2021年10月13日 (水)
こんにちは。
今回は、血糖調節システムについて検討してみます。
人体の血糖調節は、なかなか精妙で複雑なシステムにより維持されています。
血糖値は、
「摂取する食材」「消化・吸収」「肝臓によるグリコーゲン分解・糖新生と糖の取り込み」「運動」「ストレス」
「インスリン・グルカゴンなどホルモン」「女性の生理」・・・
などなど、いろいろな要素が合わさって調節されています。
1) 空腹時
食物吸収が終了した直後(食事開始2時間後)には、肝臓のグリコーゲン分解が、循環血液中に入るブドウ糖の主要な供給源です。
食後数時間が経過し、絶食状態が持続すると、血糖値維持のために、筋肉など多くの組織のエネルギー源は、ブドウ糖から脂肪酸やケトン体に変わります。
そして、ブドウ糖の供給源は、肝のグリコーゲン分解から糖新生(*)に切り替わります。
なお、筋肉には「グルコース6リン酸→グルコース」 とする回路がないので筋肉中のグリコーゲンからはグルコース(ブドウ糖)は作れません。
2) 主食摂食時(糖質あり)
血糖値を直接上昇させるのは、糖質・脂質・タンパク質のうち、糖質だけです。
糖質摂食時には、消化管から吸収されたブドウ糖は、門脈血からまず肝臓に約50%取り込まれ、それ以外が血液の大循環に回ります。
肝細胞でのブドウ糖取り込み自体は、糖輸送体Glut2(**)を介して行われ、インスリン追加分泌とは関係ありません。
しかし、肝に取り込まれたブドウ糖は、インスリンによりグリコーゲンとして蓄えられます。
糖質を摂取して血糖値が上昇すれば、正常人では速やかにインスリンが追加分泌されます。この場合、追加分泌は基礎分泌の数倍~10数倍レベルの大量となります。
例えば基礎分泌が5μU/mlなら追加分泌は、30~50~70μU/mlとかです。
肝臓に取り込まれなかったブドウ糖は、肝静脈から血中に入り、動脈血中に入ったブドウ糖は、インスリン追加分泌により細胞表面に移動した糖輸送体GLUT4により、骨格筋細胞や脂肪細胞に取り込まれます。骨格筋が、約70%の血糖を取り込みます。
これにより血糖値も速やかに下がります。
筋肉中に取り込まれた血糖は、エネルギー源として使われ、残りはグリコーゲンとして蓄えられます。
取り込まれず余った血糖は、インスリンにより脂肪組織か肝臓に取り込まれ、中性脂肪に変換され脂肪細胞に蓄えられます。
インスリン濃度が高いと、脂肪細胞の毛細血管にあるリポ蛋白リパーゼが活性化されて、血液中の中性脂肪が分解されて、脂肪酸とグリセロールになります。脂肪酸は、筋肉や体細胞や脂肪細胞のエネルギー源となります。
グリセロールはほとんどエネルギー源にはなりませんが、肝臓での糖新生の原料となります。
余剰の脂肪酸は、脂肪細胞に取り込まれて、中性脂肪として蓄えられます。
インスリンは、中性脂肪の合成を促進し、中性脂肪の分解を抑制します。
インスリンが肥満ホルモンたる所以です。
糖尿人では、<肝臓のグリコーゲン分解と糖新生>が摂食時にも抑制されにくいので、食後高血糖となります。
また糖尿人は、門脈血からの肝臓のブドウ糖取り込みも低下しているので、この面でも食後高血糖を起こしやすいのです。
さらに糖尿人の場合は、血液中のブドウ糖(食後高血糖)は、
<インスリン分泌不足>と<筋肉や脂肪細胞におけるインスリン抵抗性>により、
処理されにくいので、食後高血糖が遷延します。
また、インスリン作用不足による脂質代謝異常、アミノ酸代謝異常、高血糖そのものによるインスリン作用低下、インスリン拮抗ホルモン優位など、様々な因子が重なり合って、高血糖が持続します。
さらに、糖尿人の一部においては、胃不全麻痺(***)による内容物の排出遅延があり、
吸収も遅延して通常よりかなり遅れて血糖値が上昇することがあります。
3) 糖質制限食を摂取時(糖質がごく少量)
糖質摂取が野菜分のごく少量なので、食後血糖値はほとんど上昇しません。
追加分泌インスリンもごく少量で、基礎分泌の2~3倍くらいです。
正常人で基礎分泌が5μU/mlなら追加分泌は、10~15μU/mlとかです。
糖質制限食を摂取時は、食事している最中にも脂質が常に燃えています。
また食事中にも、肝臓でアミノ酸などから糖新生も行われています。
このため糖質摂取がごく少量でも低血糖にはならないのです。
糖尿人が糖質制限食を実践すれば、食後高血糖が改善しますが、糖新生により低血糖にはなりません。
