2008年09月04日 (木)
おはようございます。
昨朝、虫の音と気温が合わないと愚痴をこぼしてましたが、昨夜から急に涼しくなりました。
いよいよ秋到来ですね。
いったん涼しくなって、また急に夏の暑さが戻っていたので、体調を崩した人もおられましたが、これで一安心です。 (^_^)
さて今回はでぃあべーちゃさんから、糖質ゼロ、カロリーゼロの商品に関して、コメント・質問をいただきました。
『08/09/01 でぃあべーちゃ
世間の糖質ゼロは???
ウチの相方は、糖質ゼロを謳っている製品でも 血糖値があがります。
完全糖質制限食実行中ですので、 直近数ヶ月の最高値になったりします(つまり150ぐらい)
血糖値が150をマークしたときに食べたものは 夕食前にロッテ、ゼロチョコ1本
この直後夕食前の血糖値とってみたら150超え。
昨日は低カロリーアイス、コーヒースプーン3口で151
どうもアスパルテーム系がむしろ砂糖以上に
反応するような感触です。
もともとアスパルテームは血糖値に影響することは知ってましたのでまあ少しなら、と控えめにしてたんですがね。それでも砂糖の1/2ぐらいだろうと 踏んでたんですが、どうも実測値は違ってます。
それ以上に、アスパルテームをとると どうも体調が崩れているような。。。
本当はもっとデータを取りたいところです。
糖質ゼロを謳っていて、甘味料にアスパルテームが使われているものが結構あるので、相当用心深くなっています。』
でぃあべーちゃあさん、お久しぶりですね。コメントありがとうございます。
甘味料には、大きく分けて『天然甘味料』と『人工甘味料』があります。天然甘味料には、ショ糖、蜂蜜、メープルシロップ、果糖、麦芽糖、などがあります。天然の植物や食品中に含まれている甘み成分を取り出し精製、濃縮した甘味料のことです。 人工甘味料は、合成甘味料と糖アルコールに分類されます。
合成甘味料は、人工甘味料の一種で、人為的に化学合成された甘みのある物質(甘味料)です。砂糖より低カロリー、低価格、などの特徴があります。狭義の意味の人工甘味料は、合成甘味料と同義で使われることがあります。
FDA(米国食料医薬品庁)が食品への使用を許可している合成甘味料は、サッカリン、アスパルテーム、アセスルファムカリウム、スクラロースの4種です。これらの合成甘味料は、「フリーフード」と呼ばれ、米国心臓病協会や米国糖尿病協会も肯定的ではあります。摂取総量規制はありますが、ゼロカロリーで血糖値は上昇させません。
かの糖質ゼロ食の求道者・釜池師匠も、パルスイート(エリスリトール+アスパルテーム)はOK食品としておられます。
カロリーゼロということは、100mlあたり5kcal未満なので血糖値もほとんど上昇させません。
また糖質ゼロ表示なら、栄養表示基準に基づき「100ml中糖質0.5g未満を、糖質0(ゼロ)で表示してOK」です。
例えば糖質ゼロ発泡酒は、カロリーはありますが、糖質は100ml中0.5g未満です。Asahiスタイルフリーなら糖質ゼロで、カロリーは350mlで24kcalです。
もし、100ml中に、0.4g糖質が含まれていても糖質ゼロ表示OKですから、1リットル飲んだら、4gの糖質摂取になりますね。
それから甘味料ですが、エリスリトール以外の糖アルコール(マルチトール、キシリトール、ソルビトールなど)は血糖値を砂糖の半分くらい上昇させます。
ロッテゼロ<マイルド>というチョコレートも、砂糖と乳糖は使用していませんが、甘味料としてキシリトールが含まれています。キシリトールは難消化性ですが、一部分解消化され血糖値を上昇させます。(=_=;)
低カロリーアイスは、カロリーもありますし、糖質も含まれているので血糖値が上昇すると思います。低カロリーという表現は、栄養表示基準の規制外なので、かなりいいかげんといえます。σ(=_=;)ヾ
糖質ゼロ、カロリーゼロ、低糖、カロリー控えめもそれぞれ基準が違います。
やや、面倒くさいですが、でぃあべーちゃさんラベルをよく確認してくださいね。
健康増進法に基づく基準は下記のごとしです。
☆☆☆栄養表示基準 (飲料100mlあたり)
◎ 飲料100mlあたりのカロリーが5kcal未満なら、
⇒「ノンカロリー」「カロリーゼロ」
◎ 飲料100mlあたり20kcal以下なら、
⇒「カロリー控えめ」「カロリーオフ」と表示できます。
◎ 飲料100mlあたりの糖類が0.5g未満なら、
⇒「無糖」「ノンシュガー」「シュガーレス」「糖分ダイエット」
◎ 飲料100mlあたりの糖類が2.5g以下なら、
⇒「低糖」「糖分控えめ」と表示できます。
江部康二
昨朝、虫の音と気温が合わないと愚痴をこぼしてましたが、昨夜から急に涼しくなりました。
いよいよ秋到来ですね。
いったん涼しくなって、また急に夏の暑さが戻っていたので、体調を崩した人もおられましたが、これで一安心です。 (^_^)
さて今回はでぃあべーちゃさんから、糖質ゼロ、カロリーゼロの商品に関して、コメント・質問をいただきました。
『08/09/01 でぃあべーちゃ
世間の糖質ゼロは???
