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「川崎病」のような症状出た子ども  新型コロナ関連で複数報告
こんばんは。
「川崎病」のような症状出た子ども  新型コロナ関連で複数報告
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210225/k10012884371000.html

という記事が、『NHK  NEWS WEB』のサイトに、
2021/2/25、掲載されました。

日本では、今までコロナ関連の「川崎病」は報告されていなかったと記憶していました。
しかしながら、とうとう日本でも少数ながら、
似たような症状の子どもが報告されてきたようです。
これらの症例は川崎病とは違い、
欧米で新型コロナウイルスが広がったあとに相次いで報告された「小児多系統炎症性症候群」とみられ、
下痢や発熱、それに発疹などの症状が特徴だということです。
いずれも治療によって回復したということです。

以下は、欧米での報告です。

トロント。カナダのの生活情報サイト
TORJA TORONT+JAPAN MAGAZINE
https://torja.ca/covid19news_kawasakibyou

2020年5月 8日、
川崎病と新型コロナウイルスに関連性はあるのか!?
カナダでもケベック州で乳幼児が集団で発症の症例が報告。


カナダの生活情報サイト
TORJA(TORONT+JAPAN)マガジンに
2020年5月8日
上記の記事が掲載されました。

<川崎病とは>

川崎病は日本では、増えてきていましたが、欧米では希な病気でした。
川崎病は乳幼児に好発する急性熱性疾患であり、
全身の中型・小型の筋性動脈での血管炎を主病変とした血管炎症候群です。
無治療の場合には3〜4人に1人の割合で冠動脈病変を合併します。
1970年以降、ほぼ2年ごとに川崎病全国調査が施行されています。
1979年、1982年、1986年に全国的な流行が認められたのち、
年間患者数は5,000人前後で推移していましたが、1990年代後半から年々増加傾向にあり、
2005年に年間患者数が1万人を突破し、その後も増加の一途をたどっています。

原因不明ですが、何らかの感染がきっかけとなって、自然免疫系の過剰な活性化を生じ、
炎症性サイトカインおよびケモカインの上昇を伴い、サイトカインストームとなり、
発熱、眼球結膜充血、血管炎、発疹、手指の紅斑などを誘発してくるものと考えられています。
ヨーロッパ諸国に比較して日本での罹患率が10~20倍と非常に高いこと、
日系人の発生頻度が高いことから、
遺伝的要因が関与している可能性が高いです。

<あらゆる場所で同時期に多数の症例数が出ることは異様>

このように欧米では、比較的まれとされる「川崎病」ですが、
今回は、「川崎病」のような症状出た子どもが世界各地で報告されており、
カナダでもでも見つかりました。
カナダのケベック州の一つの病院で、
ここ数週間に渡って少なくとも12名の小児患者が川崎病にかかったと診断されました。
川崎病は地域的な流行が見られることがあるものの、今回のように、
世界各地で同時期に多数の症例数が出ることは、かつてありませんでした。
そのため欧米をはじめ、
モントリオールの医師たちも何らかの形で新型コロナウイルスが
川崎病の発症に関連している可能性を研究し始めています。
イタリアでも同様にある病院にて数週間で5件の患者が発見されており、
これは通常では年間の症例数であるといいます。
アメリカでも生後6ヶ月の乳幼児が川崎病と診断され、
その後行われた検査で新型コロナウイルスの感染も確認されました。
イギリスではさらに深刻な症例が報告されており、
約12名の子供が川崎病で入院しています。
このように、欧米では、新型コロナ関連で「川崎病」のような症状出た子どもは、
多数報告されています。


江部康二


以下の青字の記載は、NHK  NEWS WEB の記事の要約です。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210225/k10012884371000.html
「川崎病」のような症状出た子ども
新型コロナ関連で複数報告

2021年2月25日 6時11分 新型コロナウイルス

新型コロナウイルスに関連して、全身の血管に炎症が起きる「川崎病」のような症状が出た子どもが国内で複数、報告されていたことがわかりました。いずれも回復しているということで、日本小児科学会などでは「過度の心配は必要ないものの子どもが感染した場合などは数週間は注意してほしい」と呼びかけています。
これは日本小児科学会が学会のウェブサイトに日本川崎病学会と共同の文書を掲載して明らかにしました。

それによりますと、これまでに数は少ないものの国内で新型コロナウイルスに関連して「川崎病」に似た症状などが出た子どもが複数、報告されているということです。

これらの症例は川崎病とは違い欧米で新型コロナウイルスが広がったあとに相次いで報告された「小児多系統炎症性症候群」とみられ、下痢や発熱、それに発疹などの症状が特徴だということです。

いずれも治療によって回復したということです。

学会の関係者などによりますと、症状が出た子どもは新型コロナウイルスに感染していたか、濃厚接触者だったとみられるということで、学会で詳しく調べているということです。

