてよいと思いますよ。1週間海外旅行、楽しんできてください。
☆☆☆
【糖尿人の目標】
糖尿病合併症予防のために
① 空腹時血糖値140mg/dl未満→126mg/dl未満→さらには110mg/dl未満
② 食後2時間血糖値180mg/dlmg/dl未満→さらには140mg/dl未満
③ 理想的には食後1時間血糖値180mg/dl未満
④ HbA1c6.5%未満→さらには5.8%未満
江部康二
ひなママさんからお揚げの「シューアイス」「シュークリーム」レシピを紹介していただいて自ら挑戦したのですが、見事に失敗しました。( ̄_ ̄|||)
お菓子づくりって、素人には結構なハードルがあるようです。顔を洗って出直します。
さて今回は、ゆうこさんから大作の、コメント・質問をいただきました。
【09/08/14 ゆうこ
先生には感謝しきれません。
8/6の記事に「餃子の餡の糖質」について、コメントさせて頂き、このワインの記事でも何度かコメントさせて頂いています。
ところで、今日は私自身の事について、お伺いしたい事がございます。
手の痺れに疑問を感じ、今年の6/1に採血したところ、空腹時血糖値が206もあり、A1Cは7.3という結果でした。
結果をもらった日からネットを検索しまくり、先生のブログに辿り着き、翌々日から厳密に計算して一回あたり15gを超えないようにきっちり糖質制限食を実践してきました。
その結果、6/30人間ドック検診時には、空腹時138、A1C6.3に改善されました。
その後、7/28に自宅で測定した際には空腹時114でしたので、そろそろ負荷試験をしてインスリン分泌を見てみたいと思い、8/4に検査をしたところ、空腹時137、なんとA1C5.1まで下がっていました!!
(自宅で測った時は114だったのですが、自宅の測定器では低いのでしょうか・・・ニプロです。6/1と8/4の検査機関は同じなのですが、A1Cからすれば、どちらも高めに出ている気も・・・自宅が高いのならいいのですが、低く出るとすると少し不安ですね)
検査値は、
6/1 ⇒6/30(ドック)⇒ 8/4
GOT 16 ⇒ 16 ⇒ 17
GPT 21 ⇒ 21 ⇒ 20
γ-GT 31 ⇒ 18 ⇒ 18
HDL 59 ⇒ 46 ⇒ 56
LDL 137 ⇒ 91 ⇒ 91
中性脂肪 111 ⇒ 66 ⇒ 58
尿酸 6.2 ⇒ 9.2 ⇒ 6.7
尿素窒素 9.2 ⇒ 10.5 ⇒ 11
クレアチニン 0.4 ⇒ 0.45 ⇒ 0.4
A1C 7.3 ⇒ 6.3 ⇒ 5.1
血糖 206 ⇒ 138 ⇒ 137
体重は、身長160センチに対し、77キロ⇒70.8キロに無理なくストレスなく減量しました。朝夕だけ同じメニューにしている主人も、肝臓・中性脂肪・体重・体脂肪ともかつてみたことないほど好成績になり、感謝されています。
今回負荷試験後の診察が、担当医との最初の診察だったのですが、2ヶ月でA1Cが2.2も下がった事と空腹時血糖が改善されている事、中性脂肪の減少にびっくりされ、
「今後もこの調子で」
と糖質制限食に理解して下さり、一安心しました。
また、一日に何度もインスリンを大量に分泌させる今の糖尿病食にも疑問を感じている、とのことでした。
一時心配した尿酸値も、先生のブログで拝見した通り、だいぶ落ち着きました。
手足の痺れもかなり改善されました。
6/1の採血は私の怠慢から10年ぶりくらいの検査だったのですが、主治医が言うには、
「他の数値を見る限り、そんなに前から発症していたようにも思えないので、もっとよくなるかもしれない」とのこと。
このブログとの出会いがなかったら・・・・。
先生には、どう感謝したら良いのかわからず、お礼の言葉が見つかりません。
「お手紙」とも思ったのですが、この場でご報告した方が、糖質制限食の拡大が市民権を得るのにお役に立てるかも、と思い、書き込む事にしました。
本当にありがとうございます。
ただ残念なのは、理解してくれる主治医もやはり「経験」が無いので、色々な疑問については、江部先生に頼るしか安心する手段がありません。
「お礼」と言いながら、質問攻めになりそうですが、今後の傾向と薬の服用などについて、ぜひ教えていただきたい事がございます。
(読みにくいので 疑問点に◆をつけました。沢山あって、恐縮です)
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【負荷試験の結果から】
負荷前⇒ 30分 ⇒ 60分 ⇒120分
血糖値 137 ⇒ 223 ⇒ 292 ⇒234
インスリン 15.9 ⇒ 30.4 ⇒ 62.8 ⇒126.8
指数 :0.2
抵抗性:5.4!
