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コロナ対策で「接触感染」「飛沫感染」「空気感染」タイプ感染症が激減。

こんばんは。
ヤフーニュースに
https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20201025-00204624/
コロナ禍で減っている感染症と変わらない感染症 
その要因を感染症専門医が考察

という、興味深い記事が掲載されました。

2020年10月10日(土)の本ブログで、
『ウィルス間干渉、新型コロナウィルスVSインフルエンザウィルス。第三考』
と題しての記事を掲載しました。
この時は、インフルエンザの激減は、ウィルス間干渉が大きな要因と思っていました。

しかし、私の良きアドバイザーである、きよすクリニックの伊藤喜亮先生から、
『インフルエンザウィルス感染だけではなく
マイコプラズマ、溶連菌感染症、感染性胃腸炎(ノロだけとは限らず、カンピロバクター、サルモネラ、病原大腸菌などの報告も多い)など、細菌感染症も激減している。』

とのご指摘を頂きました。

上記2020/10/25(日)のヤフーニュースのことも、ご教示頂きました。
伊藤先生、いつもありがとうございます。

結局、新型コロナ予防対策の、マスク着用、手洗い、三密を避けるなどが、
「接触感染」「飛沫感染」「空気感染」 タイプのウィルス感染症・細菌感染症を共に激減させたことは、間違いないようです。
マスク着用、手洗い、三密を避けるなどの基本的な対策が、ほとんどの細菌感染症・ウィルス感染症予防に
非常に役に立つということが証明されたと言えます。

性感染症とダニ感染症は不変です。
性感染症は、密接ですし、マスクもなしです。
ダニは、主にマダニに咬まれて発症します。
マダニは、山や畑や田んぼのあぜ道などにいますので露出部が少ないように服装に注意が必要です。。


江部康二


以下は、記事の要約です。
国立国際医療研究センター 国際感染症センター
感染症専門医
忽那賢志医師のお話です。

感染症の感染経路は主に3つで
「接触感染」「飛沫感染」「空気感染」に大別されます。
コロナは「接触感染」と「飛沫感染」が主要な感染経路です。
コロナの流行以降、手洗いやマスク着用などの感染対策が行われてきました。
これにより、他の接触感染で広がる感染症や飛沫感染で広がる感染症にも効果が期待されます。

飛沫感染で広がる感染症は激減している
その結果、飛沫感染で広がる感染症は激減しました。
マイコプラズマ肺炎、RSウイルス感染症、A群溶連菌性咽頭炎といった飛沫感染する感染症は軒並み激減しています。
麻しん・風しん・おたふく・水ぼうそうも減少
麻しん・風しん・おたふく・水ぼうそうも激減しています。
麻しんと水ぼうそうは空気感染
風しんとおたふくは飛沫感染で広がる感染症です。
飛沫感染タイプだけでなく、空気感染タイプの激減です。
接触感染で広がる感染性腸炎も減少
ノロウイルス感染症などの、
触ったものから広がる(接触感染)感染症も激減です。
感染性胃腸炎はノロウイルス、ロタウイルスなどのウイルスが多くを占めますが、感染性胃腸炎についても、例年と比べて報告数が激減しています。
これもコロナに対する感染対策が効果を上げている可能性が考えられます。

性感染症は変わらない
コロナ禍でも減っていない感染症もあります。
淋菌感染症、性器クラミジア、尖圭コンジローマ、性器ヘルペスなどの性感染症は例年と同等の報告数です。
一方で、梅毒とHIV感染症が減少しているのは、保健所やクリニックでのスクリーニング検査数が減少していることによるものかもしれません。
保健所ではこれまで梅毒やHIV感染症などの検査を無料で行っていましたが、コロナ関連の業務に圧迫されこうした性感染症対策が一時的に休止を余儀なくされている保健所もあるようです。

輸入感染症は激減している
入国制限などにより国を跨いだ人の移動が大きく減っており、4月から8月まで5ヶ月連続で前年比99%減となっています。
その影響で、海外から持ち込まれる感染症も激減しています。
代表的な輸入感染症であるマラリア、デング熱が激減しています。

