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2022年世界糖尿病デー 11月14日(月) テーマ:「アドボカシー ~偏見にNO!~」
2022年世界糖尿病デー 11月14日(月)
テーマ:「アドボカシー ~偏見にNO!~」
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世界糖尿病デー実行委員会 -日本糖尿病学会、日本糖尿病協会-



こんにちは。
11月14日は世界糖尿病デーです。
事務局の日本糖尿病学会・日本糖尿病協会によれば、
糖尿病の正しい知識の普及を願い、
全国約200ヶ所でブルーライトアップを実施するそうです。

よい試みとは思うのですが、
そもそも「アドボカシー」って何?と訝る糖尿人も多いと思います。
私もよく分からなかったので調べてみました。

アドボカシーとは、「アドボケイト」と同じ語源で
「擁護・代弁」や「支持・表明」「唱道」などの意味を持ち、
同時に政治的、経済的、社会的なシステムや制度における決定に影響を与えることを目的とした、
個人またはグループによる活動や運動を意味するそうです。

要するに糖尿人を支持しそれを表明し、
糖尿病に対する政治・経済・社会的制度における決定に影響を与える活動ですね。

そういうことでしたら、
極めて単純に「糖尿人は糖質制限食実践」を推奨するのみです。
それで、糖尿病合併症の予防・改善・治療が可能となります。
糖質制限食以外の糖質ありの食事療法は、
「食後高血糖」「平均血糖変動幅増大」という「酸化ストレス」
予防できないので、結局、合併症を防ぐことは困難なのです。

米国糖尿病学会も、2019年4月のコンセンサス・レポートで
『糖質制限食は、2型糖尿病で最も研究されてきたパターンである。』と明言し、
糖尿病食事療法の第一選択に推奨して以降、
2020年、2021年、2022年のガイドラインでも同様の見解です。
糖質制限食は、緩やかなものも厳格なものも含めての推奨です。

International Diabetes Federation (IDF/国際糖尿病連合)
米国糖尿病学会に見習って、エビデンスに基づき
「糖尿人は糖質制限食実践」と宣言して欲しいものです。


江部康二



報道関係各位
chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://www.wddj.jp/pdf/2022/PR_WDD20221111.pdf
世界糖尿病デー実行委員会 -日本糖尿病学会、日本糖尿病協会-


11月14日(月)は世界糖尿病デー
糖尿病の正しい知識の普及を願い、
全国約200ヶ所でブルーライトアップを実施


世界糖尿病デー実行委員会(一般社団法人日本糖尿病学会・公益社団法人日本糖尿病協会)は、11月14日の世界糖尿病デーに国内の著名な建造物をブルーにライトアップし、糖尿病を正しく理解し、予防につとめることを市民に訴えます。

■ブルーライトアップ

2006年に糖尿病の脅威に関する国連決議が採択されると、
世界糖尿病デーを周知する目的で、
世界各国で著名な建造物をブルーにライトアップするイベントが始まりました。
日本でも、2007年の東京タワーのブルーライトアップを皮切りに、
全国に活動が拡がり、
2019年にはほぼすべての都道府県で自治体や関連団体などの協力を得て、
11月14日のブルーライトアップと市民向けの糖尿病啓発イベントが行われました。 本年も、札幌時計台、横浜マリンタワー、大阪城、姫路城、出雲大社、大宰府天満宮など、全国の著名な建造物のほか、
各地の医療機関でのライトアップの取り組みも増えて、
より草の根レベルの啓発活動が展開されます。
なお、2022年のシンボルライトアップは、
第66回日本糖尿病学会年次学術集会の開催地となる
鹿児島県鹿児島市の「アミュプラザ鹿児島 観覧車アミュラン」です。

■2022年のテーマ「偏見にNo!糖尿病をもつ人はあなたと同じ社会で活躍できる人です」
糖尿病に対する周囲の不正確な理解により、糖尿病であることを隠したり、治療を中断してしまう人がいます。また、糖尿病を理由に、就職や結婚、生命保険の加入等で不利益を被る現実もあります。誰でも発症の可能性のある病気だからこそ、正しく知ってもらいたい。今年のテーマは、世の中から糖尿病に対する偏見をなくすために、正しい知識と理解が必要であることを訴えています。

