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糖尿病型、正常型、境界型
こんばんは。昨夜は、恒例の第三金曜ライブの日でした。

日中があまりに暖かかったので、連れ合いが半袖を用意してくれたのですが、夜は急速に冷え込んで、春だというのに長袖とコートに戻っちゃいました。

お客さん、祝日なのにたくさん来ていただいてとても嬉しかったです。(⌒o⌒)v

ありがとうございます。

さて今回は、ケリママさんから、糖尿病型、正常型、境界型についてのコメント・質問をいただきました。

【はじめまして。

昨年、9月末に「糖尿病手帳」を手にしてから、しばらくは「カロリー計算」をする糖尿病の食事をして苦しんでいました。
すぐに旦那様がネットで先生の著書と出会い、購入。
「糖質制限」という素晴らしい方法を知り、実践すると、体重もあっという間に減り、血糖値もヘモグロビンも下がりました。
そこで質問です。
先生のお話の中に「糖尿人が正常人に」という部分がよく出てくるのですが、 どういった場合が「正常人」でしょうか?
やはり「正常人」になったからといってある程度普通の食事をしてもいいということではないのでしょうか?

私の場合、
9月が空腹時が233。ヘモグロビンが8.2だったのが、
1月が二時間後血糖113。ヘモグロビン5.4
3月が二時間後血糖126。ヘモグロビン4.9になりました。
主治医には糖質制限のお話をしていないので、とてもびっくりされています。
そして言い出せないままに、セイブルを朝昼が半錠。夜1錠を処方されています。

糖質制限食は 少し緩めで、朝、パンか白米を食べている状態です。 それ以外は外食時の調味料に含まれる糖分があるかと思いますが、 自分で調理する場合は砂糖を一切使っておりません。
ケリママ | 2009.03.17(火) 21:59】


ケリママさん。本のご購入、コメントありがとうございます。
また、糖質制限食にて、体重、血糖値、HbA1cの改善、良かったですね。ヾ(^▽^)

「9月が空腹時が233。ヘモグロビンが8.2だったのが、
1月が二時間後血糖113。ヘモグロビン5.4
3月が二時間後血糖126。ヘモグロビン4.9になりました。」


これは驚異的な改善で、通常のカロリー制限食ではあり得ないことなので、主治医殿、さぞかしびっくりされたことでしょう。ヾ(゜▽゜)

糖尿人でHbA1:4.9%とは、おみそれしました。

ご質問の件ですがこの世には「糖尿人」 「正常人」 「境界人」の3種類の人がいます。 (∵)?

その診断基準ですが、75g経口ブドウ糖負荷試験(75gOGTT)および空腹時血糖値による判定基準と
随時血糖値による判定基準があります。まとめると以下のようになります。


75g経口ブドウ糖負荷試験および、空腹時血糖値による判定基準(日本糖尿病学会)

A)正常型
「空腹時血糖値が110mg/dl未満かつ120分後血糖値が140mg/dl未満」
を満たせば正常型。

B)境界型
正常型にも糖尿病型にも属さない場合をいう。

C)糖尿病
「空腹時血糖値が126mg/dl以上または120分後血糖値が200mg/dl以上」
を満たせば糖尿病型。


随時血糖値200mg/dl以上は糖尿病型

Ⅲ 糖尿病の診断
  Ⅰ、Ⅱの糖尿病型を異なる日に2回以上確認できたら糖尿病と診断。

上記の基準に則れば、ケリママさんは、糖質制限食を実践している限りは「糖尿人→正常人」ですね。

しかし、大量の糖質を摂取すれば、食後高血糖を生じる可能性は高いです。なぜなら糖尿病を発症した時点で、インスリン作用不足インスリン分泌不足インスリン抵抗性)があるからです。

