2009年04月06日 (月)
こんにちは。
高雄病院京都駅前診療所の外来が終了して、隣のホテルで定番のランチバイキング¥950-をたっぷり食べて、京都中桜満開の中をドライブして、先ほど高雄病院に到着しました。今日も夜は、二日酔いに気をつけつつ宴会です。
さて今回は、1型糖尿病のゆかさんから膵臓の機能について質問・コメントをいただきました。
【09/04/04 ゆか
一型糖尿病の膵臓機能は後退のみですか?
江部先生 初めまして!
私は2007年の長男妊娠をきっかけに糖尿病を発症しました。
二型糖尿病と思っていたのですが抗体!?の数値が高いとのことで、一型と診断されました。
出産後は一時的にヘモグロビンA1Cも5.6まで戻りましたが、昨年10月から、毎月数値が5.8→6.0→6.2と上がり、今年3月の検査では7.0でした。
今はインスリン(ヒューマログ)を毎食前2単位打っています。
インスリンを再び打ち出しでも打つ前よりヘモグロビンの値は高くなっていき、どうすればよいかとインターネットを探していたら、先生の糖質制限を知りました!
まだ初めて1ヶ月も経っていませんが、数値の変化(1日全て正常値保つことができてます)に喜んでいます! 今月の検査が楽しみです!
このまま膵臓を休息させれば、インスリンを打たなくてもよくなる!と思いながら毎日頑張っていますが、主治医の先生に一型の膵臓は少しずつユックリ、インスリンが出なくなっていく(インスリンを辞めるのは難しい)と言われました。
先生にはまだ糖質制限食の事は話してません。
私はまだ27歳で、二人目の妊娠も希望してます!妊娠をきっかけに突的に発症したので、休息させたら治るのではと信じています!!
一型糖尿病の膵臓機能について教えてください!!】
ゆかさん。コメントありがとうございます。
「まだ初めて1ヶ月も経っていませんが、数値の変化(1日全て正常値保つことができてます)に喜んでいます! 今月の検査が楽しみです! 」
1型糖尿人が糖質制限食実践1ヶ月で、僅か2単位のインスリンを1日3回で、血糖コントロールが正常とは素晴らしいですね。
主治医の先生もきっと喜んでいただけることでしょう。(⌒o⌒)v
インスリンは、人体に必要不可欠のものですが、少量で済むほど体への影響は少なく健康な生活が送れます。大量に注射すれば肥満したり、インスリンの吸収がばらついて効果が不安定になったりしやすいので、少量であるほど好ましいのです。
通常の糖質たっぷりのカロリー制限食に比べれば、糖質制限食なら1型糖尿人でもインスリンの量は1/3以下ですみます。
1型糖尿病のほとんどが、自己免疫疾患と言われています。ゆかさんは、血液検査で抗GAD抗体が陽性なので、1型と診断されたのだと思います。抗GAD抗体があるということは、免疫の誤作動で自己抗体があるということです。抗GAD抗体が、自分で自分の膵臓のβ細胞を攻撃して壊してしまう可能性があるのです。
「主治医の先生に一型の膵臓は少しずつユックリ、インスリンが出なくなっていく(インスリンを辞めるのは難しい)と言われました。」
一般論としては、主治医の先生の仰有る通りです。( ̄_ ̄|||)
しかし、血糖コントロールが正常レベルに保たれていれば、高血糖→「β細胞の障害+インスリン抵抗性増大」→高血糖という「糖毒」の悪循環は防げますので、いわゆるハネムーン期(インスリン分泌が確保されている時期)が長く続く可能性があります。
DCCT(The Diabetus Control and Complications Trial)という、米国の1型糖尿病の大規模な疫学的研究があります。
その報告によると、5年以上インスリン分泌予備能が残っているのは成人発症例に多く、予備能のある群では、インスリン必要量も少なく、かつコントロール状態が良かったとあります。ゆかさんも成人発症ですので、インスリン分泌能が長く残る可能性がありますね。
実際、ある糖尿病専門医さんのホームページで、発症後11年間インスリン分泌能が残っていて、HbA1cもコントロール良好という1型糖尿病の例が紹介されています。やはり成人発症の1型糖尿病の方です。
糖質制限食で糖尿病のコントロールをより厳密に行えば、合併症の発症予防はもちろん、インスリン分泌予備能を維持することが期待できると思います。
また1型糖尿病の米国のバーンスタイン医師の著書、「バーンスタイン医師の糖尿病の解決」(メディカルトリビューン)51ぺージに下記の記載があります。
