2009年04月09日 (木)
こんばんは。
NEJM誌2009年2月26日号に、米国Harvard公衆衛生大学院のFrank M. Sacks氏らの
「ダイエットの種類は減量の成否に影響しない。」
「3大栄養素の摂取割合よりも総熱量の制限が重要である。」
というカロリー神話肯定論文が掲載されました。 **
811人を4グループに分けて、2年間経過を追ったものです。
Volume 360:859-873 Feb.26,2009 Number 9 NEJM
Comparison of Weight-Loss Diets with Different Compositions of Fat, Protein, and Carbohydrates
これは以前、本ブログで紹介した、やはりニューイングランド・ジャーナルの文献
低炭水化物法が最も体重減少。HDL-Cも増加。
• イスラエルの322人(男性86%)
• (1)低脂肪法(カロリー制限あり)
• (2)オリーブ油の地中海法(カロリー制限あり)
• (3)低炭水化物法(カロリー制限なしのアトキンス式ダイエット)
• 3グループの食事法を2年間経過観察。
• 低炭水化物法が最も体重減少。HDL-Cも増加。
• NENGLJ MED JULY17,2008、 VOL359. NO.3 229-241
の「低炭水化物食(糖質制限食)が最も体重を減少させ、HDL-Cを増加させた。」
とう論文と真っ向から対立する結論です。
私としては、2008年のイスラエルの疫学研究が報告されて、食事療法の体重減少効果に関する長年の論争に終止符が打たれたと思っていました。
ああそれなのに、また混乱させるような研究が報告されて、「何故?」という思いでした。 (∵)?
今回、Harvard公衆衛生大学院の論文のあらましが手に入ったので、検討してみたらすぐに疑問が解けました。
この研究では、高糖質食と中糖質食の比較検討が行われていたのですが、肝腎の低糖質食(糖質制限食)のグループは無かったのです。これでは詐欺同然です。 (`∧´)
「ダイエットの種類は減量の成否に影響しない。」
「3大栄養素の摂取割合よりも総熱量の制限が重要である。」
というカロリー神話肯定の結論が最初にあって、そうなるように研究デザインを組んだのではないか、と勘ぐりたくなるような代物です。
まず、この研究のデザインした
高糖質食(低脂肪/標準たんぱく食)は、糖質65%、
低糖質食(高脂肪/高たんぱく食)は、糖質35%、
であり高雄病院の糖質制限食の糖質12%に比べると、到底、低糖質食とは言えません。
しかも2年間経過した時点で、
高糖質食グループの糖質割合は53.2%と減っており、
低糖質食グループの糖質割合は42.9%と増加していました。
高糖質食グループと低糖質グループの糖質摂取量の差は、当初のデザインよりさらに小さくなっており、これでは差がでなくても当然です。
カロリー神話が肯定された方が都合がよい業界の方々が、背後にいっぱい蠢いていそうな不自然な論文です。
ニューイングランド・ジャーナルの文献でさえも、しっかり読まないと大きな誤解をしてしまうという、教訓にはなりましたね。 (*_*)
結論です。
やはり、2008年のニューイングランド・ジャーナル、イスラエルの研究報告
NENGLJ MED JULY17,2008、 VOL359. NO.3 229-241
「低炭水化物食(糖質制限食)が最も体重を減少させ、HDL-Cを増加させた。」
が、食事療法の論争に決着をつけたと思います。
こちらの低炭水化物食はアトキンス式で、当初の2ヶ月間は20g/日の糖質で、かのバーンスタイン医師の30gよりさらに少ない超低炭水化物です。脂質・タンパク質は制限なしで摂取です。
その後は徐々に増やして糖質120g/日以下で体重減少を保ったそうです。
江部康二
**
NEJM誌2009年2月26日号、
米国Harvard公衆衛生大学院のFrank M. Sacks氏らの論文からの抜粋。
811人(51±9歳、男性が36%)の過体重または肥満の成人を4等分し、無作為に以下の食事療法のいずれかに割り付けた:
エネルギーの摂取比率がそれぞれ
脂質、 たんぱく質、 炭水化物
20%、 15%、 65%(低脂肪/標準たんぱく食)
20%、 25%、 55%(低脂肪/高たんぱく食)
40%、 15%、 45%(高脂肪/標準たんぱく食)
40%、 25%、 35%(高脂肪/高たんぱく食)
