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大豆製品と糖質制限食
こんにちは。

今回は、大豆製品摂取について、ミフィさんからコメント・質問をいただきました。

「大豆製品

いつも拝見させていただいております。
いつもありがとうございます。
私は病院での検査はしていないので、診断はされてませんが、自分で測っています。食後が高い時は190を超えたりもすることがありますが、運動食事で120台に保つように努力しています。そのため糖質制限食は欠かせないのですが、気がついてみたら大豆製品を主食のように摂ってることに気づき調べてみました。
摂りすぎは膀胱がんになる、という報告があるというのを見つけ、心配になりました。本当でしょうか。
納豆、油揚げ、厚揚げ、豆腐、がんも、高野豆腐、などせす。
お忙しいところ申し訳ありませんが、お教えいただければ、ありがたいです。
ミフィ | 2009.06.01(月) 09:35 」


私たち糖尿人が、糖質制限食を実践していると、大豆や大豆製品を、普通の人よりたくさん摂取することになりますので、今回は、大豆製品および大豆イソフラボンについて考えてみました。

健康食ブームで、大豆イソフラボンを含む特定保健用食品が、多数出回っています。

それで「大豆イソフラボンって摂りすぎても大丈夫なの?」という疑問がでてきて、それに対して厚生労働省医薬食品局食品安全部が回答しています。

まず重要なことは、長い食経験を有する大豆、あるいは、大豆食品そのものの安全性が問題となっているのではありません。

即ち、糖質制限食で豆腐や納豆や大豆パンなどの摂取量が少々増えても、食品として大豆全体を摂取している限りは、その中に含まれている大豆イソフラボンに関しては、なんの問題もありません。

一方、サプリメントとして、単体の大豆イソフラボンのみを上乗せして摂取する場合の安全性が問題となり、検討されたものです。

結論としては、食品安全委員会が昨年12月にまとめた「大豆イソフラボンを含む特定保健用食品の安全性評価の基本的な考え方」では、1日当たりの大豆イソフラボンの摂取目安量の上限値を70~75mgとし、そのうち、サプリメントや特定保健食品などで摂取する量は、1日当たり30mgまでが望ましいとしています。

実際、閉経前の女性が、過剰に大豆イソフラボンを摂取すると血中ホルモン値が変動したり、月経周期が延長することなどがあるようです。

また、閉経後女性を対象に、大豆イソフラボンの錠剤(150mg/日)を5年間服用してもらった長期試験では、60カ月で子宮内膜増殖症の発症が、有意に高くなるという報告があったそうです。

糖質制限食の場合、炭水化物以外の魚介類や肉類や野菜など食べ放題なので、大豆だけに頼る必要はありません。

焼き肉、ステーキ、ハンバーグ、シチュー、すき焼き、オムレツ、焼き鳥、刺身、焼き魚・煮魚、豆腐、納豆、おでん、煮野菜、生野菜・・・いろいろ食べて美味しく楽しく糖質制限食実践といきたいですね。

**以下の厚生労働省医薬食品局食品安全部の報道資料をご参照ください。

報道発表資料
平成18年8月23日
厚生労働省医薬食品局食品安全部

大豆及び大豆イソフラボンに関するQ&Aについて

1.食品安全委員会では、厚生労働省の依頼を受け、大豆イソフラボンを関与成分とする特定保健用食品の安全性評価を行い、平成18年5月、安全性評価結果の報告書として「大豆イソフラボンを含む特定保健用食品の安全性評価の基本的な考え方」を取りまとめました。

2.この大豆イソフラボンを含む特定保健用食品の安全性評価においては、これまでの長い食経験を有する大豆あるいは大豆食品そのものの安全性を問題としているのではなく、大豆イソフラボンのみを通常の食生活に上乗せして摂取する場合の安全性が検討されたものです。

3.厚生労働省では、大豆及び大豆由来食品等に関する正確な情報提供を行うため、大豆及び大豆イソフラボンに関するQ&Aを作成し、厚生労働省のHPに掲載しています。また、食品安全委員会の評価結果を受け、平成18年8月、「大豆イソフラボンを含む特定保健用食品等の取扱いに関する指針」を策定しました。

4.大豆及び大豆由来食品等は、良質のタンパク質源であるだけでなく、カルシウム等にも富む重要な栄養源ですので、厚生労働省では、広く国民の皆様に、食生活の中で他の食品と組み合わせてバランスよく食べることをお勧めしているところです。

(参考)
「大豆イソフラボンを含む特定保健用食品安全性評価の基本的な考え方2006年5月」(別添1(PDF:4,130KB))
「大豆イソフラボンを含む特定保健用食品等の取扱いに関する指針」(PDF:253KB)

農林水産省「大豆及び大豆イソフラボンに関するQ&A」ホームページ:http://www.maff.go.jp/syohi_anzen/isoflavon_qa.html

食品安全委員会「大豆及び大豆イソフラボンに関するQ&A」ホームページ:http://www.fsc.go.jp/sonota/daizu_isoflavone.html


江部康二

テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
コメント
「毎日の糖質摂取の仕方」について
江部先生、こんばんは。毎日のお仕事、ブログの更新ご苦労様です。
前回は、「毎月の糖質量について」の質問に詳しくお答え頂きありがとうございました。

今日の質問もちょっとくだらないものかも知れませんが、もしお時間がありましたら、お暇な時にでもよろしくお願いします。

私は2月に担当医にグルコバイを(60日分=180錠)処方してもらったのですが、(現在90錠ほど飲んでいます)必ずと言っていいほど、お腹がはったり、下痢をしてしまうので、結局5月は2~3錠しか飲みませんでした。そのぶん、スーパー糖質制限を徹底して行っております。

そこで質問なのですが、前回教えて頂いた様に、1日の糖質摂取量を、朝15~20g、昼15~20g、夜15~20gとした場合、例えば、昼に糖質のほとんどない食材たち(推定2~3g)でお腹を満たした後で、1箱で糖質が19gしかないチョコレートを1箱全部(あるいはプリン1個=糖質15~20g)を食べたりしてもよろしいのでしょうか?

