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糖質制限食と耐糖能
こんばんは。
今回は、糖質制限食と耐糖能について、考えてみます。
「糖質制限食を続けると耐糖能が落ち糖尿病になる」
主張する医師がいますが、これは本当でしょうか?

結論から言えば、正しくありません。
高雄病院では1999年から 江部洋一郎院長(当時)が糖質制限食を始めて、
2001年からは私、江部康二も取り組んでいますので、
2021年現在もう足かけ23年になります。

この間、下記の三点は高雄病院の1600人以上の糖尿病入院患者さん
でもしっかり確認済みです。

・糖質制限食により食後血糖値も空腹時血糖値も改善します。

・糖質制限食により膵臓のβ細胞が休養できるので、
 疲弊していた β細胞が回復します。

・β細胞の回復により、耐糖能とインスリン分泌能も改善します。


糖質制限食で耐糖能が落ちるという話は、
ヒムスワースの正常人の耐糖能に関する論文(1935年発表)に
由来すると思われます。

「健康人に糖質の少ない食事を1週間与えて糖負荷試験を行った。
高糖質食を与えたときには耐糖能は正常であったのに、低糖質食に
よって糖尿病と判定されるほどに耐糖能が悪化した。」(☆)


というのが、ヒムスワースが1935年に発表した論文の結論です。

一方、 1960年、ウィルカーソン(Wilkerson)らが、
受刑者を被験者として低糖質食が耐糖能に与える影響を再検討して、
「糖質の摂取量を1日50グラムに制限しても、
耐糖能には大きな影響を及ぼさない」(☆☆)
という報告を行いました。

この報告がNew England Journal of Medicineという
影響力の大きな医学誌に掲載されました。
正常人が糖質制限食をして75gブドウ糖負荷試験をした場合、
ヒムスワースとウィルカーソンで全く異なる結論です。
論文の信頼度としては、New England Journal of Medicineの
ウィルカーソンのほうが上ですが、断定することはできません。

ブログ読者さんのコメントで、「糖質制限食を実践して75gブドウ糖
負荷試験をしたら以前より悪化した。」
という報告もときにありますので、
これについて検討してみます。

75g経口ブドウ糖負荷試験実施前3日間は、
150g/日以上の糖質摂取が、日本糖尿病学会の推奨となっています。

糖質制限をあるていどの期間続けた正常人が、
いきなり、ブドウ糖負荷試験あるいは糖質一人前摂取で、
耐糖能低下のように見えるデータがでることが、時にあります。

私見ですが、これは、
追加分泌インスリンを出す必要がほとんどない糖質制限食を続けていた場合には、
糖質摂取に対して、β細胞が準備ができていない状態であった可能性があります。

従って、150g/日以上の糖質を3日間摂取することで準備を整えてから検査をすると、
β細胞の準備ができているので、
もともと正常型だった人なら耐糖能が普通に戻ると思われます。

スーパー糖質制限食実践でβ細胞は休養できていて、
なおかつ血糖コントロール良好ですので、
高血糖によりβ細胞が障害されている可能性はありません。
ですから、β細胞のインスリン分泌能力も準備さえ整えば、
正常に作用すると考えられます。

つまり、正常人が糖質制限中にいきなり糖質摂取したとき、
一見耐糖能が低下したようなデータが出ることがありますが、
これは本当にβ細胞が障害されて耐糖能が落ちたのではないので、
心配ないということです。
糖質制限食実践者においては、食後高血糖によるβ細胞の障害はないので、
本当にインスリン分泌能が低下するということは考えられません。


一方、2型糖尿病の診断基準をしっかり満たした人が、
1年間のスーパー糖質制限食実践で血糖値もHbA1cも正常値となり、
試しに白ご飯を一人前摂取しても、
食後血糖値は140mg/dlを超えなくなった例もあります。

これは、スーパー糖質制限食で膵臓が休養できて、
β細胞が回復して耐糖能も改善したためと考えられます。

なお本ブログの読者の糖尿人の方々で、
糖質制限食で耐糖能改善されたかたは複数おられます。


(☆)
Himsworth HP. The dietetic factor determining the glucose tolerance and sensitivity to insulin of healthy men. Clin Sci 2, 67-94, 1935.

(☆☆)
Wilkerson HLC, Hyman C, Kaufman M, McCuistion AC, Francis JO. Diagnostic evaluation of oral glucose tolerance tests in nondiabetic subjects after various levels of carbohydrate intake. N Engl J Med 262, 1047-1053, 1960.


