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糖質制限食と釜池式、荒木式
おはようございます。

今日は、昼から2週間ぶりにテニスにでかけます。練習不足がやや不安です。 (*_*)

さて今回は、ひなさんから、糖質制限食の中で荒木式と私の方法とどう違うのかというコメント・質問をいただきました。


「Dr荒木先生式との違いは?

はじめまして。いつも見させてもらってます。疑問に思う事がいくつかありまして解答してもらいたくてコメントさせてもらいました。
私はダイエットのためDr荒木先生の肉食ダイエットの本を買いそれに従い肉食ダイエットをしはじめました。荒木先生は野菜は葉野菜しかNG、豆乳や豆類やおからNG、ビールなら麦芽100%のもの  とあります。だけど、江部先生は  豆乳OK、おからOK、野菜は種類を選べばOK、ビールなら糖質0のビールを  とあります。
どちらの方法も糖質制限にはちがいありませんが、 どちらを実行していいのか…と迷う時があります。 ふすまパンも荒木先生のところと、糖質制限ドットコムのところとでは糖質量もちがいます。
私的には荒木先生の方法では制限がとてもきつくて江部先生の方法でやっていこうと考えてるのですが、それぞれの糖質制限の違い?を教えていただけたらと思いました。 
お忙しいでしょうがどうぞよろしくお願いします。
ひな | 2009.06.02(火) 」


ひなさん。コメントありがとうございます。

釜池先生や荒木先生、そして江部康二、皆、糖質制限食ですが、確かに微妙に温度差はありますね。(∵)?

釜池先生は、私の師匠ですのでよく存じ上げています。釜池師匠は求道者的に糖質ゼロで、1日1食を提唱しておられるので、気合いの入った人は実行できても、我々凡人の糖尿人にはややつらいですね。

釜池師匠はそんなことは百も承知の上で、ご自身が実践されて、提唱しておられます。釜池式糖質ゼロ食は、実行可能な糖尿人・メタボ人にはお奨めです。

荒木先生は、京大医学部の大先輩ですが、ご年齢が離れていることもあり、直接の面識はありません。

手元に荒木先生のご著書「断糖宣言」があり拝読させていただきましたが、糖質制限食という点では私や釜池先生と一緒です。

「荒木先生は、野菜は葉野菜しかNG、豆乳や豆類やおからNG、ビールなら麦芽100%のもの」

ビールに関しては、麦芽とホップだけで作られているものは、糖質が比較的少ないので少量OKということのようです。現在は糖質ゼロ発泡酒が発売されているので、さらに安心して飲めますね。 (^_^)

人参、カボチャ、タマネギなどの100gあたりの糖質含有量は、葉野菜に比べたら多いです。従って大量に摂取すれば血糖値が上昇するので困ります。

ただ、白菜や菜っぱにも天然のショ糖が少量は含まれていますので、糖質ゼロということではありません。 基本的に、食材の糖質が少なければ少ないほど良いというお考えと思います。

私も両先生と基本的考え方(糖質制限食)は一緒です。

一方、違いがあるとすれば、私は「美味しく楽しく末長く」をモットーとしてますので、1回の糖質摂取量を考慮していろんな食材を利用したいと思っています。(⌒o⌒)v

1日1食は半年ぐらい実行したことがありますが、食事の楽しみは私にとって結構大きいものがあり、再び1日2食に戻しました。

「1gの糖質が1型糖尿人の血糖値を5mg、2型糖尿人の血糖値を3mg上昇させる」ということさえ知っておけば、豆乳、おからは勿論のこと、人参やカボチャでも彩りを添える程度の量であれば問題ないと思います。

① 食後2時間血糖値180mg/dlmg/dl未満→さらには140mg/dl未満
② 理想的には食後1時間血糖値180mg/dl未満

が達成できる範囲で、多くの食材を1回の食事の合計の糖質量をアバウトに計算して使っていくことで、いろんなメニューが考案可能です。ワンパターンで同じものばかり食べるのよりは、こちらの方が楽しいですね。

様々な食材・メニューを工夫して、食後高血糖を起こすことなく、美味しく楽しく末永く糖質制限食を実践したいと思っています。ヾ(^▽^)


江部康二

テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
コメント
暁現象を抑えるには!?
おはようございます!
以前「1型糖尿病の膵臓は後退のみ?」にお答えいただいた ゆかです!
糖質制限食を始めて3ヶ月、おかげさまでMAX7.0あったヘモグロビンも6.3まで下がってきました(^-^)

ただ…最近は早朝空腹時が120~140が続いています。(糖質制限を始めて最初の頃は80~90でした)これはやはり膵臓の機能が低下してきたからでしょうか?

