2023年11月20日 (月)
こんにちは。
今や日本人の死因の一位はがんです。
厚生労働省
令和4年(2022)人口動態統計月報年計(概数)の概況
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai22/index.html
第10表
によれば、
日本人の死因は、
第1位 悪性新生物(腫瘍)
第2位 心疾患(高血圧性を除く)
第3位 老衰
第4位 脳血管疾患
第5位 肺炎
です。
誰しも「がん予防」は気になるところです。
そこで、世界がん研究基金の報告を
糖質制限食の観点から見直してみました。
世界がん研究基金「食べもの、栄養、運動とがん予防」2007年報告に関して、
いろんな日本語のサイトで要約は載っているのですが、
肥満とがんに関して、内容が微妙に食い違っていて、
どう解釈したものか悩んでましたが
やっと英文の本家のサイトにたどり着きました。
World cancer reserch fund
http://www.wcrf-uk.org/preventing_cancer/recommendations.php
この本家のサイトで、内容を検討してみました。
全部読むのは大変なので必要な確認だけしてみました。
その結果、ウィキペディアの解説が、
よくまとまっているので、以下に引用しました。
【食生活指針
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A3%9F%E7%94%9F%E6%B4%BB%E6%8C%87%E9%87%9D
世界がん研究基金によるがん予防の勧告
1997年に4500以上の研究を研究を元に、「食べもの、栄養とがん予防」 (Food, Nutrition, and the Prevention of Cancer: A Global Perspective) が報告された。
日本では、がん予防14か条、タバコの制限を加えてがん予防15か条として紹介された。
2007年11月1日、世界がん研究基金とアメリカがん研究協会によって7000以上の研究を根拠に「食べもの、栄養、運動とがん予防」が報告されている。
①肥満 ゴール:BMIは21-23の範囲に。 推薦:標準体重の維持、BMI25未満。
②運動 推薦:毎日少なくとも30分の運動。
③体重を増やす飲食物 推薦:高エネルギーの食べものや砂糖入り飲料やフルーツジュース、ファーストフードの摂取を制限する。飲料として水や茶や無糖コーヒーが推奨される。
④植物性食品 ゴール:毎日少なくとも600gの野菜や果物と、少なくとも25グラムの食物繊維を摂取するための精白されていない穀物である全粒穀物と豆を食べる。 推奨:毎日400g以上の野菜や果物と、全粒穀物と豆を食べる。精白された穀物などを制限する。
トランス脂肪酸は心臓病のリスクとなるが、がんへの関与は知られていない。
⑤動物性食品 赤肉(牛・豚・羊)を制限し、加工肉(ハム、ベーコン、サラミ、燻製肉、熟成肉、塩蔵肉)は避ける。赤肉より、鶏肉や魚が推奨される。 ゴール:赤肉は週300g以下に。 推奨:赤肉は週500g以下に。乳製品は議論があるため推奨していない。
⑥アルコール 男性は1日2杯、女性は1日1杯まで。
⑦保存、調理 ゴール:塩分摂取量を1日に5g以下に。 推奨:塩辛い食べものを避ける。
塩分摂取量を1日に6g以下に。カビのある穀物や豆を避ける。
⑧サプリメント ゴール:サプリメントなしで栄養が満たせる。 推奨:がん予防のためにサプリメントに頼らない。
⑨母乳哺育 6か月、母乳哺育をする。これは母親を主に乳がんから、子供を肥満や病気から守る。
⑩がん治療後 がん治療を行ったなら、栄養、体重、運動について専門家の指導を受ける。
***
タバコの煙もがんの主因であると強調している。また、タバコとアルコールは相乗作用で発癌物質となる。】
<世界がん研究基金「食べもの、栄養、運動とがん予防」2007年報告に関する私の個人的な意見、主として糖質制限食の観点から>
①肥満
肥満に関しては、大腸・食道・膵臓・腎臓・子宮内膜(子宮)・乳房のガンになるリスクが高まるとしています。
これら6つのガンに関しては、はっきり肥満がリスクになるということです。
また、胆嚢に関しては、肥満がおそらく発ガンのリスクを高めるとしています。