江部康二
コメント
耐糖能改善
江部先生、こんばんは

過去に先生のブログに、耐糖能が改善したというコメントをさせて頂いたことを思い出しました。下記です


2012年12月30日 (日)

おはようございます。

モン吉さんから、糖質制限食3年目で耐糖能改善という嬉しいコメントを
いただきました。


【12/12/28 モン吉

検診日

こんばんは

江部先生のご提案で今回大福もち2個食べての検診でした。

糖質は2個で約70グラムです。
結果は90分後の血糖値149mgでした。

糖質制限食を始めて現在5年9か月ですが、始めて2年~2年半位はご飯1膳食べての1時間後の血糖値は軽く200越えでしたが、3年位過ぎた頃から200以内に治まるようになってきました。
今回の結果はかなりβ細胞が元気になってきたようです。

平成19年3月に発覚した時の数値と、今回の数値を比較してみました。

           平成19年3月     平成24年12月
体重          68㌔         57㌔
血圧         95-156        60-126
HbA1c(JDS)      10.7           5.2
食後血糖値      389mg          149mg
尿糖          4+          -
尿タンパク       -           -
GOT           23           13
GPT          40          17
γ-GT          49          15
LDL          130         119
HDL          42          82
クレアチニン      0.82         0.77
シスタチンC                   0.71
尿中アルブミン(補正値)            5.4

インスリン注射も薬もなしでしたから、改めて糖質制限食の効果をとても実感しています。
一般的なカロリー制限食して、注射か薬を飲んでいたらと思うとゾッとします。

8年前に亡くなった父は一生懸命カロリー制限食をやっていて、合併症が出ていましたので。 もう少し早く知っていれば教えられたのにと心残りです。
江部先生には大変感謝しております。
益々、糖質制限食が広がっていますし、一人でも多くの方が助かって欲しいですね。

2021/06/08(Tue) 23:29 | URL | モン吉 | 【編集
糖質制限と耐糖能について
食事に含まれる糖質量と食前、食後ピークの血糖値を毎食記録していますが、糖質制限を始めた頃と現在の耐糖能はほぼ同じです。
糖質制限(スーパー糖質制限)を始めて3年半になりますが、改善もしないが、悪化もしない状態です。
今のところ、私に限って言えば、糖質制限で耐糖能が悪化すると言うデータはありません。
糖質過剰な状態を続けていれば、きっと悪化したものと考えると糖質制限で悪化が抑えられていると言えるでしょう。
2021/06/09(Wed) 07:13 | URL | 西村典彦 | 【編集
耐糖能、検査が全てでは、無い!!
都内河北 鈴木です。

本日の『耐糖能の検査』詳細説明は、学習になります!!

だが検査が全てない事は、私『都内河北 鈴木』の
<<『生還、覚醒、5度の再覚醒、』しています改善>>は、
  既存の検査など一切していない結果ですからです!!

<<『糖質は、タバコ以上の害毒!!』>>だと認識して、
<<【江部先生『糖質制限理論』】>>理解把握して実践で、
翌日気付いた改善結果ですから、その後一切極力『糖質摂取していない』から、
結果として21年間が、3ヵ月足らずで<<『生還』>>できました現実!!

以降9年目までに、後遺症『眼、脳梗塞、』が、
<<『覚醒、5度の再覚醒、』>>したのだなと、考えます!!!


だが本日の江部先生の『耐糖能』の詳細説明は、
まだまだ理解不能な『糖質大好きな日本国民』の多さから
致し方ないかなと考えます!!

なんせ<<『日本医療界』が、時代進化していないからです!!>>

江部先生には、御苦労をおかけします!!

江部先生には、感謝尽きません!!
ありがとうございます。
敬具
2021/06/09(Wed) 07:43 | URL | 都内河北 鈴木 | 【編集
Re: 耐糖能改善
モン吉 さん

スーパー糖質制限食実践で、見事に耐糖能改善ですね。
良かったです。
体重もHbA1cも血糖値も血圧も素晴らしい改善で、good job です。

私の父も、モン吉さんの父上と同じで、糖質制限食が間に合わずに、
77歳で大腿切断、80歳で心筋梗塞・肺炎で逝去しました。

2021/06/09(Wed) 07:53 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: 糖質制限と耐糖能について
西村典彦 さん