「私自身の身体は、もはやインスリンを全く産生しない。・・・・私の患者から得た経験で知っていることであるが、現在私が患者に処方する糖質制限食と薬物を糖尿病と診断された時点で使っていたならば、診断時に残っていたインスリン生産能力は、きっと温存されたであろう。」
1型の糖尿人でも、希望はあると思いますよ。 (^_^)
江部康二
高雄病院京都駅前診療所の外来が終了して、隣のホテルで定番のランチバイキング¥950-をたっぷり食べて、京都中桜満開の中をドライブして、先ほど高雄病院に到着しました。今日も夜は、二日酔いに気をつけつつ宴会です。
さて今回は、1型糖尿病のゆかさんから膵臓の機能について質問・コメントをいただきました。
【09/04/04 ゆか
一型糖尿病の膵臓機能は後退のみですか?
江部先生 初めまして!
私は2007年の長男妊娠をきっかけに糖尿病を発症しました。
二型糖尿病と思っていたのですが抗体!?の数値が高いとのことで、一型と診断されました。
出産後は一時的にヘモグロビンA1Cも5.6まで戻りましたが、昨年10月から、毎月数値が5.8→6.0→6.2と上がり、今年3月の検査では7.0でした。
今はインスリン(ヒューマログ)を毎食前2単位打っています。
インスリンを再び打ち出しでも打つ前よりヘモグロビンの値は高くなっていき、どうすればよいかとインターネットを探していたら、先生の糖質制限を知りました!
まだ初めて1ヶ月も経っていませんが、数値の変化(1日全て正常値保つことができてます)に喜んでいます! 今月の検査が楽しみです!
このまま膵臓を休息させれば、インスリンを打たなくてもよくなる!と思いながら毎日頑張っていますが、主治医の先生に一型の膵臓は少しずつユックリ、インスリンが出なくなっていく(インスリンを辞めるのは難しい)と言われました。
先生にはまだ糖質制限食の事は話してません。
私はまだ27歳で、二人目の妊娠も希望してます!妊娠をきっかけに突的に発症したので、休息させたら治るのではと信じています!!
一型糖尿病の膵臓機能について教えてください!!】
ゆかさん。コメントありがとうございます。
「まだ初めて1ヶ月も経っていませんが、数値の変化(1日全て正常値保つことができてます)に喜んでいます! 今月の検査が楽しみです! 」
1型糖尿人が糖質制限食実践1ヶ月で、僅か2単位のインスリンを1日3回で、血糖コントロールが正常とは素晴らしいですね。
主治医の先生もきっと喜んでいただけることでしょう。(⌒o⌒)v
インスリンは、人体に必要不可欠のものですが、少量で済むほど体への影響は少なく健康な生活が送れます。大量に注射すれば肥満したり、インスリンの吸収がばらついて効果が不安定になったりしやすいので、少量であるほど好ましいのです。
通常の糖質たっぷりのカロリー制限食に比べれば、糖質制限食なら1型糖尿人でもインスリンの量は1/3以下ですみます。
1型糖尿病のほとんどが、自己免疫疾患と言われています。ゆかさんは、血液検査で抗GAD抗体が陽性なので、1型と診断されたのだと思います。抗GAD抗体があるということは、免疫の誤作動で自己抗体があるということです。抗GAD抗体が、自分で自分の膵臓のβ細胞を攻撃して壊してしまう可能性があるのです。
「主治医の先生に一型の膵臓は少しずつユックリ、インスリンが出なくなっていく(インスリンを辞めるのは難しい)と言われました。」
一般論としては、主治医の先生の仰有る通りです。( ̄_ ̄|||)
しかし、血糖コントロールが正常レベルに保たれていれば、高血糖→「β細胞の障害+インスリン抵抗性増大」→高血糖という「糖毒」の悪循環は防げますので、いわゆるハネムーン期(インスリン分泌が確保されている時期)が長く続く可能性があります。
DCCT(The Diabetus Control and Complications Trial)という、米国の1型糖尿病の大規模な疫学的研究があります。
その報告によると、5年以上インスリン分泌予備能が残っているのは成人発症例に多く、予備能のある群では、インスリン必要量も少なく、かつコントロール状態が良かったとあります。ゆかさんも成人発症ですので、インスリン分泌能が長く残る可能性がありますね。
実際、ある糖尿病専門医さんのホームページで、発症後11年間インスリン分泌能が残っていて、HbA1cもコントロール良好という1型糖尿病の例が紹介されています。やはり成人発症の1型糖尿病の方です。
