2023年01月27日 (金)
【あまいミカン
寒いですね、おはようございます。
いつもお世話になります。
去年健康診断で早朝血糖値が126あり要検査を言い渡されました。
その後自分でお医者様に行き検査しても問題なし(OGTT)は受けていません。
自分で安物の血糖検査キットを買って測っていますが、
夏ごろは平均90前後で推移していましたが冬に入ると70前後で推移しています。
冬には血糖値は下がるものなのでしょうか?】
こんばんは。
甘いミカンさんから、夏と冬の血糖値検査データの差異について、
コメント・質問を頂きました。
甘いミカンさん、ともあれ
早朝空腹時血糖値が126mg/dlだったのが、
90mg/dlとか70mg/dlと改善しているので
良かったです。
糖質制限食を実践しておられるのですね。
まず、以下の緑文字の米国の糖尿病退役軍人285,705人の研究で、
A1c値は冬に高く、夏に低く、0.22の差がありました。
HbA1cは過去1~2ヶ月の平均血糖値の指標です。
つまり28万人という大規模な研究では、
平均血糖値は冬に高く、夏に低いということとなります。
『毎月のヘモグロビンA1c値の季節的パターン
American Journal of Epidemiology, Volume 161, Issue 6, 15 March 2005, Pages 565-574,
要約
この研究の目的は、米国の糖尿病退役軍人における2年間(1998年10月から2000年9月まで)の月間ヘモグロビンA1c(A1c)値の季節変動を調査することでした。
研究コホートには、856,181回のA1c検査を受けた285,705人の退役軍人が含まれていました。
著者らは、全例および年齢、性別、人種、インスリン使用、および気候地域によって定義された亜集団の月平均A1c値を計算しました。
A1c値は冬に高く、夏に低く、0.22の差がありました。・・・ 以下略 』
このように、米国の大規模研究では
『血糖値は、冬に高く、夏に低い』
という結果(エビデンス)がでています。
しかし甘いミカンさんの場合は
『血糖値は、夏に高く、冬に低い』
という結果がでています。
エビデンスということで、論じれば
『血糖値は、冬に高く、夏に低い』
となりますが、
甘いミカンさんの場合は真逆であり
『血糖値は、夏に高く、冬に低い』
という結果です。
結論としては、エビデンスを無視することはできませんが、
それぞれの個人においては、エビデンスに当てはまらないことが
あり得るということです。
この場合は、エビデンスよりも個人のデータを優先することになります。
つまりエビデンスに縛られる必要はないのです。
甘いミカンさんの場合も、個人のデータを優先して頂ければよいと思います。
江部康二
寒いですね、おはようございます。
いつもお世話になります。
去年健康診断で早朝血糖値が126あり要検査を言い渡されました。
その後自分でお医者様に行き検査しても問題なし(OGTT)は受けていません。
自分で安物の血糖検査キットを買って測っていますが、
夏ごろは平均90前後で推移していましたが冬に入ると70前後で推移しています。
冬には血糖値は下がるものなのでしょうか?】
こんばんは。
甘いミカンさんから、夏と冬の血糖値検査データの差異について、
コメント・質問を頂きました。
甘いミカンさん、ともあれ
早朝空腹時血糖値が126mg/dlだったのが、
90mg/dlとか70mg/dlと改善しているので
良かったです。
糖質制限食を実践しておられるのですね。
まず、以下の緑文字の米国の糖尿病退役軍人285,705人の研究で、
A1c値は冬に高く、夏に低く、0.22の差がありました。
HbA1cは過去1~2ヶ月の平均血糖値の指標です。
つまり28万人という大規模な研究では、
平均血糖値は冬に高く、夏に低いということとなります。
『毎月のヘモグロビンA1c値の季節的パターン
American Journal of Epidemiology, Volume 161, Issue 6, 15 March 2005, Pages 565-574,
要約
この研究の目的は、米国の糖尿病退役軍人における2年間(1998年10月から2000年9月まで)の月間ヘモグロビンA1c(A1c)値の季節変動を調査することでした。
研究コホートには、856,181回のA1c検査を受けた285,705人の退役軍人が含まれていました。
著者らは、全例および年齢、性別、人種、インスリン使用、および気候地域によって定義された亜集団の月平均A1c値を計算しました。
A1c値は冬に高く、夏に低く、0.22の差がありました。・・・ 以下略 』
このように、米国の大規模研究では
『血糖値は、冬に高く、夏に低い』
という結果(エビデンス)がでています。
しかし甘いミカンさんの場合は
『血糖値は、夏に高く、冬に低い』
という結果がでています。
エビデンスということで、論じれば
『血糖値は、冬に高く、夏に低い』
となりますが、
甘いミカンさんの場合は真逆であり
『血糖値は、夏に高く、冬に低い』
という結果です。
結論としては、エビデンスを無視することはできませんが、
それぞれの個人においては、エビデンスに当てはまらないことが
あり得るということです。
この場合は、エビデンスよりも個人のデータを優先することになります。
つまりエビデンスに縛られる必要はないのです。
甘いミカンさんの場合も、個人のデータを優先して頂ければよいと思います。
江部康二
こんにちは!
