2009年02月27日 (金)
おはようございます。
しばらく暖かだったのが、今日からまた寒いとの予報でしたが、京都はまた雨です。雪は無しでそんなに寒くないですね。
今夜は同級生の集まりがあって、祇園に出かけます。明日の夜はテニスクラブの集まりです。明後日の朝はテニスのレッスンの予定ですから、二日酔い厳禁ですね。
さて今回は、さわさんから、尋常性乾癬と糖異質制限食に関して、とても興味深くて嬉しいコメントをいただきました。
【さわ
『糖質制限と尋常性乾癬』
江部先生、毎日のお仕事、ブログの更新ご苦労さまです。
先日は、私の質問に対して、ピーマンの糖質量まで調べて頂き、ありがとうございました。
おかげさまで、これからも安心してピーマンを食べることができそうです。
さて、今日はちょっとした報告があります。
自分は、ちょうど20年前の1月に尋常性乾癬を発症して今年で20年目になります。
尋常性乾癬とは不治の皮膚病で絶対治らないものだとあきらめていましたし、今まで20年近く我慢できたのだから、まぁ一生付き合っていけるだろうと考えていました。
ここ4~5年は春夏は症状がほぼ治まるのですが、12月~3月の4ヶ月間は膝から下がほぼ乾癬で埋め尽くされ、所々ひび割れて、痛さのあまり歩くこともままならず、一日の中でお風呂に入っている時だけが唯一ほっとできる、そんな日々を過ごしていました。
ところが、昨年の10月に糖尿病が発症し、糖質制限食は始めて以来、乾癬が全く出なくなりました。(現在左足に1cm、右足に5mm程度のものだけ)
こんなことはこの20年で初めてのことですし、どういうことなのだろう?と思っていたのですが、先生の2009/01/06(火)のブログを読んで、目から鱗でした。
ここの部分です。
このブドウ糖ミニスパイクが、生体の恒常性をかく乱してアレルギー疾患を悪化させたり、将来の生活習慣病のもととなります。
過去世界中にいろんな食事療法がありましたが、経験的に有効とされているものは、玄米菜食、ゲルソン療法、甲田療法など基本的にブドウ糖ミニスパイクが少ないという一点で一致しています。
私は現在、世界に氾濫する生活習慣病の元凶は、精製炭水化物やジャンクフードによるグルコースミニスパイクとインスリン過剰分泌と考えています。
今までの自分をを振り返ってみると、ラーメンは週に3度は食べるし、カレーライスは大好きでおかわりをするし、うどんや蕎麦、スパゲティは大好きだしで、炭水化物まみれの食生活だったので、乾癬も治らなかったのだな。と今年になってやっと気が付きました。
以前は、焼肉屋に行くと翌日には即座に乾癬が悪化していたので、脂質は避けて生活していたのですが、今では糖質制限をしている限り、焼肉屋に行っても全く乾癬は悪化しないようになりました。
ここ数年の歩けなかった辛さを考えると、糖尿病にはなったものの、乾癬がほぼ治った今現在のほうが凄く幸せだな。と毎日思っている次第です。
2009/02/25(水) 22:47:50 】
【さわ
『No title』
>近日中に記事にしたいと思います。
これは嬉しいです。是非よろしくお願いします。
乾癬がほぼ治って、何が嬉しいかというと、普通に歩けるようになったことがもちろん一番ですが、頭皮、手の甲も100%治り、人目を全く気にしなくて良くなったこと。ガンコな爪の変形もほぼ治ってきていること。温泉に行けるようになったこと等たくさんあります。
飲み薬、塗り薬は昨年の4月から一度も使用していないのにです。
本当に江部先生のブログに出会えて良かったと思っています。
2009/02/26(木) 09:32:21 】
さわさん。
貴重なコメントありがとうございます。
20年来の、尋常性乾癬がほぼ治ったとは素晴らしいですね。ヾ(^▽^)
私も漢方医ですので、尋常性乾癬やアトピー性皮膚炎など、皮膚科領域の患者さんも結構たくさん、診察にこられます。
単純な比較は難しいですが、第一線の臨床医としては、尋常性乾癬は、アトピー性皮膚炎よりかなり治りにくいです。
さわさん、2008年10月に糖尿病発症ですから、約2ヶ月の糖質制限食実践で、20年間毎年12月~3月に必ず悪化していた尋常性乾癬が、飲み薬・塗り薬もなしで、ほとんど治ってしまったのですね。これは驚きの効果です。