一旦糖尿病の診断がついた人は、(体重64kgの人で)「1gの糖質が3mg血糖値を上昇させる」ということでしたね。

日本人の糖尿病は、診断がついた時点でインスリン分泌能力が1~2割回復不能のダメージを受けていることが多いです。これは、糖質制限食でも元には戻りません。

このことをもって、「一旦糖尿病になったら決して治らない」という言い方がされます。

しかし、疲弊していても死滅していないβ細胞は、糖質制限食で休養を得て元気を回復し、インスリン分泌能力も戻ります。

また、高度の肥満があって、そのためインスリン抵抗性が顕著に増大し、糖尿病を発症した場合は、インスリン分泌能力は正常に残っていることもあります。

このようなタイプの糖尿病は、肥満が改善しインスリン抵抗性が解消されれば、「治る」こともありえるわけですね。

ちなみに、私の場合も
糖質制限食を実践している限りは正常人」
「一定量以上の糖質を摂取すれば食後高血糖200mgアップで、糖尿人」
とうことになります。

江部康二

テーマ:糖尿病
ジャンル:ヘルス・ダイエット
コメント
糖尿病に負けないぞ
江部先生、はじめまして。
私、50歳の2型糖尿病治療中のものです。
一月ほど前に、先生のブログの存在を知り、できる限り細かく内容を拝見させていただいております。
私が自分の体の異常に気付きましたのは、一昨年の秋頃でした。
田舎の両親の具合が悪く、何度か往復する道中に、やたらとトイレの回数が多くなり、夜中に何度もトイレに起きるようになったため、その冬にはお腹にカイロを貼ったりレッグウォーマーをして寝たりと、寒さが頻尿の原因と思い込んでおりました。
スポーツトレーナーという仕事をしており、以前はプロのチームや選手の専属もしておりましたので、体力的には自信を持っており、体型も外見的には10歳以上は若く見えると自負しておりました。
ただ2年前から専属がなくなり、グランドレベルでの仕事がなくなったため、カロリーの消費が減り、ウエスト周りが気になっていたことも事実です。(と言っても身長177.5センチ、体重2年前で72キロ、ウエストは85センチ、それ以前は81センチくらい)筋力トレーニングも指導していますので、自分のトレーニングも欠かさず、生活も普通の人からは考えられないほど規則的で、食事も3食をほとんど自宅で食べ、甘いものは好きですが、普段は夜お菓子をつまむ程度の間食でした。
ですから、まさか私が糖尿病などというものに罹患するなど夢にも思わず、頻尿のことだけが気になり、昨年の4月1日に泌尿器科を受診しました。
翌日病院から電話があり、食後2時間くらいの値ですが、血糖値が570、ヘモグロビンA1Cは10.0もあり、すぐに内科を受診してくださいとのことでした。
あわててかかりつけの内科を受診すると、即日入院を勧められましたが、自営業のためなんとか通院で治療をお願いすると、インスリン注射を指導され、即日2種類のインスリンを処方されました。
仕事のクライアントに大学病院の学部長職の方がおり、心配してくださって、部下の糖尿病専門医を紹介され、2週間後から主治医の変更という形になり、インスリンも食前のノボラピッドと寝る前のランタスに変わりました。
ヘモグロビンA1Cは当初10.0から7.9-6.5-5.8-5.7-5.4-5.5-5.6-5.6-5.6-5.7といわゆる安全圏に持っていけたと喜び、このまま頑張れば、きっと注射もなくなると信じていました。
病気になる前から規則正しい生活をしていた私は、医師と栄養士の言われるままにカロリーを制限し、入院した病院から仕事場に通っているのではと思うくらいに、ストイックに制限を守りましたが、5.4になったとき体重が66キロまで減っていたため、もう少しご飯(白米)を増やすように指示されてから、今度は数値が少し増えてしまい、何かおかしいぞと思うようになりました。
病気になって以来、各種の本を読み漁り糖質制限の本も読んではいましたが、現在の食生活で完全に糖質を抜くということは現実的には難しいと、取り組むことはしませんでした。
しかし、3ヶ月前それとなく主治医に話をした際、そんな極端な食事法はもってのほかで、きちんと食べてインスリンを打っていれば、普通の生活ができるのだから、それでいいじゃないですかという趣旨のことを言われ、がっかりしました。
それで改めて本を読み直し、ネットで情報を集めていく中で、先生の存在に出会い、著書を購入しブログを読んで、自分なりの意見として、インスリンという消火器を持って待ち構えているところに、糖質という火を燃やして、燃えるのを確認したら消し止めるという作業を、3食ごとに繰り返すのはやはりおかしいと結論づけ、今月の診察時に主治医にそう話しましたが、答えはやはり同じでした。
実は20日ほど前から、主食であった白米・パン・麺類は全て止めてほぼ完全な糖質コントロール食に変えておりました。
ただインスリンは4・4・4・6のパターンで続け、休日に3度ほど食前のインスリンを中止し、血糖値をチェックして低血糖にならないように注意しながら、自分の判断で実行しておりました。
その結果、数値が5.5と下がりやはりこのまま続けるべきだと確信しました。
先生の注意事項として、インスリン使用者は、主治医と相談してと、当然の指示がありますが、私の場合、主治医の同意は得られそうもありません。
朝の空腹時血糖値が平均で115くらいありますので、基礎分泌はまだ足らないと思い、夜のランタス6単位は続けようと思いますが、食前のノボラピッド4単位は、食事の内容に合わせて0から4を自分で調整して行こうと思っています。
私はまだ50歳ですが、命が惜しくて長生きがしたいために糖尿病と戦おうというのではありません。
両親ともに糖尿病で、遺伝的な要素もあるとか、交通事故にあったと思って諦めなさいとか、そんな言葉を受け入れたくないのです。
自己管理という意味では、誰よりも気をつけてきた自分が、生活習慣病の代名詞のような糖尿病という病に侵されたことに納得がいかないのです。
これからも先生の御著書と、このブログを頼りに、よりいっそうの自己管理をしていきたいと思います。
長文で失礼しました。
2009/03/21(Sat) 23:18 | URL | nissy | 【編集
ありがとうございました!
コメントをさえていただいてすぐのお返事に、感動しております!

先生にほめていただくと本当に嬉しく思います。
でも、この数値にたどり着けたのは
ただただ先生の著書と出会い、ブログと出会えたからです。
感謝してもしきれないほどです。
まだ小さな子供がいる31歳の母。
楽しく笑顔で毎日が過ごせるのは
「糖質制限」という方法のおかげです。

これからも、しっかりと糖質制限をして
楽しく幸せな健康ライフを過ごしていきたいです!
ありがとうございました☆
2009/03/22(Sun) 23:33 | URL | ケリママ | 【編集
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