正常人が糖質制限食を実践すれば、食後血糖値は正常値の範囲で低めとなります。
例えば正常人で食後1時間のピークの血糖値は、
糖質ありでは、130~160mg/dl
糖質制限ならせいぜい110~120mg/dl
くらいです。
勿論、肝臓で糖新生しますので、低血糖にはなりません。
4) 運動時
安静時には、インスリンの基礎分泌はありますが少量なので、糖輸送体(Glut4)は細胞表面に出てこれず、筋肉細胞・脂肪細胞は血糖をほとんど取り込まめません。
運動時(筋収縮時)には筋肉細胞の糖輸送体(Glut4)がインスリン追加分泌がなくても細胞表面に移動して、
血糖を取り込むことが可能となり、血糖値が下がります。
筋肉細胞が血糖を取り込んでエネルギー源とした後、筋肉中のグリコーゲンが満杯になれば、取り込みはストップします。
脂肪細胞は、運動には無関係です。
ジョギングや歩行ていどの軽い運動が適切とされています。
糖尿人でインスリンの基礎分泌があるていど以上不足していると、
運動によりかえって血糖値が上昇することがあるので注意が必要です。
バーンスタイン医師によれば、個人差はありますが、空腹時血糖値170mg/dlを超えているような場合は、
そのような可能性があるとのことです。
また、心拍数が一定以上上昇する運動だと、アドレナリンや副腎皮質ホルモンなどのインスリン拮抗ホルモンが分泌されますので、
血糖値が上昇することがあります。
4) ストレス
急性のストレスがあると、アドレナリン、グルカゴン、副腎皮質ステロイドホルモンなど血糖値を上げるホルモンが分泌されますので血糖値が上昇します。
例えば、風邪をひいたらストレスが生じ、血糖値は結構上昇します。
20~30mg/dlの上昇が3日~数日間続くこともあります。
ぎっくり腰などの痛みでも血糖値は上昇し、痛みが強い間は持続します。
また、新型コロナワクチンを接種したあと、
3~4日間血糖値が上昇した糖尿人もおられました。
不眠や怒りでも血糖値は上昇します。
糖尿人にとって、ストレスもなかなか侮れません。
このように、
血糖値は、1)、2)、3)、4)などの因子が複雑に絡み合ったシステムにより調節されています。
たかが血糖値されど血糖値、なかなか一筋縄ではいきませんね。
江部康二
(*)糖新生
①脂肪組織→グリセロール(中性脂肪の分解物)→肝臓→糖新生→脂肪組織・筋肉
②筋肉→アミノ酸→肝臓→糖新生→筋肉・脂肪組織
③ブドウ糖代謝→乳酸→肝臓→糖新生→筋肉・脂肪組織
①②③はごく日常的に誰でも行っており、肝臓、筋肉、脂肪組織の間で行ったり来たり、日々糖新生の調節が行われているわけです。
糖新生の調整は、インスリンが行っています。
インスリンは、強力な糖新生抑制因子です。
インスリン不足だと肝臓がブドウ糖をつくり過ぎることになります。
(**)糖輸送体(Glut:glucose transporter)
ブドウ糖が細胞膜を通過して細胞内に取り込まれるためには、
グルコーストランスポーター(糖輸送体)と呼ばれる膜蛋白が必要です。
Glut1~Glut14が報告されています。
Glut1(脳、赤血球、網膜などの糖輸送体)はインスリン非依存性です。
Glut2(肝臓、膵臓のβ細胞などの糖輸送体)はインスリン非依存性です。
Glut4(筋肉細胞、脂肪細胞の糖輸送体)はインスリン依存性です。
(***)胃不全麻痺
バーンスタイン医師(米国の1型糖尿病の医師で糖質制限食実践中)の本にも記載されている<胃排泄遅延・胃不全麻痺>が
年期の入った糖尿人ではありえます。
欧米人には、胃不全麻痺が結構多いようですが日本人でも当然ありえます。
胃不全麻痺のある糖尿人は、夕食を午後6時頃食べても、胃からの排泄が遅延して吸収が遅くなり、
通常よりかなり遅れて血糖値が上昇することがあります。
そのため翌朝の空腹時血糖値が高値となることがあります。
今回は、血糖調節システムについて検討してみます。
人体の血糖調節は、なかなか精妙で複雑なシステムにより維持されています。
血糖値は、
「摂取する食材」「消化・吸収」「肝臓によるグリコーゲン分解・糖新生と糖の取り込み」「運動」「ストレス」
「インスリン・グルカゴンなどホルモン」「女性の生理」・・・
などなど、いろいろな要素が合わさって調節されています。
1) 空腹時
食物吸収が終了した直後(食事開始2時間後)には、肝臓のグリコーゲン分解が、循環血液中に入るブドウ糖の主要な供給源です。