でした。(インスリンが高値から始まって右肩上がり・・・・。)
◆75gの糖を摂ったので、てっきり200以上増加するかと思いきや、155の増加幅くらいで収まるものなのですね。
となると、現在の糖質の上限18g設定の糖質制限食で大丈夫そうですね。
主治医によれば、
・インスリンの立ち上がりが遅い
・たくさん出ているが、血糖値が高くなるのでつられているだけ
とのことで、近々旅行に行く事もあり、主食を摂る時用に「グルファスト10mm」と「ベイスン0.3」を「ガスコン」「ビオフェルミン」と共に処方して頂き、片方だけ・両方など色々試してみてください、との指示を頂きました。
先生のブログで勉強した私が素人推測するに、
インスリン抵抗性が大きいからインスリン過剰分泌があって、もしかして高インスリン血症なのか?と思うのですが、このまま糖質制限食を続けて体重がもっと減った場合、
◆過剰分泌は減るかもしれないですか?
◆「立ち上がり」も改善される可能性もあるのでしょうか?
◆後半の分泌は保たれていて、前半遅い分過剰に分泌されているように見えますが、β細胞はまだ希望がありそうですか?
「インスリン抵抗性が主の糖尿病なら、抵抗性が改善すれば、糖代謝が正常人のパターンに戻る人もまれにいる。」というところに望みをかけたいところですが・・・。
-------------------------------------------------------------------
自宅でパスタ80g(具と合わせて糖質60g)を摂取する際にグルファストを服用してみたのですが、
食事前⇒30分後⇒60分後⇒120分後
104 ⇒ 137 ⇒ 153 ⇒ 143
でした。(◆ちなみに、○分後 というのは、服用後からではなく、主食が終わった時間からで測定しているのですが、普通は服用時間から数えますか?)
-------------------------------------------------------------------
別の日にベイスンで試してみたところ、(指の針跡が痛く30分後は省略)
食事前⇒60分後⇒120分後⇒180分後⇒240分後⇒360分後
118 ⇒181 ⇒140 ⇒157 ⇒169 ⇒156
これは、ベイスンの作用時間がキレてしまったから、ですか?
「1時間値を40mg、2時間値を30mg下げる」という説明よりは効いてる気もします。
上のグルファストだけの時も、もしかしたら、180分後には上昇していたのでしょうか・・・ ◆これは、ベイスンだけでは無理 という事になりますか?次の食事開始時に156から始まったら、危険ですよねぇ。
-------------------------------------------------------------------
翌日、外食時に、パスタ(ジャガイモ入り)とデザート少量を摂る寸前にグルファストを飲んでみたところ(たまたまパスタが肉よりも後になりデザートと続いていたのでデザートも摂ってみました)
デザート終了から60分後⇒120分後⇒180分後
142 ⇒ 121 ⇒ 122
という感じでした。
※お店でしたので、主食摂取前と30分後は計測していません。
外食でありがちな、白米でも試してみなければ、と思います。
◆負荷試験の結果インスリンが右肩上がりに分泌しているので、江部先生からは「4時間後に低血糖を起こすパターン」と仰られるかしら、と思い3時間後も調べてみたのですが、グルファストだけの場合同じくらい、ベイスンだけの場合上昇してしまっていました。
【薬服用のタイミングについて】
「最後に主食」パターンなら主食直前に摂取するだけでいいですが、イタリアンのコースのように途中にパスタ(主食)があって、魚・肉と1時間くらい糖質をお休みしてから、デザートがあるような時にはどうしたらいいのか聞いたところ、
『デザートの前に追加で飲んじゃっても大丈夫』と言われたのですが、主治医にとっても「一日三回」の飲み方以外は未経験ゆえ、薬の作用について若干心配です。