そして、糖質制限食が肥満にはもっとも有効な治療法です。 (^_^)
②運動
は①とも関連してますね。運動はよいことですので私も賛成です。
③体重を増やす飲食物
体重を増やす飲食物は、炭水化物です。
摂取エネルギーは厚生労働省のいう「推定必要エネルギー」として、
糖質制限食実践が、体重を標準より増やさないためには一番いいです。
④植物性食品
植物性食品では、野菜から食物繊維の摂取を推奨で、賛成です。
しかし、穀物や果物は、血糖値を上昇させ、インスリンを過剰に分泌させるので
発がんリスクとなります。
やはり、糖質制限食のほうが、がん予防には良いです。
⑤動物性食品
欧米では、四つ足動物の肉を、一般に赤肉と呼ぶようです。
赤肉(牛・豚・羊)は週500g以下にという目標は、
日本人にはそんなに難しくはないように思いますが、
米国人にはとんでもなく厳しい数値目標ですね。
まあこれは、糖質を普通に食べている人における目標です。
加工肉は、少なめがいいと思いますが、日本人はもともとそんなに食べないですね。
最近は、動物性脂肪の害はないという文献も出てきているので個人的には、
もう少し赤肉を食べてもいいように思います。
また、スーパー糖質制限食実践者なら、「血糖値上昇」「過剰インスリン分泌」という
発がんリスクがほとんどないので、
この面からも赤肉をしっかり食べても大丈夫のように思います。
私自身は、豚肉、牛肉をよく食べます。鶏肉も魚もよく食べます。
「赤肉」:「魚・鶏肉」が1:1くらいです。
⑥アルコール
「男性は1日2杯まで」
これは仰有る通りかもしれませんが、残念ながら私には守れそうもありませんし、
守っていませんね。(-_-;)
⑦保存、調理
塩分6g以下ですか。結構厳しいですね。σ(=_=;)ヾ
⑧サプリメント
「がん予防のためにサプリメントには頼らない」と言い切ってあるのは嬉しいですね。
大賛成です。
⑨母乳哺育 6か月
こちらも賛成です。
⑩がん治療後
ガン治療後は、やはり「血糖値上昇」「過剰インスリン分泌」という発がんリスクをなくするために、スーパー糖質制限食が望ましいです。
***タバコ
タバコの害は言うまでもないですね。
タバコは確かにがんの主因の一つです。
江部康二
今や日本人の死因の一位はがんです。
厚生労働省
令和4年(2022)人口動態統計月報年計(概数)の概況
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai22/index.html
第10表
によれば、
日本人の死因は、
第1位 悪性新生物(腫瘍)
第2位 心疾患(高血圧性を除く)
第3位 老衰
第4位 脳血管疾患
第5位 肺炎
です。
誰しも「がん予防」は気になるところです。
そこで、世界がん研究基金の報告を
糖質制限食の観点から見直してみました。
世界がん研究基金「食べもの、栄養、運動とがん予防」2007年報告に関して、
いろんな日本語のサイトで要約は載っているのですが、
肥満とがんに関して、内容が微妙に食い違っていて、
どう解釈したものか悩んでましたが
やっと英文の本家のサイトにたどり着きました。
World cancer reserch fund
http://www.wcrf-uk.org/preventing_cancer/recommendations.php
この本家のサイトで、内容を検討してみました。
全部読むのは大変なので必要な確認だけしてみました。
その結果、ウィキペディアの解説が、
よくまとまっているので、以下に引用しました。
【食生活指針
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A3%9F%E7%94%9F%E6%B4%BB%E6%8C%87%E9%87%9D
世界がん研究基金によるがん予防の勧告
1997年に4500以上の研究を研究を元に、「食べもの、栄養とがん予防」 (Food, Nutrition, and the Prevention of Cancer: A Global Perspective) が報告された。
日本では、がん予防14か条、タバコの制限を加えてがん予防15か条として紹介された。
2007年11月1日、世界がん研究基金とアメリカがん研究協会によって7000以上の研究を根拠に「食べもの、栄養、運動とがん予防」が報告されている。