低脂肪/標準たんぱく食群:
1636kcal、26.2%、17.6%、57.5%(6カ月時)
1531kcal、26.5%、19.6%、53.2%(2年時)
低脂肪/高たんぱく質食群:
1572kacl、25.9%、21.8%、53.4%(6カ月時)
1560kcal、28.4%、20.8%、51.3%(2年時)
高脂肪/標準たんぱく食群:
1607kcal、33.9%、18.4%、49.1%(6カ月時)
1521kcal、33.3%、19.6%、48.6%(2年時)
高脂肪/高たんぱく食群:
1624kcal、 34.3%、22.6%、43%(6カ月時)
1413kcal、 35.1%、21.2%、42.9%(2年時)
摂取熱量と共に運動量も、4群間に差はなかった。
NEJM誌2009年2月26日号に、米国Harvard公衆衛生大学院のFrank M. Sacks氏らの
「ダイエットの種類は減量の成否に影響しない。」
「3大栄養素の摂取割合よりも総熱量の制限が重要である。」
というカロリー神話肯定論文が掲載されました。 **
811人を4グループに分けて、2年間経過を追ったものです。
Volume 360:859-873 Feb.26,2009 Number 9 NEJM
Comparison of Weight-Loss Diets with Different Compositions of Fat, Protein, and Carbohydrates
これは以前、本ブログで紹介した、やはりニューイングランド・ジャーナルの文献
低炭水化物法が最も体重減少。HDL-Cも増加。
• イスラエルの322人(男性86%)
• (1)低脂肪法(カロリー制限あり)
• (2)オリーブ油の地中海法(カロリー制限あり)
• (3)低炭水化物法(カロリー制限なしのアトキンス式ダイエット)
• 3グループの食事法を2年間経過観察。
• 低炭水化物法が最も体重減少。HDL-Cも増加。
• NENGLJ MED JULY17,2008、 VOL359. NO.3 229-241
の「低炭水化物食(糖質制限食)が最も体重を減少させ、HDL-Cを増加させた。」
とう論文と真っ向から対立する結論です。
私としては、2008年のイスラエルの疫学研究が報告されて、食事療法の体重減少効果に関する長年の論争に終止符が打たれたと思っていました。
ああそれなのに、また混乱させるような研究が報告されて、「何故?」という思いでした。 (∵)?
今回、Harvard公衆衛生大学院の論文のあらましが手に入ったので、検討してみたらすぐに疑問が解けました。
この研究では、高糖質食と中糖質食の比較検討が行われていたのですが、肝腎の低糖質食(糖質制限食)のグループは無かったのです。これでは詐欺同然です。 (`∧´)
「ダイエットの種類は減量の成否に影響しない。」
「3大栄養素の摂取割合よりも総熱量の制限が重要である。」
というカロリー神話肯定の結論が最初にあって、そうなるように研究デザインを組んだのではないか、と勘ぐりたくなるような代物です。
まず、この研究のデザインした
高糖質食(低脂肪/標準たんぱく食)は、糖質65%、
低糖質食(高脂肪/高たんぱく食)は、糖質35%、
であり高雄病院の糖質制限食の糖質12%に比べると、到底、低糖質食とは言えません。
しかも2年間経過した時点で、
高糖質食グループの糖質割合は53.2%と減っており、
低糖質食グループの糖質割合は42.9%と増加していました。
高糖質食グループと低糖質グループの糖質摂取量の差は、当初のデザインよりさらに小さくなっており、これでは差がでなくても当然です。
カロリー神話が肯定された方が都合がよい業界の方々が、背後にいっぱい蠢いていそうな不自然な論文です。
ニューイングランド・ジャーナルの文献でさえも、しっかり読まないと大きな誤解をしてしまうという、教訓にはなりましたね。 (*_*)
結論です。
やはり、2008年のニューイングランド・ジャーナル、イスラエルの研究報告
NENGLJ MED JULY17,2008、 VOL359. NO.3 229-241
「低炭水化物食(糖質制限食)が最も体重を減少させ、HDL-Cを増加させた。」
が、食事療法の論争に決着をつけたと思います。
こちらの低炭水化物食はアトキンス式で、当初の2ヶ月間は20g/日の糖質で、かのバーンスタイン医師の30gよりさらに少ない超低炭水化物です。脂質・タンパク質は制限なしで摂取です。