食後数時間が経過し、絶食状態が持続すると、血糖値維持のために、筋肉など多くの組織のエネルギー源は、ブドウ糖から脂肪酸やケトン体に変わります。
そして、ブドウ糖の供給源は、肝のグリコーゲン分解から糖新生(*)に切り替わります。
なお、筋肉には「グルコース6リン酸→グルコース」 とする回路がないので筋肉中のグリコーゲンからはグルコース(ブドウ糖)は作れません。
2) 主食摂食時(糖質あり)
血糖値を直接上昇させるのは、糖質・脂質・タンパク質のうち、糖質だけです。
糖質摂食時には、消化管から吸収されたブドウ糖は、門脈血からまず肝臓に約50%取り込まれ、それ以外が血液の大循環に回ります。
肝細胞でのブドウ糖取り込み自体は、糖輸送体Glut2(**)を介して行われ、インスリン追加分泌とは関係ありません。
しかし、肝に取り込まれたブドウ糖は、インスリンによりグリコーゲンとして蓄えられます。
糖質を摂取して血糖値が上昇すれば、正常人では速やかにインスリンが追加分泌されます。この場合、追加分泌は基礎分泌の数倍~10数倍レベルの大量となります。
例えば基礎分泌が5μU/mlなら追加分泌は、30~50~70μU/mlとかです。
肝臓に取り込まれなかったブドウ糖は、肝静脈から血中に入り、動脈血中に入ったブドウ糖は、インスリン追加分泌により細胞表面に移動した糖輸送体GLUT4により、骨格筋細胞や脂肪細胞に取り込まれます。骨格筋が、約70%の血糖を取り込みます。
これにより血糖値も速やかに下がります。
筋肉中に取り込まれた血糖は、エネルギー源として使われ、残りはグリコーゲンとして蓄えられます。
取り込まれず余った血糖は、インスリンにより脂肪組織か肝臓に取り込まれ、中性脂肪に変換され脂肪細胞に蓄えられます。
インスリン濃度が高いと、脂肪細胞の毛細血管にあるリポ蛋白リパーゼが活性化されて、血液中の中性脂肪が分解されて、脂肪酸とグリセロールになります。脂肪酸は、筋肉や体細胞や脂肪細胞のエネルギー源となります。
グリセロールはほとんどエネルギー源にはなりませんが、肝臓での糖新生の原料となります。
余剰の脂肪酸は、脂肪細胞に取り込まれて、中性脂肪として蓄えられます。
インスリンは、中性脂肪の合成を促進し、中性脂肪の分解を抑制します。
インスリンが肥満ホルモンたる所以です。
糖尿人では、<肝臓のグリコーゲン分解と糖新生>が摂食時にも抑制されにくいので、食後高血糖となります。
また糖尿人は、門脈血からの肝臓のブドウ糖取り込みも低下しているので、この面でも食後高血糖を起こしやすいのです。
さらに糖尿人の場合は、血液中のブドウ糖(食後高血糖)は、
<インスリン分泌不足>と<筋肉や脂肪細胞におけるインスリン抵抗性>により、
処理されにくいので、食後高血糖が遷延します。
また、インスリン作用不足による脂質代謝異常、アミノ酸代謝異常、高血糖そのものによるインスリン作用低下、インスリン拮抗ホルモン優位など、様々な因子が重なり合って、高血糖が持続します。
さらに、糖尿人の一部においては、胃不全麻痺(***)による内容物の排出遅延があり、
吸収も遅延して通常よりかなり遅れて血糖値が上昇することがあります。
3) 糖質制限食を摂取時(糖質がごく少量)
糖質摂取が野菜分のごく少量なので、食後血糖値はほとんど上昇しません。
追加分泌インスリンもごく少量で、基礎分泌の2~3倍くらいです。
正常人で基礎分泌が5μU/mlなら追加分泌は、10~15μU/mlとかです。
糖質制限食を摂取時は、食事している最中にも脂質が常に燃えています。
また食事中にも、肝臓でアミノ酸などから糖新生も行われています。
このため糖質摂取がごく少量でも低血糖にはならないのです。
糖尿人が糖質制限食を実践すれば、食後高血糖が改善しますが、糖新生により低血糖にはなりません。
正常人が糖質制限食を実践すれば、食後血糖値は正常値の範囲で低めとなります。
例えば正常人で食後1時間のピークの血糖値は、
糖質ありでは、130~160mg/dl
糖質制限ならせいぜい110~120mg/dl
くらいです。
勿論、肝臓で糖新生しますので、低血糖にはなりません。
4) 運動時
安静時には、インスリンの基礎分泌はありますが少量なので、糖輸送体(Glut4)は細胞表面に出てこれず、筋肉細胞・脂肪細胞は血糖をほとんど取り込まめません。
運動時(筋収縮時)には筋肉細胞の糖輸送体(Glut4)がインスリン追加分泌がなくても細胞表面に移動して、