①肥満 ゴール:BMIは21-23の範囲に。 推薦:標準体重の維持、BMI25未満。
②運動 推薦:毎日少なくとも30分の運動。
③体重を増やす飲食物 推薦:高エネルギーの食べものや砂糖入り飲料やフルーツジュース、ファーストフードの摂取を制限する。飲料として水や茶や無糖コーヒーが推奨される。
④植物性食品 ゴール:毎日少なくとも600gの野菜や果物と、少なくとも25グラムの食物繊維を摂取するための精白されていない穀物である全粒穀物と豆を食べる。 推奨:毎日400g以上の野菜や果物と、全粒穀物と豆を食べる。精白された穀物などを制限する。
トランス脂肪酸は心臓病のリスクとなるが、がんへの関与は知られていない。
⑤動物性食品 赤肉(牛・豚・羊)を制限し、加工肉(ハム、ベーコン、サラミ、燻製肉、熟成肉、塩蔵肉)は避ける。赤肉より、鶏肉や魚が推奨される。 ゴール:赤肉は週300g以下に。 推奨:赤肉は週500g以下に。乳製品は議論があるため推奨していない。
⑥アルコール 男性は1日2杯、女性は1日1杯まで。
⑦保存、調理 ゴール:塩分摂取量を1日に5g以下に。 推奨:塩辛い食べものを避ける。
塩分摂取量を1日に6g以下に。カビのある穀物や豆を避ける。
⑧サプリメント ゴール:サプリメントなしで栄養が満たせる。 推奨:がん予防のためにサプリメントに頼らない。
⑨母乳哺育 6か月、母乳哺育をする。これは母親を主に乳がんから、子供を肥満や病気から守る。
⑩がん治療後 がん治療を行ったなら、栄養、体重、運動について専門家の指導を受ける。
***
タバコの煙もがんの主因であると強調している。また、タバコとアルコールは相乗作用で発癌物質となる。】
<世界がん研究基金「食べもの、栄養、運動とがん予防」2007年報告に関する私の個人的な意見、主として糖質制限食の観点から>
①肥満
肥満に関しては、大腸・食道・膵臓・腎臓・子宮内膜(子宮)・乳房のガンになるリスクが高まるとしています。
これら6つのガンに関しては、はっきり肥満がリスクになるということです。
また、胆嚢に関しては、肥満がおそらく発ガンのリスクを高めるとしています。
そして、糖質制限食が肥満にはもっとも有効な治療法です。 (^_^)
②運動
は①とも関連してますね。運動はよいことですので私も賛成です。
③体重を増やす飲食物
体重を増やす飲食物は、炭水化物です。
摂取エネルギーは厚生労働省のいう「推定必要エネルギー」として、
糖質制限食実践が、体重を標準より増やさないためには一番いいです。
④植物性食品
植物性食品では、野菜から食物繊維の摂取を推奨で、賛成です。
しかし、穀物や果物は、血糖値を上昇させ、インスリンを過剰に分泌させるので
発がんリスクとなります。
やはり、糖質制限食のほうが、がん予防には良いです。
⑤動物性食品
欧米では、四つ足動物の肉を、一般に赤肉と呼ぶようです。
赤肉(牛・豚・羊)は週500g以下にという目標は、
日本人にはそんなに難しくはないように思いますが、
米国人にはとんでもなく厳しい数値目標ですね。
まあこれは、糖質を普通に食べている人における目標です。
加工肉は、少なめがいいと思いますが、日本人はもともとそんなに食べないですね。
最近は、動物性脂肪の害はないという文献も出てきているので個人的には、
もう少し赤肉を食べてもいいように思います。
また、スーパー糖質制限食実践者なら、「血糖値上昇」「過剰インスリン分泌」という
発がんリスクがほとんどないので、
この面からも赤肉をしっかり食べても大丈夫のように思います。
私自身は、豚肉、牛肉をよく食べます。鶏肉も魚もよく食べます。
「赤肉」:「魚・鶏肉」が1:1くらいです。
⑥アルコール
「男性は1日2杯まで」
これは仰有る通りかもしれませんが、残念ながら私には守れそうもありませんし、
守っていませんね。(-_-;)
⑦保存、調理
塩分6g以下ですか。結構厳しいですね。σ(=_=;)ヾ
⑧サプリメント
「がん予防のためにサプリメントには頼らない」と言い切ってあるのは嬉しいですね。
大賛成です。
⑨母乳哺育 6か月
こちらも賛成です。
⑩がん治療後
ガン治療後は、やはり「血糖値上昇」「過剰インスリン分泌」という発がんリスクをなくするために、スーパー糖質制限食が望ましいです。
***タバコ
タバコの害は言うまでもないですね。
タバコは確かにがんの主因の一つです。
江部康二
江部先生、こんにちは。
