FC2ブログ
糖質制限食と痩せ
こんにちは。

今日も朝から梅雨空で、雨がしょぼしょぼと断続的に降り続いている京都です。

雨にもかかわらず、この3日間熱帯夜です。午前3時にエアコンが切れて、午前4時に暑くなり目が覚めて、温度計を見たらなんと28度もありました。 (*_*)

なぜか、枕元に温度計を置いて寝ている江部康二です。(∵)?

さて今回はみりさんから、糖質制限食と痩せなどについて、コメント・質問をいただきました。

「09/07/08 みり
体重減少について
初めてコメントさせて頂きます。
長文で申し訳ありませんが、お時間がある時に ご回答頂けると幸いです。

約1ヶ月前に、ブドウ糖負荷検査を受け、結果 
空腹時血糖108。
30分後 224
60分後 266
90分後 175
120分後 153
180分後 103
Hba1c5.2
限りなく糖尿病に近い状態との診断を受けたました。

母がインスリン治療を必要とする糖尿病の為、 少なからず知識もあり、栄養指導も一緒に受けていたので、 食生活には気をつけてきたつもりだっただけに、検査結果がとてもショックでした。
その後、改めて糖尿病について色々調べ始めて 先生のブログに出会い、今までの食生活の何が間違っていたか、 何故食後血糖が高くなってしまったのかが理解でき、救われた思いがしました。

早速、出版されたばかりの『糖質オフ ごちそうごはん』を購入し、 プチ糖質オフ生活を始めました。

朝食 玄米ご飯100g強に野菜の味噌汁 卵料理1品 納豆
昼食(外食)定食やセットランチのおかずと白米ごはん少々
夕食 肉か魚料理に野菜の副菜2.3品とスタイルフリーフ350を1缶
朝昼は、食後に30分~40分のウォーキングをしています。

ここ3.4日の自己測定の血糖値は、
空腹時80~90未満
朝・昼食後30分は160~170
その後ウォーキングで90~100未満になります。
夕食後30分は100前後です。

もともと小食で油物はあまり好きではない為、 161cm50kgと痩せ型だったのですが、 上記を始めて2週間で体重が2kg減ってしまいました。 検査結果のショックから食欲が落ちていたので、 検査前と比べると3kg近い減少です。 糖質オフしながら、体重を増やすにはどうしたら良いのでしょうか?

著書では、果物を取る事を勧められていますが、 他に気をつける事、また血糖値が上がり難くく
体重増加につながる食べ物(食べ方)などありましたら、ご指導頂けますでしょうか?

主治医の先生は炭水化物は控えめに、体重減少が気になるようなら、 間食で小さめのおにぎりを食べるなどして、一度に沢山食べなければ 血糖値はコントロールできると仰っていましたが、 少量づつでも、一日の総摂取糖質量が多い食生活を続けていると、 いずれまた食後高血糖値になるのでは?と不安です。

長文お読み頂きありがとうございます。」


みりさん。
コメントそして『糖質オフ ごちそうごはん』のご購入、ありがとうございます。

「約1ヶ月前に、ブドウ糖負荷検査を受け、
空腹時血糖108。
30分後 224
60分後 266
90分後 175
120分後 153
180分後 103 」


空腹時血糖値は108mg/dlで正常範囲、120分後の血糖値が153mg/dlなので、診断基準では境界型となります。

しかし、60分後血糖値が266mg/dlなので将来糖尿病になりやすいと言えますので、今から食生活に気をつけることが必要です。

「朝食 玄米ご飯100g強に野菜の味噌汁 卵料理1品 納豆
昼食(外食)定食やセットランチのおかずと白米ごはん少々
夕食 肉か魚料理に野菜の副菜2.3品とスタイルフリーフ350を1缶
朝昼は、食後に30分~40分のウォーキングをしています。
ここ3.4日の自己測定の血糖値は、
空腹時80~90未満
朝・昼食後30分は160~170
その後ウォーキングで90~100未満になります。
夕食後30分は100前後です。」


茶碗1杯の玄米ご飯が150gで、その内糖質が51.3gです。100gの玄米ご飯なら、糖質は34.2gです。1gの糖質が約3mg血糖値をさせます。

朝・昼食後30分は160~170 、その後ウォーキングで90~100未満なら、おおむね想定範囲で、食後血糖値も180mg/dlを超えていませんね。

夕食は糖質を食べておられないので、食後30分は100前後と良好です。このデータなら、膵臓β細胞高血糖でダメージを受けることがないので、将来の糖尿病発症も予防できると思いますよ。 (^_^)

