2020年07月21日 (火)
こんにちは。
西村典彦さんから、「脂肪悪玉説の歴史的背景は?」という質問を頂きました。
<脂肪悪玉説の始まり>
1950年代にアメリカミネソタ大学のアンセル・キーズ博士が
『バター、チーズ、赤身肉に多く含まれる飽和脂肪酸は、血液中のコレステロール値を上昇させ、その結果、狭心症や心筋梗塞など冠動脈疾患の原因になる』
という説を主張しました。
これが脂肪悪玉説の始まりと言われています。
<米国栄養ガイドラインの失敗>
アンセル・キーズ博士の仮説に従って、米国では、炭水化物摂取比率を増やし、
脂肪摂取比率を減らす栄養指導が行われました。
1977年、米国栄養ガイドライン。脂質減らし、炭水化物を増やせ。
脂質摂取率は30年間減り続けた。 1971年36.9%⇒2000年32.8%
炭水化物摂取率は30年間増え続けた。 1971年42.4%⇒2000年49.0%
目標達成したのに、肥満は30年で倍増。
目標達成したのに、糖尿病はわずか10年で2.5倍増。
脂質摂取比率が減って、炭水化物(糖質+食物線維)摂取比率が増えて、
目標達成したはずなのに肥満倍増、糖尿病激増で、結果は大失敗です。
こうなると真犯人は糖質の頻回・過剰摂取、の可能性が大なのです。
<米国糖尿病学会(ADA)と食事療法の変遷、糖質制限食は?>
①ADAは、2007年まで糖尿病の食事療法において糖質制限食は推奨しないとしていた。
②2008年、「食事療法に関する声明2008」において、
「減量が望まれる糖尿病患者には低カロリー食、もしくは低炭水化物食によるダイエットが推奨される」と、
1年の期限付きで、糖質制限食の有効性を認める見解を記載。
③2011年、肥満を伴う糖尿病患者に2年間の期限付きで糖質制限食の有効性を容認。
④2013年10月、「食事療法に関する声明2013」において期限や限定なしで、糖質制限食を容認
⑤2019年4月、コンセンサス・レポートで糖質制限食が、エビデンスも最も豊富と記載。
⑥2020年4月、「栄養療法」
地中海式、低炭水化物、およびベジタリアン食事パターンは、
いずれも研究で良好な結果が示されている
健康的な食事パターンの例である。
個別の食事計画は、個人の好み、ニーズ、
および目標に焦点を当てるべきである。
糖尿病患者の全体的な炭水化物摂取量を減らすことは、
血糖値を改善するために最も多くのエビデンスが示されているので、
個人のニーズや好みに応じた様々な食事パターンに
適用することができる。
<「TIME」紙と脂肪悪玉説>
1984年のアメリカ「TIME」紙の表紙は、目玉焼きとベーコンの絵です。
食べる脂質を減らそうというメッセージでした。
しかし30年後同紙において
「バターを食べましょう。なぜ科学者たちは脂質を悪玉と誤認したのか」
という内容を特集しています。
このように、米国のマスコミにおいても、脂肪悪玉説は払拭されたようです。
現在は、1980年代からアメリカの国策であった脂質の摂取量削減が方針転換され、脂質をもっと摂取したほうが良い(その代わり糖質の摂取量を減らす)という流れに変わってきています。
江部康二
西村典彦さんから、「脂肪悪玉説の歴史的背景は?」という質問を頂きました。
<脂肪悪玉説の始まり>
1950年代にアメリカミネソタ大学のアンセル・キーズ博士が
『バター、チーズ、赤身肉に多く含まれる飽和脂肪酸は、血液中のコレステロール値を上昇させ、その結果、狭心症や心筋梗塞など冠動脈疾患の原因になる』
という説を主張しました。
これが脂肪悪玉説の始まりと言われています。
<米国栄養ガイドラインの失敗>
アンセル・キーズ博士の仮説に従って、米国では、炭水化物摂取比率を増やし、
脂肪摂取比率を減らす栄養指導が行われました。
