2021年02月07日 (日)
こんばんは。
ハムスターの研究ではありますが、
新型コロナウイルスに感染すると、ウイルスの量が少なくても、
においを感知する鼻の奥の組織「嗅上皮(きゅうじょうひ)」がはがれ落ちることが、
東大などのチームで、確認されました。
感染21日後には大部分は正常に戻りましたが、
元の厚さに戻らない部分もあったといいます。
インフルエンザは、自然に治っていくことがほとんどです。
インフルエンザ感染単独では後遺症がみられることは、
ほとんどないと思います。
まれですが、インフルエンザの合併症である
「インフルエンザ脳症」「肺炎」「心筋炎」「筋炎」などでは、
後遺症が残ることがあります。
一方、新型コロナ感染症では、
軽症や若い人でも、結構後遺症が残ることがあり、
そこがインフルエンザと大きく違うところと思います。
2021年1月、ランセットに
中国の約1700例の新型コロナウイルス感染症の後遺症について報告されました。
解析対象は、COVID-19と確定診断されて武漢市の病院に入院し、
2020年1月7日~5月29日に退院した患者1,733例で、
年齢中央値は57.0歳で男性が52%でした。
嗅覚障害は、11%でした。
<中国における後遺症の症状>
倦怠感:63%
睡眠障害:26%
脱毛:22%
嗅覚障害:11%
動悸:9%
関節痛:9%
食欲不振:8%
味覚障害:7%
中国では、嗅覚障害は11%ですが、日本ではもう少し多いように思います。
倦怠感や脱毛などの後遺症は、日本のほうがかなり顕著です。
新型コロナの後遺症は、若者や軽症でもかなりの頻度で出現するので、
若いからといって、油断は禁物です。
会食やカラオケなど複数人数でマスクなしで声を出すことを避け、
トイレでの手洗いと消毒を徹底して
感染を予防するのが一番です。
江部康二
☆☆☆
以下の青字の記載は毎日新聞記事の要約です。
『https://mainichi.jp/articles/20210206/ddm/012/040/075000c
新型コロナ 少量のウイルスでも、におい感知組織薄く
東大など研究チーム発表
毎日新聞2021年2月6日 東京朝刊
新型コロナウイルスに感染すると、ウイルスの量が少なくても、
においを感知する鼻の奥の組織「嗅上皮(きゅうじょうひ)」がはがれ落ちることを動物実験で確かめたと、
東京大などの研究チームが米国化学会の専門誌で発表した。
嗅覚障害の病態解明や治療法開発などにつながる成果として期待される。
インフルエンザなどのウイルスに感染し、嗅上皮に炎症が起こると、嗅上皮の表皮が一度はがれ落ちて薄くなり、
一定期間経過すると正常な厚さに戻る。
重症の場合は元に戻らないこともある。
チームは、ヒトと同じように新型コロナに感染するハムスター計40匹を使って実験。
人為的に鼻から感染させると、ウイルスがごく少量でも感染3日後までに嗅上皮の表皮がはがれ落ちて薄くなり、
嗅覚障害が起きるような状態になった。
感染21日後には大部分は正常に戻ったが、元の厚さに戻らない部分もあったという。
嗅覚障害は、新型コロナの初期症状の一つ。別のチームの最近の研究で、発症から約2カ月がたち、
PCR検査で陰性と確認された人の18~45%で、嗅覚障害が残ることが分かってきたという。
チームの山岨(やまそば)達也・東大教授(耳鼻咽喉(いんこう)科)は
「新型コロナ感染症自体は軽症で済んだとしても、嗅覚障害については後遺症も起こりうる。
軽く見ずに、一般的なウイルス性嗅覚障害で推奨されている漢方薬による治療や、
においを嗅ぐ訓練などをすることが重要だ」
と話す。【信田真由美】』
ハムスターの研究ではありますが、
新型コロナウイルスに感染すると、ウイルスの量が少なくても、
においを感知する鼻の奥の組織「嗅上皮(きゅうじょうひ)」がはがれ落ちることが、
東大などのチームで、確認されました。
感染21日後には大部分は正常に戻りましたが、
元の厚さに戻らない部分もあったといいます。