2つの学会では、過度な心配は不要だとしたうえで、子どもが新型コロナウイルスに感染した場合や家族などに感染者がいる場合は、数週間は子どもの下痢や発熱、発疹などの症状に注意してほしいと呼びかけています。】
コメント
土着コロナ
日本は東アジアの土着コロナ株に毎年曝露しているために、今回のコロナへの対応が可能であったというようなことを聞きましたが、この毎年やってくる土着コロナが「川崎病」の原因であるということはないのでしょうか。
2021/02/26(Fri) 11:09 | URL | 眞次 | 【編集
低CPI値とインスリン注射の必要性
 江部先生いつもブログを拝見しております。糖尿人になって約30年ですが、
13年前、江部先生と糖質制限の事を知り、プチ糖質制限ですが実践し、そのおかげで合併症も無く現在に至ります。朝食はコーヒーのみ、昼食、ちょっと糖質あり、夕食、軽めで糖質抜き、といった具合です。そんな調子でHbA1cは6.7から7.2位のところを推移しています。
 カロリー計算の時は、いくら気をつけても血糖値は上昇し、9.5まで上昇した事もありましたが、お陰様で、今は、とても体調もよく楽しく生活させていただいております。ありがとうございます。
 
ご相談です
昨年秋、血液検査の結果で主治医より「CPI値が0.3と低く、すい臓が疲弊しているので、早急にインスリン注射が必要。0.8以下はインスリン注射と、ガイドラインにも書いてある」と言われました。
 直近の血液検査結は下記のとおりです。
  ・空腹時血糖値     130
 ・血清Cペプタイド    0.4
  ・HbA1c       6.9
  ・CPI(計算により)  0.3
  ・その他はBUNが22.3だった以外は、すべて基準値内でした
 この数値だと、インスリン注射は必要なのでしょうか?
 高血糖が続いているならインスリン注射も納得できましが、HbA1c6.9では 納得できません。インスリンを注射による低血糖のほうが恐ろしいと思えるの ですがいかがでしようか。また、CPI0.3では、すい臓はかなり疲弊している のでしょうか?
  できれば、私は、現在のままインスリン注射なし、プチ糖質制限でやってい きたいのですが、いかがでしょうか。先生のご意見お聞かせください。ちなみ に、現在処方されている薬は、①カナリア配合錠(朝1錠)②メトホルミン塩 酸塩錠250mgMT「三和」(朝・夕3錠ずつ)です。
  よろしくお願いいたします。





 
 
2021/02/26(Fri) 11:11 | URL | 千葉CPI | 【編集
Re: 土着コロナ
眞次 さん

日本でヒトに日常的に感染する4種類のコロナウイルスがあり、風邪の原因です。

あと重症急性呼吸器症候群コロナウイルス(SARS-CoV)

中東呼吸器症候群コロナウイルス(MERS-CoV)
があります。

そして今回の新型コロナウイルスですね。

東アジアの国々では、欧米に比べて、人口100万人あたり新型コロナ死者数が
1/10くらいです。

中国との長い交流の歴史の中で、いつの間にか
東アジアに土着のコロナウイルスの存在となったのでしょう。
それにより、コロナウイルスに対して、一定の自然免疫が強化されているものと
思われます。
2021/02/26(Fri) 17:25 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: 低CPI値とインスリン注射の必要性
千葉CPI さん

ガイドラインには、主治医の言うとおり、
0.8以下はインスリン注射と記載されています。
しかしこれは、糖質制限食なしの前提です。

空腹時の血清Cペプタイド:0.4
と基準値(1.5~3.5)よりかなり低いですが、まだ分泌されてはいます。

朝はコーヒーとして
昼も夜もスーパー糖質制限食を実践して、空腹時血糖値が、学会目標の、130mg/dl未満が達成できたなら
インスリンなしで経過をみられて良いと思います。


2021/02/26(Fri) 17:34 | URL | ドクター江部 | 【編集
川崎病とBCG
初めてコメントさせていただきます。
今回の新型コロナ感染症の流行の裏で、昨年から川崎病様の症状を発症する例が世界中で多発している事に関して興味深く注目しております。
新型コロナも川崎病も血管の炎症性病変と深く関わりがありそうですが、川崎病に罹患した小児の特徴としてBCG接種部位の腫脹が認められるケースがあります。
約半数に認められるという報告もありますが、この機序に関してはほどんど分かっていません。
今回の新型コロナとBCGの関連も非常に興味深いところではありますが、川崎病様の症例が多数報告されたこともBCGとの関連が気になるところです。
2021/03/18(Thu) 16:37 | URL | ひーわん | 【編集
Re: 川崎病とBCG


ひーわん さん

「川崎病に罹患した小児の特徴としてBCG接種部位の腫脹が認められるケースがあります。」

これは知りませんでした。
勉強になります。
ありがとうございます。

欧米に多い新型コロナに罹患した小児の川崎病様の症例は、「小児多系統炎症性症候群」と呼ばれています。
欧米ではBCGを接種しない国がほとんどなので、関連はわからないと思います。
2021/03/18(Thu) 19:24 | URL | ドクター江部 | 【編集
単なる感想ですみません
こちらにも投稿すみません
ひょっとすると川崎病様症状にも高血糖が関わっているような気がしてきました
2021/03/18(Thu) 19:34 | URL | プーさん | 【編集
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