モン吉さんの場合、耐糖能改善まで、

平成19年3月 ⇒ 平成24年12月 ・・・5年半です。

西村さんももう2年で、耐糖能改善の可能性があると思いますが、
自分自身のβ細胞がどのていど残っているかにもよりますね。
2021/06/09(Wed) 07:59 | URL | ドクター江部 | 【編集
経口ブドウ糖負荷試験
江部先生

イタリア在住の私は、10年余り程前、HbA1cを自分でちょくちょく調べており(イタリアでは医師を通さず検査所で検査が可能です)、最悪値は6.3でした。通りがかった検査所の医師にちょっと見せたら、「だいじょうぶ~!お菓子をちょっと減らしなさい」でおしまい。
まあ、インスリンがたくさん出る体質のイタリア人ならそうなのかもしれませんが…

その後、糖尿病の診断はつかないまま、江部先生の糖質制限に出会い、おかげさまですぐに数値は改善しました。が、しばらくしてから、本当に糖尿病かどうか調べようかと、75gのブドウ糖にびびりながらも、一度検査所に聞いてみたら、
「検査前の3日間は一日最低130gの糖質を摂るように」と言われ、サーーーッと血の気が引きました。…以前のほぼ毎日の胃酸過多、逆流性、疲労感、朝起きられない…等々を思い起こし、結局やる気が失せました (^_^;)

江部先生、1916年に逝去した夏目漱石も糖質制限(たしか「厳重食」と呼ばれていたような)で糖尿病は随分改善してたらしいですが、インスリンの発見はそのあとでしたね。
こんな、インスリン製剤の歴史の冊子(pdf)を見つけました。わかりやすいです。
「インスリン製剤の変遷をたどる」
http://www.saitama-med.ac.jp/uinfo/mnaika4/pdf/ditn01-11.pdf

1935年のヒムワースの論文は、「ハーゲドンの時代」(上記冊子p.6)の真っ最中です。当時急上昇中のインスリン製剤推奨派による、厳重食否定論文(利権がらみ?)とかかなぁ…と勘ぐらずにはいられません。

まるで、新型コロナの治療に、イベルメクチンやヒドロキシクロロキンが「有効」という論文が多数ある中での、「効果なし。むしろ有害」とする、WHOが実質的禁止の根拠にする一部の論文のような…… 最初から目標の結果を出すための”研究”的においがしないではありません。

パン・パスタ・ピッツァがとてもおいしい国イタリア在住の私は以前、まさしく、糖質の少ない食事を続けると「耐糖能が低下する」とか、まことしやかに言われた経験があります。
内心全然こたえませんでしたが、いまいち決め手の返答に欠けていました。
今回の先生のご説明を踏まえ、次回もし誰かに同じこと言われたら、
「ああ、20世紀前半には確かそういう説もあったらしいですねぇ(…大昔の説ですよ)」とか何とか言えます (^_^)v
ありがとうございました!
2021/06/09(Wed) 09:27 | URL | なあちゃん | 【編集
糖尿病治療の世界も、時代は、進化解明されている!!
都内河北 鈴木です。

なあちゃんさんの「インスリン製剤の変換」を知識として読みましたが、
現在ならば、
『2型糖尿病ならば、インスリン投与は、不要だな!!』と
自身の体験から、考えます!!

何しろ世界が受容している、
<<【江部先生「糖質制限理論」(2005年発表)】>>を、
何故かしら『糖尿病』の改善皆無なのに、無視している、
日本の糖尿病・専門組織『日本糖尿病学会』の存在は、何なんだ???
と、『殺されかけた患者として発言しときます!!』

<<<糖尿病・専門医療者ならば、
   改善をさせて、改善の能書きを垂れろ!!>>>

江部先生には、『生還、覚醒、5度の再覚醒、』でき、
更なる『改善』を期待できる健康状況で、9年目に生活できる事に、
感謝尽きません!!
ありがとうございます。
敬具
2021/06/09(Wed) 12:45 | URL | 都内河北 鈴木 | 【編集
アデュカヌマブ
昨日夜9時のNHKニュースから今日朝刊で

◎アデュカヌマブがアルツハイマー型認知症治療薬としてアメリカで18年ぶり認可

が1面掲載されました。

◎59-71% の沈殿アミロイドβ を除去

とのことですが、

◎29% も沈殿アミロイドβ が残っていたら、ブドウ糖は栄養補給できなくなり異常継続では?

