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イタリアのコロナ治療、ワクチン事情と日本の比較。
こんにちは。
なあちゃんから、イタリアのコロナワクチン事情について
詳細な報告を頂きました。
とても参考になります。
ありがとうございます。

【ボルツァーノのパラドックス
ボルツァーノはイタリア北部の町です。
サルヴッチ医師、
「感染頻度の高い場所で、ワクチン接種キャンペーンが、かなりまじめに行われた結果、コロナ患者数が、重症化したものも含めて、なぜか増える」
という現象を端的に示したのがボルツァーノだが、
これはイタリア全国でも言えることだと述べています。】


ワクチンを接種したほうが、かえってコロナ患者数が重症化したものも含めて増えるというパラドックスは、
日本でも生じうるので、非常に懸念されます。

【原因として考えられる仮説は3つあり
1.再感染 2.変異株 3.抗体依存性感染増強(ADE)
だと述べています。
特に3の仮説を考慮した上で、ワクチンが悪いというのではなく、
事前に抗体検査もせず、抗体があろうがなかろうが、
簡単に誰にでもワクチン接種をするのが良くない、と考えているようです。】


すでに過去に新型コロナに自然感染して治って抗体を持っている人に
新型コロナワクチンを接種すると、
抗体依存性感染増強(ADE)といった現象を引き起こすということでしょう。
通常は、コロナワクチン接種で身体が作った抗体が、質の良くない抗体であり、
新型コロナウイルスに感染したときに、
抗体依存性感染増強(ADE)を引き起こすとされています。
さらに、1、2、3に追加して、
4、ワクチンに接種によって生成されるスパイクタンパクそのものが、
血管内に侵入して、血栓や出血や心筋障害を生じる可能性があります。

【長期的有害事象としての、
ワクチンのRNAが我々のDNAに逆転写される可能性について、
(製造者側はそれはないとし、多くの学者もそれはないとは言ってはいますが)
エイズウイルスを発見したノーベル賞学者リュック・モンタニエは、
以下のように言ってます
『我々の各細胞には、RNAをDNAに逆転写する能力を持つ内在性レトロウイルスが存在します。』】


これは、私が当初から、言及していたことであり、ワクチンのRNAが逆転写して
DNAのがん関連遺伝子の近くを刺激してしまうと、将来がんになる恐れがあります。
また自己免疫疾患関連遺伝子を刺激すれば、将来自己免疫疾患になる可能性があります。
すなわち新型コロナワクチンの長期的安全性は、全く担保されていないのです。

【ちょくちょくメディアで発言する微生物学者も、
RNAワクチンについて「これはワクチンというより、遺伝子治療薬。
我々はGMO(遺伝子組み換え作物)を拒否してきたのに、
我々自身がGMOになるのはオッケーなわけ?」みたいな発言もしていました… 
本音を言うと、たとえまじめな意見でも、十把ひとからげで「反ワクチン主義者」というレッテルを貼られて医師会追放、といった風潮なので、
現在は黙っている人も多いのではないかという気がします。
ところでGMOになった暁に、たとえばどんな害があるのかという質問に対して、
モンタニエは「たとえば癌」と答えています…】


GMO(遺伝子組み換え作物)は日本でも問題になりましたが、
規制がゆるいため、かなり輸入されて、流通
しています。
世界の遺伝子組換え農作物の栽培面積は、トウモロコシ・ダイズ・ワタ・ナタネの4種を中心として、年々増加しています。
日本に輸入されるこれらの農産物の9割程度がGM品種であると推測されます。
日本人が1年間に消費するGM作物の量は、
コメの年間消費量(約800万トン1)の2倍以上に相当します
一方、EUにおいて、現在栽培が認められているのはGMトウモロコシのみですが、
ドイツ、フランス及びイタリアでは、国内法により栽培が禁止されています。
輸入された遺伝子組換え農作物の多くは家畜用飼料に用いられ、
食品としての流通は少ないのです

