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糖質制限食講演会in京都、in芦屋のご案内
おはようございます。糖質制限食講演会のご案内です。

☆☆糖質制限食・京都講演会
日時  2009年4月26日(日)
会場 メルパルク京都 5階会議室B
     メルパルク京都
     〒600-8216
     京都市下京区東洞院通七条下ル東塩小路町676番13
     TEL:075-352-7444(代)
定員 120名(先着順)※定員になり次第締め切ります。
参加費 1000円(当日受付)
開場  13:30~
講演時間  14:00~15:45
お申し込み・お問い合わせは京都高雄倶楽部
 お電話でのお申し込み
 075-873-2170
 FAXでのお申し込み
 075-873-2270
 E-mailでのお申し込み takaoclub@ktk-kyoto.jp
 営業時間は、8:45から17:00  お休みは土・日・祝です。

☆☆講座「糖尿病・メタボは必ず良くなる!~糖質制限食のすすめ」
会場 朝日カルチャーセンター芦屋
   http://www.asahi-culture.co.jp/www/ashiya-i.html
   TEL 0797-38-2666
日時 2009年4月30日(木)13:00~14:30
参加費  会員2,415  一般2,835


糖質制限食とは】

食べ物が消化・吸収されたあと、糖質は100%、タンパク質は50%、脂質は10%弱が血糖に変わります。 また糖質は、摂取直後から急峻に血糖値を高く速く上昇させ、2時間以内にほとんどすべてが吸収されます。

一方、タンパク質の血糖値上昇のピークは食後約3時間で、脂質は消化・吸収に丸一日かかることもあります。

これらはカロリーとは無関係な三大栄養素の生理学的特質です。 

このように糖質、脂質、タンパク質のうち糖質だけが血糖値を急峻に上昇させます。従って、糖質を摂取した時には、インスリンが大量に追加分泌されます。

しかし、脂質やタンパク質は血糖値をほとんど上昇させないので、インスリンの追加分泌は、ほとんどありません。

現在糖尿病において、食後の急激な高血糖が、大きな問題として注目されています。食後高血糖が、心筋梗塞や脳梗塞などの合併症を起こす危険因子として確立されたからです。そして食後高血糖を起こすのは、三大栄養素のなかで糖質だけなのです。

1gの糖質が、体重64kgの2型糖尿病の人の血糖値を、約3mg上昇させます。 従って6枚切りの食パン2枚(約310キロカロリー)食べると、糖質 が約50g含まれているので、血糖値は150mgも上昇します。

一方、ロースステーキを300g(約1200キロカロリー)食べても、糖質含有量は1gもないので食後高血糖はほとんど生じないのです。 

また、1gの糖質が体重64kgの1型糖尿病の人の血糖値を5mg上昇させます。

糖質制限食の基本的な考え方は、上述のような生理学的事実をベースにできるだけ糖質の摂取を低く抑えて、食後高血糖を防ぐというものです。簡単に言えば、主食を抜いておかずばかり食べるというイメージになります。抜く必要がある主食とは、米飯・めん類・パンなどの米・麦製品や芋類など糖質が主成分のものです。
 
3食主食抜きのスーパー糖質制限食(糖質12%、タンパク質32%、脂質56%)なら、薬に頼ることなく速やかにリアルタイムで良好な血糖コントロールが可能です。

一方、上述の食パンとステーキの例でも明らかなようにカロリー計算に基づいて血糖値をコントロールすることは理論的に不可能です。

従って現行の日本糖尿病学会推薦の糖尿病食(糖質60%、タンパク質20%、脂質20%)を実践する限りは、一日の摂取カロリーを1200キロカロリーと低く抑えたとしても食後高血糖が必ず生じるのです。

糖尿病の改善には、カロリー制限より糖質制限ということがおわかりいただけたと思います。

なお糖質制限食は、カロリー無制限ということではありません。一般的な標準摂取カロリーの範囲、すなわち男性なら1600~2000キロカロリー、女性なら1200~1600キロカロリーくらいが目安です。

☆☆☆
『糖質制限食十箇条』 -糖尿病や肥満が気になる人に-

一、魚貝・肉・豆腐・納豆・チーズなどタンパク質や脂質が主成分の食品はしっかり食べてよい。
二、糖質特に白パン・白米・麺類及び菓子・白砂糖など精製糖質の摂取は極力控える。
三、主食を摂るときは未精製の穀物が好ましい(玄米、全粒粉のパンなど)
四、飲料は牛乳・果汁は飲まず、成分未調整豆乳はOK。水、番茶、麦茶、ほうじ茶もOK。
五、糖質含有量の少ない野菜・海草・茸類は適量OK。果物は少量にとどめる。
六、オリーブオイルや魚油(EPA、DHA)は積極的に摂り、リノール酸を減らす。
七、マヨネーズ(砂糖無しのもの)やバターもOK。
八、お酒は蒸留酒(焼酎、ウィスキーなど)はOK、醸造酒(ビール、日本酒、など)は控える。
九、間食やおつまみはチーズ類やナッツ類を中心に適量摂る。菓子類、ドライフルーツは不可。
十、できる限り化学合成添加物の入っていない安全な食品を選ぶ。