インフルエンザは、自然に治っていくことがほとんどです。
インフルエンザ感染単独では後遺症がみられることは、
ほとんどないと思います。
まれですが、インフルエンザの合併症である
「インフルエンザ脳症」「肺炎」「心筋炎」「筋炎」などでは、
後遺症が残ることがあります。
一方、新型コロナ感染症では、
軽症や若い人でも、結構後遺症が残ることがあり、
そこがインフルエンザと大きく違うところと思います。
2021年1月、ランセットに
中国の約1700例の新型コロナウイルス感染症の後遺症について報告されました。
解析対象は、COVID-19と確定診断されて武漢市の病院に入院し、
2020年1月7日~5月29日に退院した患者1,733例で、
年齢中央値は57.0歳で男性が52%でした。
嗅覚障害は、11%でした。
<中国における後遺症の症状>
倦怠感:63%
睡眠障害:26%
脱毛:22%
嗅覚障害:11%
動悸:9%
関節痛:9%
食欲不振:8%
味覚障害:7%
中国では、嗅覚障害は11%ですが、日本ではもう少し多いように思います。
倦怠感や脱毛などの後遺症は、日本のほうがかなり顕著です。
新型コロナの後遺症は、若者や軽症でもかなりの頻度で出現するので、
若いからといって、油断は禁物です。
会食やカラオケなど複数人数でマスクなしで声を出すことを避け、
トイレでの手洗いと消毒を徹底して
感染を予防するのが一番です。
江部康二
☆☆☆
以下の青字の記載は毎日新聞記事の要約です。
『https://mainichi.jp/articles/20210206/ddm/012/040/075000c
新型コロナ 少量のウイルスでも、におい感知組織薄く
東大など研究チーム発表
毎日新聞2021年2月6日 東京朝刊
新型コロナウイルスに感染すると、ウイルスの量が少なくても、
においを感知する鼻の奥の組織「嗅上皮(きゅうじょうひ)」がはがれ落ちることを動物実験で確かめたと、
東京大などの研究チームが米国化学会の専門誌で発表した。
嗅覚障害の病態解明や治療法開発などにつながる成果として期待される。
インフルエンザなどのウイルスに感染し、嗅上皮に炎症が起こると、嗅上皮の表皮が一度はがれ落ちて薄くなり、
一定期間経過すると正常な厚さに戻る。
重症の場合は元に戻らないこともある。
チームは、ヒトと同じように新型コロナに感染するハムスター計40匹を使って実験。
人為的に鼻から感染させると、ウイルスがごく少量でも感染3日後までに嗅上皮の表皮がはがれ落ちて薄くなり、
嗅覚障害が起きるような状態になった。
感染21日後には大部分は正常に戻ったが、元の厚さに戻らない部分もあったという。
嗅覚障害は、新型コロナの初期症状の一つ。別のチームの最近の研究で、発症から約2カ月がたち、
PCR検査で陰性と確認された人の18~45%で、嗅覚障害が残ることが分かってきたという。
チームの山岨(やまそば)達也・東大教授(耳鼻咽喉(いんこう)科)は
「新型コロナ感染症自体は軽症で済んだとしても、嗅覚障害については後遺症も起こりうる。
軽く見ずに、一般的なウイルス性嗅覚障害で推奨されている漢方薬による治療や、
においを嗅ぐ訓練などをすることが重要だ」
と話す。【信田真由美】』
副作用も少なく、安全みたいですね
斜体の文1月24日までに行われた約740万回の接種で副反応が疑われた症状は2万2820件あり、1千回におよそ3件。アナフィラキシーなど深刻なアレルギー反応は114件で、10万回に1~2件の割合だったと明らかにした。
英国の医薬品・医療製品規制庁(MHRA)は副反応が疑われる症状の多くは一時的な腕の痛みや疲労感など軽いもので、「ワクチンの安全性は高く、メリットはリスクを上回る」と結論づけた。
ワクチン副反応、英国で0.3%報告 接種740万回で
https://news.yahoo.co.jp/articles/4cd469b9795229b8fbfed051615cc946d6b50756