今は毎食前のヒューマログ二単位で治療して、食後の血糖は120前後で落ち着いていますが、暁現象を抑える方法はあるのでしょうか?

また、インスリンを打ち続けると、膵臓自体がインスリン注射に頼って?膵臓の機能が低下することはあるのでしょうか?
お忙しいところ申し訳ありませんが、宜しくお願いします!
2009/06/08(Mon) 07:27 | URL | ゆか | 【編集
糖質制限食と肝機能
泰知(34歳)と申します。はじめまして。
私は糖尿人としての確定診断を受けている
わけではないのですが、血糖値が気になって
いるため、昨年の2月から糖質制限食を実施
しており、A1cは概ね5.0程度です。
さて、この制限実施期間中に2度(それぞれ昨年の3月今年の3月に)
に健康診断を受けたのですが、
昨年はGPT28 GOT27だったものが今年は
    GPT41 GOT47となってしまいました。
(γはどちらも24で問題ありませんでした。)
現在の体型は172センチ、58キロで肥満ではないと思いますし、
酒は週に4日ほど飲むものの、一日に300㏄程度
でセーブしています(ハレの日にはどかっと行きますが・笑、月に1、2日ほど)。
ひょっとして糖質制限食によるものなのか?と不安でなりません。
糖質制限食によって肝機能障害を起こすということはあるのでしょうか?
お忙しいところ申し訳ありませんが、宜しくお願いします。
2009/06/08(Mon) 09:54 | URL | taichi | 【編集
これって根拠あるの?
お久しぶりです、ちょっと聞き捨てならぬホームページがあったもので書き込んでおきます
人それぞれ考え方があるものですが、いかにも・・・

http://www.eps1.comlink.ne.jp/~mayus/lifestyle2/hitoriyogari.html
2009/06/08(Mon) 10:28 | URL | 甘いみかん | 【編集
糖尿病と歯周病
昨日、NHKの番組で放映されていましたが愕然としました。
糖尿病学会会長談
欧米人はインスリンが東洋人の2倍でる
肉、脂肪を長年取ってきたから、日本人は欧米型の食事、肉、脂肪等を取るとインスリンの出が少ないため糖尿病になる?
甚だ浅智 このような内容を無責任にも国営放送で流してよいのでしょうか?
おまけに、時流に逆行するようにゲストのペギーHサンが糖尿病の恐ろしさをどんどん知らしめ食事制限をバンバンしなくてはいけないとこめんとしていました
いつまでも、儲け第一主義の医療から脱却してほしいものです。 
江部先生の爪の垢でも煎じて飲んでもらいたいものです
2009/06/08(Mon) 11:33 | URL | やっチャーム | 【編集
糖質制限と満腹感
江部先生こんにちわ。
江部先生ファンのれいこです。いつも充実した楽しいブログ&アドバイスをありがとうございます。
今日も先生に質問があり、コメントをさせていただきました。今日先生にお伺いしたいことは、糖質制限と満腹感についてです。
わたくし、糖質制限をはじめてから、一般的な食事に比べて、高蛋白、高脂質の糖質制限食では、「おなかにガツーンと、しっかり、しかも長時間持続する満腹感」を実感しています。これはとってもうれしいことで、喜んでいるのですが、一つの疑問が浮かんできました。
従来、「満腹感」がおこるメカニズムとして主に三つの要因があるといわれてきたと思います。
以下、他サイトからの拝借です。

(1、咀嚼刺激
2、血糖値の上昇
3、胃壁の拡張(迷走神経を刺激)

中でも2の血糖値の上昇が重要なようで、
食事で体内にエネルギーが補給されると血糖値が上昇し、血液中のブドウ糖の濃度が上がるが、この情報はただちに満腹中枢に伝えられる。
この情報を受けて、中枢からは「エネルギーの摂取は十分である!」という情報が体にフィードバックされ、私達は満腹感を覚えることになる。)

通常、食事により血液中のブドウ糖濃度が上昇し、血糖値が130mg/dlに達すると、満腹中枢が刺激され、食欲が抑えられますが、ストレスのある人や、太っている人は、この満腹中枢を刺激する血糖値のセットポイントがずれてしまい、満腹感を感じなくなります。食べ続けることによって血糖値は、どんどん上昇し、それにともないインスリンも、たくさん分泌されます。インスリンには食欲増進作用があるため、ダブルパンチで食欲にブレーキがかからなくなります。)