上の実験を見る限り、グルファストで立ち上がりをつけてあげれば、パスタの分は十分イケそうで、パスタと間をおかずにデザートでも、イケそうですが、
◆パスタ終了からデザートの間に1時間くらいある場合、
「デザート直前にベイスンだけ服用」
「最初の糖質摂取前に両方服用しておく」
「糖質摂取前のグルファストのみでイケる」
二つの薬の作用としては、どのように使うのが望ましいのでしょうか。
ベイスンが120分というのは見つけられたのですが、グルファストは服用からどのくらいの作用時間なのでしょうか。
“和食コース”なんかですと、前菜から最後まで糖質の嵐ですから・・・。和食の場合、前菜の前に両方摂取しておく感じでしょうか。
◆例えば糖質60g摂取した場合、ベイスンでは60分値が180超えてしまうのですが、私のようなケースですと、
・ベイスンを2錠(0.6)服用する
・グルファストのみにする
・グルファストで立ち上がりをつけてベイスンで糖の吸収を阻害する
のどれを選択すべきなのか、困惑しています。
糖質40gくらいまでであれば、ベイスン0.3だけでもなんとかなりそうではあります。
月末に1週間海外旅行に出かけるのですが、機内から始まり、一日2回から3回、ベイスンはともかく、グルファストでインスリン分泌を促すのは膵臓さんに酷な気もするのですが、高血糖を起こすよりは良いだろう、折角なら楽しく過ごした方がいい!と勝手に解釈しています。
疑問だらけで、申し訳ありませんが、糖尿初心者で経験不足の主治医にお世話になっている方は、少なからず迷われるのではないでしょうか。
どうぞ宜しくお願いいたします。】
ゆうこさん、いつもコメントありがとうございます。料理とワインの仕事をしておられるのですね。またいろいろ教えて下さい。
◆6/1、 空腹時血糖値:206、A1C:7.3
◆6/30、空腹時血糖値:138、A1C:6.3
◆8/4、 空腹時血糖値:137、A1C:5.1
糖質制限食をとても上手に実践しておられるのですね、見事な改善です。 (^_^)
担当医殿も糖質制限食のことを理解をしていただいて良かったです。
◆【負荷試験の結果】
負荷前⇒ 30分 ⇒ 60分 ⇒120分
血糖値 137 ⇒ 223 ⇒ 292 ⇒234
インスリン 15.9 ⇒ 30.4 ⇒ 62.8 ⇒126.8
インスリン分泌指数 :0.2 (0.4以上が正常)
インスリン抵抗性(HOMA-R):5.4! (1.6以下が正常、2.5以上は抵抗性あり)
インスリン追加分泌第1相の立ち上がりが出遅れてますが、2型糖尿病の特徴です。
インスリン抵抗性がかなりあるので、基礎分泌インスリン15.9と多めです。
インスリン追加分泌第2相は、抵抗性に打ち勝つため、出遅れてますがやや過剰気味です。
◆75gの糖を摂ったので、てっきり200以上増加するかと思いきや、155の増加幅くらいで収まるものなのですね。となると、現在の糖質の上限18g設定の糖質制限食で大丈夫そうですね。
1gの糖質が体重64kgの2型糖尿人の血糖値を約3mg上昇させますが、個人差はあります。ゆうこさんの場合ピーク2.1mgの上昇ですんでますね。1回の糖質摂取量18gでOKです。
◆過剰分泌は減るかもしれないですか?
体重がへることでインスリン抵抗性が減ります。また血糖値が180mgを超えなくなると糖毒が解除されて、インスリン抵抗性が減ります。この二つによりインスリン過剰分泌は改善されます。
◆「立ち上がり」も改善される可能性もあるのでしょうか?
追加分泌第1相の立ち上がりの遅いのは、2型糖尿病の特徴なので、改善は難しいと思います。しかしインスリン抵抗性が減少すれば、少量のインスリンで血糖コントロールができるようになるので、30分後・60分後血糖値の改善は期待できます。
◆後半の分泌は保たれていて、前半遅い分過剰に分泌されているように見えますが、β細胞はまだ希望がありそうですか?