糖質制限食で糖尿病のコントロールをより厳密に行えば、合併症の発症予防はもちろん、インスリン分泌予備能を維持することが期待できると思います。
また1型糖尿病の米国のバーンスタイン医師の著書、「バーンスタイン医師の糖尿病の解決」(メディカルトリビューン)51ぺージに下記の記載があります。
「私自身の身体は、もはやインスリンを全く産生しない。・・・・私の患者から得た経験で知っていることであるが、現在私が患者に処方する糖質制限食と薬物を糖尿病と診断された時点で使っていたならば、診断時に残っていたインスリン生産能力は、きっと温存されたであろう。」
1型の糖尿人でも、希望はあると思いますよ。 (^_^)
江部康二
先生こんにちは。いつも楽しく勉強させていただいております。そこで質問なんですが、切り干し大根は食物繊維がたくさん含まれていますが、調べてみると糖質の量もかなり多いことに気づきました。食物繊維が多いので血糖値をコントロールする意味でもたっぷり摂るようさまざまなサイトで見て、普段から積極的に食べていましたが、実際のところはどうなんでしょうか?先生の本のメニューにも切干大根が使われていましたので大丈夫なんだとは思いますが、食べ過ぎるのもよくないのでしょうか?お忙しいところ申し訳ございませんが教えていただけると幸いです。
2009/04/06(Mon) 17:48 | URL | じゅん | 【編集】
早速のお返事ありがとうございました(^-^)
わかりやすく教えて頂いてありがとうございます!!
少しでも長く、インスリン予備能が保てるように、これからも糖質制限食を続けていきます!!
これからもこちらのブログで勉強させていただきます!!
わかりやすく教えて頂いてありがとうございます!!
少しでも長く、インスリン予備能が保てるように、これからも糖質制限食を続けていきます!!
これからもこちらのブログで勉強させていただきます!!
ベィビィ さん。
今週末も夜桜見物と宴会です。
今週末も夜桜見物と宴会です。
2009/04/07(Tue) 11:09 | URL | 江部康二 | 【編集】
参りました´δ`´б`
2009/04/07(Tue) 20:01 | URL | ベィビィ | 【編集】
はじめまして 私も8月に糖尿病と診断され最近1型であるのがわかり 2週間入院して今日退院しました。 入院中に主治医にカーボコントロールの話をしましたが血糖値を安定させてからということで毎日ご飯を食べさせられました。
おかげで2kg体重も増えました。
昨年の8月に発症してから10㌔以上減りましたのでそれもいいかと思っていますが・・・
ただ 体重とhbA1cが落ち着いてからカーボでコントロールしようと思いますがそれでは遅いでしょうか。 1型にはカーボでコントロールは難しいと先生や栄養士もいいます。 ちなみに私は北海道に住んでいて病院は糖尿専門で有名な病院です。院長の話ではインスリンは万能薬で副作用はなく唯一の副作用は太るところといいます。 入院後HBA1Cは9.7→8.5になりました。札幌に先生がいらっしゃることがあれば、是非お話を聞きたいです。
おかげで2kg体重も増えました。
昨年の8月に発症してから10㌔以上減りましたのでそれもいいかと思っていますが・・・
ただ 体重とhbA1cが落ち着いてからカーボでコントロールしようと思いますがそれでは遅いでしょうか。 1型にはカーボでコントロールは難しいと先生や栄養士もいいます。 ちなみに私は北海道に住んでいて病院は糖尿専門で有名な病院です。院長の話ではインスリンは万能薬で副作用はなく唯一の副作用は太るところといいます。 入院後HBA1Cは9.7→8.5になりました。札幌に先生がいらっしゃることがあれば、是非お話を聞きたいです。
匿名希望様
抗GAD抗体が陽性なので、基本的に1型と考えられます。
糖質制限食を実践することで、高血糖が改善されて
膵臓のβ細胞が休養できてあるていど回復したと考えられます。
このままいい状態が続けばいいですね。
日本の常識では、「1型だと必ずインスリン注射が必要となる」とされていますが、
バーンスタイン医師によれば、1型でも血糖コントロールを正常に保てば
長くβ細胞機能も保てるそうですよ。
美味しく楽しく、糖質制限食をお続け下さいね。
2009/11/02(Mon) 18:23 | URL | 江部康二 | 【編集】
こんばんは。
たまたま見かけました。
少し相談があるのですが
いいですか?
