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漢方薬と民間薬の違い
こんばんは。
今回は、「漢方薬と民間薬の違い」のお話です。

2020年09月24日 (木)の本ブログ記事「漢方薬のルーツ」で
漢方の処方が完成されていく過程を想像してみました。
すなわち漢方は、生薬の組み合わせの妙が命です。

これに対して、民間薬は基本的に一味で、百人の患者さんがきても、
様々な種類の病気であっても、ワンパターンで対応するのが特徴です。

かつて一世を風靡した紅茶キノコは何処へ?と思っていたら、
次はヨーグルトきのこの登場。
シジウム茶にアロエジュースにプロポリス・・・。
すべてワンパターンですね。

これらの中で、例えばアロエは漢方藥でもあり、便通をよくし、
体の熱をとる作用をもっています。
暑がりで便秘ぎみの人にはそれなりに結構な薬なのですが、
冷え性で下痢しやすい人が飲んだら、ますます悪化することになります。

またヨーグルトきのこは、寒い乾燥したコーカサス地方の伝統的な飲み物です。
日本のような高温多湿の環境で家庭で気軽に育てれば、
雑菌やカビなど何が生えてくるやら保証のかぎりではありません。

てなわけで、やはりワンパターンで万病に効くような結構な代物はありません。

その点漢方は、一人一人の症状.病態に応じてテーラーメードの処方がでます。

個々の生薬には、熱や炎症や腫れなどをとる対症療法的なものと、
気・血の流れを整えて自己治癒力を高めるようなものがあります。

これらを上手に組み合わせて効果が出やすく副作用がでにくいよう
にするのが漢方医の腕の見せ所といえます。


江部康二
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