血糖を取り込むことが可能となり、血糖値が下がります。
筋肉細胞が血糖を取り込んでエネルギー源とした後、筋肉中のグリコーゲンが満杯になれば、取り込みはストップします。
脂肪細胞は、運動には無関係です。
ジョギングや歩行ていどの軽い運動が適切とされています。
糖尿人でインスリンの基礎分泌があるていど以上不足していると、
運動によりかえって血糖値が上昇することがあるので注意が必要です。
バーンスタイン医師によれば、個人差はありますが、空腹時血糖値170mg/dlを超えているような場合は、
そのような可能性があるとのことです。
また、心拍数が一定以上上昇する運動だと、アドレナリンや副腎皮質ホルモンなどのインスリン拮抗ホルモンが分泌されますので、
血糖値が上昇することがあります。
4) ストレス
急性のストレスがあると、アドレナリン、グルカゴン、副腎皮質ステロイドホルモンなど血糖値を上げるホルモンが分泌されますので血糖値が上昇します。
例えば、風邪をひいたらストレスが生じ、血糖値は結構上昇します。
20~30mg/dlの上昇が3日~数日間続くこともあります。
ぎっくり腰などの痛みでも血糖値は上昇し、痛みが強い間は持続します。
また、新型コロナワクチンを接種したあと、
3~4日間血糖値が上昇した糖尿人もおられました。
不眠や怒りでも血糖値は上昇します。
糖尿人にとって、ストレスもなかなか侮れません。
このように、
血糖値は、1)、2)、3)、4)などの因子が複雑に絡み合ったシステムにより調節されています。
たかが血糖値されど血糖値、なかなか一筋縄ではいきませんね。
江部康二
(*)糖新生
①脂肪組織→グリセロール(中性脂肪の分解物)→肝臓→糖新生→脂肪組織・筋肉
②筋肉→アミノ酸→肝臓→糖新生→筋肉・脂肪組織
③ブドウ糖代謝→乳酸→肝臓→糖新生→筋肉・脂肪組織
①②③はごく日常的に誰でも行っており、肝臓、筋肉、脂肪組織の間で行ったり来たり、日々糖新生の調節が行われているわけです。
糖新生の調整は、インスリンが行っています。
インスリンは、強力な糖新生抑制因子です。
インスリン不足だと肝臓がブドウ糖をつくり過ぎることになります。
(**)糖輸送体(Glut:glucose transporter)
ブドウ糖が細胞膜を通過して細胞内に取り込まれるためには、
グルコーストランスポーター(糖輸送体)と呼ばれる膜蛋白が必要です。
Glut1~Glut14が報告されています。
Glut1(脳、赤血球、網膜などの糖輸送体)はインスリン非依存性です。
Glut2(肝臓、膵臓のβ細胞などの糖輸送体)はインスリン非依存性です。
Glut4(筋肉細胞、脂肪細胞の糖輸送体)はインスリン依存性です。
(***)胃不全麻痺
バーンスタイン医師(米国の1型糖尿病の医師で糖質制限食実践中)の本にも記載されている<胃排泄遅延・胃不全麻痺>が
年期の入った糖尿人ではありえます。
欧米人には、胃不全麻痺が結構多いようですが日本人でも当然ありえます。
胃不全麻痺のある糖尿人は、夕食を午後6時頃食べても、胃からの排泄が遅延して吸収が遅くなり、
通常よりかなり遅れて血糖値が上昇することがあります。
そのため翌朝の空腹時血糖値が高値となることがあります。
コロナ感染で糖尿病を
発症するケースが海外で
報告されているようです。
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/21/101200497/?ST=m_news
日本でも可能性として
考えられるのでしょうか。
発症するケースが海外で
報告されているようです。
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/21/101200497/?ST=m_news
日本でも可能性として
考えられるのでしょうか。
2021/10/13(Wed) 21:30 | URL | 金魚 | 【編集】
こんにちは。
"ジョギングや歩行ていどの軽い運動が適切とされています"
なんですが、糖質が多いい食事をした場合、筋肉運動をした方のがいいのでは?という話しもあるみたいです。
もしくは負荷をかけたウォーキング。
どちらも短時間ではなくて、長い時間(1時間くらい)やるみたいです。
理由は、食べたものの消化がすぐにされないからだそうです。
色々なやり方があるけど、どうなんでしょうか?