と 私らこ の実体験から想像します。
江部先生、実態を教えて頂ければ幸いです。
2021/06/09(Wed) 13:43 | URL | らこ | 【編集
Re: 経口ブドウ糖負荷試験
なあちゃん

情報をありがとうございます。
2021/06/09(Wed) 14:18 | URL | ドクター江部 | 【編集
江部先生

はじめまして。
私はもともとアレルギー体質でアトピー持ちですが数年前に突然ほぼ全身にアトピーがでてしまい何をするのも痒く困っていました。たまたま義母が江部洋一郎先生の診療所を新聞記事で見て一度行ってみたらと教えてくださり、遠かったのですが2.3時間かけて受診させていただきました。とっても素敵な先生で大好きな先生でした。私の子供は私よりもアレルギーがひどく、先生に相談すると本来は子供(その当時幼稚園でした)は診ないけど一度連れておいでと行ってくださっていて主人の休みに車で京都まで行ける日に連れて行こうと思っていたのですがなかなかタイミングが合わずそうこうしている間に江部先生の病院が急に閉院されることになりました。子供はアトピーの標準治療、季節性の喘息、食物アレルギーがあります。
私は江部先生に診ていただきわずか五回も通えていないうちに閉院されることになりましたがお薬が合って数年経ちますがあれからアトピーの症状はほぼおさまっています。たった五回ほどの通院でしたが本当に素敵な先生だったなと今でも思います。
先月ふと江部先生を思いだしネット検索してみたら先生のブログにつながり糖質制限に興味を持ち本も数冊読ませていただきました。
糖質制限で体質改善できたらいいなとプチ糖質制限をはじめました。まだ数週間ですがそれだけでも体重が少し減りなぜか体温が少しあがりました。食べ盛りの子供にはまだなかなか難しいですが夜ご飯の量
を減らしたり、甘くないおやつにしたりと先生の糖質制限とはかけ離れていますが
チャレンジしています。

コロナワクチンについても全くの無知で周りがうちはじめたら打たなきゃと思っていましたが先生のブログを読ませていただき考えが変わりました。ありがとうございます。

ひとつ教えていただきたいことがありまして、私ペニシリンと数年前に湿布を貼って少しヒューと音がした事があrるのでアスピリンにもアレルギーがあるかもしれないのですがこのようなアレルギーがあってもイベルメクチンはのめるのでしょうか。セレスタミンというステロイドは以前数回飲んだことはあります。

コロナにかかり診断されたら飲み始めるといいのでしょうか。お忙しい中長文失礼いたしました。これからも先生のブログを読ませていただきいろいろ勉強させていただきます。

2021/06/09(Wed) 15:25 | URL | ととろ | 【編集
Re: タイトルなし
ととろ さん

「ペニシリンと数年前に湿布を貼って少しヒューと音がした事があrるのでアスピリンにもアレルギーがあるかもしれない」

これは、新型コロナワクチンは、打たない方がいいです。

イベルメクチンは、内服して大丈夫と思います。
2021/06/09(Wed) 15:58 | URL | ドクター江部 | 【編集
ワクチン接種死亡者 196名(+111名)
6月9日 第61回厚生科学審議会
ヘッドページ貼りますので各資料のPDF見てください
今回からモデルナ社報告も加わります。
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_19142.html

ファイザーワクチン 死亡者196名(+111名) 2週間前より111名増加

今回の審議会(5月30日時点、103日間)までに、死亡として報告された事例は 139件であった。なお、5月31日から6月4日までに、医療機関又は製造販売業者から死亡として報告さ れた事例は57件であった。
症状の概要に記載された死因等は、出血性脳卒中31件、心肺停止19件、心不全17件等※ であった。
武田/モデルナ社ワクチンに関して、今回の審議会(5月22日から6月4日)までに医療 機関又は製造販売業者から死亡として報告された事例は0件であった。

死亡として報告された事例について
○ 予防接種後開始後より今回の審議会(5月30日時点、103日間)までに、死亡として報告された139事例のうち、年齢及び症状の概要に記載された死因等は以下のとおりであった。
<年齢別>65歳以上 118例、65歳未満 21例

