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糖質制限食と耐糖能改善
おはようございます。

ネット上で「糖質制限食をすると耐糖能が落ちる」というような記載があるようですが、そんなことはありませんよ。

糖尿人が糖質制限食を実践すれば、耐糖能は基本的に改善します。 (^_^)

一方、耐糖能の改善には、個人差があります。回復の程度は糖尿病発症の時点で、膵臓β細胞が、どのくらいダメージを受けていたかによると思います。

以下は、糖尿病患者Sさんのデータです。 立派な糖尿病型から正常型に見事に回復されました。

2005年9月の健康診断で、空腹時血糖値:202mg/dl、HbA1c:6.9% と糖尿病の確定診断を受けました。

カロリー制限食と運動療法で2年間頑張りましたが、

2007年9月の検査で、空腹時血糖値:163mg/dl、HbA1c:7.1%

空腹時血糖値はやや改善したものの、126mg/dlを超えて糖尿病型、HbA1cは少し悪化しています。

2007年10月から糖質制限食を実践、

2007年11月高雄病院初診時、HbA1c:6.7%と改善。

2008年7月、HbA1c:5.5%と改善。


下記は、糖質制限食を約8ヶ月実践されたあとの、Sさんの2008年7月の糖質摂取時の検査です。

       食前     食後30    食後60   食後90    食後120分
IRI       3.8       35.2     58.5     55.1       24.9
血糖値    108      148     189     142      126

耐糖能が改善し、血糖値は正常パターンとなっています。インスリン分泌指数も0.785と、正常ですね。

糖質制限食を8ヶ月間、実践したことによりインスリンの基礎分泌が回復して、空腹時血糖値が202mg→108mgと正常化。

インスリン追加分泌第一相も回復してインスリン指数0.4以上で正常化。
インスリン追加分泌第二相も回復して食後2時間血糖値126mgと正常化。

2005年に糖尿病が発見されたときは、空腹時血糖値が203mgなので、経口血糖負荷試験をすれば、食後血糖値は当然、200mg以上は確実で、完全に糖尿病パターンだったと考えられます。

このように、糖質制限食実践により、Sさんは見事に耐糖能が回復し、糖尿人から正常人にもどられたわけです。

それではなぜ糖質制限食で耐糖能が改善するのかを考えてみましょう。

糖尿病の人は、インスリンの作用不足があります。より正確には、インスリン分泌不足とインスリン抵抗性が合わさってインスリン作用不足となり、糖尿病を発症します。日本人の場合は、インスリン分泌不足が主となることが多いとされています。

<糖質・脂質・タンパク質>のうち血糖値を急峻に上昇させるのは、糖質だけです。糖質を摂取すると食後高血糖(ブドウ糖スパイク)を起こし、インスリンが大量に追加分泌されます。

1日3回以上毎日糖質を摂取して運動不足もあれば、インスリンが大量に追加分泌されることが長年続いて、遂に膵臓が疲弊していきます。

膵臓が疲弊すると、インスリン分泌能力は低下して、耐糖能も低下して糖尿病を発症します。糖尿病を発症した時点で、膵臓β細胞は、「既に回復不能のダメージを受けたもの」「疲弊しているが回復可能なもの」「健常なもの」があります。

このようなとき、糖質制限食を実践すると、インスリン必要量は極めて少量ですむので、疲弊していた膵臓β細胞は休養できます。そうすると、インスリン分泌能の回復が期待できます。インスリンの分泌が回復すれば、当然耐糖能も改善します。

しかし「既に回復不能のダメージを受けたもの」がどのくらいを占めるかにより、改善には個人差があります。

高雄病院では1999年から糖質制限食を始めて、もう足かけ10年ですね。400人以上の糖尿病入院患者さんで確認済みですが、糖質制限食により、食後血糖値も空腹時血糖値も改善します。空腹時血糖値が改善するということは、インスリン基礎分泌もあるていど回復したということですね。

一方、糖尿人が糖質を摂取して食後高血糖が生じると
① 高血糖により膵臓β細胞(インスリンを分泌)が直接ダメージを受ける。
② 高血糖により、インスリンの効きが悪くなる(インスリン抵抗性の増大)
①②により高血糖→「インスリン分泌低下+インスリン抵抗性増大」→高血糖
という繰り返しを生じますが、この悪循環のことを糖毒といい、糖尿病悪化の大きな要因となっています。(=_=;) 

