2022年01月03日 (月)
こんにちは。
お正月ですので、100歳以上の長寿の人の食という「めでたい話題」としました。
少し前ですが
日経Goodayに
2018/2/24
「100歳以上の長寿には小食が多い」 ウソ・ホント?
という記事が載りました。
結論は
「100歳以上の長寿には小食が多い」はウソでして、
「しっかり食べている」が正解です。
以下の青字の記載は、日経Goodayの記事の要約です。
【厚生労働省が2017年9月に発表したデータによると、
現在日本には100歳以上の高齢者が全国に6万7824人だそうで
随分増えたものだと思います。
47年間、連続で増加し続けているとのことです。
慶應義塾大学医学部では1992年から、
百歳以上生きる人(百寿者)の医学調査を行っています。
当時の百寿者は4000人程度ですから、
25年間で、16倍以上に増えています。
「粗食がいい」とか「カロリーを制限すると寿命が延びる」という説もありますが
実際の「百寿者」の食生活は、どのようなものか興味ある話題です。
長寿者の研究を行っている
慶應義塾大学医学部百寿総合研究センター講師の新井康通さんは、
「百寿者はむしろしっかり食べています」と述べています。
摂取カロリーも、80代と同レベルで栄養状態が良いのが基本です。
60代ぐらいまでは、糖尿病やメタボ予防に、
肥満しないような食生活が基本ですが、
それ以降は、むしろしっかり食べて筋肉や骨を維持することの方が重要です。
カロリー制限の目的は、体脂肪を減らすことですが、
実際は、筋肉や骨も同時に弱くなりますし、
通常、筋肉と骨は加齢とともに減っていきます。
70~80代以降になると、筋肉と骨格系の衰えの方が重要な問題です。
新井講師は
「個人差はありますが、70代ぐらいになったら頭を切り替え、
『やせないようにしっかり食べる』ことを優先した方がいいのです。
栄養素では、たんぱく質をきちんと食べることが大事です」。
「もちろん百寿者には肥満の人はほとんどいませんので、
若いころから食べ過ぎる習慣はなかったと思われます。
でも、小食でもない。とりわけ高齢になってからは、
むしろしっかり食べたほうがいいと、覚えておいてください」
と述べています。】
私も、基本は新井講師の考えに賛成ですが、
もっと早くから高蛋白・高脂肪食で良いと思っています。
つまり糖質制限食を推奨します。
健康長寿の実現には、筋肉と骨を維持することも肝要ですが、
「糖化」「酸化」や「AGEsの蓄積」「慢性炎症」を最小限にすることも大切です。
糖化と酸化とAGEsの蓄積と慢性炎症が、全ての生活習慣病の元凶と言えます。
糖質を摂取して血糖値が急上昇する(糖化)ことで、
活性酸素が発生し(酸化)、AGEsが蓄積し、慢性炎症も誘発します。
糖質制限食実践なら、
活性酸素発生やAGEs蓄積、そして糖化や慢性炎症も最小限ですむので
免疫力が健常となり、新型コロナを含めて感染症にも強くなれます。
ブログ読者の皆さん、糖質制限食実践で、
美味しく楽しく、健康長寿を目指しましょう。
私自身は、52歳に糖尿病が発覚してから、
スーパー糖質制限食を続けています。
従って、52歳から「高蛋白・高脂肪食」をしっかり摂取していることになります。
おかげで、71歳現在、内服薬なしで、糖尿病合併症もなしで、他の成人病もなしで、
血液検査のデータは全て正常です。
歯は全部残っていて、虫歯はなし、
身長も縮んでないし、
夜間の尿も行きません。
聴力低下もなく、視力は裸眼で広辞苑が読めます。
医学部を卒業して24年目ですが、110名のうちすでに10名逝去されています。
残った100名の同級生のほとんどが、何か内服薬を飲んでいます。
高血圧、脂質異常症、痛風、糖尿病・・・
同級生の医師からは「江部君は変だよ。早く何か病気になりなさい。」
と誘惑されています。
ともあれ、今は、
52歳で糖尿病になってとても運が良かったと、糖尿病に感謝しています。
糖尿病を発症してなくて、普通にラーメンや寿司やケーキを食べ続けていたら
今頃は、歯は何本か抜けて、背は縮み、
夜中に2.3回は尿に行く人生であったと思います。
江部康二
お正月ですので、100歳以上の長寿の人の食という「めでたい話題」としました。
少し前ですが
日経Goodayに
2018/2/24
「100歳以上の長寿には小食が多い」 ウソ・ホント?