ウチの相方は、糖質ゼロを謳っている製品でも 血糖値があがります。
完全糖質制限食実行中ですので、 直近数ヶ月の最高値になったりします(つまり150ぐらい)
血糖値が150をマークしたときに食べたものは 夕食前にロッテ、ゼロチョコ1本
この直後夕食前の血糖値とってみたら150超え。
昨日は低カロリーアイス、コーヒースプーン3口で151
どうもアスパルテーム系がむしろ砂糖以上に
反応するような感触です。
もともとアスパルテームは血糖値に影響することは知ってましたのでまあ少しなら、と控えめにしてたんですがね。それでも砂糖の1/2ぐらいだろうと 踏んでたんですが、どうも実測値は違ってます。
それ以上に、アスパルテームをとると どうも体調が崩れているような。。。
本当はもっとデータを取りたいところです。
糖質ゼロを謳っていて、甘味料にアスパルテームが使われているものが結構あるので、相当用心深くなっています。』
でぃあべーちゃあさん、お久しぶりですね。コメントありがとうございます。
甘味料には、大きく分けて『天然甘味料』と『人工甘味料』があります。天然甘味料には、ショ糖、蜂蜜、メープルシロップ、果糖、麦芽糖、などがあります。天然の植物や食品中に含まれている甘み成分を取り出し精製、濃縮した甘味料のことです。 人工甘味料は、合成甘味料と糖アルコールに分類されます。
合成甘味料は、人工甘味料の一種で、人為的に化学合成された甘みのある物質(甘味料)です。砂糖より低カロリー、低価格、などの特徴があります。狭義の意味の人工甘味料は、合成甘味料と同義で使われることがあります。
FDA(米国食料医薬品庁)が食品への使用を許可している合成甘味料は、サッカリン、アスパルテーム、アセスルファムカリウム、スクラロースの4種です。これらの合成甘味料は、「フリーフード」と呼ばれ、米国心臓病協会や米国糖尿病協会も肯定的ではあります。摂取総量規制はありますが、ゼロカロリーで血糖値は上昇させません。
かの糖質ゼロ食の求道者・釜池師匠も、パルスイート(エリスリトール+アスパルテーム)はOK食品としておられます。
カロリーゼロということは、100mlあたり5kcal未満なので血糖値もほとんど上昇させません。
また糖質ゼロ表示なら、栄養表示基準に基づき「100ml中糖質0.5g未満を、糖質0(ゼロ)で表示してOK」です。
例えば糖質ゼロ発泡酒は、カロリーはありますが、糖質は100ml中0.5g未満です。Asahiスタイルフリーなら糖質ゼロで、カロリーは350mlで24kcalです。
もし、100ml中に、0.4g糖質が含まれていても糖質ゼロ表示OKですから、1リットル飲んだら、4gの糖質摂取になりますね。
それから甘味料ですが、エリスリトール以外の糖アルコール(マルチトール、キシリトール、ソルビトールなど)は血糖値を砂糖の半分くらい上昇させます。
ロッテゼロ<マイルド>というチョコレートも、砂糖と乳糖は使用していませんが、甘味料としてキシリトールが含まれています。キシリトールは難消化性ですが、一部分解消化され血糖値を上昇させます。(=_=;)
低カロリーアイスは、カロリーもありますし、糖質も含まれているので血糖値が上昇すると思います。低カロリーという表現は、栄養表示基準の規制外なので、かなりいいかげんといえます。σ(=_=;)ヾ
糖質ゼロ、カロリーゼロ、低糖、カロリー控えめもそれぞれ基準が違います。
やや、面倒くさいですが、でぃあべーちゃさんラベルをよく確認してくださいね。
健康増進法に基づく基準は下記のごとしです。
☆☆☆栄養表示基準 (飲料100mlあたり)
◎ 飲料100mlあたりのカロリーが5kcal未満なら、
⇒「ノンカロリー」「カロリーゼロ」
◎ 飲料100mlあたり20kcal以下なら、
⇒「カロリー控えめ」「カロリーオフ」と表示できます。
◎ 飲料100mlあたりの糖類が0.5g未満なら、
⇒「無糖」「ノンシュガー」「シュガーレス」「糖分ダイエット」
◎ 飲料100mlあたりの糖類が2.5g以下なら、
⇒「低糖」「糖分控えめ」と表示できます。
江部康二
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