血糖値を急峻に上昇させるのは、糖質だけです。従って、糖尿人が糖質を摂取すれば、わざわざ糖毒状態を引き起こし、糖尿病が悪化し、長引けば膵臓のβ細胞も回復不能で死滅していくのです。

糖質制限食を実践すれば、速やかに食後高血糖が改善し、きっちりこの糖毒を断ち切ることができるので、糖尿病がめきめき改善するのです。糖質制限食で糖毒が改善すれば、β細胞のインスリン分泌能も回復していき、耐糖能も改善していきます。ヾ(^▽^)


結論です。

1 糖質制限食を実践すれば必要なインスリンはごく少量ですむので、β細胞が休養できて回復し、耐糖能が改善する。

2 糖質制限食を実践すれば、「糖毒」が改善するのでβ細胞のダメージがとれて回復する。また「糖毒」が改善するのでインスリン抵抗性も改善する。この二つにより耐糖能が改善する。

3 糖尿人が糖質を摂取すれば、必ず食後高血糖を生じ、そのため英国の大規模疫学研究UKPDSで確認された「2型糖尿病はどんな治療を行ってもインスリン作用不足が進行する不治の病である。」という結論となる。
 
最後になりますが、人類が穀物を主食とし始めて定着したのは400万年の歴史の中で、わずか4000年ていどですから1/1000の期間です。糖質制限食は穀物を常食とする以前(999/1000の期間)の人類の食生活に戻るだけです。

すなわち、農耕以前は人類皆糖質制限食です。

またイヌイットは、生肉・生魚が主食です。まさにスーパー 糖質制限食を数千年食べ続けたわけですが、伝統的食生活を守っていたころは、糖尿病や心筋梗塞やアレルギー疾患そして癌も極めて少なかったことが知られていますね。

江部康二
テーマ:糖尿病
ジャンル:ヘルス・ダイエット
コメント
糖質摂取の対処方法について
江部先生、はじめまして。
私は糖尿病ではないのですが、炭水化物過剰摂取の際、眠気や空腹感、膨満感、低血糖、寝つき寝起きが悪くなる、夢見が悪い、感情不安定などに悩まされ、
独自で調べてみたら炭水化物不耐症ではないか?と思い、このサイトを参考に低糖質生活をしています。
糖質を摂取しないのが一番なのですが、この時期、お付き合いでパスタやスイーツをいただく機会が多々あり、その際の対処方法を探しております。
食前や食後に出来る対策がありましたら、教えていただきたく思います。
よろしくお願いします。
なお、数年悩まされてきた花粉症も、糖質制限生活を始めたところ、症状が軽減しました。
これからも糖質制限生活を続けていきます!
2009/03/17(Tue) 20:56 | URL | kamille | 【編集
はじめまして。
昨年、9月末に「糖尿病手帳」を手にしてから、しばらくは「カロリー計算」をする糖尿病の食事をして苦しんでいました。
すぐに旦那様がネットで先生の著書と出会い、購入。
「糖質制限」という素晴らしい方法を知り、実践すると、体重もあっという間に減り、血糖値もヘモグロビンも下がりました。
そこで質問です。
先生のお話の中に「糖尿人が正常人に」という部分がよく出てくるのですが、
どういった場合が「正常人」でしょうか?
やはり「正常人」になったからといってある程度普通の食事をしてもいいということではないのでしょうか?

私の場合、
9月が空腹時が233。ヘモグロビンが8.2だったのが、
1月が二時間後血糖113。ヘモグロビン5.4
3月が二時間後血糖126。ヘモグロビン4.9になりました。
主治医には糖質制限のお話をしていないので、とてもびっくりされています。
そして言い出せないままに、セイブルを朝昼が半錠。夜1錠を処方されています。

糖質制限食は
少し緩めで、朝、パンか白米を食べている状態です。
それ以外は外食時の調味料に含まれる糖分があるかと思いますが、
自分で調理する場合は砂糖を一切使っておりません。
2009/03/17(Tue) 21:59 | URL | ケリママ | 【編集
機能性低血糖症
kamille さん。

症状からみると機能性低血糖症の可能性がありますね。

そうすると、ご指摘通りインスリン追加分泌が少なくてすむ糖質制限食が一番いいですね。

インスリン追加分泌を大量に誘発するのが
糖質ですので、スイーツやパスタを食べた後4時間くらいで低血糖になりやすいですね。

まあやむを得ず、スイーツなど食べたときは、そのあとナッツ類を追加で食べておくといいです。少量の糖質と一定量のタンパク質が含まれているので、タンパク質が
3~4時間後の低血糖を防いでくれそうです。
2009/03/18(Wed) 07:54 | URL | 江部康二 | 【編集
糖新生によるもの?
はじめまして。先生の著書を購入してから毎日ブログにお邪魔しております。