他の尋常性乾癬の患者さんも、さわさんと同様に糖質制限食が劇的に効果があるのかどうか、これからさらなる検討が必要ですね。
私が診察している尋常性乾癬の患者さんで、苦戦している方が何人かおられるので、早速、さわさんの体験を話して糖質制限食を奨めてみます。
<精製炭水化物摂取によるブドウ糖ミニスパイクが、生体の恒常性をかく乱してアレルギー疾患を悪化させたり、将来の生活習慣病のもととなります。
過去世界中にいろんな食事療法がありましたが、経験的に有効とされているものは、玄米菜食、ゲルソン療法、甲田療法など基本的にブドウ糖ミニスパイクが少ないという一点で一致しています。
私は現在、世界に氾濫する生活習慣病の元凶は、精製炭水化物やジャンクフードによるグルコースミニスパイクとインスリン過剰分泌と考えています。>
糖質制限食を実践すると、代謝全てが安定し血液の恒常性も保たれ、毛細血管に到るまで血流もよくなり、自然治癒力も高まります。従って、ほとんど全ての疾患に対して、症状改善の方向に向かう可能性が高いと思います。
それからイヌイットと尋常性乾癬に関して、興味深い報告があります。
1950年~1974年までのグリーンランド・ウパナヴィック病院の記録をまとめて、Kromannらが1980年に報告しています。
それによると、まず動脈硬化性心疾患で死亡したグリーンランド・エスキモーはわずか3名で、ほぼ同年齢層のデンマーク人の死亡予想値40人に比べて極めて低かったのです。これは有名な報告なので、ご存じの方も多いと思います。
そして、尋常性乾癬の患者はわずか2名で、デンマーク人の予想値40人に比べて心筋梗塞以上に少なかったのです。
当時のグリーンランド・エスキモーの主食は、アザラシ・トド・魚肉などであり、まさにスーパー糖質制限食でした。
さわさんとイヌイットの例だけで、糖質制限食が全ての尋常性乾癬患者に有効かどうかはまだまだ断定できませんが、少なくとも有力な選択肢として浮上してきたことは間違いありませんね。 (^_^)
江部康二
しばらく暖かだったのが、今日からまた寒いとの予報でしたが、京都はまた雨です。雪は無しでそんなに寒くないですね。
今夜は同級生の集まりがあって、祇園に出かけます。明日の夜はテニスクラブの集まりです。明後日の朝はテニスのレッスンの予定ですから、二日酔い厳禁ですね。
さて今回は、さわさんから、尋常性乾癬と糖異質制限食に関して、とても興味深くて嬉しいコメントをいただきました。
【さわ
『糖質制限と尋常性乾癬』
江部先生、毎日のお仕事、ブログの更新ご苦労さまです。
先日は、私の質問に対して、ピーマンの糖質量まで調べて頂き、ありがとうございました。
おかげさまで、これからも安心してピーマンを食べることができそうです。
さて、今日はちょっとした報告があります。
自分は、ちょうど20年前の1月に尋常性乾癬を発症して今年で20年目になります。
尋常性乾癬とは不治の皮膚病で絶対治らないものだとあきらめていましたし、今まで20年近く我慢できたのだから、まぁ一生付き合っていけるだろうと考えていました。
ここ4~5年は春夏は症状がほぼ治まるのですが、12月~3月の4ヶ月間は膝から下がほぼ乾癬で埋め尽くされ、所々ひび割れて、痛さのあまり歩くこともままならず、一日の中でお風呂に入っている時だけが唯一ほっとできる、そんな日々を過ごしていました。
ところが、昨年の10月に糖尿病が発症し、糖質制限食は始めて以来、乾癬が全く出なくなりました。(現在左足に1cm、右足に5mm程度のものだけ)
こんなことはこの20年で初めてのことですし、どういうことなのだろう?と思っていたのですが、先生の2009/01/06(火)のブログを読んで、目から鱗でした。
ここの部分です。
このブドウ糖ミニスパイクが、生体の恒常性をかく乱してアレルギー疾患を悪化させたり、将来の生活習慣病のもととなります。
過去世界中にいろんな食事療法がありましたが、経験的に有効とされているものは、玄米菜食、ゲルソン療法、甲田療法など基本的にブドウ糖ミニスパイクが少ないという一点で一致しています。