『糖質制限食』の3パターン
一、スーパー糖質制限食は三食とも主食なし。効果は抜群で早く、一番のお薦め。
二、スタンダード糖質制限食は朝と夕は主食抜き。
三、プチ糖質制限食は夕だけ主食抜き。嗜好的にどうしてもデンプンが大好きな人に。
*抜く必要がある主食とは米飯・めん類・パンなどの米・麦製品や芋類などの炭水化物。*炭水化物=糖質+食物繊維


【糖質制限食を実践する時のご注意】
本にも書きましたが、 糖質制限食によりリアルタイムに血糖値が改善します。このため既に、経口血糖降下剤(オイグルコン、アマリールなど)の内服やインスリン注射をしておられる糖尿人は低血糖の心配がありますので必ず主治医と相談して頂きたいと思います。

一方、薬を使用してない糖尿人は、低血糖の心配はないので、「主食を抜けば糖尿病は良くなる」「主食を抜けば糖尿病は良くなる 実践編」「糖尿病が良くなるごちそうレシピ」「 糖質制限食 春のレシピ」「 糖質制限食 夏のレシピ」「糖質制限食 秋のレシピ」「糖質制限食 冬のレシピ」を参考にして、自力で 糖質制限食を実践して糖尿病改善を目指していただけば幸いです。


江部康二

テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
コメント
ラカントSについて
江部先生

いつもブログを拝見させて頂いています。
昨年10月に糖尿病が発覚した直後から糖質制限を実行し、
お蔭様でHbA1cが8.5だったのが、4月現在は5.4にまで改善しました。
本当にありがとうございます。

ところが今日、不安に思う事が起こりました。
今朝、朝食代わりに紅茶にラカントSをティースプーンに2杯入れたものを飲んだところ、1時間程で血糖値が92→118となりました。
紅茶以外のものは全く口にしておらず、体調が悪い訳でもないので、
これだけ上昇する理由が分かりません。
ラカントSは血糖値の上昇がゼロとのことで安心して使っていたのですが…。

自己測定をしたのは数ヶ月ぶりだったので、
もしかしたら今までも上がっていたのかと思うと、不安でたまりません。
どうしたらよいでしょうか?
大変お忙しい中を恐縮ですが、ご回答頂けたら幸いです。
2009/04/24(Fri) 10:40 | URL | ふじ | 【編集
自己評価ができません
一月ほど前にコメントを書かせていただいたnissyです。先生のコメントで修道高校出身と知り、私が今住んでおります所が、川を隔ててすぐ近くの所であること、また釜池先生が開業されている場所は私の故郷で、母の生家のすぐ傍であることなど、少なからずご縁を感じております。さて、以前コメントしましたように、三月初旬より、ほぼ完全な糖質制限食を実行し、毎食前の超即効型のインスリンは、打った時と打たない時の、食後一時間と二時間の数値を比較し、この食事内容なら、先生が示された数値を越えることはないと自信を持って、今月からは完全に食前の注射を止め、夜に6単位打っていた基礎分泌分は、起床時の数値が100を越えていたら6単位、越えていなければ5単位を朝打つように変更しました。これはブログ内の様々な方の例を参考に自己流で変更したものです。そして満を持して昨日の定期診察に臨みました。自分としては先月5.5だったヘモグロビンA1cの値が4点台にまで改善しているのではと、自信と期待を込めて診察に臨んだのですが、結果は5.6と0.1上がってしまいました。先生から頂いたアドバイスは、食前のインスリンは食事内容に合わせて主治医の指示の3から4単位を打ち、基礎分泌分はそのままでということでしたが、糖質制限食に切り替えてからの血糖値の数値があまりにも良く、朝以外はほとんど100を越えなかったので、前述のようにしてみました。このことを踏まえ、昨日の結果は、食前のインスリンを完全に止めたにもかかわらず5.6という数値が出たことは喜ばしいことで、このまま続けていけば更に改善されていく可能性があるのか、もしくはこの数値は十分良い数値で、インスリンは打たずにこのままの制限食を続けていく、または食前のインスリンも打って、さらに数値の改善をはかるのか、主治医には相談することができず、さりとて先生の善意に頼って、無償でこうしてブログ内で診察以上のアドバイスを求めることは、本来医師である先生に失礼にあたることは重々承知の上で、すがる思いでアドバイスをお願いする次第です。一日も早く一人でも多くの医師が、糖質制限食を取り入れてくれることを切に願うものです。
2009/04/24(Fri) 17:54 | URL | nissy | 【編集
評価
nissyさん。

HbA1cは過去1~2ヶ月の平均血糖値をしめします。

従いまして
「昨日の結果は、食前のインスリンを完全に止めたにもかかわらず5.6という数値が出たことは喜ばしいことで、このまま続けていけば更に改善されていく可能性がある」

ということで問題ないと思いますよ。
HbA1c5.6%はコントロール優ですが、
1ヶ月後はさらに減る可能性もありますね。
でも美味しく楽しく末永くで
5.8%未満が目標でいいと思います。
2009/04/24(Fri) 19:42 | URL | 江部康二 | 【編集
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