<症状の概要に記載された死因等(括弧内は65歳未満(内数))>
出血性脳卒中 31件(11件)
心肺停止 19件(3件)
心不全 17件(2件)
虚血性心疾患 16件(1件)
肺炎(誤嚥性含む)12件(0件)
不明 9件(1件)
虚血性脳卒中 8件(1件)
肺塞栓症 5件(2件)
老衰 5件(0件)
心タンポナーデ 5件(1件)
敗血症 4件(0件)
大動脈解離 3件(1件)
自殺 2件(2件)
その他 脱水、誤嚥による窒息、多臓器不全、心突然死等
※1同一症例に複数の死因等の記載がある場合は、いずれも計上している。
※265歳未満の接種者数・接種回数の参考:医療従事者等の推定接種者数(5/30時点) 4,454,060人、推定接種回数 7,359,768回接種
※3系統的に死因等を計上していくにあたり、今回資料より死因等の記載を、対応するMedDRAPTに再分類の上、計上とした
2021/06/09(Wed) 17:32 | URL | 主婦 | 【編集
キユーピーが国内初の代替卵商品 大豆由来、肉以外にも
本日の日経のイブニングスクープで、「キューピーがキユーピーが国内初の代替卵商品」が飛び込んできました。

従来の赤キャップのマヨネーズは、糖質が15gあたり0.1gですが、エッグケア(新商品)は、0.4gとやや多めでしょうが、よっぽど大量に使わなければセイゲニストの選択肢の一つになりそうです。

https://www.kewpie.co.jp/products/product/mayonnaise/mayonnaise/4901577076534/

https://www.kewpie.co.jp/products/product/mayonnaise/mayonnaise/4901577042072/
2021/06/09(Wed) 19:16 | URL | ハリココ | 【編集
お疲れ様です
糖質制限のブログのはずが、新型コロナの最新情報のハブ・ブログになっていますね。

素朴な疑問です。
新型コロナですが、抗体検査をすればワクチンなど打つ必要のない人が多数なのでは?
抗体を持っていれば不必要なのでは?
無症状で回復している方が多いと推察しています。
無理にワクチン要らないでしょう。
それに99%回復するのです。
まぁ後遺症はあるようですが。
どう考えても不思議です。
利権と言われても、命をそれほど軽くみているのでしょうか。
本当にどえらいことが起きそうな気がしてなりません。

AGEsですが、厳格な糖質制限をすると積算数値が減算の可能性もあるのでしょうか。
2021/06/09(Wed) 19:30 | URL | 猫 | 【編集
江部先生

お忙しい中早々に有難うございます。

職場でも一般で接種できるようになったら打つと言う方ばかりでまわりに流されそそうになりそうな雰囲気ですが私はやめておきます。打つと元の生活が送れるとみなさん思っているようです。テレビの影響ですね。本当にありがとうございます。

イベルメクチンも手にはいればおそらく飲むことができるとお聞きし安心しました。有難うございました。
2021/06/09(Wed) 20:12 | URL | ととろ | 【編集
Re: ワクチン接種死亡者 196名(+111名)
主婦 さん

情報をありがとうございます。
5/21時点より111名増えて、合計196名ですね。

前回と同様、出血や心血管疾患が多いです。
2021/06/10(Thu) 08:06 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: キユーピーが国内初の代替卵商品 大豆由来、肉以外にも
ハリココ さん

情報をありがとうございます。
2021/06/10(Thu) 08:07 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: お疲れ様です
猫 さん

「AGEsですが、厳格な糖質制限をすると積算数値が減算の可能性もあるのでしょうか。」

運動で、AGEsが減るという研究もあります。
糖質制限で、AGEsが増加しない状態で、インターバル速歩など行えば、減産の可能性はあります。
2021/06/10(Thu) 08:12 | URL | ドクター江部 | 【編集
ご回答ありがとうございます
先生、わざわざのご回答ありがとうございます。
精進に励みます(笑)
2021/06/10(Thu) 09:40 | URL | 猫 | 【編集
Re: ワクチン接種死亡者 196名(+111名)
病院に救急搬送されてその後亡くなった方がワクチンを接種しているかどうか病院側で報告できるような管理システムは運用されてるのでしょうか?現在報告されている症例、死者数は本当に氷山の一角かと思われます。

審査会では若い方の心筋炎について議論されていました。病理医が解剖すると心筋炎が起こっていることはあまりなく、 心筋浮腫が起こっている。諸外国の報告では軽微で心電図上に異状なく、 血液検査で出てくる。症例の拾い方が非常に難しい…。私が気になったのがこの後です。

厚生労働側の委員が「12-15歳が認められるようになって あっ日本では治験もされていない..心筋炎など若年の男性に多く、 海外でもファイザーはそんなに大規模な試験をしてるわけではない。 わが国でもどういった形になるかわかりませんけれども、 データが少ない中で始まりますし、 予防接種で有害事象が発生したこともありますので、コミュニケーションをしっかりしていかないと 混乱が生じる可能性はあります。 海外の状態など知りたい。米国で出てるのな…?行政としてもしっかり出して頂ければなと思う。出てきたら皆さんで共有するということで」(私の聞き間違え出なければこのような内容)。

