fc2ブログ
新型コロナ 変異種、英で9月初確認 今月拡大  重症化高い証拠なく
こんにちは。
今朝の毎日新聞朝刊に、
新型コロナ 変異種、英で9月初確認 今月拡大 
重症化高い証拠なく

https://mainichi.jp/articles/20201222/ddm/007/040/099000c

という記事が掲載されました。
変異前の新型コロナウィルスに比べると、
感染力が7割くらい強まっているので厄介です。
重症化リスクが高いということではないようですが、
感染力が強まるのは困りものです。

感染者が増えれば、高齢者や持病を持っている人の感染も増えます。
高齢者や持病を持っている人は、重症化率や死亡率も高いのです。

国立国際医療研究センターは
2020年5月31日までに登録された2638人を対象として、
入院後の重症化因子や死亡因子について解析しています。
その結果、

(1)腎機能障害、肝機能、肥満、高脂血症、高血圧、糖尿病を有する症例は、
  入院後に重症化する割合が高い傾向にある。
(2)心疾患、慢性肺疾患、脳血管障害、腎機能障害を有する症例は、
  死亡する割合が高い傾向にある。
(3)重症化因子と死亡因子は異なる可能性がある。


と報告しています。
重症化因子と死亡因子は異なる可能性があるというのは、
やや意外でした。
当然重症化しやすい人は死亡しやすいと考えていましたが、
ことはそう単純ではないようです。

腎機能障害は、両者に共通しています。
死亡がもっともこわいわけですが、
結局、心・肺・脳・腎に障害があると死亡リスクとなります。
肝障害は重症化因子となっていますが、死亡因子には入っていません。

また肥満、高脂血症、高血圧、糖尿病は重症化因子には入っていますが
死亡因子には入っていないのは、やや救いと言えるでしょうか。


江部康二


☆☆☆
以下の青字の記載は毎日新聞の要約です。

https://mainichi.jp/articles/20201222/ddm/007/040/099000c

新型コロナ 変異種、英で9月初確認 今月拡大 
重症化高い証拠なく

毎日新聞2020年12月22日 東京朝刊

 英国で感染拡大が明らかになった新型コロナウイルスの変異種について、
英政府などが分析を急いでいる。
「古い種よりも最大で7割、伝染力が強まっている可能性」
(ジョンソン英首相)があるが、
現段階で重症化するリスクが高いとの証拠もなく、不明な点は多い。
日本の専門家は、感染対策の一層の引き締めを訴えている。
 変異種は、9月にロンドンやイングランド南東部ケント州で
最初に発生が確認された。
11月中旬にはロンドンで確認された新たな感染者のうち
28%が変異種によるものだったが、12月第2週には62%を占めた。
 変異種の感染拡大のペースは速く、
ジョンソン首相は19日の記者会見で警戒を促した。
 これまでのところ1人の感染者が他人にうつす平均人数を表す
「実効再生産数」(R)を0・4引き上げるとみられている。
Rは1を上回ると感染が拡大し、下回ると縮小へと転じる。
 英紙フィナンシャル・タイムズによると、公衆衛生学の専門家、
英イーストアングリア大のポール・ハンター教授は
「Rを0・4も増加させるというのは極めて悪いニュースだ」と述べ、
ロックダウン(都市封鎖)だけでは
Rを1以下にするのが難しくなる可能性を指摘した。
 感染力が強い一方で、重症化率が高くなることを示したり、
ワクチンの効果が薄くなることを示したりする証拠はないという。
 AFP通信によると、ドイツのシュパーン保健相は20日、
変異種がワクチンに及ぼす影響について「何もない」と述べ、
ワクチンが変異種に対しても有効だとの見方を示した。
英国などで接種が始まった米製薬大手ファイザーのワクチンについて
言及したとみられる。【ロンドン服部正法】
コメント
『未知のウイルス』だなと、考えます!!
都内河北 鈴木です。

本日記事から、私はそれなりの予防をして、
江部先生『糖質制限理論』食生活をしていれば、
今年発見の『新型ウイルス感染は、皆無だなと考えます!!』

9年以前の21年間の『糖尿病・重症化』していた時ならば、
問題は違いますが!!!

「日本医療界」の糖尿病専門組織「日本糖尿病学会」は、
時代進化対応していないと、常々考えていますが、
時間経過と共に益々考えます!!

『薬』投与は、緊急時なら別ですが、何の病態で有れ、
『即日改善目指すなら』、
私の江部先生『糖質制限理論』食生活・実践での、
『生還、覚醒、4度の再覚醒、』が証明の様に、
何故、理解不能な『日本糖尿病学会』なのかなの、どう考えれば良いのか、
疑問満載です!!

現在通院の内科医も、江部先生『糖質制限理論』を肯定していますが、
病院自体は「カロリ~制限理論」信奉しています!!!

こんな現状の「日本医療界」では、
時代進化の『新型コロナウイルス』には、対応は難しかなと考えます!!

要は、【江部先生『糖質制限理論』(2005年発表)】は、
『糖尿病』だけでなく、あらゆる病態・改善に
適応しているかなと、考えます!!

<<江部先生『糖質制限理論』は、
  人類本来の食生活・理論だと明言します!!>>

江部先生には、『生還、覚醒、4度の再覚醒、』している現状から、
以上の事を考えます!!
感謝尽きません!!
ありがとうございます。
敬具

2020/12/22(Tue) 19:55 | URL | 都内河北 鈴木 | 【編集
イギリスで変異型が流行っているとのこと。
これは、ウイルス学観点からみれば良い兆候だと思います。
流行りやすい変異型は弱毒化が進んでいると考えるのが普通です。
変異型はいつでも生じます。どのウイルス変異型が一番流行るかですが、感染してもその人が元気で、ウイルスを垂れ流す(拡散する)ことができる変異型が優勢(ドミナント)になります。

強毒化していたら、そりゃ流行りませんよ。
宿主がバタバタ亡くなっていったら、そこで拡散が止まってウイルスは生き延びられないわけですので。

感染症学の先生方は、ウイルス学をご存知ではないのでしょうか。
2020/12/23(Wed) 16:33 | URL |  | 【編集
Re: タイトルなし
1年、2年、3年単位で考慮すれば、
ご指摘通りに、弱毒化していく可能性が高いと思います。

一方、現時点で感染力が7割増強しているのですが、強毒化も弱毒化もまだないと思います。
従って、感染する人数が増えていけば、高齢者や持病のある方々は、
重症化するし死亡率も今と同様くらいあると思われ、結果として
重症者数と死亡者数は増えると思われます。

やはり感染力増強というのは、現時点では厄介と思います。
2020/12/24(Thu) 17:18 | URL | ドクター江部 | 【編集
署名を募集中のようです
http://www.werise.tokyo
新型のコロナ感染症予防対策についての共同宣言

厚生労働省は、自粛の必要性について、その科学的根拠を示すべきである。 また、新型コロナウイルスの存在を示す根拠となる科学論文を示すべきである。
2020/12/25(Fri) 12:54 | URL | 匿名 | 【編集
Re: 署名を募集中のようです
匿名 さん

いろんな考え方がありますね。
多様性があるのは良いことと思います。
2020/12/25(Fri) 16:37 | URL | ドクター江部 | 【編集
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可