糖質制限食を開始して1か月半ほど経ちます。

もともと7年前に糖尿病と診断されてはいましたが積極的に取り組むことをしませんでした^^;
去年の健康診断でHbA1cが7.5%となったのをきっかけに定期的に採血検査をし、カロリー制限の食事療法・運動療法をして2ヶ月後には6.9%、さらに2ヶ月後には6.7%と少しずつ落ちてはいましたが、突発性難聴の類で耳がおかしくなってしまったため、プレドニンというステロイドを多い時で30mg/日を1週間、20mgを3週間、10mgを2週間服用したため、服用し終えた1ヶ月後には空腹時血糖135、HbA1c9.3%になってしまいました。

プレドニンは糖尿を誘発・悪化させる副作用があるのですね・・・。

その日からアクトスを半錠、1ヶ月処方され、それから半月ぐらい経って糖質制限食に出会い、実践をしています。

9.3%をたたき出した1ヶ月後には空腹時血糖112、HbA1c7.7%に下がりました。

さらにアクトスを処方されましたが、飲む気になれず、自己測定器を購入し、糖質制限食のみで頑張っています。

前置きが長くなってしまいましたが、先生のブログを読み漁って糖新生という言葉を知りました。
そこで自分の空腹時血糖(朝)が、3日に1回程度、150前後の高値になることが気になっています。
前日就寝前や夕食後2時間血糖はどれも115以下(80代の時もあります)なのが、朝起きると130~140、もっと高い時は164、150だったりします。

これは糖新生によるものなのでしょうか。

血糖値はストレスによって常に変動するということをお聞きしますが、そういった内因的な原因がこのように影響することはありますか?

それとも糖質制限食がしっかりできていないのでしょうか・・・。
2009/03/18(Wed) 09:56 | URL | ふじ | 【編集
早朝空腹時血糖値
ふじさん。

肝臓による夜間の糖新生と
暁現象の影響と考えられます。

しかし1/3日、150mgですので
調子が良い日もありますね。

スーパー糖質制限食で膵臓が休養できて、
血糖コントロールも改善すれば、
基礎分泌も回復して、早朝空腹時血糖値も
よくなる可能性がありますよ。
2009/03/18(Wed) 13:24 | URL | 江部康二 | 【編集
ありがとうございます
江部先生、アドバイスありがとうございます。
クルミとマカダミアナッツを早速買ってきました。
明日は友人とランチにイタリアンを食べるのですが、ピザとパスタ(オイルベースかミートソース)だと、どちらが血糖値の影響が少ないのでしょうか?
また私は、ブラックホットコーヒーが大好きで、1日に3杯~4杯いただきます。
食後のコーヒーは、血糖値に影響はありますか?
食前に、豆乳を飲むこともありますが、これも低血糖を誘発しますか?
質問ばかりで申し訳ありませんが、教えてください。
2009/03/18(Wed) 21:25 | URL | kamille | 【編集
ありがとうございます!
お忙しい中、お返事をありがとうございました!

そうですね、1ヶ月のうち20日前後は100~120を維持できています。
基礎分泌が回復することを願って、精進します^^
スーパー糖質制限食を始めて大豆を使った食事が多くなったせいなのか、月経不順だったのが、2ヶ月連続きちんと来ていますし、慢性的にあった口腔内の荒れも無くなり、体中にできる蕁麻疹に悩まされていましたが、こちらもだいぶ軽減され、快適な日々を過ごすことができてます!

正直、食事の内容を変えることで、ここまで変化があるとは思いませんでした。

A1c5%台を目指して頑張りますo(^-^)o

これからも楽しみにしておりますので、身体に気をつけて頑張ってくださいね!
2009/03/18(Wed) 21:56 | URL | ふじ | 【編集
コーヒー
kamille さん。

