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マスク着用は日本だけ?欧米は集団免疫獲得で「ノーマスク」。  
こんにちは。
米国のCDC(疾病対策センター)が2022年4月に公表した調査では、
感染した時にできる抗体を持つ人の割合は2月時点で推計57・7%でした。
つまり欧米では現在、「集団免疫」に近い状況が生じているので。
「ノーマスク」が当たり前になっていると言えます。
 
日本では第6波や第7波で感染者数が大きく増えましたが、
2022年8月下旬にピークを迎えて、9月になってからは急速に減少しています。
 
そして人口比で見た累計感染者数
米国や英国などに比べて格段に少ないのです。
 
従って、感染してできる抗体の保有率は非常に低いのが現状です。
厚生労働省が2022年4月に発表した都道府県の抽出調査によると、
最も高い東京で5・65%でした。
以下、大阪5・32%、愛知3・09%、福岡2・71%、宮城1・49%であり、
米国人の抗体保有率の10分の1~38分の1以下と極めて少ないのです。
抗体保有率が極めて少ない現状なので、
日本ではマスク着用には意味があると言えます。
 
 
札幌医科大フロンティア医学研究所ゲノム医科学部門が
公開している統計によると、
人口100万人あたりの累計コロナ死者数
2022年9月29日時点で
日本が353・7人です。
すなわち、
米国の3181・9人、
英国の3032・9人、

などと比べ圧倒的に少なく抑えられているのです。
 
日本政府の新型コロナ対策

賛否両論でいろいろ言われてきましたが、
累積死亡者数で評価すれば、
結果としては大成功
と言えます。
 
まあ、政府の政策というよりも日本国民の
真面目さや誠実さやルールを守るといった性格が大いに寄与していると考えられますが・・・。
 
デルタ株までは、重症化率や死亡率も
結構あったので、
三密を避ける、マスク、手洗い、うがい、ソーシャルディスタンス・・・などの対策で、感染予防することは大きな意義があったと思います。
 
そして、そうこうする内に、2021年12月末ごろからオミクロン株に変異して
重症化率や死亡率が激減したので、
日本国民は、デルタ株の期間を上手くしのいで、やり過ごしたと言えます。
 
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大分県の統計では
          デルタ株  オミクロン株
重症化率      5.5%    0.8%
致死率       0.4%    0.04%

オミクロン株の致死率はデルタ株の10分の1です。
 
新型コロナウイルス、
2020年1月6日に中国帰りの男性が発熱で受診したのが、
日本での第一例目です。
 
約2年10ヶ月と、私が思っていたより、少し早い期間で、
人類と共存するオミクロン株に変異したのだと考えられます。
共存ウイルスに変異するには、3年以上かかるかと思っていたので
結果としては良かったです。
 
 
江部康二
強調文
コメント
マスク、消毒、ワクチンは本当に効果があるのか
私の母親は2年以上入院しており、その間、感染対策で面会謝絶です。しかし当該病院では複数回にわたり複数人の新型コロナ感染者が出ています。母親も感染しました。
数年に渡る面会謝絶など感染対策を徹底している病院でも感染者が出てしまうことを考えれば、一般人がいい加減な知識でマスクや手指の消毒をする事にリスクを上回るベネフィットがあるのでしょうか。母親は89歳で脳出血の為、意識レベルが低下しほぼ寝たきりという事を考えると超ハイリスク患者だと思いますが、オミクロン以前の感染ですがワクチン未接種でも重症化せず回復しました。
これらの事を考えるとマスク、消毒、ワクチンはどの程度効果があるのか疑問です。
私も妻も息子もワクチン未接種ですが誰も感染していません。
私だけの経験談なので偶然とか運が良かっただけと言ってしまえばそれまでですが、本当にそれだけなのでしょうか。

2022/10/06(Thu) 12:50 | URL |  | 【編集
Re: マスク、消毒、ワクチンは本当に効果があるのか
①新型コロナワクチンに感染防御力・流行予防力がないのは明白です。

②消毒は一定の意味があると思います。

③マスクも、N95までいかなくても、不織布マスクでも、少なくとも飛沫感染は防ぐことはできます。
 長時間同じ空間にいた場合は、不織布マスクでは空気感染は防げないと思います。
 

2022/10/06(Thu) 18:21 | URL | ドクター江部 | 【編集
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