2007年05月10日 (木)
こんばんは、江部康二です。
今朝は高雄病院の早朝会議なるものがありまして、ブログを更新する暇がありませんでしたので帰宅後書いてます。
さて、これまで何度も書いてきておりますが、血糖値を上昇させるのは基本的に糖質です。糖質は摂取後15分~90分で100%血糖に変わります。蛋白質は3時間前後で50%が血糖に変わります。脂質は数時間~12時間で10%未満が血糖に変わります。
日本では、なぜかあまり一般的な知識ではないのですが、このことは、生理学の教科書に載っている厳然たる事実であり、米国では、糖尿病患者さん用のパンフレットに図入りで載せています。
特に、グルコーススパイクと言われる食後の急激な血糖値の上昇は、糖質摂取でしか起こりません。即ち、タンパク質や脂質を摂取してもグルコーススパイクは生じません。
現在、糖尿病で最も問題とされているのは、食後高血糖です。食後高血糖が血管の動脈硬化を起こし、将来の心筋梗塞や脳梗塞のリスクを増やすということは、世界中の糖尿病専門医の共通認識です。
それで、食後高血糖を防ぐためにいろんな薬が開発され、糖尿患者さんに処方されるようになりました。しかし、「糖質60%、脂質20%、タンパク質20%」の“従来の糖尿病食”は100%食後高血糖を発生させてしまいます。
「食後高血糖をわざわざ起こさせてその後薬を飲ませる」というのは、どう考えても変です。糖尿人としても医師としても、如何なものかと言わざるを得ません。
そして、薬に頼ることなく食後高血糖を防ぐのは、食事療法の中で唯一 『糖質制限食』なのです。
今朝は高雄病院の早朝会議なるものがありまして、ブログを更新する暇がありませんでしたので帰宅後書いてます。
さて、これまで何度も書いてきておりますが、血糖値を上昇させるのは基本的に糖質です。糖質は摂取後15分~90分で100%血糖に変わります。蛋白質は3時間前後で50%が血糖に変わります。脂質は数時間~12時間で10%未満が血糖に変わります。
日本では、なぜかあまり一般的な知識ではないのですが、このことは、生理学の教科書に載っている厳然たる事実であり、米国では、糖尿病患者さん用のパンフレットに図入りで載せています。
特に、グルコーススパイクと言われる食後の急激な血糖値の上昇は、糖質摂取でしか起こりません。即ち、タンパク質や脂質を摂取してもグルコーススパイクは生じません。
現在、糖尿病で最も問題とされているのは、食後高血糖です。食後高血糖が血管の動脈硬化を起こし、将来の心筋梗塞や脳梗塞のリスクを増やすということは、世界中の糖尿病専門医の共通認識です。
それで、食後高血糖を防ぐためにいろんな薬が開発され、糖尿患者さんに処方されるようになりました。しかし、「糖質60%、脂質20%、タンパク質20%」の“従来の糖尿病食”は100%食後高血糖を発生させてしまいます。
「食後高血糖をわざわざ起こさせてその後薬を飲ませる」というのは、どう考えても変です。糖尿人としても医師としても、如何なものかと言わざるを得ません。
そして、薬に頼ることなく食後高血糖を防ぐのは、食事療法の中で唯一 『糖質制限食』なのです。
○○徳榮さん。
今既に存在している、神経障害は完全に消えることは困難です。
しかし今後の神経障害の進行を食い止めることはできると思います。
新潟でしたら[ラサ内科皮膚科クリニック] で糖質制限食や冷えの漢方の相談をされたら
よいと存じます。
[ラサ内科皮膚科クリニック]
住所 新潟県新潟市中央区南笹口1丁目1-30 地図を見る
電話番号 025-247-3811
今既に存在している、神経障害は完全に消えることは困難です。
しかし今後の神経障害の進行を食い止めることはできると思います。
新潟でしたら[ラサ内科皮膚科クリニック] で糖質制限食や冷えの漢方の相談をされたら
よいと存じます。
[ラサ内科皮膚科クリニック]
住所 新潟県新潟市中央区南笹口1丁目1-30 地図を見る
電話番号 025-247-3811
2009/07/22(Wed) 14:02 | URL | 江部康二 | 【編集】
ibaragi mayuri さん。
1型の場合、一生インスリン注射はいると思います。
糖質制限食を実践すれば、インスリンの量が1/3以下に減ります。
インスリンは人体に絶対に必要ですが、少なくてすむほど体にやさしいです。
1型の場合、一生インスリン注射はいると思います。
糖質制限食を実践すれば、インスリンの量が1/3以下に減ります。
インスリンは人体に絶対に必要ですが、少なくてすむほど体にやさしいです。
2011/05/14(Sat) 16:22 | URL | ドクター江部 | 【編集】
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