私は現在、世界に氾濫する生活習慣病の元凶は、精製炭水化物やジャンクフードによるグルコースミニスパイクとインスリン過剰分泌と考えています。
今までの自分をを振り返ってみると、ラーメンは週に3度は食べるし、カレーライスは大好きでおかわりをするし、うどんや蕎麦、スパゲティは大好きだしで、炭水化物まみれの食生活だったので、乾癬も治らなかったのだな。と今年になってやっと気が付きました。
以前は、焼肉屋に行くと翌日には即座に乾癬が悪化していたので、脂質は避けて生活していたのですが、今では糖質制限をしている限り、焼肉屋に行っても全く乾癬は悪化しないようになりました。
ここ数年の歩けなかった辛さを考えると、糖尿病にはなったものの、乾癬がほぼ治った今現在のほうが凄く幸せだな。と毎日思っている次第です。
2009/02/25(水) 22:47:50 】
【さわ
『No title』
>近日中に記事にしたいと思います。
これは嬉しいです。是非よろしくお願いします。
乾癬がほぼ治って、何が嬉しいかというと、普通に歩けるようになったことがもちろん一番ですが、頭皮、手の甲も100%治り、人目を全く気にしなくて良くなったこと。ガンコな爪の変形もほぼ治ってきていること。温泉に行けるようになったこと等たくさんあります。
飲み薬、塗り薬は昨年の4月から一度も使用していないのにです。
本当に江部先生のブログに出会えて良かったと思っています。
2009/02/26(木) 09:32:21 】
さわさん。
貴重なコメントありがとうございます。
20年来の、尋常性乾癬がほぼ治ったとは素晴らしいですね。ヾ(^▽^)
私も漢方医ですので、尋常性乾癬やアトピー性皮膚炎など、皮膚科領域の患者さんも結構たくさん、診察にこられます。
単純な比較は難しいですが、第一線の臨床医としては、尋常性乾癬は、アトピー性皮膚炎よりかなり治りにくいです。
さわさん、2008年10月に糖尿病発症ですから、約2ヶ月の糖質制限食実践で、20年間毎年12月~3月に必ず悪化していた尋常性乾癬が、飲み薬・塗り薬もなしで、ほとんど治ってしまったのですね。これは驚きの効果です。
他の尋常性乾癬の患者さんも、さわさんと同様に糖質制限食が劇的に効果があるのかどうか、これからさらなる検討が必要ですね。
私が診察している尋常性乾癬の患者さんで、苦戦している方が何人かおられるので、早速、さわさんの体験を話して糖質制限食を奨めてみます。
<精製炭水化物摂取によるブドウ糖ミニスパイクが、生体の恒常性をかく乱してアレルギー疾患を悪化させたり、将来の生活習慣病のもととなります。
過去世界中にいろんな食事療法がありましたが、経験的に有効とされているものは、玄米菜食、ゲルソン療法、甲田療法など基本的にブドウ糖ミニスパイクが少ないという一点で一致しています。
私は現在、世界に氾濫する生活習慣病の元凶は、精製炭水化物やジャンクフードによるグルコースミニスパイクとインスリン過剰分泌と考えています。>
糖質制限食を実践すると、代謝全てが安定し血液の恒常性も保たれ、毛細血管に到るまで血流もよくなり、自然治癒力も高まります。従って、ほとんど全ての疾患に対して、症状改善の方向に向かう可能性が高いと思います。
それからイヌイットと尋常性乾癬に関して、興味深い報告があります。
1950年~1974年までのグリーンランド・ウパナヴィック病院の記録をまとめて、Kromannらが1980年に報告しています。
それによると、まず動脈硬化性心疾患で死亡したグリーンランド・エスキモーはわずか3名で、ほぼ同年齢層のデンマーク人の死亡予想値40人に比べて極めて低かったのです。これは有名な報告なので、ご存じの方も多いと思います。
そして、尋常性乾癬の患者はわずか2名で、デンマーク人の予想値40人に比べて心筋梗塞以上に少なかったのです。
当時のグリーンランド・エスキモーの主食は、アザラシ・トド・魚肉などであり、まさにスーパー糖質制限食でした。
さわさんとイヌイットの例だけで、糖質制限食が全ての尋常性乾癬患者に有効かどうかはまだまだ断定できませんが、少なくとも有力な選択肢として浮上してきたことは間違いありませんね。 (^_^)
江部康二