その後は徐々に増やして糖質120g/日以下で体重減少を保ったそうです。
江部康二
**
NEJM誌2009年2月26日号、
米国Harvard公衆衛生大学院のFrank M. Sacks氏らの論文からの抜粋。
811人(51±9歳、男性が36%)の過体重または肥満の成人を4等分し、無作為に以下の食事療法のいずれかに割り付けた:
エネルギーの摂取比率がそれぞれ
脂質、 たんぱく質、 炭水化物
20%、 15%、 65%(低脂肪/標準たんぱく食)
20%、 25%、 55%(低脂肪/高たんぱく食)
40%、 15%、 45%(高脂肪/標準たんぱく食)
40%、 25%、 35%(高脂肪/高たんぱく食)
低脂肪/標準たんぱく食群:
1636kcal、26.2%、17.6%、57.5%(6カ月時)
1531kcal、26.5%、19.6%、53.2%(2年時)
低脂肪/高たんぱく質食群:
1572kacl、25.9%、21.8%、53.4%(6カ月時)
1560kcal、28.4%、20.8%、51.3%(2年時)
高脂肪/標準たんぱく食群:
1607kcal、33.9%、18.4%、49.1%(6カ月時)
1521kcal、33.3%、19.6%、48.6%(2年時)
高脂肪/高たんぱく食群:
1624kcal、 34.3%、22.6%、43%(6カ月時)
1413kcal、 35.1%、21.2%、42.9%(2年時)
摂取熱量と共に運動量も、4群間に差はなかった。
さくらさん。
「妊娠前120未満で妊娠時がそれより低い100というのは何故でしょう?100を超える状態が続くとどうなるのですか ?」
胎児がいる時に血糖値が高いと巨大児ができやすいなどがありますので、目標値が厳しく設定してあります。
「今朝の朝食にさつまいも半分と野菜スープと無糖ヨーグルトにしたところ、食後1.5時間の尿は2+であるのに食後2時間の血糖値は55で、低くて驚きました。私は糖尿病なのでしょうか?」
診断基準的には糖尿病ではないと思います。通常は食後血糖値が180mgを超えると尿糖がでますが、さくらさんは比較的低い血糖値で尿糖が陽性になるタイプかもしれません。
「妊娠20週からこのような炭水化物を控え白米やパンを食べずに生活していても胎児は健康に育つのでしょうか?脳神経の完成を妨げることにならないでしょうか?」
人類の歴史が400万年、農耕以前の399万年は人類皆糖質制限食ですので、心配要りません。イヌイットもそうですね。
2009.2.22のブログをご参照ください。
「妊娠初期のつわりの時期に一日中果物ばかり食べていて(みかん、苺、グレープフルーツ、バナナ、パイナップル、りんご)アイスクリームやジュースも食べました。それが引き金になったのでしょうか? 」
HbA1c=4.5%と、ごく正常で、過去2ヶ月の平均血糖値は84mgていどですので心配ないと思います。
「妊娠前120未満で妊娠時がそれより低い100というのは何故でしょう?100を超える状態が続くとどうなるのですか ?」
胎児がいる時に血糖値が高いと巨大児ができやすいなどがありますので、目標値が厳しく設定してあります。
「今朝の朝食にさつまいも半分と野菜スープと無糖ヨーグルトにしたところ、食後1.5時間の尿は2+であるのに食後2時間の血糖値は55で、低くて驚きました。私は糖尿病なのでしょうか?」
診断基準的には糖尿病ではないと思います。通常は食後血糖値が180mgを超えると尿糖がでますが、さくらさんは比較的低い血糖値で尿糖が陽性になるタイプかもしれません。
「妊娠20週からこのような炭水化物を控え白米やパンを食べずに生活していても胎児は健康に育つのでしょうか?脳神経の完成を妨げることにならないでしょうか?」
人類の歴史が400万年、農耕以前の399万年は人類皆糖質制限食ですので、心配要りません。イヌイットもそうですね。
2009.2.22のブログをご参照ください。
「妊娠初期のつわりの時期に一日中果物ばかり食べていて(みかん、苺、グレープフルーツ、バナナ、パイナップル、りんご)アイスクリームやジュースも食べました。それが引き金になったのでしょうか? 」
HbA1c=4.5%と、ごく正常で、過去2ヶ月の平均血糖値は84mgていどですので心配ないと思います。
2009/04/09(Thu) 19:52 | URL | 江部康二 | 【編集】
Yahoo!ニュースやmixiニュースにこの記事が出ていて本当はどうなんだろう?