ダニ媒介感染症は変わらず
日本国内にはダニに刺されることで感染する感染症が存在します。
代表的なものとして、日本紅斑熱、ツツガムシ病、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)などがあります。
これらのダニ媒介感染症は減少していません。
コロナ禍での感染症疫学の変化をどう捉えるか
呼吸器感染症や感染性胃腸炎など飛沫感染、接触感染によって広がる感染症は、コロナへの感染対策によって減少したと考えられます。
人々の行動が変わることでこれだけ感染症の流行に変化があることは驚くべき事実です。
一方で、減らなかった感染症については、減少のためには別のアプローチが必要ということになります。
こうしたコロナ禍における感染症の疫学の変化は、コロナ禍が終わった後の感染症対策に活かすことが期待されます。
コメント
脳について(標題のコメントでなくてすみません)
大変お世話になっております。

さて、脳がブドウ糖を優先的にエネルギーとしている点の原因が解明されておらず(・・・おそらく)、そういう観点から脳のためにはブドウ糖摂取が必要という間違った認識が未だに蔓延しています(糖新生が知られていないこともその要因でしょうが)。

このため色々と調べ考えてみましたが、脳がブドウ糖を好むという性質は真核生物における胚葉の進化の歴史に由来しているのでは、とハタと思いつきました。(既に知られている事実かもしれませんが)

外胚葉だけの生物までの時点でブドウ糖によるエネルギーシステムが確立し、その後中胚葉を持つまでに至るまでの進化の歴史の中で、ケトン体による新しい効率的なエネルギーシステムが確立したと考えると、外胚葉由来である脳や目の一部などがブドウ糖を優先的にエネルギーを使い、一方、新しくできた中胚葉由来である心臓、骨格筋等がケトン体を優先的にエネルギーにする組織となったのではと考えます。

心臓は中胚葉で常にケトン体からエネルギーを得ているため、休むことなく動き続けます(仮にブドウ糖を優先的に使うシステムであれば、エネルギーシステムの切り替えがうまくいかない場合大変なことになってしまうでしょう)が、外胚葉由来組織(脳や目など)はブドウ糖を優先的に活用するため、睡眠を取ることになったり、目を閉じて目を休ませるようになったのではないかと思います。

なお、中胚葉由来である赤血球ですが、ここは解明されているのか分かりませんが、その性質上、自分でケトン体をエネルギーとすると他器官にエネルギーを回せなくなるので、赤血球そのものと赤血球がブドウ糖しかエネルギーにできないシステムはセットで誕生したのだと思います。

「脳は太れない」という当たり前のことも再確認しました。

脳容量はある時期に固定しますので、脳が中性脂肪をつけて太ったり逆に痩せたりしては大変です。

脳の乾燥重量の65%は脂質だそうですが、脳細胞がどんどん入れ変わっていく中で、材料となる新しい脂質等を取り込みつつ、さらに必要なエネルギーも必要十分の量しか取り込まないという絶妙な組織となっているものと思います。

材料となる新しい脂質等が必要だから、脳はブドウ糖を好んで(しょうがなく?)エネルギーとしている(なのでケトン体を優先的に使うシステムに切り替わらなかった)という解釈もできるかと思います。

外胚葉由来組織は中性脂肪を取り込まないということなのでしょう。

逆に太るのは中胚葉(と内胚葉も?)由来組織ですね。上記のことと裏返しで、セットで府に落ちました。
2020/10/29(Thu) 18:38 | URL | プーさん | 【編集
時代進化の更なる予防・知識ですね!!
都内河北 鈴木です。

本日記事は、時代進化コロナウイルスの予防のゆがみからの
良い予防対策の事例かなと考えます!!

本日のヤフ~ニュ~スで、
『秋の味覚「銀杏」の食べ過ぎで食中毒も?
 日本中毒情報センタ~が注意喚起』

10,29、(木) 17:31配信  FNNプライムオンライン

会席調理師として季節食材として扱ってきました『銀杏』ですが、
『人体に危険ならば、食べるべきでない食材だと解明されたのです!!』
私は、一切食べません!!!
当然至極です!!!