実は私も乾燥肌で,特に冬場はアトピー状態にありました。
膝から下のすねと,背中が特にひどくなり,メディナースという尿素の入ったものを沢山塗ってなんとか冬を越していましたが,それでも掻いて血が出ていることもありました。
ここ2年くらいそれがさらに悪化していましたが,昨年8月からの糖質制限によりこの冬はほとんどかゆさがありません。メディナースを塗ったのは1,2回を少しだけ。
すべては糖尿から,高血糖から来ていたということがよく分かりました。
ちなみに私は足の外反母趾の傾向も治りました。
足でグーパーが出来なかったのが,簡単に出来るようになりました。足先の血行が改善した影響だと思います。
江部先生には
(^人^)感謝♪
であります。
膝から下のすねと,背中が特にひどくなり,メディナースという尿素の入ったものを沢山塗ってなんとか冬を越していましたが,それでも掻いて血が出ていることもありました。
ここ2年くらいそれがさらに悪化していましたが,昨年8月からの糖質制限によりこの冬はほとんどかゆさがありません。メディナースを塗ったのは1,2回を少しだけ。
すべては糖尿から,高血糖から来ていたということがよく分かりました。
ちなみに私は足の外反母趾の傾向も治りました。
足でグーパーが出来なかったのが,簡単に出来るようになりました。足先の血行が改善した影響だと思います。
江部先生には
(^人^)感謝♪
であります。
2009/02/27(Fri) 08:38 | URL | ギター講師 | 【編集】
ギター講師さん。
お肌しっとり、良かったですね。
糖尿でない人も糖質制限食で
お肌しっとりになってきます。
「糖尿改善+血流改善」の相乗効果でしょうかね。
お肌しっとり、良かったですね。
糖尿でない人も糖質制限食で
お肌しっとりになってきます。
「糖尿改善+血流改善」の相乗効果でしょうかね。
2009/02/27(Fri) 16:45 | URL | 江部康二 | 【編集】
こんばんわ。やっぱ糖質制限食はすごいですね。私も以前より肌がしっとりしています。手荒れのひどいのも改善しつつあり、料理をするのが楽しいです。
本日はお聞きしたいことがあります。
糖尿病でもアトピーでもないけど年中具合が悪いと訴える先輩がいます。
具合が悪いときは私に相談してこられるのですが、どうしたらよいのか分かりません。
今まで聞いた不調は
10月ごろから風邪を引いてすっきりしない(風邪は季節の変わり目にはよくなるみたいです)
すぐに下痢をする、
頭が痛い、めまいがする(CTも取ったけど異常なしだったらしい)
眠れない(彼女はダンス講師をしています。休みが不定期で一日あちこちの教室に教えに行っているので不規則な生活であると思います、タバコもいっぱい吸います)たまにアレルギー性の鼻炎のような症状も言っていました。
いわゆる不定愁訴なのか、何か悪いのかも分かりません。
彼女のような「何か分からんけど年中苦しがっているひとにも貴院で行われているような漢方や糖質制限食などの治療は有効でしょうか?
忙しいのも手伝って医者に行きたがらず、
運動生理学みたいなのも詳しいみたいですが自分のことになるとからっきしです。
もし楽になるということでしたら勧めてみたいと思います。
本人も相当困っているので、おしえてください。
本日はお聞きしたいことがあります。
糖尿病でもアトピーでもないけど年中具合が悪いと訴える先輩がいます。
具合が悪いときは私に相談してこられるのですが、どうしたらよいのか分かりません。
今まで聞いた不調は
10月ごろから風邪を引いてすっきりしない(風邪は季節の変わり目にはよくなるみたいです)
すぐに下痢をする、
頭が痛い、めまいがする(CTも取ったけど異常なしだったらしい)
眠れない(彼女はダンス講師をしています。休みが不定期で一日あちこちの教室に教えに行っているので不規則な生活であると思います、タバコもいっぱい吸います)たまにアレルギー性の鼻炎のような症状も言っていました。
いわゆる不定愁訴なのか、何か悪いのかも分かりません。
彼女のような「何か分からんけど年中苦しがっているひとにも貴院で行われているような漢方や糖質制限食などの治療は有効でしょうか?
