講演会のお知らせなど
【講演会のお知らせ】

糖質制限食講演会・東京・中野」のご案内です。

今回は、時間的にたっぷり会場がとれましたので、管理栄養士の大柳珠美さんと江部康二のジョイント講演が実現しました。

さらに質疑応答の時間もしっかりとって、大柳さんの栄養相談のコーナーまであり、自分で言うのも何ですが、至れり尽くせりの講演会が実現したと自負しております。(^-^)v(^-^)v

糖質制限食基礎理論のパワーポイント・スライド・データ満載の小冊子もついてますよ。

東京方面の糖尿人、メタボ人、アトピーの方々、是非奮ってご参加くださいね。

江部康二

☆☆ 糖質制限食講演会・東京・中野
日時:2009年2月11日(祝日)
12時半開場、1時開演、午後4時終了
会場:なかのZERO  学習室
会費:1500円
申し込みは、糖質制限食ネット・リボーン 曽我部ゆかり
(T/F)03−3388−5428
(e-mail) reborn@big.or.jp


☆☆講座「糖尿病・メタボはこう予防する!~糖質制限食のすすめ」
朝日カルチャーセンター京都 http://www.asahi-culture.co.jp/www/kyoto-c.html
075-231-9693
2009年2月17日(火)13:00~14:30
すいません。満席となりました。


☆☆ 演題:「糖尿病・メタボは必ず良くなる!~糖質制限食のすすめ~」
とき  : 2009年2月21日(土)午後1:30分~4:00
ところ :名古屋市女性会館 (名古屋市中区大井町7-25)
      ℡052-331-5288
講師 :江部康二/佐橋紀子(患者の立場から…”翼”代表)
参加費:1.000円/チケット販売・もしくは電話で申し込み
主催  :HUMAN LIFE INFO NET ”翼”
後援  :愛知県教育委員会
問合せ :佐橋紀子(052-501-0994) 
     高橋君枝(052-502-3670)
     原 育世(0568-84-6946)
すいません。満席となりました。

☆☆講座「糖尿病・メタボは必ず良くなる!~糖質制限食のすすめ」
朝日カルチャーセンター京都 http://www.asahi-culture.co.jp/www/kyoto-c.html
TEL 075-231-9693
2009年3月31日(火)10:30~12:00


☆☆講座「糖尿病・メタボは必ず良くなる!~糖質制限食のすすめ」
朝日カルチャーセンター芦屋http://www.asahi-culture.co.jp/www/ashiya-i.html
TEL 0797-38-2666
2009年4月30日(木)13:00~14:30

【糖質制限食コントロール・教育入院のご案内・保険適応】
お問い合わせは高雄病院 http://takao-hospital.jp/
住所:京都市右京区梅ヶ畑畑町3 
電話:075-871-0245
ベットが空くまでお待ち頂くこともありますがご了承下さい。

【糖質制限食外来治療のご案内・予約制・保険適応】
高雄病院  電話:075-871-0245
京都市右京区梅ヶ畑畑町3

高雄病院京都駅前診療所  電話:075-352-5050
京都市下京区七条通り烏丸東入ル(50M)北側 ネオフィス 七条烏丸4F

江部診療所 電話:075-712-8133
京都市左京区下鴨高木町6 アトリエ・フォー 2F


<糖質制限食>VS<糖質たっぷりカロリー制限食>
糖質が血糖値を上昇させインスリンを追加分泌させる

再掲

本ブログは糖尿人に
糖質制限食(糖質12%、脂質56%、タンパク質32%)を推進する立場ですが、
世の中は相変わらず、
糖質たっぷりのカロリー制限食(糖質60%、脂質20%、タンパク質20%)を
推奨する病院が圧倒的に多いです。

いろんな意見があり、論争することは医学の発展において健全なことと思います。しかし、論争の前に人体の生理・代謝などの基本的なところを理解することも重要です。

今回は<糖質・脂質・タンパク質の摂取>と<血糖値上昇・インスリン分泌>に関して、人体の生理・代謝における事実を説明します。

しつこいようですが、以下に述べることは、論争の余地のない事実ですので<糖質たっぷりのカロリー制限食推奨派>の方々にも是非、ご理解いただきたいと思います。

食べ物が消化・吸収されたあと、糖質は100%、タンパク質は50%、脂質は10%弱が血糖に変わります。 

糖質は、摂取直後から急峻に血糖値を高く速く上昇させ、2時間以内にほとんどすべてが吸収されます。一方、タンパク質の血糖値上昇のピークは、食後約3時間で、脂質は、消化・吸収に、丸一日かかることもあります。