「糖質オフしながら、体重を増やすにはどうしたら良いのでしょうか?
著書では、果物を取る事を勧められていますが、 他に気をつける事、また血糖値が上がり難く
体重増加につながる食べ物(食べ方)などありましたら、ご指導頂けますでしょうか?
主治医の先生は炭水化物は控えめに、体重減少が気になるようなら、 間食で小さめのおにぎりを食べるなどして、一度に沢山食べなければ 血糖値はコントロールできると仰っていましたが、 少量づつでも、一日の総摂取糖質量が多い食生活を続けていると、 いずれまた食後高血糖値になるのでは?と不安です。」


糖質制限食で体重が減りすぎる時は、タンパク質や脂質はしっかり摂取して、低カロリーに気をつけてください。

もともと少食の人は、低カロリーになりがちなので、本にも書きましたように、1回に1/3個ていどの果物を、1日に2回デザートや間食で摂ると血糖値が180mgを超えて上昇することなく、体重が増えると思います。

間食でナッツ類を1回に20~30粒ていど摂取するのも、食後血糖値が180mgを超えることなく、一定のカロリー補給が可能です。

一回の食事で摂取した糖質量の合計が、 食後血糖値に反映されます。高雄病院入院中の糖尿病患者さんのスーパー糖質制限食は、

1回の食事の糖質量が、
朝が8~12g、
昼・夕が10~18g、
程度です。

朝が約200kcal、昼・夕は約500kacalです。合計1200kcal/日。

朝が少ないのは早出の調理員さんが少なくて出せる品が限られるからで、家ではもっと食べていいです。女性で1400~1600kcal、男性で1600~1800kcalが一つの目安ですね。

入院中も、朝食に売店で購入して頂いた、糖質制限ドットコムの大豆クッキーとか食べる人もおられますよ。

結論です。

みりさん、今のペースで
空腹時血糖値110mg/dl未満、
食後1時間血糖値180mg/dl未満、
食後2時間血糖値140mg/dl未満、

を保っていかれれば、膵臓β細胞は安全に守られるので、将来糖尿病を発症することはないと思います。


江部康二
テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
コメント
こんばんは。毎回コメントさせていただきすみません。
昨日、1ヶ月ぶりの検診に行ってきました。1型発症から2ヶ月少し、退院後スーパー糖質制限を続け、今回の検診報告だけさせていただきます。
5月:HbA1c→11.9 6月:8.5 そして今回6.4まで下がっていました!1型のため、インスリン注射を止めるわけにはいきませんが、毎食前ノボラピット4単位のみで安定しています。主治医も、1型でさえなければ注射いらないのにねと、かなり良好です。
本当に先生に出会えて良かったです!ありがとうございます!
今は、昨日注文した先生の本が届くのを楽しみにしています!
2009/07/11(Sat) 03:25 | URL | あこ | 【編集
Re: タイトルなし
あこさん。

良かったですね。
6.4%ならコントロール良好です。
ノボラピッド4単位×3/日という
少量でコントロールできているので、代謝にもとてもやさしいです。
このまま美味しく楽しく末永く糖質制限食をお続け下さいね。
2009/07/11(Sat) 07:52 | URL | 江部康二 | 【編集
Re: 薬再開のタイミング
TOKKOさん。

インスリン量4.4 と基礎分泌のインスリンは低めですが正常範囲でそこそこ出ています。

きっちりスーパー糖質制限食を実践すれば、早朝空腹時血糖値も126mg未満になる
可能性があります。

詳しくは2009年04月01日 (水) のブログ「糖質制限食と早朝空腹時血糖値」をご参照ください。
2009/07/12(Sun) 08:38 | URL | 江部康二 | 【編集
おはようございます。

早々にアドバイスをありがとうございます。
モチベーションが復活しました!!
4月1日のブログ読ませていただきました。

自分ではスーパー糖質制限をしているつもりだったのですが・・・もう一度、いままで食べたものを、見直して、徹底したいと思います。

糖質オフごはんも参考にしながら。

この次はいい結果で、コメントできるよう頑張ります!!

ありがとうございました!!




2009/07/12(Sun) 09:49 | URL | TOKKO | 【編集
Re: 糖質0食で行けますか
TH さん。

m3,com掲示板を見たのですが、発見できませんでした。

スーパー糖質制限食で、持久力はつきます。
マラソンにはよいです。
スーパー糖質制限食では12%の糖質(ほとんどが野菜分)が含まれています。
この野菜分で人体が合成出来ないビタミンCを摂取することができます。

野菜もなしの糖質ゼロ食の場合、ビタミンCが不足する可能性が高いです。
2012/12/19(Wed) 21:56 | URL | ドクター江部 | 【編集
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事へのトラックバック