<<食べて有益性皆無の食材を、食べる意味無いからです!!>>

現在迄一般的には季節ものとして食べるでしょうが、
勢いが付くなどとして、塩焼き、茶わん蒸し、等として
食べていたかなと思います!!
<<間違いだったのです!!>>

今までの食材知識も解明・進化して、本日は
『銀杏は食べると危険!!』だと
『日本中毒情報センタ~が注意喚起』などの広報を出して、
本日『中毒110番電話サ~ビス番号』を大阪、つくばを列記、
明記している事が、事実だと認識して欲しいかなと、考えます!!

<<私は『銀杏』同様以上の害毒、『糖質』を摂取しすぎて、
  無知の医師の指導、注意喚起・皆無で、殺されかけました!!>>

何故「日本医療界」は、『糖質・害毒』が解明された、
<<2005年発表の江部先生『糖質制限理論』>>を、
  受容し、指導しないのか、疑問でなりません??!!

江部先生『糖質制限理論』を知らずに、7年間『医療情報・隠蔽』され、
「日本糖尿病学会」に21年通院で、悪化一途で殺されかけたのですが、

現在は、江部先生『糖質制限理論』を知って理解把握、実践で、
*近代医療史『脚気・高木兼寛医師』!!
*世界大戦ガダルカナル帰還兵の食生活!!
などの知識から、頷けることばかりで、
実践9年目現在は、『生還、覚醒、4度の再覚醒、』しています!!

『日本公益財団法人・日本中毒情報センタ~』も、
『糖質』の食べ過ぎは、危険だと注意・喚起するべきかなと、考えます!!!

江部先生には、『生還、覚醒、4度の再覚醒、』している事に、
感謝尽きません!!
ありがとうございます。
敬具


2020/10/29(Thu) 19:44 | URL | 都内河北 鈴木 | 【編集
追伸
妊娠糖尿病などもクリアカットです。

胎盤組織は外肺葉由来だと思いますので脂肪酸ーケトン体エネルギーが主になるはずです。

胎児の成長のため絶えず大量の栄養を供給しなければなりませんから。

妊娠期に沢山食べるのは正しいのですが糖質制限かつ脂質たっぷりでないと母体はきついでしょう。

妊娠悪阻の原因は、高糖質低脂質によるものだと断言します。
これも糖質制限理論から導かれます。
2020/10/29(Thu) 20:34 | URL | プーさん | 【編集
追伸
妊娠糖尿病などもクリアカットです。

胎盤組織は外肺葉由来だと思いますので脂肪酸ーケトン体エネルギーが主になるはずです。

胎児の成長のため絶えず大量の栄養を供給しなければなりませんから。

妊娠期に沢山食べるのは正しいのですが糖質制限かつ脂質たっぷりでないと母体はきついでしょう。

妊娠悪阻の原因は、高糖質低脂質によるものだと断言します。
これも糖質制限理論から導かれます。

妊娠期は糖質制限の一択です。
考えているうちに哺乳類の乳に関してもクリアカットな仮説が思い浮かびました。
2020/10/29(Thu) 20:37 | URL | プーさん | 【編集
訂正
訂正です
胎盤は外肺葉ではなくまさに中肺葉ですよね
肝心な点打ちまちがえました
2020/10/29(Thu) 20:49 | URL | プーさん | 【編集
江部先生、こういう話題好きそうですね 笑笑

ついに「糖質ゼロ」がビールで実現! 気になる味は?

https://news.yahoo.co.jp/articles/a98e73255ec632382855f8e1c7059f75e19f0faa
2020/10/29(Thu) 21:57 | URL | 久堀 | 【編集
スーパー糖質制限と筋トレについて
江部先生はじめまして。いつも貴重な情報をありがとうございます。
先生の書籍で糖質制限を知り、スーパー糖質制限を開始して4年目になりました。


先生の過去のブログを記事を読で糖質制限と筋トレについて気になる点があったので質問させてください。


運動とエネルギー源④筋力トレーニング(http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-335.html)

↑こちらの記事に筋トレと糖質制限の相性は良くないといったことが書かれていて気になったのですが、スーパー糖質制限に限っては筋肥大を目的とした高強度な筋トレは健康上よろしくないのでしょうか?
こちらの記事を読んで確かに狩猟採集時代に筋トレのような運動をやってるとは考えられないですし、本来の人間の身体は筋肉を大きくするような運動は不自然なことなのかと思うようになりました。