今回の新型コロナワクチンは、まさに遺伝子治療の人体実験と言えます。
10ヶ月でつくられたmRNAワクチン(遺伝子ワクチン)が、
人体のDNAに何らかの影響を与える可能性は、否定できません。
本来、2021年、2022年はワクチンの臨床試験の期間だったのですが、
欧米では、緊急事態ということで、
無理矢理ワクチン接種を許可したという事情があるのです。
まさに、現在、世界中で新型コロナワクチンの人体実験中ということです。
人口100万人あたりのコロナ死者数が、日本の10倍から50倍もある欧米での
ワクチンの意義はかなり大きい可能性はありますが、
日本でのワクチンの意義は、欧米に比べるが非常に少ないと言えます。

【上記「ボルツァーノのパラドックス」を語るこのサルヴッチSalvucciという医師も、
コロナ治療の早期開始(炎症抑制)を強く訴えています。
方針は、すべて特許が切れた手近な薬で行なうものです。
イブプロフェンやニメスリドなどのNSAIDs+粘膜保護剤+抗生物質+整腸剤。
これで熱が続くようならステロイド治療に移行)。
これまでこれで治療した人は入院に至っていないそうです。
重篤になって入院するのはたいてい、
何日もアセトアミノフェンだけで自宅で苦しんでいた人たちだとか。】


ご指摘通り、早期治療が重要です。
現時点では、新型コロナ感染症に対しては、
イベルメクチン内服が治療の優先順位の一番です。
イベルメクチンは、感染予防効果もあります。
イベルメクチンは、アビガンなどに比べると極めて安価なのも良いです。

アセトアミノフェンは、コロナウイルルに対する効果はありません。
抗炎症効果もほとんどありません。
ただ、他の消炎鎮痛解熱剤(NSAIDs)に比べて、
解熱・鎮痛薬として安全性が高いということが言えます。
従って、アセトアミノフェンに罪はなくて、
アセトアミノフェンのみ投与して自宅待機させた措置が良くないのです。

それから、抗炎症作用という意味では、
日本では、デキサメタゾン(ステロイド薬)が推奨されます。
新型コロナ感染症重症化の原因は『サイトカインストーム』です。
サイトカインストームの予防に関して、デキサメタゾンは極めて有効です。
デキサメタゾンも安価な薬で、すぐ手にはいります。
こちらは、厚生労働省が、正式なコロナ治療薬として承認しています。
このような限定的な使用なら、ステロイド薬でもNSAIDsより、
安全性は高いです。



江部康二


☆☆☆
【日付 名前
21/05/06 なあちゃん
ボルツァーノのパラドックス
イタリアにおける今回のコロナのワクチンキャンペーンをめぐって、
ある意味「久山町の悲劇」を思わせる、
「ボルツァーノのパラドックスil paradosso di Bolzano」
と呼びうる現象を紹介している医師がいます。
ボルツァーノBolzanoはイタリア北部の町です。

「感染頻度の高い場所で、ワクチン接種キャンペーンが、かなりまじめに行われた結果、コロナ患者数が、重症化したものも含めて、なぜか増える」という現象を端的に示したのがボルツァーノだが、これはイタリア全国でも言えることだと述べています。
https://www.fabriziosalvuccicardiologo.it/Blog-News/BlogCardiologia/salvucci-il-paradosso-di-bolzano?s=08

このブログは少し前のものですが、その時点で、この医師は、
その原因として考えられる仮説は3つあり
それは、1.再感染 2.変異株 3.抗体依存性感染増強(ADE)、
だと述べています。

特に3の仮説を考慮した上で、ワクチンが悪いというのではなく、
事前に抗体検査もせず、抗体があろうがなかろうが、
簡単に誰にでもワクチン接種をするのが良くない、と考えているようです。

私はこの手の情報を得て、じゃあ事前にきっちり検査してコロナにかかってないことを調べておけば、ADEでサイトカインストームをきたしていきなりさようなら、
ということにはならずに済むのかな…と思っていたのですが…