忙しいのも手伝って医者に行きたがらず、
運動生理学みたいなのも詳しいみたいですが自分のことになるとからっきしです。
もし楽になるということでしたら勧めてみたいと思います。
本人も相当困っているので、おしえてください。
2009/02/27(Fri) 19:27 | URL | p-タン | 【編集】
糖質を抑えることにより、「代謝全てが安定し・・・血流もよくなり、自然治癒力も高まります」
食生活(生活習慣)を改めれば、人間本来の力によって健康になっていく。理想的な姿だと思います。
食生活の管理は案外難しいもので、お医者さんや管理栄養士の方などが患者さんを指導するのが望ましいと思います。
理解あるお医者さんが増えていかないと駄目ですし、国やマスコミがきちんと取り上げて欲しいですね。
食生活(生活習慣)を改めれば、人間本来の力によって健康になっていく。理想的な姿だと思います。
食生活の管理は案外難しいもので、お医者さんや管理栄養士の方などが患者さんを指導するのが望ましいと思います。
理解あるお医者さんが増えていかないと駄目ですし、国やマスコミがきちんと取り上げて欲しいですね。
今日 検診に行って来ました
食後2時間血糖値123 HbA1c6.2と言う結果でした
この一ヶ月間は 少し外食が多く気になりましたが 先月のHbA1cと数値は同じでした
私はスタンダード糖質制限食に取り組んでいますが どうしてもつき合いの外食とかの時の高血糖が気になり主治の先生にお願いしてグルファストと言う薬を頂きました
先生は 良く話を聞いて下さる方で 自分の糖尿病患者に頓服を出すのは初めてですと笑っていらっしゃいました
しかし薬を飲んだことのない私は 自分からお願いして出してもらったにも関わらず 飲んで良いのかな この先ずっと薬に頼ってしまうのではないかなと不安になる反面 高血糖を引き起こすより薬で抑えた方が得策なのかもと迷いが出てしまいました
また このグルファストと言う薬も 膵臓とかにダメージをあたえないのかなとも心配です
高血糖を引き起こすより 薬を飲んだ方が良いのですよね
それとも 高血糖を引き起こすのは外食の時だけと分
っているので 飲まずに努力してみた方が良いのでしょうか
長々となり申し訳ございません
お時間のある時で結構です
よろしくお願いします
食後2時間血糖値123 HbA1c6.2と言う結果でした
この一ヶ月間は 少し外食が多く気になりましたが 先月のHbA1cと数値は同じでした
私はスタンダード糖質制限食に取り組んでいますが どうしてもつき合いの外食とかの時の高血糖が気になり主治の先生にお願いしてグルファストと言う薬を頂きました
先生は 良く話を聞いて下さる方で 自分の糖尿病患者に頓服を出すのは初めてですと笑っていらっしゃいました
しかし薬を飲んだことのない私は 自分からお願いして出してもらったにも関わらず 飲んで良いのかな この先ずっと薬に頼ってしまうのではないかなと不安になる反面 高血糖を引き起こすより薬で抑えた方が得策なのかもと迷いが出てしまいました
また このグルファストと言う薬も 膵臓とかにダメージをあたえないのかなとも心配です
高血糖を引き起こすより 薬を飲んだ方が良いのですよね
それとも 高血糖を引き起こすのは外食の時だけと分
っているので 飲まずに努力してみた方が良いのでしょうか
長々となり申し訳ございません
お時間のある時で結構です
よろしくお願いします
2009/02/28(Sat) 10:25 | URL | こころ | 【編集】
こころさん。
「食後2時間血糖値123 HbA1c6.2」
コントロール良好ですね。 (^_^)
グルファストは約2時間だけ膵臓のβ細胞に働くお薬です。
主食を食べる30秒前に、内服すれば食後高血糖をあるていど防いでくれます。
残りの22時間は膵臓に負担はないので、私もよく患者さんに処方しますよ。
「食後2時間血糖値123 HbA1c6.2」
コントロール良好ですね。 (^_^)
グルファストは約2時間だけ膵臓のβ細胞に働くお薬です。
主食を食べる30秒前に、内服すれば食後高血糖をあるていど防いでくれます。
残りの22時間は膵臓に負担はないので、私もよく患者さんに処方しますよ。
2009/02/28(Sat) 17:39 | URL | 江部康二 | 【編集】
p-タンさん。
診察をしてないのでよくわかりませんが、
今の食生活で体調が良くないなら、
糖質制限食を行ってみる価値はあると思いますよ。
また漢方治療も選択肢の一つと思います。
診察をしてないのでよくわかりませんが、
今の食生活で体調が良くないなら、
糖質制限食を行ってみる価値はあると思いますよ。
また漢方治療も選択肢の一つと思います。
