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暁現象とは
こんにちは。
今回は、暁現象について考えてみます。

バーンスタイン医師によれば、糖尿人においては、
就寝後8~10時間に血糖値が上昇することがあり、これを暁現象といいます。
例えば、前日の午後11時とか血糖値が100mg/dlでまあまあ良かったのに、
翌朝の午前7時に血糖値を測定したら、
何も食べていないのに120mg/dlくらいあるといったパターンです。

空腹時には、肝臓のグリコーゲン分解と糖新生が、血糖の供給源となります。
グリコーゲン分解に関しては、糖尿人と正常人との間に差はないとされています。
一方、糖新生は、糖尿人においては増加することが多いです。

正常人においては、血液中のインスリンが5μU/ml以上あれば
糖新生は急激に低下
します。
しかし、2型糖尿病においては、
正常人の2倍以上のインスリンが必要とされることが多いのです。
その結果、糖尿人では、相対的インスリン不足のために、
明け方の糖新生を制御できないため、
就寝時より起床時の血糖値のほうが高値となるのです。 ⇒ 暁現象

起床1時間前から始まり、覚醒後2~3時間続くことが多いようです。
朝に血糖値が上昇するまでの時間と増加幅には、個人差があります。

1型糖尿人のバーンスタイン医師は、
充分量の持続型インスリン3単位を就寝前に注射しているにもかかわらず、
起床時の血糖値が10~100mg/dlほど就寝時より高値となるそうです。

暁現象の機序は、完全に解明されているわけではありませんが、
肝臓が早朝には、他の時間帯以上に、血液中に循環しているインスリンを不活化させると、
バーンスタイン医師は説明しています。
インスリン作用の低下のため、肝臓の糖新生が高まります。
インスリンが、外部から注射したものであれ、内部でつくったものであれ同様です。

早朝空腹時ですからインスリンを打っていない人では、
基礎分泌のインスリンが循環している時間帯ですね。
正常人は、早朝空腹時に血糖値が上昇し始めたら、
リアルタイムでインスリンを産生して調整しますが、
糖尿人はそれが不足するので暁現象が発生するのです。


江部康二


コメント
日本人の食生活は、糖尿病・製造食!!
都内河北 鈴木です。

本日記事『暁現象』を読んでも、日本の食生活が小さな頃より
何の時代進化・皆無で、『日本医療界』が現在も食生活を
『主食(御飯)を、50~60%摂取』だと、
日本糖尿病・専門組織『日本糖尿病学会』が、
食生活・指導している事が、原因だなと考えます!!

何故なら私は、その日本料理・調理人として、御飯に合うと言いう事を念頭に、
調理していたことが、最大の過ちだと、気付きました!!

<<【江部先生『糖質制限理論』(2005年発表)】>>食生活・実践で、
翌日、自己血糖値測定器で、検査して、
『血糖値減少』を確認しました!!

何故、『糖尿病』発症してから21年間、担当医は誰も
『糖質が、原因!!』だとは、発言皆無の現実があり、
現在も講義を受けても、同様です!!

そして『改善した事への『異常な反感がある事』に、驚きます!!』
<<*確証有ります!!>>

【江部先生『糖質制限理論』】食生活で、
それも21年間『悪化一で、殺されかけました』が、
<<3ヵ月足らず>>で、
インスリン増量3年半余りが、インスリン自主離脱して、
<<『生還、』した現実!!>>

以降は後遺症『眼、脳梗塞、』が、
<<『覚醒、5度の再覚醒、』>>している現在を見ても、

食材が品種改良して時代進化してるのに、
何故、『日本医療界』は、食生活を再考して時代進化しないのか、
私は<<『生還、覚醒、5度の再覚醒、』>>している現在には、

<<『日本医療界』には、自国民に何を指導しているのかと、
  益々、疑問満載の日を過ごしてます!!>>

江部先生には、本日も有益な学習出来、感謝いたします!!
ありがとうございます。
敬具






2021/07/12(Mon) 22:17 | URL | 都内河北 鈴木 | 【編集
暁現象とは
こんにちは。江部先生いつも貴重なお話をありがとうございます。Covid19でお医者様は大変なことと思いますがいつもブログを更新してくださって勉強になります。
私は昨年来の常時高血糖に悩まされる中で朝の血糖値が300とかになり投薬を続けていましたがメトアナHDで何とか以前の状態に戻ってきました。
1錠/日ですが夜食後に飲むだけで、高かった血糖値も下がり、暁現象も収まってきたようです。勿論糖質管理食を続けていますので、食後高血糖も起こらなくなりました。(高いときは何を食べても乱高下していました…)
ただし糖質をとってしまうと薬は効かず高血糖にはなりますので、食後高血糖の改善には今の所糖質制限しかありませんね…
糖質管理に医者も栄養士も基本的には反対ですが、自己管理しているマニアックな患者として「仕方がないな…」という感じで任せてくれています(笑)
ストレスをためないようにして速歩を続けて薬無しに戻れるように頑張ります。やはりストレスが血糖値には一番よろしくないようです。
2021/07/13(Tue) 10:07 | URL | hanamizuki | 【編集
暁現象助長と塩分摂取量の少多
先生のブログと著作に出会い命を救われた者です。感謝の気持ちを、このコメント内で書き記す事はとても出来ず、只々、感謝々と申し上げるに止まる事をお許し願います。先に投稿させて頂いた同様の内容で失礼いたします。先生のご指導に従い勿論「スーパー糖質制限」です。更に「大食いタイプ」の為、食事は夕食一食のみで、主に大豆系食品・野菜炒めを中心としてはおりますが、大食いタイプの為、晩飯の糖質量は多々20gを超えてしまいます(但しGlucose Spikeを引き起こす量には至りません)。ほぼ同じような食生活をおくっているにも拘らず、早朝血糖値が最小80、最高140、普段は120+-5程度と毎朝変動しております。現在「摂取塩分量の少多が、就寝中糖新生の亢進(グルカゴン分泌亢進・成長ホルモン分泌亢進とも関連?)により、暁現象が助長されているのでは?」と塩分量に着目しスパーを続けております。江部先生を「見習い」毎日欠かさず純Ethanol換算2~3単位の「内蔵消毒」を実施しております (*^_^*)この毎日の「内蔵消毒」には、酒の肴が欠かせません。悩ましい事は、魚類塩分付加加工品類の塩分量が不明で、商品により大きくバラツキがあるようです。最近これらを控えた結果⇒早朝血糖値120+-5程度でしたが、先日、大き目の子持ちシシャモ(初めての品)を6本食べた翌朝は140に上がりました。朝、喉の渇きを強く感じたことから、塩分含有量が高かったと推測します。「SGLT2」により20~30程度、早朝血糖値を低下させていると推定され、直近のHba1c・5.3、ケトン体値1830を維持しています。これらを確かめる為には、徹底的に塩分摂取を控えれば良いのですが、1日一食に加え更に酒の肴まで控える事は『美味しく楽しく糖質制限』の江部先生のポリシーに反するのでは?と自己弁護しております (*^_^*)何かもっと正確に塩分摂取量を計測でき得る方法で、観察を続けて参りたいと思っております。感謝感謝
2021/07/13(Tue) 17:37 | URL | 感謝感謝 | 【編集
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