スーパー糖質制限により、一応薬がいらない程度に血糖値が低値で安定するようになってはいるのですが、暁現象なのか、早朝空腹時血糖値がどうも不安定です。薬なしでも血糖値100mg未満が続くこともありますが、110~120mg前後を推移することもあります。
そのようなときは、就寝前24時にスーグラ(50mg)を飲んでいます。そうすると、早朝6時血糖値が100mg未満になっていました。ところが、最近、同じようにしても血糖値が100mg未満にならない日が続いています。こうなるのは、薬の効果が薄れてきているためでしょうか。とすると、薬の量を増やすとか、薬の種類を変えるとかすればよいのでしょうか。
スーパー糖質制限により、一応薬がいらない程度に血糖値が低値で安定するようになってはいるのですが、暁現象なのか、早朝空腹時血糖値がどうも不安定です。薬なしでも血糖値100mg未満が続くこともありますが、110~120mg前後を推移することもあります。
そのようなときは、就寝前24時にスーグラ(50mg)を飲んでいます。そうすると、早朝6時血糖値が100mg未満になっていました。ところが、最近、同じようにしても血糖値が100mg未満にならない日が続いています。こうなるのは、薬の効果が薄れてきているためでしょうか。とすると、薬の量を増やすとか、薬の種類を変えるとかすればよいのでしょうか。
2023/11/21(Tue) 06:40 | URL | 倉田 | 【編集】
倉田 さん
①
早朝空腹時血糖値がやや高値となってきたのは、季節変動の可能性もあります。
米国の糖尿病退役軍人285,705人の研究で、
A1c値は冬に高く、夏に低く、0.22の差がありました。
HbA1cは過去1~2ヶ月の平均血糖値の指標です。
つまり28万人という大規模な研究では、
血糖値は夏に低く、冬に高いということとなります。
②
日本糖尿病学会の基準では、合併症予防のためには、
<空腹時血糖値130mg/未満未満>
が目標となります。
従って、このまま経過をみられて良いと思います。
①
早朝空腹時血糖値がやや高値となってきたのは、季節変動の可能性もあります。
米国の糖尿病退役軍人285,705人の研究で、
A1c値は冬に高く、夏に低く、0.22の差がありました。
HbA1cは過去1~2ヶ月の平均血糖値の指標です。
つまり28万人という大規模な研究では、
血糖値は夏に低く、冬に高いということとなります。
②
日本糖尿病学会の基準では、合併症予防のためには、
<空腹時血糖値130mg/未満未満>
が目標となります。
従って、このまま経過をみられて良いと思います。
2023/11/21(Tue) 15:21 | URL | ドクター江部 | 【編集】
私は、倉田さんの悩みのように、SMBGで見ると朝食前血糖値が高いことがあり、前日のご飯も低炭水化物だったし、時間も遅くなかったしなんでだろうと思い、フリースタイルリブレで観察してみたところ、いつも起きる瞬間に血糖値が上がっています。目が覚めてもそのまま布団にいてうとうとしているとまた血糖値が下がり、立ち上がると上がります。夜中にトイレに起きる時もその瞬間上がっています。それが10mgの上昇のときもあれば、20mg以上のときもあります。
朝であれば、起きてしまえば若干下がるものの、寝ていた時の血糖値に戻ることはなく、朝ごはんを食べればそのまま上昇します。
インターネットでしらべてみても、これが普通のことなのか、よくわかりません。朝方になって段々と血糖が上がっていくということではないので暁現象とは違うのかな、と思っていますが、
とはいえ、妊娠糖尿病の指導で早朝空腹時血糖値を95以下にするよう言われているので、布団の中で測ればどうやら守れそうだけれども、立ち上がってしまうと結構超えてしまいます。
朝であれば、起きてしまえば若干下がるものの、寝ていた時の血糖値に戻ることはなく、朝ごはんを食べればそのまま上昇します。
インターネットでしらべてみても、これが普通のことなのか、よくわかりません。朝方になって段々と血糖が上がっていくということではないので暁現象とは違うのかな、と思っていますが、
とはいえ、妊娠糖尿病の指導で早朝空腹時血糖値を95以下にするよう言われているので、布団の中で測ればどうやら守れそうだけれども、立ち上がってしまうと結構超えてしまいます。
2023/11/21(Tue) 16:50 | URL | 川鹿 | 【編集】