私、静岡県在住39歳男性でこの度島田市横田川まさと市議の秀美夫人よりご紹介いただき相談させていただきました。
今年1月に2型糖尿病診断され現在投薬治療と食事療法で改善に取り組んでまいります。
先日、かかりつけ泌尿器科より紹介状いただいた市立病院で診察させていただき
血糖値 341→155
a1c 8.9→10.0
※共に食後2時間の測定
※測定日1/23→2/8
という不可解な反比例した結果でした。
医師の説明によるとa1cが下がっていない要因はインスリンがなんらかの原因で機能していない可能性が高いとの見解で、次回膵臓を見るのと眼底検査を予定しています。
この見解は江部さんとしてはいかがでしょうか?正解がわからず路頭に迷っています。
直近体調は腎炎の炎症はほぼ治まり、夜間頻尿はひどい時は2時間おきですが調子いいときは一回行くくらいです。
ちなみその他の関連数値推移は
AST 17→18
ALT 13→14
LDL-C 143→133
HDL-C 41→57
eGFR 83.1→68.5
BUN 13.9→22.9
クレアチニン 0.83→0.99
尿アルブミン 6.5
下記、発症までの経緯と経過です。
1/8〜 発熱
1/12 コロナ、インフル検査陰性
1/17 熱がひかず喉の渇き、頻尿症状のため泌尿器科診察し腎盂腎炎診断 。
1/23 検査結果でて2型糖尿病診断。投薬治療(オングリザ5m)、食事療法開始。
2/1 秀美夫人よりご教授いただき主食炭水化物抜き糖質制限の療法開始。
2/8 泌尿器科より紹介状受け市内の市立病院にて診察。メトグルコ250mを追加処方。
以上の事も踏まえて何か少しでもわかる事ご教授いただけましたら幸いです。
何かその他必要な情報や検査数値ございましたらご遠慮なくお聞きください。
よろしくお願いいたします🙇
私、静岡県在住39歳男性でこの度島田市横田川まさと市議の秀美夫人よりご紹介いただき相談させていただきました。
今年1月に2型糖尿病診断され現在投薬治療と食事療法で改善に取り組んでまいります。
先日、かかりつけ泌尿器科より紹介状いただいた市立病院で診察させていただき
血糖値 341→155
a1c 8.9→10.0
※共に食後2時間の測定
※測定日1/23→2/8
という不可解な反比例した結果でした。
医師の説明によるとa1cが下がっていない要因はインスリンがなんらかの原因で機能していない可能性が高いとの見解で、次回膵臓を見るのと眼底検査を予定しています。
この見解は江部さんとしてはいかがでしょうか?正解がわからず路頭に迷っています。
直近体調は腎炎の炎症はほぼ治まり、夜間頻尿はひどい時は2時間おきですが調子いいときは一回行くくらいです。
ちなみその他の関連数値推移は
AST 17→18
ALT 13→14
LDL-C 143→133
HDL-C 41→57
eGFR 83.1→68.5
BUN 13.9→22.9
クレアチニン 0.83→0.99
尿アルブミン 6.5
下記、発症までの経緯と経過です。
1/8〜 発熱
1/12 コロナ、インフル検査陰性
1/17 熱がひかず喉の渇き、頻尿症状のため泌尿器科診察し腎盂腎炎診断 。
1/23 検査結果でて2型糖尿病診断。投薬治療(オングリザ5m)、食事療法開始。
2/1 秀美夫人よりご教授いただき主食炭水化物抜き糖質制限の療法開始。
2/8 泌尿器科より紹介状受け市内の市立病院にて診察。メトグルコ250mを追加処方。
以上の事も踏まえて何か少しでもわかる事ご教授いただけましたら幸いです。
何かその他必要な情報や検査数値ございましたらご遠慮なくお聞きください。
よろしくお願いいたします🙇
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