2022年01月14日 (金)
こんにちは。
糖尿病治療のための、内服薬、注射薬がどんどん増えてきました。
20年前までは内服薬はSU薬、メトホルミン、αGI薬、アクトスくらいしかなかったので
大きく様変わりしました。
現在は、内服薬が9種類に増え、
注射薬はインスリンに加えてGLP1受容体作動薬もあります。
これらの糖尿病の内服薬と注射薬について、
一つ一つ、私のわかる範囲で、解説していこうと思います。
<インスリンを分泌させる薬>
スルホニル尿素薬(SU(エスユー)薬)
グリベンクラミド(ダオニール、オイグルコン)、
グリクラジド(グリミクロン)、グリメピリド(アマリール)など
速効型インスリン分泌促進薬(グリニド薬)
ナテグリニド(ファスティック、スターシス)、ミチグリニドカルシウム水和物(グルファスト)、レパグリニド(シュアポスト)など
<インスリンを効きやすくする薬>
ビグアナイド薬
ブホルミン塩酸塩(ジベトス)、メトホルミン塩酸塩(メトグルコ、グリコラン)など
(ビグアナイド薬を服用しているかたへ )
チアゾリジン薬
ピオグリタゾン塩酸塩(アクトス)
<糖の吸収や排泄(はいせつ)を調整する薬>
α-グルコシダーゼ阻害薬(α-GI:アルファー・ジーアイ)
アカルボース(グルコバイ)、ボグリボース(ベイスン)、ミグリトール(セイブル)など
SGLT2(エスジーエルティーツー)阻害薬
イプラグリフロジンL-プロリン(スーグラ)、ダパグリフロジンプロピレングリコール水和物(フォシーガ)、ルセオグリフロジン水和物(ルセフィ)、トホグリフロジン水和物(デベルザ、アプルウェイ)、カナグリフロジン水和物(カナグル)、エンパグリフロジン(ジャディアンス)
<インクレチンの一種GLP1に作用する薬>
DPP-4(ディーピーピーフォー)阻害薬
毎日内服するタイプ
シタグリプチンリン酸塩水和物(ジャヌビア、グラクティブ)、ビルダグリプチン(エクア)、アログリプチン安息香酸塩(ネシーナ)、リナグリプチン(トラゼンタ)、テネリグリプチン臭化水素酸塩水和物(テネリア)、アナグリプチン(スイニー)、サキサグリプチン水和物(オングリザ)
週1回内服するタイプ
トレラグリプチンコハク酸塩(ザファテック)
オマリグリプチン(マリゼブ)
リベルサス:GLP1受容体作動薬。内服薬1錠/日
トルリシティ:1/週、皮下注射
ビクトーザ注射:毎日皮下注射
<ツイミーグ>
最も最近発売された、新しい作用機序の内服薬。
<インスリン注射>
<「インスリン+GLP1受容体作動薬」の注射>
ゾルトファイ
江部康二
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