と疑問に思っていた事なのでスッキリしました。
イロイロなカラクリがあるのですね…
と疑問に思っていた事なのでスッキリしました。
イロイロなカラクリがあるのですね…
2009/04/10(Fri) 11:18 | URL | かず | 【編集】
はじめまして。
私は摂食障害(拒食症、過食嘔吐)で低体重です。150cm、30kg、さらに慢性的に低血糖です。この様な身体状態でも、糖質制限食を行っても大丈夫でしょうか?
(炭水化物は病気故、抵抗があり、もともとあまり摂取できません。現在の一日の摂取カロリーは1000kcal前後です)
よろしくお願い致します。
私は摂食障害(拒食症、過食嘔吐)で低体重です。150cm、30kg、さらに慢性的に低血糖です。この様な身体状態でも、糖質制限食を行っても大丈夫でしょうか?
(炭水化物は病気故、抵抗があり、もともとあまり摂取できません。現在の一日の摂取カロリーは1000kcal前後です)
よろしくお願い致します。
2009/04/10(Fri) 12:01 | URL | S.N | 【編集】
この記事と関係のないコメントですみません><
先生のブログに出会い、先生の本に出会い(主食を抜けば糖尿病は良くなる!と、実践編と、夏のレシピを購入しました^^)1ヵ月半程、回り道もしながら実践した所、大幅に改善出来ました。
糖尿病と診断されてすぐに江部先生からの情報に出会えて私は本当にラッキーでした。まだまだ問題は有るのですが、本当に嬉しかったのでご報告に参りました。
3月1日よりスーパー糖質制限を始め、今日初めて検査だったのですが良い数値が出ました。(たまに糖質の誘惑に負けた日もあったのですが・・)
H20,12 H21,4
HbA1c 7.3 6.5H
食後2時間血糖値
200 98
総コレステロール 256 189
中性脂肪 299 145
GOT 56 25 GPT 120 53H
γーGTP 55 23
HDL-C 39 51
LDL-C 154 124
数年来、何をやっても下がる事の無かった中性脂肪がたった1ヶ月ちょっとの糖質制限で基準値内に下がったのが驚きです。
HbA1cはまだ下げなくちゃいけないと思いますが、これからも粛々と糖質制限を続ければいつか結果がついてくると思います。
体重は5.7kg落ちました^^
事後報告になってしまって大変申し訳ないのですが…
先生のブログの内容を一部転載させて頂いた事があります><
先に承諾を得るべきだったのですが申し訳ないです…
以下転載した文章です。
「現在、FDA(米国食料医薬品庁)が食品への使用を許可している
人工甘味料は、サッカリン、アスパルテーム、アセスルファムカリウム、
スクラロースの4種です。
これらの人工甘味料は、「フリーフード」と呼ばれ、米国心臓病協会や
米国糖尿病協会も肯定的ではあります。
これら4種の合成甘味料は、カロリーはないのでダイエットにはよいし、
血糖値を上昇させないという意味では、糖尿病にも糖質制限食的にも
OKです。」
事後報告ですみません><
また1つご相談があるのですが…
今日初めての受診だったので、糖質制限をしてる事を先生に伝えられませんでした。
私は基本薬は使わずに血糖値のコントロールをしたいと思っています。しかし、兵庫や新潟で起きた様な大地震にもしも見舞われたら配給で糖質制限するのは難しいだろうと思い薬は先生にお願いして処方して貰いました。出して頂いた薬はメルビンとリピトールです。これは妥当でしょうか?