コーヒーは血糖値を上げません。
豆乳は血糖値上昇は極少ないです。

一人前のピザとパスタの糖質量は似たようなものでしょうね。
まあ一応、イタリア産小麦で作ったアルデンテのパスタはGIが低いとされていますが・・・
2009/03/18(Wed) 22:27 | URL | 江部康二 | 【編集
ピザに決められてました…
江部先生、早速にご回答ありがとうございます。
コーヒー、豆乳は好きな飲料なので、血糖値のことが分かり安心しました。
また、今日のランチは、ピザに決まってました…
食前にサラダ、食後にナッツを食べて様子をみたいと思います。
パスタは1人分ずつのサーブですが、ピザは、友人に分けることもできるし、具がない縁部分は、元々食べないので、
パスタよりも炭水化物摂取量が減らせることを願って、ランチを楽しんできます!
またコメントさせていただきます。
2009/03/19(Thu) 08:26 | URL | kamille | 【編集
疲弊したβ細胞について
初めてコメントさせていただきます。
10月に健診で空腹時120mg、A1c8%だった為、近くの内科医において、グルコバイ、アクトスの処方を頂きましたが、3日で服用中止し、糖質制限を開始、10日後に、空腹時80mgの前後、
食後1時間値で、140mgを超えない食事を続けています。疲弊したβ細胞は、メカニズム的にあるいは生理的にどのような状態にあるとお考えでしょうか?つまり正常に分泌能を持つ細胞と可逆的な分泌能の低下に陥ってる細胞を分けるものはどこら辺にあるのでしょうか?
お忙しい中、ご教示いただけたら幸いです。
2009/10/29(Thu) 10:18 | URL | kei5 | 【編集
正常な人の場合は?
江部先生、こんにちは。
「糖尿人が糖質制限食を実践すれば、耐糖能は基本的に改善します」とのことですが、正常な人が糖質制限食を実践した場合はどうなのでしょうか?
先生は、「ネット上で「糖質制限食をすると耐糖能が落ちる」というような記載があるようですが、そんなことはありませんよ」とも書かれていますが、
http://sugar.alic.go.jp/japan/view/jv_0005b.htm#6
↑こういうサイトのことでしょうか?データがあって、信頼して読んでしまうのですが。

また、この記事のコメントで、機能性低血糖の場合にも糖質制限食が有用と書かれていますが、先生は「機能性低血糖」の存在を認めておられる(=対応してくださる)医師なのでしょうか?日本では、薬の副作用以外の「低血糖症」は存在すら認められておらず、糖尿の専門医なら患者に怒り出す人もいます。

質問に脈絡がなくなって恐縮ですが、お分かりになることを教えていただけると幸いです。(自分の状態・症状について書いていませんが、複雑なのでひとまず伏せさせてください。)
2010/03/15(Mon) 21:37 | URL | TaDa | 【編集
Re: 正常な人の場合は?

TaDaさん。

糖質制限食は、人類が農耕前の400万年間、狩猟採集生活の時代、
ずっと摂取していた食生活です。
すなわち人類の健康食といえます。
糖尿病でない人にも当然健康食です。
機能性低血糖の患者さんは思ったよりたくさんおられます。
そして糖質制限食が有効です。
2010/03/15(Mon) 22:22 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: Re: 正常な人の場合は?
ありがとうございます!
一説には、農耕を始める前はドングリなんかを主食にしていたと聞きました。もしそうなら、農耕=米の前のデンプン質の主食ということになると思うのですが、違うのでしょうか。
また、糖質制限を100%信頼するとして、低血糖症の場合、例えば週に1回くらいならラーメンとかパスタ、お寿司なんかもいいでしょうか?それとも、「たまに」がすべてを台無しにするでしょうか?また外食の場合、肉を食べるにしても、揚げ物なら衣の小麦粉、炒め物ならタレの砂糖が入っていることが多いですが、どのようにすればいいのでしょうか?
アドバイスをお願いします!
2010/03/15(Mon) 22:37 | URL | TaDa | 【編集
もう一点、
すみません、お答えを頂く前にもうひとつ。
このコメント欄の最初のほうで、機能性低血糖の方に「やむを得ず、スイーツなど食べたときは、そのあとナッツ類を追加で食べておくといいです」と書かれていますが、タンパク質がなぜいいのでしょうか?一般的には、食前に海藻などの食物繊維をとると血糖値の上昇を抑えられると聞くのですが、低血糖ではとにかく「タンパク質を」というのをよく聞くので不思議です。疑問ばかりですみませんが、悩んでいることの解決策が見つかればと思い、追加で質問させていただきました。よろしくお願いします。(これで終わりにします)
2010/03/15(Mon) 23:31 | URL | TaDa | 【編集
Re: Re: Re: 正常な人の場合は?
TaDa さん。

精製された炭水化物は、GI値が高く
急峻に血糖値を上昇させ、追加分泌インスリンが大量にでます。
それが2~4時間後の低血糖を引き起こします。

揚げ物の小麦やタレの砂糖も含めて、1回に摂取する合計糖質量を
「10~20g」にすることが目標です。
2010/03/16(Tue) 10:43 | URL | ドクター江部 | 【編集
いくらなんでも・・・
横やり失礼します。
思わずコメントをしたくなりましたが、糖尿対策としてはいざ知らず、「人類の健康食」は言いすぎではないでしょうか。

★農耕を始める前にも人類は果物で糖質をしっかりととっていたはずです。野生の猿も果物をたくさん食べると思います。それについてはどうお考えでしょうか?