斜体の文1月24日までに行われた約740万回の接種で副反応が疑われた症状は2万2820件あり、1千回におよそ3件。アナフィラキシーなど深刻なアレルギー反応は114件で、10万回に1~2件の割合だったと明らかにした。
英国の医薬品・医療製品規制庁(MHRA)は副反応が疑われる症状の多くは一時的な腕の痛みや疲労感など軽いもので、「ワクチンの安全性は高く、メリットはリスクを上回る」と結論づけた。
ワクチン副反応、英国で0.3%報告 接種740万回で
https://news.yahoo.co.jp/articles/4cd469b9795229b8fbfed051615cc946d6b50756
2021/02/07(Sun) 20:52 | URL | 久堀 | 【編集】
ワクチン接種後に高齢者が死亡した例などが伝えられていますが、これは、ワクチンとの因果関係が不明とされ、自然死として扱われているようです。
しかし、普通の感覚で考えるとワクチン接種とは関係なく死亡するような状態の人にワクチンを摂取するのでしょうか。
事前に健康状態の問診などはないのでしょうか。
さらには、なぜハイリスクな人(高齢者や持病のある人)からに優先的にワクチンを摂取する計画になっているのでしょうか。
自然免疫と言う考え方がが論理的で科学的ならハイリスクな人に摂取するのではなく、例えば高齢者に感染させているとさんざん言われている若者を優先すべきじゃないでしょうか。
しかし、普通の感覚で考えるとワクチン接種とは関係なく死亡するような状態の人にワクチンを摂取するのでしょうか。
事前に健康状態の問診などはないのでしょうか。
さらには、なぜハイリスクな人(高齢者や持病のある人)からに優先的にワクチンを摂取する計画になっているのでしょうか。
自然免疫と言う考え方がが論理的で科学的ならハイリスクな人に摂取するのではなく、例えば高齢者に感染させているとさんざん言われている若者を優先すべきじゃないでしょうか。
2021/02/08(Mon) 07:07 | URL | 西村 典彦 | 【編集】
西村 典彦 さん
①
ノルウェイでは、
新型コロナに感染したら重症化するリスクが高い高齢者に、
先に開始したようです。
②
また、新型コロナワクチンを接種しても、
新型コロナウイルスに感染はします。
感染しても発症しない可能性はあります。
感染しても重症化しない可能性は高いです。
そして、ワクチンをしていても新型コロナに感染したら
他人に感染させる可能性は、普通にあります。
①
ノルウェイでは、
新型コロナに感染したら重症化するリスクが高い高齢者に、
先に開始したようです。
②
また、新型コロナワクチンを接種しても、
新型コロナウイルスに感染はします。
感染しても発症しない可能性はあります。
感染しても重症化しない可能性は高いです。
そして、ワクチンをしていても新型コロナに感染したら
他人に感染させる可能性は、普通にあります。
2021/02/08(Mon) 14:45 | URL | ドクター江部 | 【編集】
現在、父は77歳です。40代から糖尿病になり、薬に頼って生活しており、今はオゼンピックを週2回打っています。
数年前に腰の骨を痛め、大好きなゴルフが出来なくなってからというもの、あっという間に歩行もゆっくりで年齢以上に老いを感じてしまうくらいになりました。骨も実年齢よりも脆く、そのための注射も打ち始めました。
そして昨年末に外で転倒し、普段の生活も母にすべてをやってもらって全く動かなくなり、急激に痩せて、色々なことに対して意欲がありません。
そんな父に江部先生の糖質制限の本を渡して気をつけるように数年前から言っていたのですが、グルメ好きな父で、食事管理ができずに今に至ります。
母は兵庫県加古川市にある病院のように、入院して色々と指導してくださる病院を探しているのですが、兵庫県では遠すぎるし、北海道内(北海道在住です)にないかと探しています。
江部先生の推薦するような病院は、道内にはないでしょうか。
お忙しい中長々とコメントしてしまい、申し訳ありません。