2009/02/28(Sat) 17:43 | URL | 江部康二 | 【編集】
グルファストは αーグルコシダーゼ剤の1種なのでしょうか グルコバイ ベイスン セイブル等と同じ作用の薬と考えて良いのでしょうか
また 『グルファストは約2時間だけ膵臓のβ細胞に働くお薬です』とありますが 膵臓に働きかけると言うことは 働きの悪い膵臓にむち打つことになり 膵臓の疲弊に繋がったりして 飲み続けることによっての弊害はないのでしょうか
またメデットと言う薬は 上に挙げた薬とは 全く種類の違うものなのでしょか
膵臓に負担のない薬が1番良いのではないのかなと思えるのですが…
すみません
初めての薬で 臆病になっています
立て続けで申し訳ありません
よろしくお願いします
また 『グルファストは約2時間だけ膵臓のβ細胞に働くお薬です』とありますが 膵臓に働きかけると言うことは 働きの悪い膵臓にむち打つことになり 膵臓の疲弊に繋がったりして 飲み続けることによっての弊害はないのでしょうか
またメデットと言う薬は 上に挙げた薬とは 全く種類の違うものなのでしょか
膵臓に負担のない薬が1番良いのではないのかなと思えるのですが…
すみません
初めての薬で 臆病になっています
立て続けで申し訳ありません
よろしくお願いします
2009/02/28(Sat) 21:50 | URL | こころ | 【編集】
江部先生、尋常性乾癬について取り上げて頂きありがとうございました。
乾癬については、この20年間でいろいろな本を読んだのですが、かかりつけの皮膚科医に「私より詳しいですね。」と言われたこの私でさえ、糖質制限と乾癬の治癒の関係にはっきり気が付いたのは、今年になってからなのです。(チョコレートで悪化するということは以前から気が付いていましたが、これは皆さんご存知のようです。でも、甘いものを断ってもほんの少しだけ症状が軽くなるだけで、乾癬が治るわけではないですし。)
糖尿病についての、食事療法が日本は随分遅れていると先生はいつも言っていますが、この20年で5件くらいの皮膚科医にかかった経験から言わせてもらえば、乾癬についての治療や食事療法も日本の皮膚科学界は随分遅れているように思われます。
どの皮膚科に行っても、塗り薬と飲み薬の処方だけで、食事についての指導は一切ありませんでした。
>さわさんとイヌイットの例だけで、糖質制限食が全ての尋常性乾癬患者に有効かどうかはまだまだ断定できませんが、少なくとも有力な選択肢として浮上してきたことは間違いありませんね。 (^_^)
この言葉、感激です。
どうして日本の皮膚科医は「乾癬と食事療法の関係」の臨床データを取ろうとしないのでしょうか。
今後そのような方が現れることを期待しています。
乾癬については、この20年間でいろいろな本を読んだのですが、かかりつけの皮膚科医に「私より詳しいですね。」と言われたこの私でさえ、糖質制限と乾癬の治癒の関係にはっきり気が付いたのは、今年になってからなのです。(チョコレートで悪化するということは以前から気が付いていましたが、これは皆さんご存知のようです。でも、甘いものを断ってもほんの少しだけ症状が軽くなるだけで、乾癬が治るわけではないですし。)
糖尿病についての、食事療法が日本は随分遅れていると先生はいつも言っていますが、この20年で5件くらいの皮膚科医にかかった経験から言わせてもらえば、乾癬についての治療や食事療法も日本の皮膚科学界は随分遅れているように思われます。
どの皮膚科に行っても、塗り薬と飲み薬の処方だけで、食事についての指導は一切ありませんでした。
>さわさんとイヌイットの例だけで、糖質制限食が全ての尋常性乾癬患者に有効かどうかはまだまだ断定できませんが、少なくとも有力な選択肢として浮上してきたことは間違いありませんね。 (^_^)
この言葉、感激です。
どうして日本の皮膚科医は「乾癬と食事療法の関係」の臨床データを取ろうとしないのでしょうか。
今後そのような方が現れることを期待しています。
2009/02/28(Sat) 23:37 | URL | さわ | 【編集】
初めまして。ネットで読める雑誌で江部康二先生の記事を読んで糖質制限しようと思ったのですが
勉強するときに糖質制限をしたら頭に入ってこなかったり、集中力が落ちるのでは?と不安に思っています。
日頃からなるべく主食は食べないようにしています。たんぱく質と野菜はしっかりとっています。特にパンを食べると体がだるくなったりするので食べないようにしています。花粉症もひどくて鼻やくしゃみにはあまり症状はでないのですが、体がだるくなり、全身が浮腫み、花粉症の時期になると浮腫みでどんどん太っていくんです。
でも17歳なのでしっかり主食も食べた方がいいのでしょうか?