ただ、強度の高い筋トレをすれば筋肥大が起き、そこで基礎代謝が上がるので健康上のメリットがあると思っていたのですが、これから先スーパー糖質制限やり続けるとしたら筋肥大を起こすようなハードな筋トレはやらずに、ウォーキングのような適度な有酸素運動の方が良いのでしょうか?
2020/10/30(Fri) 01:29 | URL | 光一 | 【編集
Re: 脳について(標題のコメントでなくてすみません)
プーさん


ハーバード大学元教授のジョージ・ケーヒル氏は
脳は、両方あるときは、ブドウ糖より、ケトン体を優先的に利用すると述べています。


『中胚葉由来である赤血球ですが、ここは解明されているのか分かりませんが、
その性質上、自分でケトン体をエネルギーとすると他器官にエネルギーを回せなくなるので、
赤血球そのものと赤血球がブドウ糖しかエネルギーにできないシステムは
セットで誕生したのだと思います。』



プーさんのご指摘通りです。

<赤血球>
  赤血球は人体の細胞で唯一、内部にミトコンドリアを持っていません。
ミトコンドリアは細胞内にあるエネルギー生産装置で、脂肪酸やケトン体をエネルギーに変えることができます。
赤血球は成熟する最終段階でミトコンドリアを含むいくつかの細胞内器官を捨て去り、
乾燥重量の約9割を、酸素を運ぶためのヘモグロビンが占めるという特殊な細胞になります。

もう少し詳しく言うと、子宮の中にいる胎児の血液には、
成熟する前の幼若な赤血球である「赤芽球」がたくさんあります(健康な成人には骨髄の中にしかありません)。
この赤芽球はミトコンドリアを豊富に持っており、その生み出すエネルギーによってヘモグロビンが合成されます。
赤芽球が成熟して赤血球になるにつれて、細胞質はヘモグロビンで満たされていき、
完全に成熟した赤血球ではヘモグロビンの合成は行われません。

こうして、赤血球は酸素運搬に特化した機能を得ることと引き換えに、ブドウ糖しかエネルギー源にできなくなります。 



脂肪組織には、<皮下脂肪、内臓脂肪、異所性脂肪>の三種類があります。

皮下脂肪
内臓脂肪
異所性脂肪:脂肪肝、脂肪膵、筋肉の脂肪、心膜の脂肪⇒これらの異所性脂肪は病的なものです。

脳、眼、耳、鼻、神経など「外胚葉組織」には脂肪は溜まらないようなシステムになっています。
2020/10/30(Fri) 10:56 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: タイトルなし
久堀 さん

糖質ゼロビール、「キリン一番搾り・糖質ゼロ」
結構、美味しいです。
2020/10/30(Fri) 10:58 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: スーパー糖質制限と筋トレについて

光一 さん

運動とエネルギー源④筋力トレーニング
2008年02月12日 (火)
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-335.html


2008年の時点では、糖質制限食は筋トレには向かないと思っていました。
しかし、その後、ボディビルダーの山本義徳さんのサイトをみて勉強させて頂き、
糖質制限食でも筋トレして筋肉量を増やすことが可能とわかりました。

従って、<糖質制限食と筋トレ>は大丈夫です。

以前、豆蔵さんからコメント頂きましたボディビルダー・山本義徳氏の名言が以下です。 
1. ケトーシスは身体に悪い、という医者がいたら、それは無学である。 

2. 脳のエネルギーはブドウ糖だけである、という栄養士がいたら、それは無知である。 
3. ローカーボだと筋肉が落ちやすい、というトレーナーがいたら、それは無能である。 
http://ameblo.jp/doronjo7/entry-11599159896.html2013-08-24  