また朝食を抜いた場合、代わりに、1箱12粒で糖質が19gしかないチョコレートを1箱全部(あるいはプリン1個=糖質15~20g)を食べたりしても良いのでしょうか?

血糖値自己測定器をまだ買っていないもので・・・
近々買おうとは思っているのですが、体調が良いもので、つい先延ばしにしてしまいます。。。


江部先生、こんばんは。毎日のお仕事、ブログの更新ご苦労様です。
前回は、「一日の糖質量」の質問に詳しくお答え頂きありがとうございました。

今日の質問もちょっとくだらないものかも知れませんが、もしお時間がありましたら、お暇な時にでもよろしくお願いします。

私は2月に担当医にグルコバイを(60日分=180錠)処方してもらったのですが、(現在90錠ほど飲んでいます)必ずと言っていいほど、お腹がはったり、下痢をしてしまうので、結局5月は2~3錠しか飲みませんでした。そのぶん、スーパー糖質制限を徹底して行っております。

そこで質問なのですが、前回教えて頂いた様に、1日の糖質摂取量を、朝15~20g、昼15~20g、夜15~20gとした場合、例えば、昼に糖質のほとんどない食材たち(推定2~3g)でお腹を満たした後で、1箱で糖質が19gしかないチョコレートを1箱全部(あるいはプリン1個=糖質15~20g)を食べたりしてもよろしいのでしょうか?

また朝食を抜いた場合、代わりに、1箱12粒で糖質が19gしかないチョコレートを1箱全部(あるいはプリン1個=糖質15~20g)を食べたりしても良いのでしょうか?

血糖値自己測定器をまだ買っていないもので・・・
近々買おうとは思っているのですが、体調が良いもので、つい先延ばしにしてしまいます。。。
2009/06/04(Thu) 20:55 | URL | さわ | 【編集
Re: 「毎日の糖質摂取の仕方」について
さわさん。

1gの糖質が体重64kgの2型糖尿人の血糖値を3mg、1型糖尿人なら5mg上昇させます。

「例えば、昼に糖質のほとんどない食材たち(推定2~3g)でお腹を満たした後で、1箱で糖質が19gしかないチョコレートを1箱全部(あるいはプリン1個=糖質15~20g)を食べたりしてもよろしいのでしょうか?」

このパターンなら昼食の糖質摂取量は21~22gですね。
許容範囲と思いますよ。

グルコバイで下痢や腹満があるなら、グルファストやスターシスといった速効型インスリン分泌促進剤という選択肢もあります。

2009/06/04(Thu) 21:59 | URL | 江部康二 | 【編集
体重減少
健康診断の結果ででてからスーパー糖質制限食をやっています。3,4本飲んでいたコーヒーも一切やめました。実施前と実施後では全く血糖値が違っていると思います。ただ、初心者ですので糖質を厳しくセーブしすぎる傾向にあり、体重が落ちるスピードが早いのが気になります。とりあえず、主食を抜くことだけを考えればいいのでしょうか?今はにんじんや里芋一かけらを食べるのも躊躇してしまいます。
2009/06/05(Fri) 07:02 | URL | ケイ | 【編集
Re: 体重減少
ケイさん。

タンパク質、脂質はしっかり食べて下さい。
体重減少が早いなら、カロリー不足に注意してください。
1回に摂取する糖質量が大切なので、
人参のひとかけらくらいは問題ありませんよ。
2009/06/05(Fri) 07:26 | URL | 江部康二 | 【編集
お返事ありがとうございました。
毎日お忙しい中、お返事ありがとうございました。ここ数ヶ月の疑問が解けてほっとしています。

自分の場合は、薬を使うとしても月に1~2度ですみそうなので、血糖値自己測定器を購入後、グルファストやスターシスも試してみる価値ありですね。

質問の文章がダブってすみませんでした。
2009/06/06(Sat) 02:59 | URL | さわ | 【編集
シチューなどのルウもOKなんですか?
どんなものを食べたらいいか、野菜のグラム数単位で糖質を計算してメニューを作っているくらい、気にしているのですが、先生の記事には
「ハンバーグ、シチュー、すき焼き、オムレツ、焼き鳥、刺身、焼き魚・煮魚、豆腐、納豆、おでん」
とあり、びっくりしました。
すき焼きの砂糖はラカントで代用できるとして、ハンバーグは、少量のパン粉ですが、シチューはかなりな小麦粉を使いますし、おでんは、さつま揚げやはんぺんなどの練り物系はでんぷんがたっぷり入ってますよね?
大根も、かなり糖質が高い野菜で、おでんに入れると1個が限度ですね。

どのように摂取したらよいのでしょうか。

主人に「カレーが食べたい」といわれたのですが、ご飯はなくてもいいとして、ルウを使うと、炭水化物たっぷりですし、小麦粉を入れずにスパイスで作っていくインドカレーでも、成分表を調べると、スパイスって元々が木の実などだからなのか、結構糖質があるんですよねぇ。
2009/06/10(Wed) 16:11 | URL | あいむ | 【編集
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