という記事が載りました。
結論は
「100歳以上の長寿には小食が多い」はウソでして、
「しっかり食べている」が正解です。
以下の青字の記載は、日経Goodayの記事の要約です。
【厚生労働省が2017年9月に発表したデータによると、
現在日本には100歳以上の高齢者が全国に6万7824人だそうで
随分増えたものだと思います。
47年間、連続で増加し続けているとのことです。
慶應義塾大学医学部では1992年から、
百歳以上生きる人(百寿者)の医学調査を行っています。
当時の百寿者は4000人程度ですから、
25年間で、16倍以上に増えています。
「粗食がいい」とか「カロリーを制限すると寿命が延びる」という説もありますが
実際の「百寿者」の食生活は、どのようなものか興味ある話題です。
長寿者の研究を行っている
慶應義塾大学医学部百寿総合研究センター講師の新井康通さんは、
「百寿者はむしろしっかり食べています」と述べています。
摂取カロリーも、80代と同レベルで栄養状態が良いのが基本です。
60代ぐらいまでは、糖尿病やメタボ予防に、
肥満しないような食生活が基本ですが、
それ以降は、むしろしっかり食べて筋肉や骨を維持することの方が重要です。
カロリー制限の目的は、体脂肪を減らすことですが、
実際は、筋肉や骨も同時に弱くなりますし、
通常、筋肉と骨は加齢とともに減っていきます。
70~80代以降になると、筋肉と骨格系の衰えの方が重要な問題です。
新井講師は
「個人差はありますが、70代ぐらいになったら頭を切り替え、
『やせないようにしっかり食べる』ことを優先した方がいいのです。
栄養素では、たんぱく質をきちんと食べることが大事です」。
「もちろん百寿者には肥満の人はほとんどいませんので、
若いころから食べ過ぎる習慣はなかったと思われます。
でも、小食でもない。とりわけ高齢になってからは、
むしろしっかり食べたほうがいいと、覚えておいてください」
と述べています。】
私も、基本は新井講師の考えに賛成ですが、
もっと早くから高蛋白・高脂肪食で良いと思っています。
つまり糖質制限食を推奨します。
健康長寿の実現には、筋肉と骨を維持することも肝要ですが、
「糖化」「酸化」や「AGEsの蓄積」「慢性炎症」を最小限にすることも大切です。
糖化と酸化とAGEsの蓄積と慢性炎症が、全ての生活習慣病の元凶と言えます。
糖質を摂取して血糖値が急上昇する(糖化)ことで、
活性酸素が発生し(酸化)、AGEsが蓄積し、慢性炎症も誘発します。
糖質制限食実践なら、
活性酸素発生やAGEs蓄積、そして糖化や慢性炎症も最小限ですむので
免疫力が健常となり、新型コロナを含めて感染症にも強くなれます。
ブログ読者の皆さん、糖質制限食実践で、
美味しく楽しく、健康長寿を目指しましょう。
私自身は、52歳に糖尿病が発覚してから、
スーパー糖質制限食を続けています。
従って、52歳から「高蛋白・高脂肪食」をしっかり摂取していることになります。
おかげで、71歳現在、内服薬なしで、糖尿病合併症もなしで、他の成人病もなしで、
血液検査のデータは全て正常です。
歯は全部残っていて、虫歯はなし、
身長も縮んでないし、
夜間の尿も行きません。
聴力低下もなく、視力は裸眼で広辞苑が読めます。
医学部を卒業して24年目ですが、110名のうちすでに10名逝去されています。
残った100名の同級生のほとんどが、何か内服薬を飲んでいます。
高血圧、脂質異常症、痛風、糖尿病・・・
同級生の医師からは「江部君は変だよ。早く何か病気になりなさい。」
と誘惑されています。
ともあれ、今は、
52歳で糖尿病になってとても運が良かったと、糖尿病に感謝しています。
糖尿病を発症してなくて、普通にラーメンや寿司やケーキを食べ続けていたら
今頃は、歯は何本か抜けて、背は縮み、
夜中に2.3回は尿に行く人生であったと思います。
江部康二
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