ボディビルダー・山本義徳氏 、素晴らしいです。 

なお、有酸素運動(ウォーキング)も無酸素運動(筋トレなど)も共に、有用と思います。
私は筋トレは苦手なので<インターバル速歩><ながらジョギング>などで、
「有酸素運動」と「筋肉量の維持とほんの少し向上」を目指しています。
2020/10/30(Fri) 11:04 | URL | ドクター江部 | 【編集
返信ありがとうございます^^
糖質制限で筋肥大は可能なのですね。
山本さんのYouTubeを拝見しました。ケトジェニック食を薦められてましたね。
健康の面を考えてハードな筋トレを継続するかどうか迷っていたのですがこれからも継続したいと思います。
江部先生、お忙しい中ご回答ありがとうございました!
2020/10/30(Fri) 11:56 | URL | 光一 | 【編集
筋肥大だけでない事は、証明します!!
都内河北 鈴木です。

江部先生『糖質制限理論』は、『筋肥大だけで無い事』は、
医療知識・無知の「日本糖尿病学会」信奉・医師達により、
『悪化一途で殺されかけた私自身の『改善・医療デ~タ』が
 証明だと言えます!!』

糖尿病・21年間の後遺症『眼、脳梗塞、』の
*眼科、『眼底検査の覚醒!!』
*脳神経外科『脳梗塞、4度の再覚醒!!』
この『改善・医療デ~タ』を見れば、
江部先生『糖質制限理論』実践後9年後現在の証明の事実として、
『筋肥大に期待して問題ない!!』と、考えます!!!

<<要は、江部先生『糖質制限理論』理解把握・実践なら、
  外見だけでなく『身体内部の血管が改善すると考えますからです!!>>

私自身66歳176Cm82Kgの身体が、20歳頃の体操、空手、全盛期の
身体になってることが証明かなと考えます!!
<注・脳梗塞の為、運動は不可ですが!!>

江部先生には、『生還、覚醒、4度の再覚醒、』している9年目に生活でき、
マダマダ体調快調に成って生活できる事に、感謝尽きません!!
ありがとうございます。
敬具
2020/10/30(Fri) 16:22 | URL | 都内河北 鈴木 | 【編集
プーさん、江部先生
興味深い考察をありがとうございます。
論点が少しずれますが、参考までに白澤氏著「ボケる食ボケない食」PHP文庫より抜粋させていただきます。

バルセロナ自治大学のK·ハーディ博士らが、「でんぷんの摂取とアミラーゼ遺伝子の進化が脳の発達に大きく関与した」という説を発表している。
「グルコース全体の約25%をヒトの脳が消費している」「原始時代にもいも、種子、果実、ナッツからでんぷんを摂取できた」「火を用いた調理法によりでんぷんを消化しやすくなった」「ヒトのアミラーゼ遺伝子はほかの霊長類よりも多い(だ液に含まれるアミラーゼの量が多い)」ことに注目し、脳が進化できたのは、でんぷんに依存していたからだと推察している。
(抜粋終わり)

なお、白澤氏は糖質制限食を推奨しておられますが。
2020/10/30(Fri) 16:45 | URL | K | 【編集
Re: タイトルなし
k さん

そのような仮説もあるということですね。
しかしながら、必須アミノ酸、必須脂肪酸はありますが、必須糖質はありません。
そもそも、人類のご先祖は、飢餓との戦いを生き延びるのに苦労したと思われます。
肝臓や腎臓の糖新生も、赤血球の唯一のエネルギー源であるブドウ糖を、常に(飢餓の時でも)確保するためと思われます。

一般には、肉食で、人類の脳が発達したと考えられています。
以下は、福田一典先生の論考です。

人類は肉食で進化した
http://www.daiwa-pharm.com/info/fukuda/7096/  
「・・・ホモ属(Homo)が現れたのは今から250万年〜200万年前です。
ホモ属は現代の人類(ホモ・サピエンス)と同じ属です。
この頃から人類は石器を道具として利用し、狩猟や肉食獣の食べ残しから得た動物性の食糧が増えてきます。
さらに、160万年前くらいから人類は火を使うようになり、食物を火で加熱することによって栄養の吸収が良くなります。
150万年前に住んでいたホモ・エレクトスは積極的に狩猟を行っていました。
 このように初期人類の食事は植物性食糧由来の糖質が多いものでしたが、
250万年くらい前から動物性食糧が増えるようになり、少なくとも150万年前くらいから農耕が始まる1万年前くらいまでは、
低糖質・高蛋白食であったことになります。
このような食事が人類を進化させました。・・・」
2020/10/30(Fri) 18:46 | URL | ドクター江部 | 【編集
惑わされ無い為には、近代医療史を見て!!!
都内河北 鈴木です。

Kさんの疑惑なのかのコメントに、過去はどうあれ、
時代は、常に進化してる事を考えて下さい!!