ワクチン接種後の死に至りかねない重篤副反応は、江部先生も言及されている、
スパイクプロテイン自体が悪さをする可能性もあると思います。
数日前にも、「スパイクプロテインのみで肺にダメージを与える可能性を示唆する研究を紹介するものがありました↓
https://medicalxpress.com/news/2021-04-sars-cov-spike-protein-lung.html

また、長期的有害事象としての、ワクチンのRNAが我々のDNAに逆転写される可能性について、(製造者側はそれはないとし、多くの学者もそれはないとは言ってはいますが)エイズウイルスを発見したノーベル賞学者リュック・モンタニエは、
以下のように言ってます
Chacune de nos cellules a des rétrovirus endogènes avec la capacité de faire la transcriptase inverse de l’ARN dans l’ADN.(我々の各細胞には、RNAをDNAに逆転写する能力を持つ内在性レトロウイルスが存在します。)
https://www.francesoir.fr/societe-sante/le-professeur-luc-montagnier-prix-nobel-amene-son-support-la-plainte-pour-larret-de-la

去年の夏頃まではイタリアの医師や学者たちもわりと自由にものが言えていたのですが、ちょくちょくメディアで発言する微生物学者も、RNAワクチンについて「これはワクチンというより、遺伝子治療薬。我々はGMO(遺伝子組み換え作物)を拒否してきたのに、我々自身がGMOになるのはオッケーなわけ?」みたいな発言もしていました… 本音を言うと、たとえまじめな意見でも、十把ひとからげで「反ワクチン主義者」というレッテルを貼られて医師会追放、といった風潮なので、
現在は黙っている人も多いのではないかという気がします。
ところでGMOになった暁に、たとえばどんな害があるのかという質問に対して、
モンタニエは「たとえば癌」と答えています…

「ボルツァーノのパラドックス」的現象でイタリアの病院がどこもパンク状態になっていたのは、しかし、少し前のことで(医療崩壊は日本は現在進行中ですね…)、
たとえばザングリッロという、ベルルスコーニの主治医でそのコロナも治した医師のいるサン・ラッファエーレ病院では、この医師によると、
今はもうコロナ救急外来はがら空きで、急患も平均9時間で退院です、とのこと。
コロナ治療でとにかく重要なのは、一刻も早い治療開始だと言っています。

イタリアは感染者数も死者数も多いのに、救急外来がら空き?!(少なくともこの病院は、ですが)、と思われるかもしれませんが、
このブログをお読みの皆さんはすでにご存じの方が多そうですが、
感染者数はPCR検査のCt値操作によって結果が随分かわってくるものですし、
また、(これから悪化するのではない)無症状感染者なら感染力は非常に低いそうです。

死者数については、他の原因で死亡してもコロナが検出されればコロナ死とされることはイタリアも同様ですので、結局、入院者数を見るのが一番いいかと思われます。

ちなみに、上記「ボルツァーノのパラドックス」を語るこのサルヴッチSalvucciという医師も、コロナ治療の早期開始(炎症抑制)を強く訴えています。
方針は、すべて特許が切れた手近な薬で行なうものです(イブプロフェンやニメスリドなどのNSAIDs+粘膜保護剤+抗生物質+整腸剤。
これで熱が続くようならステロイド治療に移行)。
これまでこれで治療した人は入院に至っていないそうです。
重篤になって入院するのはたいてい、
何日もアセトアミノフェンだけで自宅で苦しんでいた人たちだとか。

「イブプロフェンはアメリカでは去年(2020年)の7月になっても禁止されていましたけどね! じつはコロナから救ってくれます」とのこと。
種類や容量など処方の詳細は(イタリア語で恐縮ですが)以下のページのビデオで述べられています。
くれぐれも医師の指導のもとで、とのこと。ご参考までに。
https://www.fabriziosalvuccicardiologo.it/Blog-News/BlogCardiologia/SalvucciFabrizioProtocolloTerapiaDomiciliareCovid

コメント
コロナワクチンは自己免疫システムを破壊する
江部先生:

