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自分史一、糖尿病発症に到った経緯① 。
こんにちは。
今日のブログ記事は

高雄病院と<ハンガーストライキ・断食・玄米魚菜食>三
2022年05月30日 (月)
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-5976.html

 
の続きです。
 
今回は、私、江部康二が糖尿病発症に到った経緯です
すでに糖尿病を発症されている方も、
糖尿病予備軍の方にも参考になる内容と思いますよ。
 
<糖尿病発症に到った経緯>
 
 もともと父も母も糖尿病で、父は77歳の時糖尿病による血流傷害のため右大腿切断手術をし、
その後心筋梗塞や肺炎にもなり、80歳で永眠しました。
家族歴は完璧なので、私もそこそこ警戒はしていたのですが、
2002年の病院の健康診断(52歳時)で遂にHbA1Cが6.7%と糖尿病の域に達していました。ヾ(゜▽゜)
翌日慌てて、給食(胚芽米)を食べて1時間後の血糖値を測定してみると250mg/dlもあり愕然としました。
 
さらに次の日は血糖値を上昇させにくい玄米で実験してみても食後1時間血糖値は228mg/dlもあり、
軽く200アップで、ほとんど変わりませんでした。
 
ついでといっては何ですがメタボ、高血圧も発症していました。
この時、身長は167cm、体重は67kg(40歳のころは、57kg)。
血圧は夜診の終了後などは180/110とかにまで上昇していました。
通常でも、140/90~100くらいでした。
 
 通常健康診断で調べる朝一番の空腹時血糖値は十数年間ずっと108mg以下で安心していました。
しかし1998年には115mgで初めて糖尿病と正常の境界領域になっていたのに油断して放置していたのです。
 
 もっとも34歳から、基本玄米が主食で、魚中心で肉や脂は控えめで野菜はたっぷり摂り、
週に2回はテニスをし、週1回スポーツジムにも通っているし、
普通の中年サラリーマン諸氏よりは、はるかに健康的なライフスタイルのはずでしたが・・・?
 
2000年に
「完全米飯給食が日本を救う」(東洋経済新報社)という本を
井上ひさしさんや、幕内秀夫さんと共著で刊行していたこともあり、
 旅先では玄米は無理なので、とにかく、おにぎりとかご飯をしっかり食べるように心がけていました。
パン(小麦)を食べることはまずなくて、努力して、米(玄米、白米)をタップリ食べていました。
 
 さらに40歳過ぎから
「酒をやるなら純米大吟醸、ビール飲むなら恵比寿ビール、愛読書並びに推薦書は『夏子の酒』・・・」
てなキャッチコピーでそれまでのウィスキーやブランデーから純米酒と恵比寿ビールに切り替えて
当時浴びるように飲んでいたのが敗因の一つでした。
 
結局、私の場合、大量の<ご飯(玄米、白米)+恵比寿ビール+純米大吟醸>
三位一体となって、糖尿病発症コースにまっしぐらに突っ走ったのだと思います。
 
今なら、血糖値を直接上昇させるのが糖質だけ、
醸造酒は血糖値を上昇させ、蒸留酒は上げないという知識があるのですが・・・。 ( ̄_ ̄|||)
 
通常食後高血糖が数年間続いたあとに、空腹時血糖値が上昇すると言われているので、
実は1990年代の初めごろからとっくに食後高血糖が存在した可能性が高かったのです。
 
読者の皆さんも糖尿病の早期チェックには空腹時血糖値ではなく主食摂取後1時間血糖値を調べてくださいね。
これが180mg/dlを超えていると将来糖尿病になりやすいのです。
 
続く。
 
 
江部康二
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