★食べ物を加熱して食べるのは人間だけですが、新鮮で安全なものを除いて肉は生では食べられません。加熱するとタンパク質は変成して、人間の体にさまざまな害を引き起こすそうです。そこを無視して、なぜ「人類の健康食」と言えるのでしょうか?

★人間は歯の形状(犬歯の数)や腸の構造から、肉食には向いていない(少量がよい)とも言われます。果物、野菜、穀類を中心にするのが人間本来の食のあり方だそうです。新谷弘美や松田麻美子などが、こうしたことを言っています。それについてはいかがでしょうか?

加熱食(肉)がメインという不自然さ、果物などの太古からの糖質の存在を無視した糖質制限は、「人類の健康食」ではないと思います。長期的に体の不調を招くように思えてなりません。ご意見をお聞かせください。
2010/03/16(Tue) 17:53 | URL | tsumama | 【編集
Re: Re: Re: 正常な人の場合は?
江部先生、ご回答ありがとうございます。10g~20gの目安、了解しました。
ただ、スイーツを食べた後に「なぜタンパク質なのか?」という疑問が残っているのですが…。ナッツやチーズを摂っていてはカロリーや脂肪分、塩分が気になりますし、砂糖の入っていないおしゃぶり昆布でも食べて血糖値上昇を防ぐほうが理に適っているのではないでしょうか?
あと、糖尿病と違って低血糖症の場合、ある程度血糖値をあげてあげる必要があると思いますが、例えば納豆と海苔、ゆで卵の朝食では血糖値が低いままで良くないのではないか、という気がします。
また、主食が減った分を何で補えばいいのでしょうか?食べるお肉の量を増やせばいいのでしょうか?食物繊維の不足なんかも気になりますが、本当に主食をやめていいのでしょうか?
疑問が疑問を呼んで申し訳ございませんが、どうかよろしくお願いします。
TaDa
2010/03/16(Tue) 18:30 | URL | TaDa | 【編集
Re: Re: Re: Re: 正常な人の場合は?
TaDaさん。

糖質制限食で高血糖は改善しますが低血糖にはなりません。
肝臓で糖新生を行うからです。
糖質が減った分、脂質・蛋白質をしっかり摂取してください。
あとは私の本やブログを見て勉強して下さい。
2010/03/16(Tue) 21:09 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: いくらなんでも・・・
tsumama さん。

「★農耕を始める前にも人類は果物で糖質をしっかりととっていたはずです。野生の猿も果物をたくさん食べると思います。それについてはどうお考えでしょうか? 」

仰有る通り、実りの秋は果物を摂取していたと思います。
私は適量の果物は食べて良いと思います。

「★食べ物を加熱して食べるのは人間だけですが、新鮮で安全なものを除いて肉は生では食べられません。加熱するとタンパク質は変成して、人間の体にさまざまな害を引き起こすそうです。」

これは、そういう説があるということです。
根拠となる論文やエビデンスがあるわけではありませんね。

「★人間は歯の形状(犬歯の数)や腸の構造から、肉食には向いていない(少量がよい)とも言われます。果物、野菜、穀類を中心にするのが人間本来の食のあり方だそうです。新谷弘美や松田麻美子などが、こうしたことを言っています。それについてはいかがでしょうか? 」

これもそういう説があるということです。
やはり根拠となる論文やエビデンスがあるわけではありませんね。

狩猟・採集時代の人類の食事は、糖質制限食が通常で
実りの秋にナッツや果物だったと考えられます。
2010/03/16(Tue) 21:17 | URL | ドクター江部 | 【編集
耐糖能と高糖質食
耐糖能に関する、佐藤先生の支持説「高糖質有効説」につきましては
江部先生から頂いた御回答(2010,2/12)がすべてを物語っていると思います。
「論より証拠」です。

http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-1088.html
2010/03/17(Wed) 12:32 | URL | 小少佐 | 【編集
Re: 耐糖能と高糖質食
小少佐 さん。

