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江部康二の生理的ケトン体上昇
こんばんは。今から祇園にでかけるので、慌ててブログを書いています。

以下は、スーパー糖質制限食を数年間続けている糖尿人2人のデータです。

2009.3.3
江部康二 59才
pH 7.45
血中ケトン体 712μM/L(26~122)
尿中ケトン体 陰性
糖質制限食摂取3時間血糖値 123mg/dl

Sさん 61才 ♂
pH 7.45
血中ケトン体 603μM/L
尿中ケトン体 陰性
空腹時血糖値 86mg/dl

スーパー糖質制限食は、総摂取カロリーのうち、約56%が脂質です。

血中ケトン体は、糖質を摂取している人の基準値に比べれば高値で、当初は尿中ケトン体が陽性となります。

しかし、体細胞が効率良くケトン体を利用することと、腎臓でのケトン体の再吸収が高まることで、一定期間経過すると尿中に排泄されなくなると考えられます。通常は3ヶ月~半年で尿中ケトン体は陰性となります。

一般的な基準値に比し、血中ケトン体は高値ですが、これは糖質制限食実践中の正常値で生理的ケトン体です。

人類が狩猟・採集生活で糖質制限食だった399万年間の正常値と考えられます。
勿論、pH は正常値で、酸血症(アシドーシス)にはなっていませんね。

江部康二
テーマ:糖尿病
ジャンル:ヘルス・ダイエット
コメント
研究結果、「血管内皮機能障害」と「炭水化物と満腹感」
江部先生、こんにちは。

もしかすると、すでにご存知かもしれませんが、

「血糖値を上昇させる炭水化物の豊富な食品(コーンフレークや精白パンなど)を摂取すると、血管内皮機能が障害され、心血管疾患のリスクが増大することが新しい研究で示された。また、別の研究では食事の炭水化物を減らすと満腹感が増し、食事量が減ることも明らかにされた」

というニュースを見ました。

日本語の記事のURLは以下。
http://www.drakahige.com/NEWS/DAILY/2009/2009062204.shtml

元ネタの英語の記事のURLは以下。
http://www.healthday.com/Article.asp?AID=627806

血管内皮機能障害は米国心臓病学会誌「Journal of the American College of Cardiology」6月16日号に掲載

炭水化物と満腹感は、ワシントンD.C.で開催された米国内分泌学会(ENDO)年次集会で発表ということだそうです。

以上、ご報告です。
2009/06/22(Mon) 22:30 | URL | 下町の糖尿人 | 【編集
Re: 何から始めたらいいの?
智恵子さん。

ブログ画面向かって右の一番上の「ブログ内検索」に

「糖質制限食とは」
といれて検索してください。

「糖質制限食とは」という記事を読まれたら


ブログ画面向かって左側の
「カテゴリー」のなかで、興味がある記事を選んでよんでいただけばよいと思います。
2009/06/23(Tue) 10:18 | URL | 江部康二 | 【編集
Re: 研究結果、「血管内皮機能障害」と「炭水化物と満腹感」
下町の糖尿人さん。

貴重な情報ありがとうございます。
糖質制限食に有利な研究結果が続々でてきて
嬉しい限りですね。
2009/06/23(Tue) 11:25 | URL | 江部康二 | 【編集
先生ありがとうございます。
先日、「体重減少について」と題して、肝機能障害等について
質問させていただいたtaichiです。ご回答ありがとうございました。

血液検査の当日に筋肉トレーニングをしていったので或いはそのせいで
ALT,ASTが高く出ただけかもしれません(γ値は低かったので)。
いずれにせよ、糖質制限で肝機能に障害は出ないとお墨付きをいただいたので、
ホッと一安心しています。ありがとうございました。
カロリーをきちんととってやせすぎないようにしつつ、これからも楽しく糖質制限
続けていきたいと思います。
2009/06/23(Tue) 17:38 | URL | taichi | 【編集
筋トレ
taichiさん。

確かに筋トレで、ALT,AST、CPKが上昇しますね。
2009/06/23(Tue) 22:27 | URL | 江部康二 | 【編集
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