fc2ブログ
がん10年生存率 58.9%  がんの部位・ステージ別のデータ詳細まとめ
こんにちは。
NHK首都圏ナビのサイトに
国立がん研究センターなどの研究班が発表した
がん10年生存率の記事が載っていました。

がん10年生存率は、確実に延びています。

近年のがん治療法の進歩が大きく関与していると考えられます。

2002年までの4年間に診断された人 53.9%
2003年までの4年間に診断された人 54.2%
2004年までの4年間に診断された人 55.6%
2005年までの4年間に診断された人 56.4%
2006年までの4年間に診断された人 57.2%
2007年までの4年間に診断された人 58.3%
2008年までの4年間に診断された人 58.9%


と毎年、確実に延びています。

がんの部位による10年生存率のステージ別のデータ詳細は
NHK首都圏ナビのサイト
https://www.nhk.or.jp/shutoken/newsup/20211110c.html

にて確認して頂ければ幸いです。

一方、2010年の「人口動態統計の概況」によれば、
1981年に「がん」が死亡者数の第一位になっており、

2008年のデータでは、日本人の3人に1人ががんで亡くなっています。
国立がん研究センター(2007年)によると
日本人の2人に1人が生涯でがんになります。
男性が55.7%で、女性が41.3%です。

前立腺がん(全体99.2%) 
・女性の乳がん(全体87.5%) 
・甲状腺がん(全体86.8%)
・子宮体がん(全体82.3%)
は10年生存率が良好ですが、


・胆のうがん、胆管がん(全体19.8%) 
・肝臓がん(全体17.6%)
・すい臓がん(全体6.6%)
などは、10年生存率が低いです。


がんの治療法が進歩して、10年生存率が向上しているのは好ましいことですが、
がんにならないに、こしたことはありません。

「食後高血糖」「食後高インスリン血症」「平均血糖変動幅増大」
が活性酸素を発生させて
酸化ストレスを生じて、発がんのリスクとなります。
糖質制限食ならこれら三つの酸化ストレスリスクを予防できるので、がんの予防になると考えられます。


江部康二


以下の青字の記載は記事の要約です
詳しくは、NHKのサイトをご参照頂ければ幸いです。


がん10年生存率 58.9% がんの部位・ステージ別のデータ詳細まとめ
https://www.nhk.or.jp/shutoken/newsup/20211110c.html
• 2021年11月10日 ·



• 【首都圏ネットワーク
全国の主ながん専門病院でがんと診断された人の10年後の生存率は、
最新の集計で58.9%だったと
国立がん研究センターなどの研究班が発表しました。
がんの部位、進行度別の10年生存率のデータを図表でまとめました。

がんの部位や進行度による10年生存率は
研究班は、2008年までの4年間に全国の32の主ながん専門病院でがんと診断された12万人あまりのデータを分析しました。その結果、がん医療の効果をはかる指標となる、10年後の生存率は、全体で58.9%となりました。

がんの部位による10年生存率

・前立腺がん(全体99.2%) 
・女性の乳がん(全体87.5%) 
・甲状腺がん(全体86.8%)
・子宮体がん(全体82.3%) 
・大腸がん(全体69.7%) 
・子宮頸がん(全体68.2%)
・胃がん(全体67.3%) 
・咽頭がん(全体64.2%) 
・腎臓がんなど(全体63.3%)
・ぼうこうがん(全体63.0%) 
・卵巣がん(全体51.0%) 
・食道がん(全体34.4%)
・肺がん(全体33.6%) 
・胆のうがん、胆管がん(全体19.8%) 
・肝臓がん(全体17.6%)
・すい臓がん(全体6.6%)
  

10年生存率は向上する傾向が続く
全国の主ながん専門病院で作る「全国がんセンター協議会」の集計データに基づく10年生存率は、向上する傾向が続いています。
「全国がんセンター協議会」の生存率調査のウェブサイトによる10年生存率のデータです。

2002年までの4年間に診断された人 53.9%
2003年までの4年間に診断された人 54.2%
2004年までの4年間に診断された人 55.6%
2005年までの4年間に診断された人 56.4%
2006年までの4年間に診断された人 57.2%
2007年までの4年間に診断された人 58.3%
2008年までの4年間に診断された人 58.9%

「全国がんセンター協議会」のウェブサイトでは、
部位ごとにステージ別の生存率も見ることができます。
10年生存率は年々向上してきていますが、去年は新型コロナウイルスの感染をおそれて、
がん検診を受けた人が3割減るなどして、早期に見つかるケースが減ったことが分かっていて、
今後、影響が出ないか懸念も出ています。

専門家 “治療法の進歩で生存率向上”
データをまとめた群馬県衛生環境研究所の猿木信裕所長は「10年生存率は徐々に向上してきている。
治療法の進歩が背景にあり、がんは治る病気でともに生きることができる病気になりつつあると言えると思う。
中には、数字のみを見て、不安に思われる患者さんもいるかもしれないが、
がんの種類や年齢、進行の度合いなど、患者さんの状態によってかなり変化が出てくる。
主治医と治療について相談するときの参考として見てもらいたい」と話しています。
一方で、新型コロナウイルスの感染拡大による受診控えで、
去年、早期に見つかるケースが減ったことについては「早期の発見が減っていたとしても、
診断法、治療法が進歩してきている中で、どの程度、生存率に影響するのか、
総合的にこれから評価していくことが求められる。影響を注視していきたい」と述べました。
コメント
低糖質・高タンパク質食生活で作業記憶能が低下
あけましておめでとうございます。私は2年ほど前に糖尿病であることが発覚し、それ以来、江部先生のブログを励みに、薬には頼らず糖質制限で血糖値を管理しています。
体質が変わりましてとても体調が良くなりました。
ところが、最近、「大学ジャーナルオンライン」というサイトで以下のような論文が紹介されています。
「低糖質・高タンパク質食生活で作業記憶能が低下、群馬大学が検証」
なんと「海馬での神経の新生や成長・生存に関係するタンパク質のmRNA量を低下させることを見出した。」というのです。
ケトン体質で脳を働かせることは認知症予防にもなると考えていましたので、真逆の研究結果が発表されたので少し不安になっています。
先生のお考えをお聞かせいただけたら幸いです。
2023/01/11(Wed) 14:05 | URL | はま | 【編集
re.低糖質、高タンパク質食生活で作業記憶能が低下
群馬大学の論文
大学ジャーナルで、研究の大まかな記述がありました。それによると、マウスによる研究ということ。
人間の食性と異るマウスで人間の食性の研究しても、明確なことは殆ど分からないと思います。
対象食との総カロリーの差をどう評価したのか。タンパク質消化に関わる消化エネルギーが、人間では6倍ぐらい炭水化物より多いので、対象食よりカロリー不足が考えられる。
マウスの最適栄養構成がなになのか。最適摂取カロリーはどれほどなのか。その基準が明確でないと、何も言えない。
この研究の資金はどこから出てるのかも重要です。
食品会社との関連があれば、言わずもがな、です。
2023/01/12(Thu) 09:12 | URL | yk | 【編集
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可