ありがとうございます。
2010/03/17(Wed) 13:26 | URL | ドクター江部 | 【編集
先生、ありがとうございます。
お返事をいただき、ありがとうございました。

>狩猟・採集時代の人類の食事は、糖質制限食が通常

これも「説」に過ぎないのではないでしょうか。ある医師は、「地球上人間はみな同じでしょうか。西洋人と東洋人の腸の長さの違いはなぜでしょう。私は生活形態から少なくともクロマニヨン人あたりからは、西洋を中心とした狩りによる食事と、東洋人を中心とした穀物や木の実などを食べる食事に分かれたと考えます」と言っています。

仮に人間が400万年間のあいだ糖質制限食だったところで、その期間の人間は現代人のように長生きだったのでしょうか。遥かに短い寿命ではなかったのでしょうか。

400万年の歴史と比べると、米が入って来てからの期間は驚くほど短いものですが、それでも2000年以上の米文化はあるわけで、最近まで今のように糖尿はなかったわけですよね。なので、最初の話に戻りますが、糖尿対策としてはいざ知らず、人類の健康食は言い過ぎで、米の文化や三大栄養素の炭水化物を過小評価し、下手をすると、悪評高い「炭水化物抜きダイエット」のように健康を損ねかねない危惧を感じるのです。いかが思われますか?
2010/03/17(Wed) 19:10 | URL | tsumama | 【編集
Re: 先生、ありがとうございます。
tsumamaさん。

「狩猟・採集時代の人類の食事は、糖質制限食が通常」

これは説というよりは、消去法で、農耕以前は穀物は摂取していないということです。
実りの秋には、今より糖度の低い果物やナッツは摂取していたと思います。

現在のシリアのあたりで農耕が始まったとされています。
一説には中国のほうが早かったというものあります。
ともあれ農耕が始まってからは西洋も東洋も主食は穀物となります。
狩猟・採集時代の終焉です。
農耕開始以後は単位面積あたりで養える人口は約60倍と言われています。

人類が狩猟・採集だったころは、出産時の死亡、事故、飢餓、感染症・・・などで平均寿命は短いと思います。それだけのことです。

仰有る通り、明治・大正のころまで穀物を沢山摂取しても糖尿病はごく少ないです。
これは運動量の差、エアコンの有無が大きいです。
アメリカのピマインディアンが居留地に入ってからは糖尿病激増と同じことと思います。

最後に、私は2001年までは日本を代表する玄米魚菜食主義者だったことを申しあげておきます。ですのでtsumamaさんの仰有っていることはとてもよくわかります。
私がかつてそう言っていたのですから。
高雄病院は日本で最初に病院給食に玄米を導入しました。
今も高雄病院では玄米魚菜食と糖質制限食を使い分けています。
そして66億の地球人口を養うためにテーラーメードダイエットを提唱しているわけです。
ただ今の私はいろいろ経験してきた上で、糖質制限食が人類の身体に一番適していると
思っています。
2010/03/17(Wed) 23:16 | URL | ドクター江部 | 【編集
ありがとうございました。
お忙しい中、ご丁寧にありがとうございました。今後の参考にさせていただきます。
2010/03/18(Thu) 10:09 | URL | tsumama | 【編集
こんにちは、先にHbA1cの異常上昇でアドバイスをお願いしました、スーパー糖質制限食2年生のフランキーです。自分の身体の事なので、こりゃ大変と、さっそく高雄病院に連絡させていただきました。おかげさまで入院が決まり、来週からお世話になる事になりました。どうにかインスリン導入までならずに復帰?したいので、その節はご指導よろしくお願いいたします。
2010/03/24(Wed) 15:04 | URL | フランキー | 【編集
Re: タイトルなし
フランキーさん。

高雄病院入院、良かったですね。
主治医は中堅の医師となると思います。

私は毎日病棟をうろうろしてますので、フランキーですと声をかけて下さい。

来週の水曜日の午前11時~12時は
「人類の食生活と糖尿病・アトピー」という題のお話しを高雄病院でしますので
是非ご参加くださいね。
2010/03/24(Wed) 22:32 | URL | ドクター江部 | 【編集
江部先生
お返事ありがとうございます。
人生初めての入院で、年甲斐も無く不安を抱えておりますが、まずは江部先生と水曜日お会いできるのを楽しみにしております v(^ ^)
2010/03/25(Thu) 01:08 | URL | フランキー | 【編集
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