12-15歳、日本では治験されていない,、海外治験症例少ない状況で子供に摂取させるのはどうなの!最悪やん!と思ってしまいました。誰か録音してないかな~

このワクチンは治療薬がないということで特例承認されたワクチンです。現在接種してる人も治験参加中という人体実験中。ワクチンのリスクについて理解した上で、自らの意志で接種するかどうか選択してください。
2021/06/10(Thu) 11:05 | URL | 主婦 | 【編集
ワクチン副反応疑い報告数 13,922件(重篤・死亡報告数含む)
副反応疑い報告数 13,922件(重篤・死亡報告数含む)

医療機関からの副反応疑い報告状況について
コミナティ筋注(ファイザー)10,658件(重篤・死亡報告数含む)
 モデルナ筋注(武田薬品工業)  17件(参考65歳以上 16件)
製造販売業者からの副反応疑い報告について
コミナティ筋注(ファイザー)3,247件(死亡報告含む)
 モデルナ筋注(武田薬品工業) 0件

ワクチンの副反応は発熱と腫れだけだと思っている方が多いですが報告書をみるとビックリするぐらいいろいろあります。先行接種している海外事例で紫斑、ベル麻痺で顔がひきつった写真はよくでてきます。最近は失明、失聴事例があったので、日本ではどうかと確認してみると、報告症状一覧に失明、失声症と…。
良性、悪性および詳細不明の新生物もあります。

副反応は多種報告されています。厚生労働省の下記アドレスで見れます。
医療機関からの副反応疑い報告状況 8~19ページ 症状別報告件数
https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/000790032.pdf

製造販売業者からの副反応疑い報告 6~24ページ 症状別報告件数
https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/000790068.pdf


・令和3年2月17日~5月30日に報告されたアナフィラキシー事例は計1157 件(資料1-4-1)製造販売業者から報告された事例の概要(コミナティ筋注、ファイザー株式会社)
ブライトン分類レベル1~3の年齢別性別報告件数(2ページ)をみると60歳以下、女性が多いです。

・医療機関からのロット別報告をみると初期の2、3月のロットの副反応率が高いとのこと。誰も言及してませんでしたが、これはロットによって成分をかえてるということなんでしょうか?
2021/06/10(Thu) 11:24 | URL | 主婦 | 【編集
抗体検査(猫さんへ)
コロナワクチン接種前に、抗体検査をしたほうがいいと言っている医者は、イタリアにはいます。表に出てきませんが。

その理由は、抗体がすでにあるからワクチンは不要である、ということもありますが、実はそれよりも、すでにある抗体がもとになって、ワクチンを接種した場合に、危険だからです。

今まで見た中では、サルヴッチという医師は、ADEの可能性を言いました。でも、保健省のサイトでは(新型コロナワクチンにおけるADEの危険はデマとされているからか、無視されています。
https://www.fabriziosalvuccicardiologo.it/Blog-News/BlogCardiologia/salvucci-il-paradosso-di-bolzano?s=08
このご自身のサイトにおいて、以下のように仰っています。
「以前にウイルスとの接触がなく、抗体を持っていないことを確かめる必要がある。でないとADEの危険性がある」
Bisogna essere certi di non aver avuto un contatto con il visus e di non avere anticorpi, altrimenti si rischia il fenomeno ADE.

もうひとり、マッツォーニMazzoniという医師がいます。この方は一度コロナにかかっています。すでに抗体がある人がワクチンを打つと、ワクチンももったいないけど、それより、血管炎やそれによって血栓が生じる危険性がある、とのことです。それを論文にもしたらしいですが、無視されているとのことです。
このビデオで仰ってます。ANSA通信のサイトですので信頼性が高いです。(2021/03/16)
Covid, Mazzone: "Dannoso vaccinare chi ha gia' gli anticorpi"
新型コロナ、マッツォーネ:「抗体を持っている人にワクチン接種は有害」
https://www.ansa.it/sito/videogallery/italia/2021/03/16/covid-mazzone-dannoso-vaccinare-chi-ha-gia-gli-anticorpi_d385c831-2071-4e57-9ab5-cd1f0e239f71.html