花粉症の浮腫み予防に漢方を飲んでいます。花粉症の出始めは効きますが最近効きません。浮腫みはどうしたらいいでしょうか?
勉強するときに糖質制限をしたら頭に入ってこなかったり、集中力が落ちるのでは?と不安に思っています。
日頃からなるべく主食は食べないようにしています。たんぱく質と野菜はしっかりとっています。特にパンを食べると体がだるくなったりするので食べないようにしています。花粉症もひどくて鼻やくしゃみにはあまり症状はでないのですが、体がだるくなり、全身が浮腫み、花粉症の時期になると浮腫みでどんどん太っていくんです。
でも17歳なのでしっかり主食も食べた方がいいのでしょうか?
花粉症の浮腫み予防に漢方を飲んでいます。花粉症の出始めは効きますが最近効きません。浮腫みはどうしたらいいでしょうか?
2009/03/01(Sun) 09:00 | URL | アンナ | 【編集】
こころさん。
> グルファストは αーグルコシダーゼ剤の1種なのでしょうか グルコバイ ベイスン セイブル等と同じ作用の薬と考えて良いのでしょうか
グルファストはインスリン分泌を2時間だけ促進しますが、残りの22時間は影響ないので
私もよく処方します。グルコバイなどはデンプンの分解をゆっくりさせる薬で、こちらは膵臓に影響なしです。
>
> また 『グルファストは約2時間だけ膵臓のβ細胞に働くお薬です』とありますが 膵臓に働きかけると言うことは 働きの悪い膵臓にむち打つことになり 膵臓の疲弊に繋がったりして 飲み続けることによっての弊害はないのでしょうか
24時間働くオイグルコンなどに比し膵臓への影響は少ないです。
>
> またメデットと言う薬は 上に挙げた薬とは 全く種類の違うものなのでしょか
> 膵臓に負担のない薬が1番良いのではないのかなと思えるのですが…
メデットは膵臓以外の肝臓などで働いて血糖値を少しさげます。
膵臓には影響ないです。
糖質制限食では、メデット、グルコバイ、グルファストなどを比較的よく使用します。
グルコバイ、グルファストは主食(糖質)摂取直前に内服です。
> グルファストは αーグルコシダーゼ剤の1種なのでしょうか グルコバイ ベイスン セイブル等と同じ作用の薬と考えて良いのでしょうか
グルファストはインスリン分泌を2時間だけ促進しますが、残りの22時間は影響ないので
私もよく処方します。グルコバイなどはデンプンの分解をゆっくりさせる薬で、こちらは膵臓に影響なしです。
>
> また 『グルファストは約2時間だけ膵臓のβ細胞に働くお薬です』とありますが 膵臓に働きかけると言うことは 働きの悪い膵臓にむち打つことになり 膵臓の疲弊に繋がったりして 飲み続けることによっての弊害はないのでしょうか
24時間働くオイグルコンなどに比し膵臓への影響は少ないです。
>
> またメデットと言う薬は 上に挙げた薬とは 全く種類の違うものなのでしょか
> 膵臓に負担のない薬が1番良いのではないのかなと思えるのですが…
メデットは膵臓以外の肝臓などで働いて血糖値を少しさげます。
膵臓には影響ないです。
糖質制限食では、メデット、グルコバイ、グルファストなどを比較的よく使用します。
グルコバイ、グルファストは主食(糖質)摂取直前に内服です。
2009/03/01(Sun) 10:24 | URL | 江部康二 | 【編集】
アンナさん。
糖質制限食を実践すると高血糖は改善されますが、
低血糖になることはありません。
肝臓で糖新生などが行われて血糖値を維持します。
17才とお若いですが、糖質制限食をされてもOKですし、
糖尿もありませんから「高雄病院食生活十箇条」でもよいですね。
浮腫には漢方も効きますから主治医とご相談下さいね。