インスリン分泌能力は保たれています。β細胞大丈夫です。
◆自宅でパスタ80g(具と合わせて糖質60g)を摂取する際にグルファストを服用してみたのですが、
食事前⇒30分後⇒60分後⇒120分後
104 ⇒ 137 ⇒ 153 ⇒ 143
でした。(ちなみに、○分後 というのは、服用後からではなく、主食が終わった時間からで測定しているのですが、普通は服用時間から数えますか?)
グルファスト内服して、パスタ80g(具と合わせて糖質60g)を摂取してこのデータなら、ほぼ目標達成ですね。理想的には120分後140mg未満です。
なお食後○○分というのは、食べ始めてからということです。午前8時に食べ始めたら、60分後は午前9時です。
◆別の日にベイスンで試してみたところ、(指の針跡が痛く30分後は省略)
食事前⇒60分後⇒120分後⇒180分後⇒240分後⇒360分後
118 ⇒181 ⇒140 ⇒157 ⇒169 ⇒156
これは、ベイスンの作用時間がキレてしまったから、ですか?
「1時間値を40mg、2時間値を30mg下げる」という説明よりは効いてる気もします。 上のグルファストだけの時も、もしかしたら、180分後には上昇していたのでしょうか・・・
これは、ベイスンだけでは無理 という事になりますか?次の食事開始時に156から始まったら、危険ですよねぇ。
ベイスンは食後の急速な高血糖を抑えています。糖質の吸収は遅くなって持続します。ベイスンはインスリンは分泌させません。ベイスンだけだと、次回の食前血糖値が下がらないようですね。グルファストだとOKです。
◆【薬服用のタイミングについて】
「最後に主食」パターンなら主食直前に摂取するだけでいいですが、イタリアンのコースのように途中にパスタ(主食)があって、魚・肉と1時間くらい糖質をお休みしてから、デザートがあるような時にはどうしたらいいのか聞いたところ、
『デザートの前に追加で飲んじゃっても大丈夫』と言われたのですが、主治医にとっても「一日三回」の飲み方以外は未経験ゆえ、薬の作用について若干心配です。
上の実験を見る限り、グルファストで立ち上がりをつけてあげれば、パスタの分は十分イケそうで、パスタと間をおかずにデザートでも、イケそうですが、
パスタ終了からデザートの間に1時間くらいある場合、
「デザート直前にベイスンだけ服用」
「最初の糖質摂取前に両方服用しておく」
「糖質摂取前のグルファストのみでイケる」
二つの薬の作用としては、どのように使うのが望ましいのでしょうか。
ベイスンが120分というのは見つけられたのですが、グルファストは服用からどのくらいの作用時間なのでしょうか。
“和食コース”なんかですと、前菜から最後まで糖質の嵐ですから・・・。和食の場合、前菜の前に両方摂取しておく感じでしょうか。
グルファストは約3時間作用します。薬服用のタイミングは、現実的には「最初の糖質摂取前に両方服用しておく」パターンが一番楽ですね。食直前、30秒前くらいです。
◆例えば糖質60g摂取した場合、ベイスンでは60分値が180超えてしまうのですが、私のようなケースですと、
・ベイスンを2錠(0.6)服用する
・グルファストのみにする
・グルファストで立ち上がりをつけてベイスンで糖の吸収を阻害する
のどれを選択すべきなのか、困惑しています。
糖質40gくらいまでであれば、ベイスン0.3だけでもなんとかなりそうではあります。
糖質40gまでなら、ベイスン0.3だけとして、糖質60gなら、「グルファストで立ち上がりをつけてベイスンで糖の吸収を阻害する」パターンでよいと思います。
グルファストはもともと、1日3回食直前に飲む薬です。糖質制限食実践中の糖尿人は、たまに主食摂取時だけグルファストを頓服ですので膵臓への負担は気にしなくてよいと思いますよ。1週間海外旅行、楽しんできてください。
☆☆☆
【糖尿人の目標】
糖尿病合併症予防のために
① 空腹時血糖値140mg/dl未満→126mg/dl未満→さらには110mg/dl未満