とあります。
また、

(食後に増えた血液中のブドウ糖を肝臓がグリコー
ゲンに変えるまでの間、血液中のブドウ糖濃度が高
くなるときがあります。この状態を脳の満腹中枢がキ
ャッチして、満腹感を感じるわけです。
 満腹感は、ブドウ糖濃度以外に、コレシストキニン
などのホルモンや阻嚼回数、食の満足度なども関係
しますが、血液中のブドウ糖が上がることが大きな
条件です。

血糖値の上昇は食事を始めてから20分ほどかかるので、この間に必要以上に食べてしまうと、満腹中枢から満腹感の信号が出される前に多量のエネルギーを摂ることになってしまう。早食いの人が太りやすいのはこのため。
ダイエットをしている人はなるべくゆっくり食べた方がよい。)

とも。


http://www.tmin.ac.jp/medical/12/feeding1.html

江部先生が推奨され、私たちが実践している糖質制限食では、私たちの身体はいったいどのようにして満腹感を得ているのでしょうか?
従来では血糖値の上昇(グルコーススパアイク)が満腹感を感じるのに必須であると言われていて、現在も定説となっていると思います。
先生はこの点について何かお気づきになったことはありますか?
2009/06/08(Mon) 13:35 | URL | れいこ | 【編集
教えてください!
一日に二回もゴメンナサイ(>_<。)

一型糖尿病のゆかです。糖質制限を始めて3ヶ月、最初は空腹時も食後も100前後☆だったのですが、最近は食後より食前の方が高い数値(食前140食後120などです)

同じような食生活をしていますが、糖質制限前の数値に近づいてきてる気がして(>_<。)

食前のヒューマログから、24時間型のインスリンにした方がいいのでしょうか?
2009/06/08(Mon) 14:35 | URL | ゆか | 【編集
Re: 教えてください!
ゆかさん。

外部から打ったインスリンにより、内部のインスリンが出なくなるようなことはありません。

1型ということなら、早朝空腹時血糖値が上昇してきているなら、
仰有るとおり、基礎分泌インスリンを補充する意味で
ランタス注射がよいと思います。

ヒューマログは追加分泌インスリンの代わりです。

1型糖尿人は
基礎分泌代わりのランタスを1日1回、
追加分泌代わりのヒューマログを1日3回食前、
というのが一番標準となっています。
2009/06/08(Mon) 17:36 | URL | 江部康二 | 【編集
Re: 糖質制限食と肝機能
taichi さん。

糖質制限食で肝機能障害がくることはありません。
人類が400万年の進化の内、399万年間糖質制限食でしたので安全性は確実です。

ただ低カロリー過ぎた場合は、肝機能障害が出ることがありますので
ご注意ください。
2009/06/08(Mon) 17:40 | URL | 江部康二 | 【編集
Re: これって根拠あるの?
甘いみかんさん。


http://www.eps1.comlink.ne.jp/~mayus/lifestyle2/hitoriyogari.html
のサイトの方は、臨床医として糖尿病の人を診察しておられないのだと思います。


2009年03月08日 (日) の私のブログ

<糖質制限食>VS<糖質たっぷりカロリー制限食>

をお読みいただけば、論争の余地などないと思いますよ。

2009/06/08(Mon) 17:50 | URL | 江部康二 | 【編集
Re: 糖尿病と歯周病
やっチャーム さん。

NHKさん、以前にも「脳はブドウ糖しかエネルギー源にできない」とか、
事実誤認の報道が時にありますね。

こんなことでは視聴料、不払い運動、ますます盛り上がりそうですね。
2009/06/08(Mon) 17:54 | URL | 江部康二 | 【編集
糖質制限の夏は涼しい
糖エネルギー依存体質から脱却してはじめての夏を迎えますが、想像以上に快適で驚いています。他人はネクタイと第一ボタンをはずして早くもクールビズに突入していますが、私は上着を脱ぐ気にさえなりません。まだ夏は序の口とはいえ、昨年までの超暑がり汗っかきとは大違いです。痩せた効果もあろうと思いますが、脂肪エネルギーは静かに燃え、糖エネルギーのようにロスが熱として放出されることもないからでしょうか。つまり燃焼効率が良く、無駄なエネルギーの消費が少ないのではないでしょうか。とするなら、燃費もいいはずです。つまり1日あたりの必要摂取カロリーも少なくて済むのではないでしょうか。1日1食の元祖小山内博先生は1,100kcalぐらいと述べておられました。先生はどうお考えでしょうか?
2009/06/08(Mon) 18:52 | URL | takaharada | 【編集
Re: 糖質制限の夏は涼しい
takaharadaさん。