追加です。
フリースタイルリブレで観察、と書きましたが、フリースタイルリブレ専用のアプリで血糖値を見ると、独自のアルゴリズムで修正した値が出てくるようなので(手指の毛細血管の血糖値を模倣しようとしているようです)、腕の間質液で感知される値とは違ったものが出てきます。
それはそれでいいのですが、私はセンサーが1分ごとに感知した値も知りたいので別のアプリも使っています。そうすると、日常生活のこの動作をした瞬間に値が上がっているのだなあというのが観察されます。
フリースタイルリブレで観察、と書きましたが、フリースタイルリブレ専用のアプリで血糖値を見ると、独自のアルゴリズムで修正した値が出てくるようなので(手指の毛細血管の血糖値を模倣しようとしているようです)、腕の間質液で感知される値とは違ったものが出てきます。
それはそれでいいのですが、私はセンサーが1分ごとに感知した値も知りたいので別のアプリも使っています。そうすると、日常生活のこの動作をした瞬間に値が上がっているのだなあというのが観察されます。
2023/11/22(Wed) 01:57 | URL | 川鹿 | 【編集】
江部先生
先生のブログを楽しみに拝見しております。
約10年近くスーパー糖質制限で、ここ1年ほど1日の糖質量130gほどの緩やか糖質制限です。
空腹時血糖値について、基礎疾患は無く、スーパー糖質制限開始前は空腹時血糖値が70代でしたが、スーパー糖質制限時代の空腹時血糖値は100から110の間になりました。
1年間緩やか糖質制限にして、つい先日の結果でも空腹時血糖値は103であり、現在の血液検査の基準では軽い糖尿病の始まりとして要注意となっております。
(※空腹時血糖値正常範囲は70〜110、100〜109は糖尿病予備軍の可能性有とみなされる)
糖尿病の家族歴は無く、健康法のひとつとして緩やか糖質制限を続けておりますが、このまま続けてもよものかと考えているところです。
空腹時血糖値の検査基準について、昔と比べるとだいぶ厳しくなりましたよね?
先生のご見解をお聞かせいただけますと幸甚です。
先生のブログを楽しみに拝見しております。
約10年近くスーパー糖質制限で、ここ1年ほど1日の糖質量130gほどの緩やか糖質制限です。
空腹時血糖値について、基礎疾患は無く、スーパー糖質制限開始前は空腹時血糖値が70代でしたが、スーパー糖質制限時代の空腹時血糖値は100から110の間になりました。
1年間緩やか糖質制限にして、つい先日の結果でも空腹時血糖値は103であり、現在の血液検査の基準では軽い糖尿病の始まりとして要注意となっております。
(※空腹時血糖値正常範囲は70〜110、100〜109は糖尿病予備軍の可能性有とみなされる)
糖尿病の家族歴は無く、健康法のひとつとして緩やか糖質制限を続けておりますが、このまま続けてもよものかと考えているところです。
空腹時血糖値の検査基準について、昔と比べるとだいぶ厳しくなりましたよね?
先生のご見解をお聞かせいただけますと幸甚です。
2023/11/26(Sun) 16:24 | URL | 肉卵チーズよく食べます | 【編集】
肉卵チーズよく食べます さん
10年経過ですので、年齢と共に耐糖能は低下してきていると思います。
空腹時血糖値の上昇はそのためと思います。
AGEsの観点からは、スーパー糖質制限食のほうが望ましいです。
以下の本ブログ記事をご参照頂ければ幸いです。
AGEs(終末糖化産物))って何?
2023年07月19日 (水)
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-6327.html
10年経過ですので、年齢と共に耐糖能は低下してきていると思います。
空腹時血糖値の上昇はそのためと思います。
AGEsの観点からは、スーパー糖質制限食のほうが望ましいです。
以下の本ブログ記事をご参照頂ければ幸いです。
AGEs(終末糖化産物))って何?
2023年07月19日 (水)
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-6327.html
2023/11/27(Mon) 17:19 | URL | ドクター江部 | 【編集】
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