② 食後2時間血糖値180mg/dlmg/dl未満→さらには140mg/dl未満
③ 理想的には食後1時間血糖値180mg/dl未満
④ HbA1c6.5%未満→さらには5.8%未満
江部康二
江部先生
大作の質問にお答えいただいて、どうもありがとうございます。
主治医の理解も有難いですし、貴重なのですが、江部先生に、「これでいきましょう!」とおっしゃって頂くと、すごく安心します。
「食後○○分というのは、食べ始めてからということです。」
あら・・・そうすると、“外食時に”というところは、20分強くらいずれてますね・・・。
デザート終了から80分後⇒140分後⇒200分後
142 ⇒ 121 ⇒ 122
いずれにしても、グルファスト服用によって、60分後でも、きっと160までは言って無さそうですね。
「ゆうこさんの場合ピーク2.1mgの上昇ですんでますね。」
だから、空腹時血糖の数値の割には、A1Cが低く抑えられているのですね。納得です。
「体重がへることでインスリン抵抗性が減ります。また血糖値が180mgを超えなくなると糖毒が解除されて、インスリン抵抗性が減ります。この二つによりインスリン過剰分泌は改善されます。」
私の場合、ココ↑が要のようですね。
糖質制限食+糖質を摂るときはグルファスト+ベイスンを続けていけば、食後高血糖になる事は無さそうですし、体重も微減していきそうですので、ゆっくりと改善できそうな希望が持てました。
長~い食事の薬の服用方法について
基本、『最初の糖質の直前にグルファスト+ベイスンを服用』ということでやってみます。
という感じで、「楽しく食事」をモットーに薬に助けてもらう事にします。
『グルファストでインスリンの立ち上がりをつけて糖質を処理させるだけでなく、ベイスンによって吸収を阻害するのが体にはやさしい』
という事なのでしょうか。
まだベイスンは一回しか飲んでいませんが、幸い、お腹の張りなどは感じませんでした。
その時の体調にもよるのかもしれませんが。
ところで、改善は望めなそうな「立ち上がり」について、
立ち上がりの遅いカーブにあわせて、例えば、糖質を摂る際にも、最初に糖質を少量摂って「これから糖質が行きますよ~」と準備させておくと、ピークの時間が少し前倒しになったり、という都合のよいコントロールはできるものなのでしょうか。
あ、もしかしたら、低GIダイエットが流行った時に、『最初に口にするものはGIが低いものから』というのがあったのは、そういうこと・・・でしょうかね。
大作の質問にお答えいただいて、どうもありがとうございます。
主治医の理解も有難いですし、貴重なのですが、江部先生に、「これでいきましょう!」とおっしゃって頂くと、すごく安心します。
「食後○○分というのは、食べ始めてからということです。」
あら・・・そうすると、“外食時に”というところは、20分強くらいずれてますね・・・。
デザート終了から80分後⇒140分後⇒200分後
142 ⇒ 121 ⇒ 122
いずれにしても、グルファスト服用によって、60分後でも、きっと160までは言って無さそうですね。
「ゆうこさんの場合ピーク2.1mgの上昇ですんでますね。」
だから、空腹時血糖の数値の割には、A1Cが低く抑えられているのですね。納得です。
「体重がへることでインスリン抵抗性が減ります。また血糖値が180mgを超えなくなると糖毒が解除されて、インスリン抵抗性が減ります。この二つによりインスリン過剰分泌は改善されます。」
私の場合、ココ↑が要のようですね。
糖質制限食+糖質を摂るときはグルファスト+ベイスンを続けていけば、食後高血糖になる事は無さそうですし、体重も微減していきそうですので、ゆっくりと改善できそうな希望が持てました。
長~い食事の薬の服用方法について
基本、『最初の糖質の直前にグルファスト+ベイスンを服用』ということでやってみます。
という感じで、「楽しく食事」をモットーに薬に助けてもらう事にします。
