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『医療従事者対象糖質制限食セミナー in 東京。2020/10/4』 のご報告。
こんにちは。

2020年10月4日(日)
日本糖質制限医療推進協会主催 
医療従事者対象糖質制限食セミナー in 東京

を、web(Zoom)で行いました。

web(Zoom)では初めての開催でしたが、58名の参加者がありました。
講演のあとの質疑応答ですが、
当初は、慣れなくて戸惑いもあったようで、質問が出にくかったです。
幸いそのうちどんどん質問があるようになり、活発な議論が交わされ、
とても有意義なセミナーとなりました。
カンボジアの奥澤先生と福島の宇佐美先生は、地元からのweb講演でした。

第1部
高雄病院の橋本眞由美 管理栄養士による講義で、
高雄病院の糖質制限食と栄養指導について、症例も交えてお話ししました。
今回は、とくに長期間糖質制限食を続けている症例をピックアップしての講演でした。

第2部
江部康二による講義で、糖質制限食指導に必要な生理学的基礎理論や最新の知識、
高雄病院での臨床例について解説しました。
<GLP-1受容体作動薬(1/週、皮下注)+糖質制限食>
にて持効型インスリン20単位を中止できた症例も発表しました。
また、SGLT2阻害薬内服による著効例も報告しました。


<2019年の欧州糖尿病学会(EASD)>
2019年の欧州糖尿病学会(EASD)において、
長年第一選択剤であったメトホルミンの位置づけが大きく後退し、
代わってSGLT2 阻害薬とGLP-1受容体作動薬の
心血管疾患既往または心血管高リスク例への使用が
第一選択剤として推奨されました。

<米国糖尿病学会>

米国糖尿病学会(ADA)は、
蓄積したエビデンスに基づき、見解を発表しています。
2007年までは、エビデンス不足のため、糖質制限食を否定しています。
その後、エビデンスの蓄積により、徐々に糖質制限食を肯定していき、
2013年10月には、正式に容認するに到りました。
さらに、2019年4月には、コンセンサスレポートにおい、
糖質制限食が最もエビデンスが豊富と明言しました。

糖質制限食に関しては
Low-Carbohydrate or Very Low-Carbohydrate Eating Patterns
(低炭水化物食、超低炭水化物食)
と記載してあります。

タンパク質の摂取比率は、一定なので、超低炭水化物食は、間違いなく高脂肪食です。
高雄病院のスーパー糖質制限食はこの「超低炭水化物食」に相当し、
脂質摂取比率は56%です。

2020年のADA「栄養療法」においても『糖質制限食が最もエビデンスが豊富』と
再び明言してあります。

第3部
発表・討議で、4名の医師と1名の管理栄養士の方にご発表いただき、
ディスカッションを行いました。
糖質制限な多彩な症例に基づき、活発な議論が行われました。

①『糖質制限による糖尿病治療の導入法(外来で糖質制限による糖尿病治療の実際)』
佐藤 信昭 医師 / 茅ヶ崎徳洲会病院(神奈川) 副院長 内科

カロリー制限食の呪縛に洗脳されている糖尿人が多い。
カロリー制限食の洗脳を解くには、CGMが一番良い。

②『コメ消費大国カンボジアにおける糖質制限指導の苦労』
奥澤 健 医師 / ケンクリニック(カンボジア) 院長

「コメ=食事=命」のカンボジアで糖質制限食を導入するのは大変。
米の一袋が、50kgと多くてビックリ。
なおかつ2019年度のカンボジアの糖尿病有病率は6.4%で日本より多いそうで、
こちらもビックリです。

③『外来での2型糖尿病に対する中等度糖質制限食と筋力トレーニングの組み合わせの効果について』
宇佐見 啓治 医師 / うさみ内科(福島) 院長

筋トレで筋肉量を増やすのが時間がかかるが、
筋トレで筋肉中のグリコーゲンを枯渇させるのは簡単であり、
それにより血糖が取り込まれるので血糖値が下がる。

④『糖質制限+たんぱく強化食による産後うつの栄養学的管理』
林 美穂 管理栄養士 / 宗田マタニティクリニック(千葉)

産後うつで自殺する女性は、102名もあり、出産時出血死の12名よりはるかにおおいことが、あまり知られていない。
産後うつの多くが、タンパク質と鉄の不足による栄養不足が元凶である。
糖質制限食と鉄の補充などで、産後うつのほとんどが予防・改善できる。

⑤『耐糖能低下を伴う消化器癌患者に対する、術前術後、低糖質高蛋白脂質輸液の経験  
通常輸液例との術前術後の栄養評価を含めて』
村上 博史 医師 / 西部総合病院(埼玉) 外科

外科手術後は侵襲により、高血糖・低タンパクとなる。
それなのに術後の点滴はは、ブドウ糖の高糖質輸液が主流である。
今回、耐糖能低下群4例(胃癌1例、大腸癌3例)に対して、
低糖質高蛋白脂質輸液(低糖輸液)を施行し、
血糖上昇予防効果、低タンパク血症予防効果を得た。




江部康二
コメント
「日本医療界」の進化の為に!!
都内河北 鈴木です。

本日の時代進化した『オンラインセミナ~』は、
江部先生『糖質制限理論』2005年発表が、
『真の理論』だと理解出来るのではないかなと考えます!!

何故なら、私は「日本糖尿病学会」に21年間かけ、
『悪化一途で、殺されかけた患者』なのですから!!!

江部先生『糖質制限理論』理解把握、実践で、
3ヵ月足らずで『生還、』し、
後遺症『眼、脳梗塞、』が、『覚醒、4度の再覚醒、』している
8年目の私が存在しているのですから!!

*以上の事は全て『改善・医療デ~タ』、『無知の証明・書付・複数』、
 存在してます!!

時代進化した『日本医療界』だと、『日本国民』に知らしめるように、
『時代に合った食生活』だと、
『医療者なら学習して欲しと考えます!!』

<<日本医療界は、時代は進化している事を、
  認知してくださいですよ、です!!>>

江部先生には、『生還、覚醒、4度の再覚醒、』している事に、
感謝尽きません!!
ありがとうございます。
敬具
2020/10/05(Mon) 22:49 | URL | 都内河北 鈴木 | 【編集
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