この内容を文章化した記事は以下にあります。
Mazzone sul vaccino: «Maggiore rischio di effetti collaterali per chi ha avuto il Covid»
マッツォーネ医師、ワクチンについて:「新型コロナにすでに感染した人には、より大きな危険がある」
https://www.legnanonews.com/aree-geografiche/legnano/2021/03/17/mazzone-sul-vaccino-maggiore-rischio-di-effetti-collaterali-per-chi-ha-avuto-il-covid/974488/

既感染者については、イエール大学のスミロウ癌センター長のサンティンSantin医師も、自分の患者には、既感染者にワクチンをすすめる場合は、抗体検査をさせているとの記事を読んだことがあります。

これらの医師らの言から、私が考えることは…
ワクチン接種を希望する人は、既にかかったことが確実なら、抗体検査で、抗体がすでにないか不十分なことを確かめるとか、症状はこれまでなくても、無症状感染を疑って抗体検査をした方が、より安全ではないかと思います。

…3年、5年、10年後といった(そのころには何が原因かわからなくなっている可能性の高い)、癌や神経系統の疾患等の、長期的有害事象の懸念は残りますが。
2021/06/10(Thu) 12:28 | URL | なあちゃん | 【編集
Re: Re: ワクチン接種死亡者 196名(+111名)
主婦 さん

情報をありがとうございます。
2021/06/10(Thu) 12:36 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: ワクチン副反応疑い報告数 13,922件(重篤・死亡報告数含む)
主婦 さん

情報をありがとうございます。
2021/06/10(Thu) 12:37 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: 抗体検査(猫さんへ)
なあちゃん

情報をありがとうございます。
2021/06/10(Thu) 12:39 | URL | ドクター江部 | 【編集
どえらいこと (猫さんへ 2)
ヨーロッパで、ワクチン接種証明のグリーンパスの導入がされようとしつつある一方、イスラエルではそれが廃止になり、屋外ではマスクがいらなくなりました。
(イタリアでも、実は法律をちゃんと読めば、マスクは「対人距離が持続的に保たれている環境では、屋外では義務ではない」のですが…読んでる人は少ないし、報道する人はゼロです)

これで世界中で、「やっぱりみんなでワクチン打てば緊急事態解除になるんだ!」という気運が生まれやすくなることでしょう。

ただ、昨日のあるイタリア語のネット上のニュースで、イスラエルでは室内でもマスク不要となる見込みだときいて、私のアンテナが、びびっときました。

コロナ既感染者に加え、ものすごい数の人が今は抗体を持っている国で、夏は太陽光線で空気中のウイルスは減るとはいえ、室内でもマスク着用義務がなくなれば、無症状感染者が増え、変異株が生まれてゆく…でも夏の強い日差しに守られて、夏の間は被害が顕在化しないのではないのか。

太陽の恩恵が減ってくる秋になれば、空気中のウイルスが増え、人々の体内のビタミンDが減少した結果、変異株への感染が広まり、非接種者も既接種者も、症状が出る人が増えるのではないか。
その際には、既接種者および既感染者の重症化しやすい人が、大きなADEの危険(またたく間の重症化)にさらされる危険の可能性があるのではないか。

もちろん、可能性はあくまでも可能性ですが、もしもその可能性の実現をねらっている向きがいると仮定すれば、我々にとっては手ばなしに喜べる措置ではないように思えます。

そうした「どえらいこと」の起こる可能性を、これまで、ヴァンデンボッシュ博士などが警告してきたのだと思えます。

ちなみに、この博士のもうひとつの懸念は、今回の“ワクチン”(遺伝子治療薬)による「免疫システムの破壊」ですが、それに関しては私は、このワクチンによる抗原の記憶が既感染者の抗原の記憶とはどう違うのか、一度でもだめなのか、何度も接種することが想定されているから危険なのか、等、まだよくわかっていない点があるので差し控えます。どなたか、わかる方がいれば、教えてください!

(なお、先の「抗体検査」のコメントで、マッツォーニ、マッツォーネと、医師の名前の記述にぶれがありましたが、マッツォーネが正しいです。失礼しました。Antonino Mazzoneです)
2021/06/10(Thu) 17:06 | URL | なあちゃん | 【編集
Re: どえらいこと (猫さんへ 2)
なあちゃん

情報をありがとうございます。
2021/06/10(Thu) 17:23 | URL | ドクター江部 | 【編集
訂正
間違い訂正:

〈太陽の恩恵が減ってくる秋になれば、空気中のウイルスが増え、人々の体内のビタミンDが減少した結果、変異株への感染が広まり、非接種者も既接種者も、症状が出る人が増えるのではないか。
その際には、既接種者および既感染者の重症化しやすい人が、大きなADEの危険(またたく間の重症化)にさらされる危険の可能性があるのではないか。〉

のくだりで、

〈その際には、既接種者および既感染者の重症化しやすい人が、〉

と書きましたが、一語まちがいがありました。

〈その際には、既接種者およびワクチン接種者の重症化しやすい人が、〉

です。失礼しました。
2021/06/10(Thu) 17:41 | URL | なあちゃん | 【編集
勉強になりました
先生のブログを掲示板にして申し訳ありません。
なぁちゃん氏、そして皆さま、いろいろありがとうございます。
個人としては静観するしかないです。
防御しつつですが・・。
これだけの状況になっても、日本はまだマシな国だと思います。
そして、政治よりも世間というシステムを信用したいものです。

2021/06/10(Thu) 22:47 | URL | 猫 | 【編集
続 アデュカヌマブ
規制当局の承認を受けた「アルツハイマー治療薬」に研究者から非難の声、「脳腫脹のリスクが非常に高い」 - GIGAZINE
https://gigazine.net/news/20210609-researchers-blast-fda-approving-alzheimer-drug/

江部先生、いかがなものでしょうか?
2021/06/11(Fri) 10:48 | URL | らこ | 【編集
訂正の訂正(ごめんなさい)
寝不足による酸化ストレスのためか(?)、不要な訂正をしていたことに気づきました。
同じ語を2度繰り返していたように勘違いしていましたが、よく見たら区別されていました。お騒がせしました。

猫さん、私も日本はまだマシな状況だと思います。
でも、いつどうなるかわかりません。イタリアでも瞬く間に状況がめまぐるしく変わりました。

私も、政治より世間、と思います。
政治は何か強い力が働いていて、がんじがらめかと思います。

第二次大戦後から去年はじめまで我々が享受してきた「自由」は、緊急事態という枠組みの中で、実質的に奪われ、その状態がどんどん引き延ばされてきています… 
でも、これまで享受してきた「自由」が奪われた状態を、経験したことがない世代しかいなくなり、「自由」がどう失われ奪われているのかがピンとこないまま、大多数の人は、不安にかられて正常な思考ができなくなっている気がします。そうして、徐々に、どの国も、携帯の機能等を通して誰がいつどこにいるのかを監視される、貧富の差が激しい、国(集団)の利益の前に個人の利益や尊厳がふみにじられる、いわば中国のような国になってゆく気配です。

私も、世間というシステムが正常に働き、「何かおかしい」と思ったら簡単には従わずに、様々な情報を見極め、考える人が増えれば、「何かおかしい」ことが次々と見えてくるかもしれません。

糖質制限支持派の、医師の方々を含む、おおぜいの人はおそらく、通常の糖尿病治療は「何かおかしい」ことに気づき、世間の大勢に流されず、勇気ある選択をされて、メインストリームの虚偽に、一度は気づいた人々だと思います。

世間というシステムが正常に働いてゆくことを、私も祈っています。
2021/06/11(Fri) 13:10 | URL | なあちゃん | 【編集
Re: 続 アデュカヌマブ
らこ さん

非常に高いかどうかはともかく、
脳腫脹のリスクはあるようです。

やはり薬に頼るよりは、糖質制限食のほうが良いです。
2021/06/11(Fri) 15:59 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: 訂正の訂正(ごめんなさい)
なあちゃん

日本は、同調圧力は強いのですが、言論の自由はあると思います。

糖質制限食は、食品業界の一般企業が参入してからは、とくに加速度的に賛成派が増えましたね。
GW中、近くのコンビニで、糖質制限ビールだけが売り切れで、困りました。
2021/06/11(Fri) 16:27 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re:Re: 訂正の訂正(ごめんなさい)
江部先生

日本の言論の自由、テレビではかなり規制されているかとは思いますが、出版における自由度は、本当に、イタリアから見れば雲泥の差です。

江部先生がなされたように、「みんなで一緒に得をしましょう」という方向で経済効果を作ることは、大事だと思います。
糖質制限ビール売り切れのお気持ち、お察しします! でもイタリアには、そもそもありません!! (T.T)

ところで江部先生、イベルメクチンが大変です。
ヨーロッパ(ベルギー)でも、インドでも… インドはうまく行ってたのに、禁止の方向です。
また改めて…
2021/06/11(Fri) 18:27 | URL | なあちゃん | 【編集
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