私は春から大学生になる女です。
実は私の母が劇症一型糖尿病なんです。
もう発症して5年になります。
毎日インスリンを打っています。
相談なんですが、うちの母は
血糖値が通常の100前後になると
背中や肩に激痛が走るらしく、
横になっていないとすごく
つらいらしいんです。
病院でいろいろな検査をしてもらっても
その背中や肩の痛みの
原因がわからないみたいなんです。
母は糖尿になってから
すごく内面が弱くなりました。
外見もとてもふけました。
いつも「この痛いのさえなかったらな」
といっています。
私の家はお金にも苦しいほうで
有名な専門医に
みてもらうことができません。
どうにかして母を助けてあげたいです。
この背中や肩の痛みについて
何かわかることがありましたら、
どうか教えてください!
たまたま見かけました。
少し相談があるのですが
いいですか?
私は春から大学生になる女です。
実は私の母が劇症一型糖尿病なんです。
もう発症して5年になります。
毎日インスリンを打っています。
相談なんですが、うちの母は
血糖値が通常の100前後になると
背中や肩に激痛が走るらしく、
横になっていないとすごく
つらいらしいんです。
病院でいろいろな検査をしてもらっても
その背中や肩の痛みの
原因がわからないみたいなんです。
母は糖尿になってから
すごく内面が弱くなりました。
外見もとてもふけました。
いつも「この痛いのさえなかったらな」
といっています。
私の家はお金にも苦しいほうで
有名な専門医に
みてもらうことができません。
どうにかして母を助けてあげたいです。
この背中や肩の痛みについて
何かわかることがありましたら、
どうか教えてください!
2009/12/19(Sat) 22:43 | URL | まあ | 【編集】
まあさん。
背中の痛みに関しては私にもわかりません。
すいません。
背中の痛みに関しては私にもわかりません。
すいません。
2009/12/20(Sun) 08:22 | URL | 江部康二 | 【編集】
江部先生、
いつもブログや書籍の執筆お疲れ様です。
おかげさまで、当初12だったHa1cが5.6前後で安定する様になりました。これも江部先生の糖質制限理論&実践のおかげです。本当にありがとうございます。
さて、当初より抗GAD抗体値が400オーバーと大変な数字なのですが、今のところインシュリンもそこそこ出ています。なんとかこの抗GAD抗体値を下げるべく、糖質制限の継続と、ビタミン、ミネラル&植物栄養物質の摂取を続けています。
その結果、先日の検査では抗GAD抗体値が200までさがりました。本来は1桁代で無いといけない様なのでまだまだ先は長いですが、あきらめずに頑張りたいと思います。
今後ともよろしくお願いします。
いつもブログや書籍の執筆お疲れ様です。
おかげさまで、当初12だったHa1cが5.6前後で安定する様になりました。これも江部先生の糖質制限理論&実践のおかげです。本当にありがとうございます。
さて、当初より抗GAD抗体値が400オーバーと大変な数字なのですが、今のところインシュリンもそこそこ出ています。なんとかこの抗GAD抗体値を下げるべく、糖質制限の継続と、ビタミン、ミネラル&植物栄養物質の摂取を続けています。
その結果、先日の検査では抗GAD抗体値が200までさがりました。本来は1桁代で無いといけない様なのでまだまだ先は長いですが、あきらめずに頑張りたいと思います。
今後ともよろしくお願いします。
ミズケンさん。
「当初12だったHa1cが5.6前後」
抗GAD抗体陽性にも関わらず、素晴らしい改善ですね。
血糖コントロールを良好に保つことで、β細胞が保護されますので、