今回の解説で、コロナワクチンは遺伝子組み換えワクチンでありDNAに逆転写される恐れのあることが良く理解できました。

ネットで調べているといろんな見解が述べられています。その中で、大変気になる下記のような見解が出ています。是非先生のご説明をお聞かせください。

          記

「コロナワクチンを打つと、自己免疫システムは破壊されてしまう」
ワクチン開発者のギア-ド・バンデン・ボッシェ博士が述べておられます。

コロナワクチンは特異的な永続的抗体を作り永続的に続く。しかも、人が持っている非特異的自然抗体をいじめて働かなくし、破壊してしまう。
サッカ-のディフェンスの例えでの説明もあり、
ワクチンの特異的抗体はman to man の守り、
自然抗体は誰が来ても守れるゾーンディフェンスと理解しました。
問題は特異的抗体が自然抗体を破壊することです。
https://www.facebook.com/100003307107540/videos/3819324768187722/

名古屋・h

2021/05/08(Sat) 18:52 | URL | 名古屋・h | 【編集
Re: コロナワクチンは自己免疫システムを破壊する
名古屋・h さん

mRNAコロナワクチンは、人体内で<スパイクタンパク>を産生します。

スパイクタンパクは新型コロナウイルスの表面にあって、これがACE2受容体を介して血管内や各種臓器に侵入します。
新型コロナウイルスのスパイクタンパクが、血管内皮を障害して血栓や出血を起こします。

新型コロナワクチンは、頻度はまれとはいえ、スパイクタンパクが血管に障害を与えている可能性があります。
ワクチン接種で、今まで19例亡くなられていますが、ほとんどが出血か心臓の問題です。
専門家は因果関係不明としていますが、私はワクチンが関与していると思います。

ワクチンのRNAは消えますが、スパクタンパクはずっと残存するので、
ギア-ド・バンデン・ボッシェ博士が述べておられるように
人体の免疫システムに悪影響を与える可能性はあると思います。




2021/05/09(Sun) 12:31 | URL | ドクター江部 | 【編集
イタリア医薬品庁の指示におけるアセトアミノフェン、NSAIDs、ステロイドの位置
「アセトアミノフェンに罪はなくて、アセトアミノフェンのみ投与して自宅待機させた措置が良くない」
というのは、本当に仰る通りだと思います。私も一般的に言ってアセトアミノフェン自体が悪い薬だという意図はまったくありません。ただ、炎症の病気である新型コロナに関しては、処方される場合は、熱を下げすぎないとか、過剰摂取対策とグルタチオン補給のためにN-アセチルシステインを同時に補給するなど、よほど注意する必要があるのではないかとは推察します。
イタリア医薬品庁AIFAの、「自宅における新型コロナ対処の指針」(https://www.aifa.gov.it/documents/20142/1269602/SOC_territoriale_09.12.2020.pdf/0f4896f4-1eac-32e2-bc26-5f5d279492b4)にある、「無症状感染者ないし軽症患者への一般的推奨措置」の6つのうち、最初の2つが、1.注意深く観察しつつ待機 2.対症療法(例:アセトアミノフェン)となっており、これが、現実においては、「アセトアミノフェンのみ投与して自宅待機」させる結果となったと思われます。そして、入院患者には、そのような措置で何日も自宅待機して悪化した人が多いようです。
この指針では2ページ目以降に薬物治療の一覧があり、そこでは、対症療法としてParadetamolo o FANS (アセトアミノフェンないしは非ステロイド性抗炎症薬)と、ようやくNSAIDsが言及されます。その次に、ステロイドについては、72時間以内に改善がなく飽和酸素が低下している患者にのみ考慮されるべき、としています。
イタリアの在宅治療において、ステロイドがすぐに使用されにくいのは、この医薬品庁の「くびき」がきいており、そこで、「NSAIDsを使用してすぐに抗炎症治療を開始する」という療法が確立してきたのだと考えられます。
2021/05/09(Sun) 14:16 | URL | なあちゃん | 【編集
Re: イタリア医薬品庁の指示におけるアセトアミノフェン、NSAIDs、ステロイドの位置
なあちゃん