"ジョギングや歩行ていどの軽い運動が適切とされています"
なんですが、糖質が多いい食事をした場合、筋肉運動をした方のがいいのでは?という話しもあるみたいです。
もしくは負荷をかけたウォーキング。
どちらも短時間ではなくて、長い時間(1時間くらい)やるみたいです。
理由は、食べたものの消化がすぐにされないからだそうです。
色々なやり方があるけど、どうなんでしょうか?
2021/10/13(Wed) 22:50 | URL | 寝る牛 | 【編集】
金魚さん
ウイルスが膵β細胞に侵入しインスリン産生が減少するため糖尿病発症するようです。
日本でも可能性としては考えられます。
ウイルスが膵β細胞に侵入しインスリン産生が減少するため糖尿病発症するようです。
日本でも可能性としては考えられます。
2021/10/14(Thu) 17:01 | URL | ドクター江部 | 【編集】
寝る牛 さん
"ジョギングや歩行ていどの軽い運動が適切とされています"
<インターバル速歩>は
5ヶ月間行えば、
1)体力が最大20%増加。
2)生活習慣病指標が20%改善。
3)医療費が20%抑制。
とのことです。
つまり長期的効果のお話です。
食事後の運動という短期のことであれば、
食事開始後、30分経過したあとに、30分間、歩行することで、血糖値が下がる効果があります。
筋トレをしたあとに、糖質を摂取すれば、筋肉がインスリン非依存的に血糖を取り込んでくれます。
"ジョギングや歩行ていどの軽い運動が適切とされています"
<インターバル速歩>は
5ヶ月間行えば、
1)体力が最大20%増加。
2)生活習慣病指標が20%改善。
3)医療費が20%抑制。
とのことです。
つまり長期的効果のお話です。
食事後の運動という短期のことであれば、
食事開始後、30分経過したあとに、30分間、歩行することで、血糖値が下がる効果があります。
筋トレをしたあとに、糖質を摂取すれば、筋肉がインスリン非依存的に血糖を取り込んでくれます。
2021/10/14(Thu) 17:11 | URL | ドクター江部 | 【編集】
以前、妊娠糖尿病からの境界型糖尿病の件でコメントさせて頂いた者です。
あれからも糖質制限を続けており、血糖値自体は問題が無さそうなのですが、運動を始めたいと思い、筋トレと有酸素運動を交互に組み合わせて30分程のメニューを組んでくれるジムに入会し、3ヶ月、週に平均2回ほど運動を続けてきました。
ところが、少しお腹周りにも変化が見られてきたかも?と期待してカウンセリングを受けたところ、なんと筋肉量が1kg近く落ちてしまっていました…(その他の数値は大きく変わっていないようで、恐らく筋肉が落ちて体重も少し減ってしまったとの見方でした。)
運動を始めてからは、食事以外にもプロテインも飲むなど、たんぱく質は積極的に摂取していたつもりだったのですが、運動がオーバーワークになってしまい、筋肉が削られてしまったのでしょうか…
先生のコメントで、「筋トレをしたあとに、糖質を摂取すれば、筋肉がインスリン非依存的に血糖を取り込んでくれます」とのことでしたが、正常人ではなく、糖尿病や境界型の人間が糖質制限中に運動を行う場合、筋肉を増やすためには、どの程度の糖質を摂取すべきなのでしょうか?(また、運動前ではなく、運動後の方が効果的なのでしょうか?)