この調子で、美味しく楽しく糖質制限食をお続け下さいね。
「当初12だったHa1cが5.6前後」
抗GAD抗体陽性にも関わらず、素晴らしい改善ですね。
血糖コントロールを良好に保つことで、β細胞が保護されますので、
この調子で、美味しく楽しく糖質制限食をお続け下さいね。
2010/08/17(Tue) 10:19 | URL | ドクター江部 | 【編集】
夫の体調を良くしたい!と糖質制限食を初めてマル2週間です。
夫は1型を発症して7年が過ぎていますので、インスリンが不要になることはないと思っていましたが、、、まだ可能性はゼロではないのでしょうか?
こちらのブログを遡って読ませていただいている中で、このトピックに目が留まり、コメントさせていただいた次第です。
次の通院時に「まだ自前のインスリンが出ているのか」主治医に尋ねてもらおうと思います。
糖質制限食を始めて2週間、朝だけはオートミール(糖質20g)を摂っていますが、昼・夜は主食を抜き、以前よりずっと良好な血糖値変動で過ごせるようになりました。
しかし・・・これで良いのだろうか?と不安に思うことがあります。
それは、以前8~10単位打っていたノボラピットを、今では全く打たないことが(主食抜きの昼・夜に)よくあるからです。
それで 食後1時間後、2時間後が130とか140前後です。
時おり夫が「ちょっと高そうだなぁ」という時がありまして、そんな時は確認すると160を超えているので1単位打つという具合です。
主食を抜き、砂糖やみりんを使わないで食事を作ると、野菜など由来の糖質だけしか摂取しないわけですが、そうすると、こんなにも打たずに平気なものでしょうか?
就寝前に打っている6単位のランタスが、よく効いているということでしょうか?
朝の血糖値が90くらいなので、さらにランタスを減らす必要は今のところ感じていないのですが・・・
ちなみに、2週間前にこちらでご相談申し上げ、
江部先生から「1単位でどれほど血糖値を下げるか」 10グラムのブドウ糖でチェックする方法をお教えいただき、チェックしましたところ
なんと67も下がったので、1単位の効果の大きさに驚き、むやみに打てないと感じているところがあります。
2・3回チェックをすべきですが、都合でまだ1度しかチェックできていないので、上記の67という数値も特別なものだったかもしれないですが。(今週末、朝に余裕がありそうですので、またチェックしてみるつもりです)
夫は1型を発症して7年が過ぎていますので、インスリンが不要になることはないと思っていましたが、、、まだ可能性はゼロではないのでしょうか?
こちらのブログを遡って読ませていただいている中で、このトピックに目が留まり、コメントさせていただいた次第です。
次の通院時に「まだ自前のインスリンが出ているのか」主治医に尋ねてもらおうと思います。
糖質制限食を始めて2週間、朝だけはオートミール(糖質20g)を摂っていますが、昼・夜は主食を抜き、以前よりずっと良好な血糖値変動で過ごせるようになりました。
しかし・・・これで良いのだろうか?と不安に思うことがあります。
それは、以前8~10単位打っていたノボラピットを、今では全く打たないことが(主食抜きの昼・夜に)よくあるからです。
それで 食後1時間後、2時間後が130とか140前後です。
時おり夫が「ちょっと高そうだなぁ」という時がありまして、そんな時は確認すると160を超えているので1単位打つという具合です。
主食を抜き、砂糖やみりんを使わないで食事を作ると、野菜など由来の糖質だけしか摂取しないわけですが、そうすると、こんなにも打たずに平気なものでしょうか?