イタリア情報をありがとうございます。
とても参考になります。

最初の2つが、
1.注意深く観察しつつ待機 
2.対症療法(例:アセトアミノフェン)となっており、
これが、現実においては、「アセトアミノフェンのみ投与して自宅待機」させる結果となったと思われます。
そして、入院患者には、そのような措置で何日も自宅待機して悪化した人が多いようです。


①イベルメクチン内服・・・新型コロナ感染症の予防と治療
②デキサメタゾン内服・・・サイトカインストームの予防(重症化予防)
③熱や頭痛のときはアセトアミノフェン内服

イタリアでも可能なら①②③の優先順位で治療すれば、極めて有効と思います。
イベルメクチンは疥癬(ヒゼンダニが原因の皮膚疾患)の治療薬で、
長年使用されているので、イタリアにもあると思います。

日本の厚生労働省は、新型コロナ感染症の治療に関して、
レムデシビルとデキサメタゾンの2薬を
新型コロナウイルス感染症の診察の手引きに掲載していますが、
イベルメクチンは無視です。
2021/05/09(Sun) 16:20 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: Re: イタリア医薬品庁の指示におけるアセトアミノフェン、NSAIDs、ステロイドの位置
大変残念なことに、イタリアではイベルメクチンはあまり話題にされません。話題にされかけるとストップがかかるのが、新聞の反応を見ているとわかります。
2021年3月22日、ヨーロッパ医薬品庁EMAがイベルメクチンを治験以外で新型コロナの予防や治療に使わないよう勧めています。
https://www.ema.europa.eu/en/news/ema-advises-against-use-ivermectin-prevention-treatment-covid-19-outside-randomised-clinical-trials
イタリア医薬品庁はこの指示に従うお知らせを同じ日付で出しています。
また、偶然かどうかわかりませんが、同じ日に、イエール大学のスミロウ癌センターの院長アレッサンドロ・サンティンAlessandro Santin医師が、イベルメクチンを奨励する記事が出ています。アメリカ国立衛生研究所NIHが今年1月にイベルメクチンの治験外での使用についての指針を変更してから、サンティン医師は自分の患者および自分の88歳の父親(高血圧、心臓病あり)に試して成果を上げており、様々な論文からも効果があることがわかると述べています。記事のしめくくりが印象的です。

“新型コロナの治療プロトコルに何の疑問ももたず従う医師達へのサンティンのアドバイス:
「頭を使いましょう。あなたの患者が死にかけているなら、何かを変えましょう。もっと何か試してみましょう。」
イベルメクチンについてのサンティン医師の言葉「安全で、安価で、効きます」“
Santin’s advice to doctors who unquestioningly follow COVID protocols is this:
“Use your brain. If your patient is dying, change something, try to do something more.”
Of ivermectin, he said, “It’s safe, it’s cheap and it works.”
https://trialsitenews.com/top-yale-doctor-researcher-ivermectin-works-including-for-long-haul-covid/

イタリアではイベルメクチンは治療薬に入っていませんが、コロナ先進国(?)なだけに、去年の春、感染が爆発して色々な医師が効果的な治療を試したため、一部の医師にはヒドロキシクロロキンの使用の経験があります。イベルメクチンにはやや劣ると思いますが、抗生物質(アジスロマイシン)と同時に使い、3~4日で完治のようです(心臓病患者には使えないようですが)。イタリア医薬品庁のコロナ治療医薬品リストには、使用を推奨しないとしながらも載せているという、かなり不思議な形で生き残っていて、使える医師が使っている模様です。
抗生物質の使用に関しては、今年一月に、カルロ・ブローニャCarlo Brognaという医師がSARS-Cov2: La completa verità- the real truthという本を出しており、新型コロナウイルスが細菌にくっついて増殖することを明らかにしているようです。どうもその細菌が出す毒が原因で味覚や嗅覚がやられるとかいうことを、マッシモ・チトロMassimo Citroという医師(この人はヒドロキシクロロキンか、適用外患者にはデキサメタゾンを使用しているようです)があるインタビューで述べていました。
ブローニャの本は英語版もあったのでご参考までにリンクします。↓
https://www.amazon.it/SECRETS-SARS-CoV-2-REAL-TRUTH/dp/B08VXM7TVB/ref=sr_1_1?__mk_it_IT=%C3%85M%C3%85%C5%BD%C3%95%C3%91&dchild=1&keywords=carlo+brogna+real+truth&qid=1620615384&s=books&sr=1-1
2021/05/10(Mon) 12:08 | URL | なあちゃん | 【編集
Re: Re: Re: イタリア医薬品庁の指示におけるアセトアミノフェン、NSAIDs、ステロイドの位置
なあちゃん