『グルファストでインスリンの立ち上がりをつけて糖質を処理させるだけでなく、ベイスンによって吸収を阻害するのが体にはやさしい』
という事なのでしょうか。
まだベイスンは一回しか飲んでいませんが、幸い、お腹の張りなどは感じませんでした。
その時の体調にもよるのかもしれませんが。
ところで、改善は望めなそうな「立ち上がり」について、
立ち上がりの遅いカーブにあわせて、例えば、糖質を摂る際にも、最初に糖質を少量摂って「これから糖質が行きますよ~」と準備させておくと、ピークの時間が少し前倒しになったり、という都合のよいコントロールはできるものなのでしょうか。
あ、もしかしたら、低GIダイエットが流行った時に、『最初に口にするものはGIが低いものから』というのがあったのは、そういうこと・・・でしょうかね。
2009/08/16(Sun) 13:42 | URL | ゆうこ | 【編集】
ゆうこさん。
『グルファストでインスリンの立ち上がりをつけて糖質を処理させるだけでなく、ベイスンによって吸収を阻害するのが体にはやさしい』
そういうことです。効果もよりいです。
『立ち上がりの遅いカーブにあわせて、例えば、糖質を摂る際にも、最初に糖質を少量摂って「これから糖質が行きますよ~」と準備させておくと、ピークの時間が少し前倒しになったり、という都合のよいコントロールはできるものなのでしょうか。 』
個人差がありますが、それでうまくいく人もいますね。
『グルファストでインスリンの立ち上がりをつけて糖質を処理させるだけでなく、ベイスンによって吸収を阻害するのが体にはやさしい』
そういうことです。効果もよりいです。
『立ち上がりの遅いカーブにあわせて、例えば、糖質を摂る際にも、最初に糖質を少量摂って「これから糖質が行きますよ~」と準備させておくと、ピークの時間が少し前倒しになったり、という都合のよいコントロールはできるものなのでしょうか。 』
個人差がありますが、それでうまくいく人もいますね。
2009/08/16(Sun) 18:18 | URL | 江部康二 | 【編集】
先生、ゆうこさん
横レス、失礼いたします。
大変興味深い内容で、私の疑問もかなり払拭されました。
ベイスンが120分、グルファストが180分の作用時間、というのを考えると、薬の飲み方など、迷うものですね。
例えばイタリアンのコースなどでも、最初の頃に糖質を少し含んだような前菜が出て、そのあとパスタ⇒魚⇒肉⇒デザートと続くと、前菜前に服用してしまうと、デザート終了まで120分は超えてしまいます。
薬無しで処理できる分、たとえば前菜分くらいならば、そのまま食べてしまって、パスタ前に服用すれば、なんとかなるのか?とも思うのですが、どうなのでしょう。
その方が、立ち上がりの遅いインスリンのはずみになったり、という事もあるのでしょうか。
お店で、服用から1時間後・2時間後を計測するのはなかなか難しいので、まだ未挑戦です・・・。
ところで、以前のブログで、
『スーパー糖質制限食(ゆうこさんもこのパターンですよね)を2ヶ月くらい続けても、早朝空腹時血糖値が110よりも下がらなかったら、β細胞の2~3割が死滅している可能性が高い』
というのを見つけたのですが、
ゆうこさんの質問への返信で、
『インスリン分泌能力は保たれています。β細胞大丈夫です。』
とお答えになっていらっしゃいますよね。
これは、ゆうこさんが
・インスリン分泌不足よりも、インスリン抵抗性が主の糖尿病である
・インスリン抵抗性が高いとはいえ、空腹時にも基礎分泌がしっかりあり、その後も、高血糖に追いつかないまでも、インスリンはたくさん出ている
という理由からでしょうか?
私も糖質制限食を初めて数ヶ月、こんなパターンなので、便乗させて頂きました。
ちなみに、「早朝空腹時血糖」は自分で測る場合、“起きたて”の数値ですよね?
朝食を摂らなくても、起きて数時間経ったものではやはり信憑性にかけますか?
