2007年05月17日 (木)
京都は朝から雷でした。いきなりだったのでちょっとびっくりしましたが、昼からはすっかりいい天気になりました。。
今朝の朝日新聞の三面の「医療危機」というコラムに4.5行ですが、不肖江部康二と糖質制限食の話が載りました。その影響かブログのアクセス数が多いです。
このように一歩一歩でもいいので、 糖質制限食が世の中に認知されいって糖尿病・肥満・メタボの方々が、薬に頼ることなくめきめき改善される日が来たらいいですね。
さて、今日は昨日の続きです。
「糖質制限食」でやせるメカニズム
1 肥満ホルモン(インスリン)がほとんどでない。
糖質を摂取して血糖値が上昇すると、インスリンが追加分泌されて、血糖は骨格筋や心筋などの細胞に取り込まれて利用されたり、グリコーゲンとして蓄えられます。しかし、血中の余剰の血糖は中性脂肪に変えられて体脂肪として蓄積されていきます。インスリンが肥満ホルモンと呼ばれる所以です。糖質制限食なら血糖値はほとんど上昇しないので、インスリンもほとんど分泌されません。
2 体脂肪が常に燃えている。
「脂ののったビフテキにバターを塗って食べる」こんな食生活だと、脂肪たっぷりでブクブク太ってしまいそうな気がしますが、実は間違いなのです。脂肪を摂取しても血糖値は上昇しないので、身体の中では体脂肪が燃え続けてくれています。糖質制限食だと運動をしている以外の時間帯は、寝ている時も含めて常に体脂肪が燃え続けています。
3 尿中にケトン体がカロリーと共に生理的に排泄される。
糖質制限食を実践していると、肝臓で生理的に脂肪酸が分解されケトン体が出現してきます。ケトン体とはアセト酢酸、3-ヒドロキシ酪酸、アセトンの総称です。血中のケトン体が上昇すると尿中に排泄されます。ケトン体にはカロリーがありますから、尿中に排泄された分は当然体重減少に繋がります。
糖質を摂取してしまえば、ダイエットのための上述の3つの利点が全て無くなってしまいます。
米国では、この30年で脂質の摂取率は減少していますが、肥満.糖尿病は倍増です。そして、摂取率が増加しているのは糖質です。
このように見てくると、肥満・糖尿病増加の原因は脂質ではなくて糖質であることは明らかです。
江部康二
今朝の朝日新聞の三面の「医療危機」というコラムに4.5行ですが、不肖江部康二と糖質制限食の話が載りました。その影響かブログのアクセス数が多いです。
このように一歩一歩でもいいので、 糖質制限食が世の中に認知されいって糖尿病・肥満・メタボの方々が、薬に頼ることなくめきめき改善される日が来たらいいですね。
さて、今日は昨日の続きです。
「糖質制限食」でやせるメカニズム
1 肥満ホルモン(インスリン)がほとんどでない。
糖質を摂取して血糖値が上昇すると、インスリンが追加分泌されて、血糖は骨格筋や心筋などの細胞に取り込まれて利用されたり、グリコーゲンとして蓄えられます。しかし、血中の余剰の血糖は中性脂肪に変えられて体脂肪として蓄積されていきます。インスリンが肥満ホルモンと呼ばれる所以です。糖質制限食なら血糖値はほとんど上昇しないので、インスリンもほとんど分泌されません。
2 体脂肪が常に燃えている。
「脂ののったビフテキにバターを塗って食べる」こんな食生活だと、脂肪たっぷりでブクブク太ってしまいそうな気がしますが、実は間違いなのです。脂肪を摂取しても血糖値は上昇しないので、身体の中では体脂肪が燃え続けてくれています。糖質制限食だと運動をしている以外の時間帯は、寝ている時も含めて常に体脂肪が燃え続けています。
3 尿中にケトン体がカロリーと共に生理的に排泄される。
糖質制限食を実践していると、肝臓で生理的に脂肪酸が分解されケトン体が出現してきます。ケトン体とはアセト酢酸、3-ヒドロキシ酪酸、アセトンの総称です。血中のケトン体が上昇すると尿中に排泄されます。ケトン体にはカロリーがありますから、尿中に排泄された分は当然体重減少に繋がります。
糖質を摂取してしまえば、ダイエットのための上述の3つの利点が全て無くなってしまいます。
米国では、この30年で脂質の摂取率は減少していますが、肥満.糖尿病は倍増です。そして、摂取率が増加しているのは糖質です。
このように見てくると、肥満・糖尿病増加の原因は脂質ではなくて糖質であることは明らかです。
江部康二
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