本ブログでも、動物に対して『糖質・排除の食生活』が、
健康であると解明されている現在に、
『日本国は、世界1の糖尿病・発症国』だとニュ~スで発表有りましたが、
人類が何故『糖質・食材』を食べて良いかです!!
改善策は??です!!

私は、過去の理論を詮索しても良いが、
近代医療史『脚気・高木兼寛医師』の『栄養素不足』から、更なる進化した、
江部先生『糖質制限理論』2005年発表で、
「日本糖尿病学会」信奉・担当医に21年間、後半7年間は
『医療世界情報・隠蔽』され、『悪化一途で、殺されかけた患者』が、
『生還、覚醒、4度の再覚醒、』をしている9年目現在を、
どの様に考えるかです!!

2005年発表・江部先生『糖質制限理論』以降、現在において、
『人類の食べるべき食材は、『糖質』では無い事は、明確になったかなと、
 考えますが!!』

何故、江部先生『糖質制限理論』に、疑惑、疑問が出るのか、意味不明です!!

<<私の健康改善は、ただ、『糖質』を害毒認定して、
  食べないだけなのですが!!>>

<<何か「日本医療界」の改善への、無知の理解力を感じます!!>>

江部先生には、『生還、覚醒、4度の再覚醒、』している事に、
感謝尽きません!!
ありがというございます。
敬具
2020/10/30(Fri) 19:48 | URL | 都内河北 鈴木 | 【編集
お礼
詳細なご説明ありがとうございました。
脳もケトン体エネルギー優先のシステムになっているのですね。
ブドウ糖エネルギーシステムから完全に切り替わっているとすれば納得です。

さて、哺乳類の乳についても考えてみました。
乳にのみ乳糖があり、加えて人乳にはガラクトオリゴ糖が入っています。(糖質はこの二つだけのようです。)

人が消化できないガラクトオリゴ糖が入っているのは腸内細菌育成のためなのではないかと考えますと府に落ちます。

問題は乳糖です。

乳糖はグルコース(ブドウ糖)とガラクトース(日本語が無い?)から雌の体内でわざわざ合成されているようです。

ここは考察ですが赤ちゃんはまだまだ糖新生機能が未熟?なため、新生児だけは糖質が必要なのではないかと考えるのが自然かと思います。

グルコースを直接取り込むと高血糖となり危険となるため、わざわざ乳糖を合成したのではないかと思います。

乳糖の機能ですが、
乳糖そのものがガラクトオリゴ糖と同様に腸内細菌育成にも作用していると思います。

さらに、赤ちゃんの体内でグルコースとガラクトースに分解されますので各々体内でどう作用しているのか。

ガラクトースも最終的にはグルコースに変換されてエネルギー源となりますから、乳糖の大きな機能は、赤ちゃんの体を急速に大きくするためではないか。

また、ガラクトースは糖脂質等の材料となりますので、赤ちゃんの脳や神経細胞を急速に大きくさせることに寄与しているのでは、などと壮大な仮説を考えてみました。

乳糖はなんとも不思議です。

人乳の成分を見ると絶対に人工ミルクに入り得ない成分があることに気づきました。

乳糖やガラクトオリゴ糖すら入っていない市販品も未だに多く出回っています。

平成以前の昭和時代の人工ミルクの成分も調べたくなりましたが、おそらく酷いものでしょう。

赤ちゃんの時の栄養を一生引きずる可能性があるならば……と考えるとゾッとします。
2020/10/30(Fri) 21:25 | URL | プーさん | 【編集
追伸
こういう研究論文があるとの記事を見つけました。ただしマウスの研究のようです。

https://r.nikkei.com/article/DGXLRSP488922_Y8A820C1000000

(クリックできない形になっております)
2020/10/31(Sat) 00:19 | URL | プーさん | 【編集
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