『高雄病院食生活十箇条』 -アレルギー疾患の治療や生活習慣病予防に-
一、主食は未精製の穀物が好ましい(玄米、全粒粉のパンなど)
二、白パン・白砂糖など精製炭水化物の摂取は極力減らす
三、発酵食品(味噌、漬け物、納豆など)をきちんと食べる
四、液体でカロリーを摂らない(飲みものは水、番茶、麦茶、ほうじ茶など)
五、魚貝類はしっかり食べ、肉類は適量を摂る
六、季節の野菜や海草はしっかり食べ、旬の果物も適量摂る
七、オリーブオイルや魚油(EPA、DHA)など身体に良い油脂は積極的に摂る
八、牛乳は極力減らし、チーズやプレーンヨーグルトは適量摂る
九、できる限り化学合成添加物の入っていない安全な食品を選ぶ
十、食事は楽しく、ゆっくり、よくかんで
糖質制限食を実践すると高血糖は改善されますが、
低血糖になることはありません。
肝臓で糖新生などが行われて血糖値を維持します。
17才とお若いですが、糖質制限食をされてもOKですし、
糖尿もありませんから「高雄病院食生活十箇条」でもよいですね。
浮腫には漢方も効きますから主治医とご相談下さいね。
『高雄病院食生活十箇条』 -アレルギー疾患の治療や生活習慣病予防に-
一、主食は未精製の穀物が好ましい(玄米、全粒粉のパンなど)
二、白パン・白砂糖など精製炭水化物の摂取は極力減らす
三、発酵食品(味噌、漬け物、納豆など)をきちんと食べる
四、液体でカロリーを摂らない(飲みものは水、番茶、麦茶、ほうじ茶など)
五、魚貝類はしっかり食べ、肉類は適量を摂る
六、季節の野菜や海草はしっかり食べ、旬の果物も適量摂る
七、オリーブオイルや魚油(EPA、DHA)など身体に良い油脂は積極的に摂る
八、牛乳は極力減らし、チーズやプレーンヨーグルトは適量摂る
九、できる限り化学合成添加物の入っていない安全な食品を選ぶ
十、食事は楽しく、ゆっくり、よくかんで
2009/03/01(Sun) 10:36 | URL | 江部康二 | 【編集】
すごく詳しく教えて下さってありがとうござます。今日から実践していくのが楽しみです。食生活や花粉症、日々の体調不良に悩んでいたので解決策が見つかって嬉しいです。本当にありがとうござました。
2009/03/01(Sun) 13:36 | URL | アンナ | 【編集】
いつも早々にお返事をいただき感謝しています
先生のブログは 私にとって辞書です
分からないことがあっったら 先生のブログへ行き調べます これからもよろしくお願いします
先生 福岡での講演会また企画して下さいね
先生のブログは 私にとって辞書です
分からないことがあっったら 先生のブログへ行き調べます これからもよろしくお願いします
先生 福岡での講演会また企画して下さいね
2009/03/01(Sun) 13:48 | URL | こころ | 【編集】
尋常性乾癬で対症療法中です。毎日、全身の痒みと皮膚の痛みで眠れません。栄養療法、糖質制限、ビタミンD.ナイアシンの服用が効果ありそうなので、気合い入れてトライしたい。アドバイスお願いします。
さくら さん
尋常性乾癬は、スーパー糖質制限食で改善するケースが多いです。
伝統的食生活(スーパー糖質制限食)だった頃のイヌイットには、尋常性乾癬は、ほぼありませんでした。
尋常性乾癬は、スーパー糖質制限食で改善するケースが多いです。
伝統的食生活(スーパー糖質制限食)だった頃のイヌイットには、尋常性乾癬は、ほぼありませんでした。
2017/10/01(Sun) 19:27 | URL | ドクター江部 | 【編集】
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