『大変残念なことに、イタリアではイベルメクチンはあまり話題にされません。話題にされかけるとストップがかかるのが、新聞の反応を見ているとわかります。」


ちゅーる さんがコメントしておられるように、
日本でも同じような状況です。

『2021年3月22日、ヨーロッパ医薬品庁EMAがイベルメクチンを治験以外で新型コロナの予防や治療に使わないよう勧めています。』
これもひどいですね。WHOといいEMAといい、イベルメクチンを認めないのは、
ワクチンメーカーの利権と結びついているからとしか思えません。

ヒドロキシクロロキンは日本でも使用していて、新型コロナに有効で、副作用も少ないようです。
以下、一例ですが、他にもあります。
https://www.kansensho.or.jp/uploads/files/topics/2019ncov/covid19_casereport_200310_2.pdf


『新型コロナウイルスが細菌にくっついて増殖する』
これは、よくわかりません。
新型コロナウイルスの表面の『スパイクタンパク』が臓器や血管のACE2受容体にくっついて侵入して、
そのスパイクタンパクそのものが、血管内皮を障害して血栓や出血を生じるというのが、一般的な認識と思います。
2021/05/10(Mon) 16:40 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: Re: Re: Re: イタリア医薬品庁の指示におけるアセトアミノフェン…
「新型コロナウイルスの表面の『スパイクタンパク』が臓器や血管のACE2受容体にくっついて侵入」ということは確かに仰る通りなのだと思います。マッシモ・チトロ医師も、通常のコロナウイルスのスパイクたんぱく質は、トリプシンで分割されるが、この新型コロナに限っては、HIVウイルスのようにフーリンで分割され、ACE受容体から侵入するということを述べた後に、細菌にも寄生するというこれまでの仮説に関するブローニャ医師の検証を紹介しています。それによると、くっついた細菌に出させる毒は、熱帯・亜熱帯地方のカタツムリの角の出す神経毒や蛇の神経毒と同様の成分だということです。腸内細菌でも増殖するため、通常のウイルスは物の表面ですぐに不活性化するが、新型コロナウイルスは物の表面に長くとどまることが可能だということです。
余談になりますが、これらの説明は、このウイルスが多分ラボで作られたものであることの説明の一端としても述べられています。ラボで作られたものだろうと発言したとたんモンタニエは耄碌老人扱いされ、「モンタニエを信じてはいけない」とマスコミは人々に思わせた感じですが、この仮説がさほど突飛なものでないことは、2004年にフランスのパスツール研究所の支部が上海に設立され、そこで、(HIV治療薬開発等のため)HIVウイルスのゲノムの一部を、当初はコロナウイルスではなく、人体を直接攻撃しないようなウイルスに組み込む作業を、フランスの研究者が中国の研究者らに実際伝授していたそうです。それが、いつのまにか、コロナウイルスを使って同じ作業をする研究が中国では積み重ねられてきた…という、多くの関連論文の文献を挙げながらの話でした…これは、「異端Eresia」というチトロ医師の最近の著書の紹介で見聞したことですが。
https://www.youtube.com/watch?v=7fc2eHnoskgまだ削除されていません)
2021/05/11(Tue) 17:15 | URL | なあちゃん | 【編集
ワクチン
医師です。
ワクチンに対する不安、確かにあり、打ちたくない気持ちも無いわけではありません。
しかし、外来、入院患者さんと関わりある以上、
自身がワクチン打たずに感染した場合を考えると打った方がいいと考えます。