1977年、米国栄養ガイドライン。脂質減らし、炭水化物を増やせ。
脂質摂取率は30年間減り続けた。 1971年36.9%⇒2000年32.8%
炭水化物摂取率は30年間増え続けた。 1971年42.4%⇒2000年49.0%
目標達成したのに、肥満は30年で倍増。
目標達成したのに、糖尿病はわずか10年で2.5倍増。
脂質摂取比率が減って、炭水化物(糖質+食物線維)摂取比率が増えて、
目標達成したはずなのに肥満倍増、糖尿病激増で、結果は大失敗です。
こうなると真犯人は糖質の頻回・過剰摂取、の可能性が大なのです。
<米国糖尿病学会(ADA)と食事療法の変遷、糖質制限食は?>
①ADAは、2007年まで糖尿病の食事療法において糖質制限食は推奨しないとしていた。
②2008年、「食事療法に関する声明2008」において、
「減量が望まれる糖尿病患者には低カロリー食、もしくは低炭水化物食によるダイエットが推奨される」と、
1年の期限付きで、糖質制限食の有効性を認める見解を記載。
③2011年、肥満を伴う糖尿病患者に2年間の期限付きで糖質制限食の有効性を容認。
④2013年10月、「食事療法に関する声明2013」において期限や限定なしで、糖質制限食を容認
⑤2019年4月、コンセンサス・レポートで糖質制限食が、エビデンスも最も豊富と記載。
⑥2020年4月、「栄養療法」
地中海式、低炭水化物、およびベジタリアン食事パターンは、
いずれも研究で良好な結果が示されている
健康的な食事パターンの例である。
個別の食事計画は、個人の好み、ニーズ、
および目標に焦点を当てるべきである。
糖尿病患者の全体的な炭水化物摂取量を減らすことは、
血糖値を改善するために最も多くのエビデンスが示されているので、
個人のニーズや好みに応じた様々な食事パターンに
適用することができる。
<「TIME」紙と脂肪悪玉説>
1984年のアメリカ「TIME」紙の表紙は、目玉焼きとベーコンの絵です。
食べる脂質を減らそうというメッセージでした。
しかし30年後同紙において
「バターを食べましょう。なぜ科学者たちは脂質を悪玉と誤認したのか」
という内容を特集しています。
このように、米国のマスコミにおいても、脂肪悪玉説は払拭されたようです。
現在は、1980年代からアメリカの国策であった脂質の摂取量削減が方針転換され、脂質をもっと摂取したほうが良い(その代わり糖質の摂取量を減らす)という流れに変わってきています。
江部康二
江部先生、いつもお世話になっております。
合併症について気になったので、コメントさせていただきます。
2018年、糖尿病と診断。
この時より、合併症の問題から定期的に眼科へ検診に行くようになりましたが、進行してはいないものの白内障があると診断されています。
また、
2019年、起立性低血圧。狭心症。
これら、白内障、起立性低血圧、狭心症は、糖尿病の合併症と判断すべきでしょうか?
2018年より、スタンダード糖質制限で、現在はお昼にパンを2/3食べてしまっています。
HbA1c 6.2
随時血糖値 108
HDL 67
LDL 90
中性脂肪 44(血液サラサラの薬服用中)
担当医は、良い成績です、と、おっしゃってくれてはいますが、ここのメンバーからするとまだまだな成績だと思っています。
よろしくご指導のほど、お願いいたします。
合併症について気になったので、コメントさせていただきます。
2018年、糖尿病と診断。
この時より、合併症の問題から定期的に眼科へ検診に行くようになりましたが、進行してはいないものの白内障があると診断されています。
また、
2019年、起立性低血圧。狭心症。
これら、白内障、起立性低血圧、狭心症は、糖尿病の合併症と判断すべきでしょうか?