これらは、カロリーとは無関係な、三大栄養素の生理学的特質です。

インスリンには24時間、少量常に分泌されている基礎分泌と、血糖値が上昇したときに大量に出る追加分泌があります。

糖質、脂質、タンパク質のうち糖質だけが血糖値を急峻に上昇させます。従って、糖質を摂取した時には、インスリンが追加分泌されます。

しかし、脂質やタンパク質は血糖値をほとんど上昇させないので、インスリンの追加分泌は、ほとんどありません。

つまり、人(糖尿人も正常人も)において、インスリンの追加分泌が多量に必要となるのは、糖質を摂取した時だけです。

これらは、すべて論争の余地のない、生理学的事実です。

以下は、2型糖尿病Aさんのデータです。通常食は糖質ありです。

通常食  350kcal、糖質60%で約52.5g、脂質20%、タンパク質20%
糖質制限食  350kcal、糖質10%で約8.75g、脂質60%、タンパク質30%
通常食と糖質制限食は、いずれも350kcalで、勿論、同一人のデータです。
糖質制限食だと血糖値の上昇は極めて少なく、インスリンの追加分泌もごく少量ですね。


     食前   30分後   60分後   90分後   120分後
通常食
血糖値 121     206     304     250      198
通常食
IRI   2.2      6.2     19.1     23.1     21.6

糖質制限食
血糖値  124     140    142     129     135
糖質制限食
IRI    3.5      4.6     6.7     6.9     5.2


同様に2型糖尿人Bさんのデータです。2年前初診時糖尿病でしたが現在正常人です。

      食前   30分後   60分後   90分後   120分後
通常食
血糖値 108     148     189     142      126
通常食
IRI  3.8      35.2     58.5     55.1     24.9

糖質制限
食血糖値 113     115    116     108     107
糖質制限食
IRI  4.1      10.1    11.7     10.6    13.5

Bさんの場合、2年間の糖質制限食で、糖質を負荷しても血糖値は正常パターンに回復しています。
このとき基礎分泌3.8→追加分泌ピーク58.8まで多量のインスリンがでています。実に基礎分泌の15倍強のインスリンが追加分泌されています。ヾ(゜▽゜)

糖質制限食でも、約8.75gほど野菜分の糖質が含まれているので、一応基礎分泌の2~3倍のインスリン追加分泌がありますが、通常食に比べれば微々たるものですね。

正常人が通常の食事をすれば、おおむねBさんのデータのようなインスリンの大量追加分泌が一日に最低3回、間食をすれば5回以上起こっているわけです。

このようなインスリンの大量追加分泌が40年、50年と続けば、遂には膵臓が疲弊して分泌能力が低下し、糖尿病を発症するのは、想像に難くないですね。

結論です。

カロリーをいくら制限しても、糖質を摂取してしまえば、食後高血糖と多量のインスリン追加分泌を生じます。糖質制限食なら、食後高血糖は生じず、インスリン追加分泌もごく少量ですみます。


江部康二

テーマ:糖尿病
ジャンル:ヘルス・ダイエット
コメント
薬について
今 糖尿人の知り合いに糖質制限の良さの話をしています 知り合いはHbA1c7・5、食後2時間血糖値143なのですがメデット錠と言う薬を処方されてるそうなのですが どんなお薬なんでしょうか 膵臓などに負担をかけるものではなく飲んでも平気な薬ですか?私は江部先生の糖質制限食を知ることによりお陰様で当初HbA1c9.2、空腹時血糖値205だったのが 今はHbA1c6.2、食後2時間血糖値132まで下げることが出来てるので(まだ下げなければならないのですが取り合えずは^^;)病院の先生も薬は必要ありませんとおっしゃってます  私より数値の良い知り合いが薬を飲む必要があるのかな?と疑問になりました 先生教えて下さい 
2009/02/09(Mon) 08:56 | URL | こころ | 【編集
糖質制限と花粉症
糖質制限のお陰で境界型に成長(?)したたまです。
現在も、緩やかに(^^; 楽に糖質制限を実施しているお陰か、増加する一方だった相方さん(正常人)の体重も 減少傾向にあるようです。
ただし、ビールを飲むので効果半減なんでしょうが・・・。