2021/05/11(Tue) 21:07 | URL | としの | 【編集
Re: Re: Re: Re: Re: イタリア医薬品庁の指示におけるアセトアミノフェン…
なあちゃん

情報をありがとうございます。
2021/05/12(Wed) 08:12 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: ワクチン
としの さん

新型コロナワクチンで、人体に生成されるのは、「IgG抗体」です。
粘膜面を防御する「IgA抗体」は産生されません。

従って、感染防御はできません。
感染したあと発症を防いだり、重症化を防ぐ可能性はあります。

また、ワクチンを接種して感染して発症しなかったとしても、ウイルスはもっているので、
他者には感染させます。

つまり、新型コロナワクチンで、流行を防ぐことは困難です。
2021/05/12(Wed) 08:18 | URL | ドクター江部 | 【編集
集団免疫
お返事ありがとうございます!
勉強不足でなんとも失礼で申し訳ありません。
ただ、
他者に感染させる(ちから)(ウイルス量)が、ワクチンを打った場合下がるのでは無いのでしょうか?
どうなんでしょう。

2021/05/12(Wed) 10:21 | URL | としの | 【編集
Re: 集団免疫
としの さん

その可能性はあると思います。
2021/05/12(Wed) 11:40 | URL | ドクター江部 | 【編集
コロナワクチン:イタリア(及びイギリス・アメリカ)の副反応報告の最新公式レポートから
コロナワクチンに関するイタリアの副反応報告の最新公式レポートから、をお伝えします。
2020/12/27-2021/04/26の期間の接種分です。
出典:
https://www.aifa.gov.it/documents/20142/1315190/Rapporto_sorveglianza_vaccini_COVID-19_4.pdf
p.24-25の表から
接種件数 dosi somministrate:18,148,394件(全体)
重篤な副反応報告件数の割合 tasso di segnalazione reazioni gravi:10万回につき27件
接種後死亡報告件数の割合:tasso di segnalazione decessi:10万回につき1.23件
 接種後死亡報告件数(p. 19)
 全体:223
ファイザー:150(10万回につき1.17件)
 モデルナ:39(10万回につき3.05件)
 アストラゼネカ:34(10万回につき0.85件)

ちなみに、ご参考までに、イギリスとアメリカに関して、手短に接種後死亡件数のみ述べますと、
・イギリスは、2021年4月28日までで、
ファイザー:364件
https://assets.publishing.service.gov.uk/government/uploads/system/uploads/attachment_data/file/983472/COVID-19_mRNA_Pfizer-_BioNTech_vaccine_analysis_print.pdf
アストラゼネカ:722件
https://assets.publishing.service.gov.uk/government/uploads/system/uploads/attachment_data/file/983475/COVID-19_vaccine_AstraZeneca_analysis_print.pdf
これらのデータは以下のページからanalysis print を開けば出てきます。
https://www.gov.uk/government/publications/coronavirus-covid-19-vaccine-adverse-reactions

・アメリカは、2021年5月10日までで、
全体で、4,434件(0.0017%)
https://www.cdc.gov/coronavirus/2019-ncov/vaccines/safety/adverse-events.html
2021/05/12(Wed) 13:25 | URL | なあちゃん | 【編集
Re: コロナワクチン:イタリア(及びイギリス・アメリカ)の副反応報告の最新公式レポートから
なあちゃん 

情報をありがとうございます。
2021/05/12(Wed) 14:21 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: コロナワクチン:イタリア(及びイギリス・アメリカ)の副反応報告の最新公式レポートから
なあちゃん

情報をありがとうございます。
2021/05/12(Wed) 17:15 | URL | ドクター江部 | 【編集
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