『早朝空腹時血糖値が110よりも下がらなかったら、β細胞の2~3割が死滅している可能性が高い』
というのはちょっとショックだったのですが、ゆうこさんへの返信を読み、もしかしたら、希望があるのかも?と思い、コメントさせて頂きました。
横レス、失礼いたします。
大変興味深い内容で、私の疑問もかなり払拭されました。
ベイスンが120分、グルファストが180分の作用時間、というのを考えると、薬の飲み方など、迷うものですね。
例えばイタリアンのコースなどでも、最初の頃に糖質を少し含んだような前菜が出て、そのあとパスタ⇒魚⇒肉⇒デザートと続くと、前菜前に服用してしまうと、デザート終了まで120分は超えてしまいます。
薬無しで処理できる分、たとえば前菜分くらいならば、そのまま食べてしまって、パスタ前に服用すれば、なんとかなるのか?とも思うのですが、どうなのでしょう。
その方が、立ち上がりの遅いインスリンのはずみになったり、という事もあるのでしょうか。
お店で、服用から1時間後・2時間後を計測するのはなかなか難しいので、まだ未挑戦です・・・。
ところで、以前のブログで、
『スーパー糖質制限食(ゆうこさんもこのパターンですよね)を2ヶ月くらい続けても、早朝空腹時血糖値が110よりも下がらなかったら、β細胞の2~3割が死滅している可能性が高い』
というのを見つけたのですが、
ゆうこさんの質問への返信で、
『インスリン分泌能力は保たれています。β細胞大丈夫です。』
とお答えになっていらっしゃいますよね。
これは、ゆうこさんが
・インスリン分泌不足よりも、インスリン抵抗性が主の糖尿病である
・インスリン抵抗性が高いとはいえ、空腹時にも基礎分泌がしっかりあり、その後も、高血糖に追いつかないまでも、インスリンはたくさん出ている
という理由からでしょうか?
私も糖質制限食を初めて数ヶ月、こんなパターンなので、便乗させて頂きました。
ちなみに、「早朝空腹時血糖」は自分で測る場合、“起きたて”の数値ですよね?
朝食を摂らなくても、起きて数時間経ったものではやはり信憑性にかけますか?
『早朝空腹時血糖値が110よりも下がらなかったら、β細胞の2~3割が死滅している可能性が高い』
というのはちょっとショックだったのですが、ゆうこさんへの返信を読み、もしかしたら、希望があるのかも?と思い、コメントさせて頂きました。
2009/08/19(Wed) 18:28 | URL | たけ | 【編集】
たけさん。
「ゆうこさんの質問への返信で、
『インスリン分泌能力は保たれています。β細胞大丈夫です。』
とお答えになっていらっしゃいますよね。
これは、ゆうこさんが
・インスリン分泌不足よりも、インスリン抵抗性が主の糖尿病である
・インスリン抵抗性が高いとはいえ、空腹時にも基礎分泌がしっかりあり、その後も、高血糖に追いつかないまでも、インスリンはたくさん出ている
という理由からでしょうか? 」
その通りです。
『ちなみに、「早朝空腹時血糖」は自分で測る場合、“起きたて”の数値ですよね?
朝食を摂らなくても、起きて数時間経ったものではやはり信憑性にかけますか?』
基本的には、10時間以上の絶食時が
朝の空腹時血糖値測定に好ましいとされています。
従って起きて数時間でもOKです。
「ゆうこさんの質問への返信で、
『インスリン分泌能力は保たれています。β細胞大丈夫です。』
とお答えになっていらっしゃいますよね。
これは、ゆうこさんが
・インスリン分泌不足よりも、インスリン抵抗性が主の糖尿病である
・インスリン抵抗性が高いとはいえ、空腹時にも基礎分泌がしっかりあり、その後も、高血糖に追いつかないまでも、インスリンはたくさん出ている
という理由からでしょうか? 」
その通りです。
『ちなみに、「早朝空腹時血糖」は自分で測る場合、“起きたて”の数値ですよね?
朝食を摂らなくても、起きて数時間経ったものではやはり信憑性にかけますか?』
基本的には、10時間以上の絶食時が
朝の空腹時血糖値測定に好ましいとされています。
従って起きて数時間でもOKです。
2009/08/19(Wed) 23:14 | URL | 江部康二 | 【編集】
先生
どうもありがとうございます。
私も、インスリン抵抗性が小さくなるよう、このまま糖質制限続けて、体脂肪を減らしていきたいと思います。
インスリンの分泌能力があるのはいいことなのに、インスリンがたくさん出ると肥満につながり、抵抗性が大きくなる、というある意味メビウスの輪から抜け出すのが一番、ということですね。
少し希望が見えました。
どうもありがとうございます。
私も、インスリン抵抗性が小さくなるよう、このまま糖質制限続けて、体脂肪を減らしていきたいと思います。
インスリンの分泌能力があるのはいいことなのに、インスリンがたくさん出ると肥満につながり、抵抗性が大きくなる、というある意味メビウスの輪から抜け出すのが一番、ということですね。
少し希望が見えました。
2009/08/20(Thu) 01:53 | URL | たけ | 【編集】
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