糖質制限をずっと続けており、血糖値も安定しているので、糖質を摂取することにかなり不安があり、具体的におすすめのメニューや糖質とたんぱく質の摂取目安量(ごはん、パン、果物、お肉やお魚何グラムくらい等)など、今後も運動を継続していくためにも詳しく教えて頂けましたら幸いに存じます。
(155㎝42kgのやや痩せ型なので、血糖値のためにも、できればこれから筋肉量をもっと増やしたいと思っております。)
あれからも糖質制限を続けており、血糖値自体は問題が無さそうなのですが、運動を始めたいと思い、筋トレと有酸素運動を交互に組み合わせて30分程のメニューを組んでくれるジムに入会し、3ヶ月、週に平均2回ほど運動を続けてきました。
ところが、少しお腹周りにも変化が見られてきたかも?と期待してカウンセリングを受けたところ、なんと筋肉量が1kg近く落ちてしまっていました…(その他の数値は大きく変わっていないようで、恐らく筋肉が落ちて体重も少し減ってしまったとの見方でした。)
運動を始めてからは、食事以外にもプロテインも飲むなど、たんぱく質は積極的に摂取していたつもりだったのですが、運動がオーバーワークになってしまい、筋肉が削られてしまったのでしょうか…
先生のコメントで、「筋トレをしたあとに、糖質を摂取すれば、筋肉がインスリン非依存的に血糖を取り込んでくれます」とのことでしたが、正常人ではなく、糖尿病や境界型の人間が糖質制限中に運動を行う場合、筋肉を増やすためには、どの程度の糖質を摂取すべきなのでしょうか?(また、運動前ではなく、運動後の方が効果的なのでしょうか?)
糖質制限をずっと続けており、血糖値も安定しているので、糖質を摂取することにかなり不安があり、具体的におすすめのメニューや糖質とたんぱく質の摂取目安量(ごはん、パン、果物、お肉やお魚何グラムくらい等)など、今後も運動を継続していくためにも詳しく教えて頂けましたら幸いに存じます。
(155㎝42kgのやや痩せ型なので、血糖値のためにも、できればこれから筋肉量をもっと増やしたいと思っております。)
2021/10/21(Thu) 23:11 | URL | まみむめもぅ | 【編集】
まみむめもぅ さん
たんぱく質は、積極的に摂取していて、筋肉量が減ったということなら、
一日の総摂取エネルギーが少なかった可能性があります、
なお、糖質制限食でも、筋肉量は増えます。
ただ、私自身は、筋トレしていませんので、具体的なメニューなどはわかりません。
かつては、糖質制限食は筋トレには向かないと思っていました。
しかし、その後、ボディビルダーの山本義徳さんのサイトをみて勉強させて頂き、
糖質制限食でも筋トレして筋肉量を増やすことが可能とわかりました。
従って、<糖質制限食と筋トレ>は大丈夫です。
以前、豆蔵さんからコメント頂きましたボディビルダー・山本義徳氏の名言が以下です。
1. ケトーシスは身体に悪い、という医者がいたら、それは無学である。
2. 脳のエネルギーはブドウ糖だけである、という栄養士がいたら、それは無知である。
3. ローカーボだと筋肉が落ちやすい、というトレーナーがいたら、それは無能である。
http://ameblo.jp/doronjo7/entry-11599159896.html2013-08-24
ボディビルダー・山本義徳氏 、素晴らしいです。
たんぱく質は、積極的に摂取していて、筋肉量が減ったということなら、
一日の総摂取エネルギーが少なかった可能性があります、
なお、糖質制限食でも、筋肉量は増えます。
ただ、私自身は、筋トレしていませんので、具体的なメニューなどはわかりません。
かつては、糖質制限食は筋トレには向かないと思っていました。
しかし、その後、ボディビルダーの山本義徳さんのサイトをみて勉強させて頂き、
糖質制限食でも筋トレして筋肉量を増やすことが可能とわかりました。
従って、<糖質制限食と筋トレ>は大丈夫です。
以前、豆蔵さんからコメント頂きましたボディビルダー・山本義徳氏の名言が以下です。
1. ケトーシスは身体に悪い、という医者がいたら、それは無学である。
2. 脳のエネルギーはブドウ糖だけである、という栄養士がいたら、それは無知である。
3. ローカーボだと筋肉が落ちやすい、というトレーナーがいたら、それは無能である。
http://ameblo.jp/doronjo7/entry-11599159896.html2013-08-24
ボディビルダー・山本義徳氏 、素晴らしいです。
2021/10/22(Fri) 15:37 | URL | ドクター江部 | 【編集】
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