お忙しいと分かっていながら質問するのは失礼と重々承知で…
お時間のある時に教えて頂けたら幸いでございます。宜しくお願い致します。
先生のブログに出会い、先生の本に出会い(主食を抜けば糖尿病は良くなる!と、実践編と、夏のレシピを購入しました^^)1ヵ月半程、回り道もしながら実践した所、大幅に改善出来ました。
糖尿病と診断されてすぐに江部先生からの情報に出会えて私は本当にラッキーでした。まだまだ問題は有るのですが、本当に嬉しかったのでご報告に参りました。
3月1日よりスーパー糖質制限を始め、今日初めて検査だったのですが良い数値が出ました。(たまに糖質の誘惑に負けた日もあったのですが・・)
H20,12 H21,4
HbA1c 7.3 6.5H
食後2時間血糖値
200 98
総コレステロール 256 189
中性脂肪 299 145
GOT 56 25 GPT 120 53H
γーGTP 55 23
HDL-C 39 51
LDL-C 154 124
数年来、何をやっても下がる事の無かった中性脂肪がたった1ヶ月ちょっとの糖質制限で基準値内に下がったのが驚きです。
HbA1cはまだ下げなくちゃいけないと思いますが、これからも粛々と糖質制限を続ければいつか結果がついてくると思います。
体重は5.7kg落ちました^^
事後報告になってしまって大変申し訳ないのですが…
先生のブログの内容を一部転載させて頂いた事があります><
先に承諾を得るべきだったのですが申し訳ないです…
以下転載した文章です。
「現在、FDA(米国食料医薬品庁)が食品への使用を許可している
人工甘味料は、サッカリン、アスパルテーム、アセスルファムカリウム、
スクラロースの4種です。
これらの人工甘味料は、「フリーフード」と呼ばれ、米国心臓病協会や
米国糖尿病協会も肯定的ではあります。
これら4種の合成甘味料は、カロリーはないのでダイエットにはよいし、
血糖値を上昇させないという意味では、糖尿病にも糖質制限食的にも
OKです。」
事後報告ですみません><
また1つご相談があるのですが…
今日初めての受診だったので、糖質制限をしてる事を先生に伝えられませんでした。
私は基本薬は使わずに血糖値のコントロールをしたいと思っています。しかし、兵庫や新潟で起きた様な大地震にもしも見舞われたら配給で糖質制限するのは難しいだろうと思い薬は先生にお願いして処方して貰いました。出して頂いた薬はメルビンとリピトールです。これは妥当でしょうか?
お忙しいと分かっていながら質問するのは失礼と重々承知で…
お時間のある時に教えて頂けたら幸いでございます。宜しくお願い致します。
S.N さん。
「私は摂食障害(拒食症、過食嘔吐)で低体重です。150cm、30kg、さらに慢性的に低血糖です。この様な身体状態でも、糖質制限食を行っても大丈夫でしょうか?」
糖質制限食実践により、インスリンの追加分泌がほとんど要らなくなるので低血糖は起こりにくくなります。
血糖の乱高下がなくなるので、代謝的にも心理的にも安定する方向に向かいます。
ただ、糖質制限食だけで拒食症がすべて解決するわけではありませんので、主治医と治療方針などよくご相談下さいね。
「私は摂食障害(拒食症、過食嘔吐)で低体重です。150cm、30kg、さらに慢性的に低血糖です。この様な身体状態でも、糖質制限食を行っても大丈夫でしょうか?」
糖質制限食実践により、インスリンの追加分泌がほとんど要らなくなるので低血糖は起こりにくくなります。
血糖の乱高下がなくなるので、代謝的にも心理的にも安定する方向に向かいます。
ただ、糖質制限食だけで拒食症がすべて解決するわけではありませんので、主治医と治療方針などよくご相談下さいね。
2009/04/10(Fri) 19:25 | URL | 江部康二 | 【編集】
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