数年前に腰の骨を痛め、大好きなゴルフが出来なくなってからというもの、あっという間に歩行もゆっくりで年齢以上に老いを感じてしまうくらいになりました。骨も実年齢よりも脆く、そのための注射も打ち始めました。
そして昨年末に外で転倒し、普段の生活も母にすべてをやってもらって全く動かなくなり、急激に痩せて、色々なことに対して意欲がありません。
そんな父に江部先生の糖質制限の本を渡して気をつけるように数年前から言っていたのですが、グルメ好きな父で、食事管理ができずに今に至ります。
母は兵庫県加古川市にある病院のように、入院して色々と指導してくださる病院を探しているのですが、兵庫県では遠すぎるし、北海道内(北海道在住です)にないかと探しています。
江部先生の推薦するような病院は、道内にはないでしょうか。
お忙しい中長々とコメントしてしまい、申し訳ありません。
まめこ さん
日本糖質制限医療推進協会
提携医療機関
https://www.toushitsuseigen.or.jp/med-institution
をご参照頂ければ、幸いです。
北海道の医療機関もあります。
まずは、電話で相談してみてください。
日本糖質制限医療推進協会
提携医療機関
https://www.toushitsuseigen.or.jp/med-institution
をご参照頂ければ、幸いです。
北海道の医療機関もあります。
まずは、電話で相談してみてください。
2021/02/08(Mon) 17:50 | URL | ドクター江部 | 【編集】
都内河北 鈴木です。
まめ子さの江部先生への相談ですが、正解だなと考えます!!
私は、『日本糖尿病学会』に、病院、担当医に、21年通院して、
2005年転院時より、
【『江部先生『糖質制限理論』(2005年発表)】を、
『隠蔽』され、
『悪化一途で、殺されかけた』のです!!
しかし実践翌日に感じた江部先生『糖質制限理論』効果で、
『血糖値・半減」して、インスリン増量3年半余りが、
3ヵ月足らずでインスリン自主離脱して
『生還、』できました現実です!!
以降現在9年目までに後遺症『眼、脳梗塞、』が、
『覚醒、4度の再覚醒、』している現実があります!!
まめこさんも父親だけでなく自身の為にも、
<<『糖質・害毒』を、可能な限り排除した健康への食生活をしてみる事だと
考えます!!>>
<<私の9年目現在は、益々体調・改善している事を、
御伝えしときます!!>>
<<可能性ある事は、実践あるのみだと、御伝えしときます!!>>
江部先生には、『生還、覚醒、4度の再覚醒、』している事には、
感謝尽きません!!
敬具
まめ子さの江部先生への相談ですが、正解だなと考えます!!
私は、『日本糖尿病学会』に、病院、担当医に、21年通院して、
2005年転院時より、
【『江部先生『糖質制限理論』(2005年発表)】を、
『隠蔽』され、
『悪化一途で、殺されかけた』のです!!
しかし実践翌日に感じた江部先生『糖質制限理論』効果で、
『血糖値・半減」して、インスリン増量3年半余りが、
3ヵ月足らずでインスリン自主離脱して
『生還、』できました現実です!!
以降現在9年目までに後遺症『眼、脳梗塞、』が、
『覚醒、4度の再覚醒、』している現実があります!!
まめこさんも父親だけでなく自身の為にも、
<<『糖質・害毒』を、可能な限り排除した健康への食生活をしてみる事だと
考えます!!>>
<<私の9年目現在は、益々体調・改善している事を、
御伝えしときます!!>>
<<可能性ある事は、実践あるのみだと、御伝えしときます!!>>
江部先生には、『生還、覚醒、4度の再覚醒、』している事には、
感謝尽きません!!
敬具
2021/02/08(Mon) 21:21 | URL | 都内河北 鈴木 | 【編集】
江部先生、お忙しい中ありがとうございます。
北海道の病院に連絡してみたいと思います。
北海道の病院に連絡してみたいと思います。
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