2022年12月20日 (火)
こんばんは。
食材と追加分泌のインスリンについて、考察してみます。
1)糖質摂取は大量のインスリンを追加分泌させます。
2)タンパク質摂取は少量のインスリンを追加分泌させます。
3)脂質摂取はインスリンを分泌させません。
アミノ酸の中で、ロイシン、アルギニン、リジンはインスリンを分泌させます。
そして、例えば牛肉のタンパク質のアミノ酸成分には、
ロイシン、アルギニン、リジンが含まれています。
糖尿人が牛サーロインステーキを200g食べても、
血糖値に直接影響を与えるのはグリコーゲン(ブドウ糖の集合体)分だけなので
0.6gくらいの糖質しかありまぜん。
1gの糖質が、体重64kgくらいの糖尿人の血糖値を約3mg上昇させます。
ステーキ用の和牛サーロイン肉200gは996kcalで、
カロリーはとても多いですが、血糖値は1.8mgしか上昇しません。
タンパク質はインスリンを分泌させるのですが、
血糖値は1.8mgしか上昇しないのに、インスリンだけが分泌されたら、
低血糖になってしまいます。
低血糖にならないのは、タンパク質摂取時に、
同時にインスリン拮抗ホルモンのグルカゴン(血糖上昇作用あり)も分泌されて、
効果が相殺されるからです。
つまり、ロイシン、アルギニン、リジンが含まれているタンパク質を食べると、
追加分泌のインスリンが少量ながら分泌されるということですね。
すなわち、スーパー糖質制限食でも少量の追加分泌インスリンは出ますし、
野菜もなしの糖質ゼロ食でも、タンパク質分の追加分泌インスリンはでるということです。
また、基礎分泌インスリンは、スーパー糖質制限食でも糖質ゼロ食でも、
24時間常に出続けていますので膵臓のβ細胞はずっと働き続けているわけです。
なお、野菜や果物が一切ない食事は、
ビタミンCが不足する恐れがあるので、糖質ゼロ食は、お奨めではないです。
スーパー糖質制限食実践で、ブロッコリ、ピーマン、ゴーヤなど糖質の少ない野菜を
摂取している場合は、果物はなしでよいです。
現代の果物は、糖度が高くて、大きさも大きいので、食べないほうが良いのです。
「野いちご」と「あまおう」を比べてみれば、その差は明らかですね。
また果物に多く含まれる果糖は、ブドウ糖の数十倍『AGES』に変わりやすいので
果物は食べない方が安全なのです。
江部康二
食材と追加分泌のインスリンについて、考察してみます。
1)糖質摂取は大量のインスリンを追加分泌させます。
2)タンパク質摂取は少量のインスリンを追加分泌させます。
3)脂質摂取はインスリンを分泌させません。
アミノ酸の中で、ロイシン、アルギニン、リジンはインスリンを分泌させます。
そして、例えば牛肉のタンパク質のアミノ酸成分には、
ロイシン、アルギニン、リジンが含まれています。
糖尿人が牛サーロインステーキを200g食べても、
血糖値に直接影響を与えるのはグリコーゲン(ブドウ糖の集合体)分だけなので
0.6gくらいの糖質しかありまぜん。
1gの糖質が、体重64kgくらいの糖尿人の血糖値を約3mg上昇させます。
ステーキ用の和牛サーロイン肉200gは996kcalで、
カロリーはとても多いですが、血糖値は1.8mgしか上昇しません。
タンパク質はインスリンを分泌させるのですが、
血糖値は1.8mgしか上昇しないのに、インスリンだけが分泌されたら、
低血糖になってしまいます。
低血糖にならないのは、タンパク質摂取時に、
同時にインスリン拮抗ホルモンのグルカゴン(血糖上昇作用あり)も分泌されて、
効果が相殺されるからです。
つまり、ロイシン、アルギニン、リジンが含まれているタンパク質を食べると、
追加分泌のインスリンが少量ながら分泌されるということですね。
すなわち、スーパー糖質制限食でも少量の追加分泌インスリンは出ますし、
野菜もなしの糖質ゼロ食でも、タンパク質分の追加分泌インスリンはでるということです。
また、基礎分泌インスリンは、スーパー糖質制限食でも糖質ゼロ食でも、
24時間常に出続けていますので膵臓のβ細胞はずっと働き続けているわけです。
なお、野菜や果物が一切ない食事は、
ビタミンCが不足する恐れがあるので、糖質ゼロ食は、お奨めではないです。
スーパー糖質制限食実践で、ブロッコリ、ピーマン、ゴーヤなど糖質の少ない野菜を
摂取している場合は、果物はなしでよいです。
現代の果物は、糖度が高くて、大きさも大きいので、食べないほうが良いのです。
「野いちご」と「あまおう」を比べてみれば、その差は明らかですね。
また果物に多く含まれる果糖は、ブドウ糖の数十倍『AGES』に変わりやすいので
果物は食べない方が安全なのです。
江部康二
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