糖質制限食で初期は体重がよく減少しますので、
基礎代謝も活発になっていると思います。

体重減少がとまり、程よいところで安定したとき
基礎代謝はどうなっているのでしょうか。

これからの研究課題ですね。
2009/06/08(Mon) 19:02 | URL | 江部康二 | 【編集
低糖質だと腎臓が悪くなる?!
URLを載せてくださったページで、

インスリンを注射していない2型糖尿病(かつてのインスリン非依存型糖尿病)とて同じことである。この人々にはインスリン分泌能力が残っている。身体をよく動かして(運動)、高炭水化物食にすれば2型糖尿病のほとんどはよくなる。

「炭水化物の多い食事を摂ると、身体のインスリン感受性がよくなって、そのつぎに炭水化物を摂っても血糖が高くならないのだ。低糖質食を続けている糖尿病患者の多くは、早晩、糖尿病性腎症によって人工透析を必要とするようになるだろう。」
というところが、ものすごく気になります。
別のアメリカの論文にもリンクがあり、そのページも不安になることばかり・・・

低糖質を続けていると、腎臓が悪くなってしまったりするのでしょうか。

もう一つ教えてください。

摂取カロリーが少なすぎると、どうして肝機能障害になるのでしょうか。

2009/06/10(Wed) 15:57 | URL | なつ | 【編集
Re: 低糖質だと腎臓が悪くなる?!
なつさん。

糖質制限食で腎臓が悪くなることはありません。

2型糖尿病の人が、カロリー制限の高糖質食を摂取すれば
必ず徐々に糖尿病が悪化・進行することは、
英国の大規模研究研究UKPDSで証明されています。

低カロリーが続くと、エネルギー不足のため、肝臓の細胞を燃やしたりします。
そのため肝機能障害がでます。

さらに飢餓状態が進行すると筋肉が燃えてタンパク質が崩壊して死にいたります。
2009/06/12(Fri) 17:21 | URL | 江部康二 | 【編集
豆乳とノンシュガー飲料について
はじめてコメントさせていただきます、39歳の糖尿病を心配する男です。

こちらのサイトは、大変有用で科学的な根拠を元に構成されていて大変参考になります。

ありがとうございます。

今回は、2点ほど質問があります。

・以前TVで食前に牛乳を飲むと、糖の吸収が抑えられので、インスリンの急上昇を抑制できると拝見し、エビデンスもあるようです。
ただ、私は別な理由(放射能とか乳製品とか)で、健康上牛乳ではなく、調整豆乳を愛飲したいと考えております。
調べてもよくわからなかったのですが、豆乳でも牛乳と同程度の血糖値抑制効果が得られるでしょうか?また、調整豆乳には砂糖が入っているので、その分効果は薄れるのでしょうか?

・最近、糖質ゼロの人工甘味料飲料がとても多くなり、血糖値を上げないとこうことだったので、よく飲んでいたのですが、何かの記事で「血糖値は上げないが、人工甘味料に反応して血糖値が上がっていないにも関わらず、インスリンは分泌される。結果、インスリンの分泌機能が疲弊したり、本当の糖質に反応しなくなる恐れがある」との内容でした。
結局は、飲まなければよいのですが、悪影響がなければストレスにならないように飲みたいとは思っています。

長文になってしまいましたが、アドバイスいただけましたら幸いです。
2012/06/17(Sun) 10:27 | URL | たあさん | 【編集
Re: 豆乳とノンシュガー飲料について
たあさん

正常人では「脂質+糖質」の場合は糖質単独よりは、血糖値の上昇は緩やかになります。
一方糖尿人では、その効果はかなり弱まります。
牛乳でも豆乳でもその脂質含有量が関与します。

「人工甘味料に反応して血糖値が上がっていないにも関わらず、インスリンは分泌される。」
これが真実なら、低血糖になりますが、そうはなっていませんね。
適量の人工甘味料は問題ないと思います。
2012/06/17(Sun) 20:59 | URL | ドクター江部 | 【編集
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