就寝前に打っている6単位のランタスが、よく効いているということでしょうか?
朝の血糖値が90くらいなので、さらにランタスを減らす必要は今のところ感じていないのですが・・・
ちなみに、2週間前にこちらでご相談申し上げ、
江部先生から「1単位でどれほど血糖値を下げるか」 10グラムのブドウ糖でチェックする方法をお教えいただき、チェックしましたところ
なんと67も下がったので、1単位の効果の大きさに驚き、むやみに打てないと感じているところがあります。
2・3回チェックをすべきですが、都合でまだ1度しかチェックできていないので、上記の67という数値も特別なものだったかもしれないですが。(今週末、朝に余裕がありそうですので、またチェックしてみるつもりです)
ユキ さん
血糖管理良好、良かったです。
「以前8~10単位打っていたノボラピットを、今では全く打たないことが(主食抜きの昼・夜に)よくあるからです。
それで 食後1時間後、2時間後が130とか140前後です。主食を抜き、砂糖やみりんを使わないで食事を作ると、野菜など由来の糖質だけしか摂取しないわけですが、そうすると、こんなにも打たずに平気なものでしょうか? 」
このデータなら、ノボラピッドインスリンなしでもOKです。
ランタスは直接の影響は少なく、自分自身の内因性インスリンが分泌されている可能性が高いです。
是非、主治医に、血中Cペプチドを検査して貰いましょう。
血糖管理良好、良かったです。
「以前8~10単位打っていたノボラピットを、今では全く打たないことが(主食抜きの昼・夜に)よくあるからです。
それで 食後1時間後、2時間後が130とか140前後です。主食を抜き、砂糖やみりんを使わないで食事を作ると、野菜など由来の糖質だけしか摂取しないわけですが、そうすると、こんなにも打たずに平気なものでしょうか? 」
このデータなら、ノボラピッドインスリンなしでもOKです。
ランタスは直接の影響は少なく、自分自身の内因性インスリンが分泌されている可能性が高いです。
是非、主治医に、血中Cペプチドを検査して貰いましょう。
2015/11/26(Thu) 18:34 | URL | ドクター江部 | 【編集】
お忙しいところ、早速のご回答をいただきまして
ありがとうございました。
ちょうど昨日は、「1型の7歳の男の子がインスリンによる治療(管理?)を行なわずにいて、死亡してしまった」ことがニュースになりました。
それで私は、打たないことへの恐怖・不安に襲われたのでした。
打たずに食べられること、食べても打たずに過ごせること、
夫はとても喜んでいます。
妻の私から見て、今の夫は
ずいぶん前向きに仕事に向かい、積極的に生きるようになったと感じます。
なんだかシャキッとしない、常にどこか辛そうだった以前とは大違いです。
よくしていたゲップも出なくなりましたし、息の匂いも全く気にならなくなりました。
糖質制限食を始めてまだ2週間ですが、良いこと尽くめです。
「ちょっと痩せてきたみたいだ」と本人が言うので、食事を工夫しながら続けていきたいと思います。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
ちょうど昨日は、「1型の7歳の男の子がインスリンによる治療(管理?)を行なわずにいて、死亡してしまった」ことがニュースになりました。
それで私は、打たないことへの恐怖・不安に襲われたのでした。
打たずに食べられること、食べても打たずに過ごせること、
夫はとても喜んでいます。
妻の私から見て、今の夫は
ずいぶん前向きに仕事に向かい、積極的に生きるようになったと感じます。
なんだかシャキッとしない、常にどこか辛そうだった以前とは大違いです。
よくしていたゲップも出なくなりましたし、息の匂いも全く気にならなくなりました。
糖質制限食を始めてまだ2週間ですが、良いこと尽くめです。
「ちょっと痩せてきたみたいだ」と本人が言うので、食事を工夫しながら続けていきたいと思います。
ありがとうございました。
この記事へのトラックバック
| ホーム |