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「経口インスリン」を開発  インスリンを錠剤にして糖尿病の人の負担を軽減
こんにちは。

糖尿病ネットワークのサイトに
2022年09月14日
「経口インスリン」を開発 
インスリンを錠剤にして糖尿病の人の負担を軽減
https://dm-net.co.jp/calendar/2022/037032.php

という題名の記事が載りました。

 カナダのブリティッシュコロンビア大学は、
錠剤として利用できる新しい経口インスリン製剤の開発に取り組んでいる。
このほど開発した経口インスリンを、
インスリン注射剤と同様に体内に吸収させるのに、
ラットを使った実験で成功した。
経口インスリンは、ほぼ100%肝臓に取り込まれ、
最大の目標を達成できたとしている。


まだラットでの実験段階ですが、将来に大きな展望が見えて来ました。
錠剤を飲み込んだら、
「胃や腸に滞ったり、吸収がばらついたりして困る」
と思ったのですが、
頬や口唇の裏側の口腔粘膜に錠剤を貼り付けるという手法
その問題を解決しています。
この方法なら、経口インスリンがほぼ100%、
肝臓に入っていくことが確認されています。
 「開発した経口インスリンは、投与後30分で吸収され、
効果は2~4時間持続するので、
インスリン注射と同様に利用できる可能性があります。」

なるほど、これなら、一日三回、食直前に注射している速効型インスリン製剤の
代わりになりますね。
「インスリンの注射製剤は通常、100単位(IU)が必要になるが、
開発中の経口インスリンの場合は、500単位が必要になる可能性がある。」

1型糖尿病の人を意識した研究なので、インスリン注射のの必要単位が多いです。
スーパー糖質制限食を実践すれば、1型糖尿病の人でも
速効型インスリン注射の必要単位を3分の1以下に減らせるので
とても有用と思われます。
まだまだ将来の話ですが、インスリンが必要な糖尿病患者(1型も2型も)において、

<経口インスリン製剤 + スーパー糖質制限食実践>
という選択肢があることを頭に入れておきたいですね。


江部康二


以下の青字の記載は、記事の要約です。

経口インスリンを開発しているチームが画期的な結果を報告
 カナダのブリティッシュコロンビア大学は、
経口インスリンを、インスリン注射剤と同様に体内に吸収させるのに、
ラットを使った実験で成功。
 「1型糖尿病とともに生きる人の数は、世界でおよそ900万人とみられています。インスリン注射の代わりに、
錠剤として利用できるインスリンを開発できれば、1型糖尿病の人の生活の質とメンタルヘルスを改善できると考えています」と、
同大学のアヌバブ プラタップ-シン教授。

糖尿病の人にとって注射はもっとも快適な手段ではない
研究グループは、開発した経口インスリンがほぼ100%、
肝臓に入っていくことを確認。
これまで開発された経口インスリンのほとんどは、
投与したインスリンが胃に蓄積されることが課題。
 「インスリンを錠剤として投与できるようにすれば、インスリン療法の選択肢が増え、
患者さんの利便性を高められると考えられます」。
 「開発した経口インスリンは、吸収率をより高めるために工夫を施してあります。
投与から2時間後、検査したラットの胃にはインスリンはみつかりませんでした。
経口投与したインスリンは肝臓に取り込まれ、最大の目標を達成することができました」

インスリン注射剤と同様に利用できる可能性
 研究グループが選択した方法は、
錠剤にしたインスリン製剤を、
頬の内側や唇の裏側にある口腔粘膜に置き溶かすというもの。
この方法であると、吸収されたインスリンはほぼ100%、肝臓に取り込まれる。
 「開発した経口インスリンは、投与後30分で吸収され、効果は2~4時間持続するので、
インスリン注射と同様に利用できる可能性があります」と、グオ氏。
 ただし課題もある。
インスリンの注射製剤は通常、100単位(IU)が必要になるが、
開発中の経口インスリンの場合は、500単位が必要になる可能性がある。
「より効率良く体に吸収される製剤を開発する必要があります」と、
プラタップ-シン教授。
 研究はヒトを対象とした臨床試験を開始する段階に進んでおらず、
開発にはより多くの時間、資金、協力者が必要になる。

経口インスリンには多くのベネフィットがある
 現在のインスリン治療では、気温の高い夏や低い冬にインスリン製剤を安全に保管するのは容易ではない。
また、大量の注入器や注射針、インスリン容器などが廃棄されている。
経口インスリンであれば、こうした保管や環境廃棄物の問題もないとしている。
 注射製剤の代替品となる経口インスリンを、より安価に使えるようにすることも目標のひとつだ。
「インスリンの1回の投与あたりのコストを削減することで医療費を減らし、
また簡単にインスリン治療を開始できるようにすれば、
より多くの患者さんの生活の質を向上できると期待しています」としている。

UBC team developing oral insulin tablet sees breakthrough results (ブリティッシュコロンビア大学 2022年8月30日)
Production of high loading insulin nanoparticles suitable for oral delivery by spray drying and freeze drying techniques (Scientific Reports 2022年6月15日)
[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所
コメント
海外は、時代進化していますね!!
都内河北 鈴木です。

本日記事は、世界医療界の時代進化を感じます!!

私の過去3年半増量のインスリンを投与していましたが、
江部先生『糖質制限理論』を理解把握し実践で、
21年間の『糖尿病』が、
3ヵ月足らずで、インスリン増量3年半余りが、インスリン自主離脱して、
<<血糖値正常化して、『生還』出来ました事実現実があります!!>>

<<世界医療界は、時代進化していますね!!>>

『日本医療界』は、何故血糖値上昇の『糖質を、食べましょう』と、
食生活改定2017年も糖質を50~60%』だとしましたが、
これでは宗教論者と変わらぬ、無策の知能程度だなと、考えます!!

<<『何故なら、改善・皆無だからです!!』>>

江部先生、本日も時代進化した有益情報をありがとうございます!!

9月上旬、脳梗塞半年1度のMRI検査でした!!

結果は、<<『異状なしでした!!』>>

現在迄のMRI検査での『5度の覚醒!!』もあり、
『再覚醒』しているかなと、期待してましたが、
『異常なし!!』でも、私は大満足です!!

『日本医療界』に『殺されかけた患者』としては、
<<江部先生『糖質制限理論』>>は、
時代進化した食生活理論だと証明します!!

江部先生には、<<『生還、覚醒、5度の再覚醒、』>>でき、
更なる改善を期待できる状況で、10年目に生活できる事に、
感謝尽きません!!
ありがとうございます。
敬具
2022/09/18(Sun) 21:07 | URL | 都内河北 鈴木 | 【編集
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