その相方さんがなかなか激しい花粉症です。
少しでも軽減できるような食事を作ろうと思って調べてみると 色んなサイトで
 「肉類がダメ」「穀物が良い」 と、一見糖質制限と逆のことを書かれていました。
糖質制限食は花粉症には良くないのでしょうか。
もしくは「アレルギー」と捉えて、先日掲載されていました『高雄病院食生活十箇条』を実践すればよろしいのでしょうか?よろしくお願いします。
2009/02/09(Mon) 12:58 | URL | たま | 【編集
メデット
こころさん。

メデットは、糖尿病の内服薬の中で、ビグアナイド系薬剤に属します。

ビグアナイド剤の作用は、肝臓での糖新生の抑制が主で、その他消化管からの糖吸収の抑制、末梢組織でのインスリン抵抗性の改善などがあります。

従ってSU剤とは違って、膵臓に直接作用するのではなく、膵外作用で血糖値を下げますので、膵臓には優しい薬といえます。
また体重増加を来しにくいのも長所ですね。 (^_^)

単独使用では、低血糖を起こす危険は極めて低いです。
糖質制限食的にも、問題の少ない良い薬です。

まあ糖質制限食を実践されれば薬はいらなくなると思いますが・・・
2009/02/09(Mon) 15:38 | URL | 江部康二 | 【編集
アレルギー
たまさん。

糖質制限食でアレルギー症状もよくなります。
糖質制限食が困難なら
高雄病院食生活十箇条でよろしいです。
2009/02/09(Mon) 15:40 | URL | 江部康二 | 【編集
こんにちは

一昨年に身体がだるく疲れが中々取れなくて
血液検査をしました
血糖値120
HbA1c8.5
糖尿病と言われました
食事制限をして
体重も落としました

現在は
血糖値99
HbA1c6.4
を保っています

食後の血糖値を測った事が有りません

やった方が良いでしょうか
2009/02/09(Mon) 16:30 | URL | 留美子 | 【編集
食後血糖値
留美子さん。

HbA1c8.5%→6.4%
コントロール良好ですね。

糖質を摂取しなければ食後高血糖もないでしょう。

念のため糖質をあえて摂取して、
1時間後と
2時間後の血糖値を測定して
食後高血糖がどのていどあるかみるとよいでしょう。
2009/02/09(Mon) 16:52 | URL | 江部康二 | 【編集
いつも迅速に回答いただき有り難うございます
身体に優しい薬とのことで安心しました
私も 主治の先生に薬を下さいと言ったことがあるのですが必要ありませんと一蹴されてしまいいただけません^^;良いのか悪いのか…(^^;)脱線もたくさんするのですが これからも頑張りすぎずに糖質制限頑張ります 有り難うございました
2009/02/09(Mon) 23:14 | URL | こころ | 【編集
初めてコメントさせてもらいます。
去年の1月に2型糖尿病と診断された
40歳♀のmiwaです。

診断後、主治医の言うとおり
1400cal未満のカロリー制限をし、
スターシスとメルビンの処方を受け、
1ヶ月経過後にこの江部先生のブログに出会い、
糖質制限を始めました。
以後、3ヶ月毎の数値です。
空腹時血糖206→91→77→76→94
HbA1c8.5→5.4→4.9→4.5→4.4
1年経って安定しております。
江部先生と糖質制限のおかげです。
本当に感謝しています。ありがとうございます。

その中で不思議に思ったのが、
長年の生理不順の回復です。
私は初潮の頃から生理不順で、良くて3ヶ月に1回、
悪くて半年に1回の生理しかありませんでした。
婦人科でホルモン分泌検査も受けましたが
分泌量には問題無かったので妊娠の必要があるまでは。。と放置していました。

ところが、
糖質制限を始めてからすぐに(1ヶ月後に)順調になりました。
よく言われる精神的にも肉体的にも(3ヶ月で体重12kg減でした)かなり悪い状態だと思ってましたが。。。
ホルモン分泌に何か関連性があるのでしょうか?

P.S.
中野の講演会にお礼に伺います。
楽しみです♪
2009/02/09(Mon) 23:57 | URL | miwa | 【編集
生理
miwaさん。

中野講演会ご参加、ありがとうございます。

さてやせすぎても、太りすぎても生理不順になります。
またストレスや疲れで心理的・身体的に不調でも生理不順になります。
糖質制限食で、血液がサラサラになり、毛細血管にいたるまで血流がよくなります。
また栄養・代謝全てが安定しますので
自然治癒力も高まります。
これらが合わさって生理が順調になったのだと思います。素晴らしいことですね。ヾ(^▽^)
2009/02/10(Tue) 08:04 | URL | 江部康二 | 【編集
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事へのトラックバック