■日本の糖尿病の概況

2019年(令和元年)国民健康・栄養調査(厚生労働省)によると、
「糖尿病が強く疑われる人」 の割合は、男性19.7%、女性10.8%でした。
ここ10年間でみると、男女とも有意な増減はみられず、
年齢階級別にみると、年齢が高い層でその割合が高くなっています。

■世界の糖尿病の現況

・ 2021年、世界の成人(20-79歳)糖尿病人口は5億3,700万人。
10人に1人の割合です。
中でも、アジア・太平洋地区は、2億600万人と世界で最多となっています。
・ 世界の成人糖尿病人口は、
2045年には7億8,300万人に増加すると予測されています。
・ 世界で5億4,100万人の成人が耐糖能異常の状態で、
2型糖尿病のハイリスク群となります。
・ 2021年、糖尿病は670万人の死亡の原因となっています。
5秒に1人が糖尿病に関連する疾患で命を落としています。
・ 世界の糖尿病治療と合併症管理にかかる医療費は、
少なくとも9,660億ドル(約143兆8,300億円)にのぼります。
これは、過去15年間で316%の増加となっています。
・ 世界の成人糖尿病人口の5人に4人以上(81%)は、
低・中所得国に住んでいます。
出典:IDF Diabetes Atlas 10th edition 2021(2年に1度発行)

■関連ウェブサイト
世界糖尿病デー実行委員会 https://www.wddj.jp/ (ブルーライトアップ/イベント一覧掲載)
日本糖尿病協会 https://www.nittokyo.or.jp/
日本糖尿病学会 http://www.jds.or.jp/
日本糖尿病対策推進会議 https://www.med.or.jp/doctor/diabetes/
厚生労働省 令和元年「国民健康・栄養調査」の結果 https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_14156.html IDF http://www.idf.org/
IDF Diabetes Atlas http://www.diabetesatlas.org

★世界糖尿病デーの由来
1921 年に糖尿病治療に必要なインスリンを発見したフレデリック・バンティング博士(カナダ/1891-1941)の誕生日。
シンボルカラーのブルーは、
国連色とどこまでも拡がる青空の色から採用されました。
2006年12月20日、国連総会において糖尿病の脅威に関する決議が採択され、
(UN Resolution 61/225/United Nation)公式な国連デーとなりました。

★ブルーサークルとは
世界糖尿病デーのキャンペーンには、
青い丸をモチーフにした「ブルーサークル」が用いられます。
これは、糖尿病に関する国連決議が採択された翌年2007年から使われるシンボルマークです。
どこまでも続く空を表す「ブルー」と、団結を表す「輪」をデザインし、
”Unite for Diabetes”(糖尿病との闘いのため団結せよ)というキャッチフレーズとともに、世界中で糖尿病抑制に向けたキャンペーンを推進しています。

★世界糖尿病デー実行委員会とは
2006 年の国連決議を受けて、日本国内の糖尿病啓発を促進するために日本糖尿病協会と日本糖尿病学会により設立された任意団体です。
世界糖尿病デーに関する国内の啓発活動を統括し、
各地のブルーライトアップや地域密着型イベントを支援しています。

★ IDFとは
International Diabetes Federation (IDF/国際糖尿病連合)は、170 カ国・地域から 230以上の糖尿病関連団体が参加する組織で、
1950年から世界の糖尿病関連団体をリードし、
増加する糖尿病患者とその予備群を支援する活動を展開しています。
2006 年の国連決議採択では、世界保健機関(WHO)とともに主導的な役割を果たしました。日本糖尿病学会・日本糖尿病協会もIDFの正会員です。


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◇国内ブルーライトアップ、イベントに関するお問い合わせ先◇
公益社団法人日本糖尿病協会 事務局
〒102-0083 東京都千代田区麹町2-2-4 8F
TEL :03-3514-1721 FAX: 03-3514-1725
E-mail: office@nittokyo.or.jp
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