2018年より、スタンダード糖質制限で、現在はお昼にパンを2/3食べてしまっています。
HbA1c 6.2
随時血糖値 108
HDL 67
LDL 90
中性脂肪 44(血液サラサラの薬服用中)
担当医は、良い成績です、と、おっしゃってくれてはいますが、ここのメンバーからするとまだまだな成績だと思っています。
よろしくご指導のほど、お願いいたします。
2020/07/21(Tue) 21:05 | URL | れいくたうん | 【編集】
江部 先生
御世話になります
便秘の件ですが
私もたまになります 糖質制限と便秘が関係
あるのかは私にわかりませんが
ごく たまに メトホルミンを飲むと解消される
時があります
某大学の研究のリンク貼ります
https://www.kobe-u.ac.jp/research_at_kobe/NEWS/news/2020_06_03_01.html
関係性あるのでしょうか
御世話になります
便秘の件ですが
私もたまになります 糖質制限と便秘が関係
あるのかは私にわかりませんが
ごく たまに メトホルミンを飲むと解消される
時があります
某大学の研究のリンク貼ります
https://www.kobe-u.ac.jp/research_at_kobe/NEWS/news/2020_06_03_01.html
関係性あるのでしょうか
れいくたうん さん
「2018年、糖尿病と診断」
診断される前に数年間以上の、「食後高血糖」の期間があった可能性が高いです。
そうすると、白内障、起立性低血圧(糖尿病神経障害)、狭心症は、糖尿病の合併症の可能性があります。
スタンダード糖質制限で昼にパン2/3だと、1日1回「食後高血糖」が生じています。
スーパー糖質制限食なら、食後高血糖はなくなります。
またスーパー糖質制限食なら、AGEs蓄積による<糖化⇒老化>が最小限ですみます。
「2018年、糖尿病と診断」
診断される前に数年間以上の、「食後高血糖」の期間があった可能性が高いです。
そうすると、白内障、起立性低血圧(糖尿病神経障害)、狭心症は、糖尿病の合併症の可能性があります。
スタンダード糖質制限で昼にパン2/3だと、1日1回「食後高血糖」が生じています。
スーパー糖質制限食なら、食後高血糖はなくなります。
またスーパー糖質制限食なら、AGEs蓄積による<糖化⇒老化>が最小限ですみます。
2020/07/22(Wed) 07:54 | URL | ドクター江部 | 【編集】
糖尿人 さん
糖尿人さん、糖質制限食実践で、
①便通は今まで通りの人
②便秘気味だったのが、改善する人
③今までに比べ、便秘気味になる人
3タイプあります。
便秘気味の場合は、食物繊維摂取と油脂摂取を増やせばよいと思います。
この研究、「メトホルミンがブドウ糖を大便に排泄させる」とはびっくりです。
糖尿人さん、糖質制限食実践で、
①便通は今まで通りの人
②便秘気味だったのが、改善する人
③今までに比べ、便秘気味になる人
3タイプあります。
便秘気味の場合は、食物繊維摂取と油脂摂取を増やせばよいと思います。
この研究、「メトホルミンがブドウ糖を大便に排泄させる」とはびっくりです。
2020/07/22(Wed) 08:22 | URL | ドクター江部 | 【編集】
脂肪悪玉説はアメリカの砂糖業界の陰謀だと言われいています。
https://www.huffingtonpost.jp/foresight/sugar_b_14275570.html
その後、日本でも脂肪を悪とする研究が主流になったようですが、牽引した張本人はすでに引退しているので、酷い話です。
https://www.huffingtonpost.jp/foresight/sugar_b_14275570.html
その後、日本でも脂肪を悪とする研究が主流になったようですが、牽引した張本人はすでに引退しているので、酷い話です。
2020/07/22(Wed) 08:29 | URL | たつひろ | 【編集】
都内河北 鈴木です。
本日記事『脂肪悪玉説の歴史的背景』を
指導可能なら、江部先生『糖質制限理論』を理解把握可能なのですが、
「日本医療界」は、何故拒否してるのかなと、
考えます!!
何故なら、私は『糖尿病』21年間が重症化して
『右目眼圧破裂失明、脳梗塞発症、』、インスリン増量3年半余りの私が、
江部先生『糖質制限理論』理解把握して、実践で、
3ヵ月足らずで『ヘモグロビン正常化!!』して
『生還、』出来ました!!
以降は後遺症『眼、脳梗塞、』が、
『覚醒、再覚醒、』してます!!
*『脳梗塞』は、8年目の今年3月には、4度目の『覚醒、』してます!!
『何の職業で有れ、時代進化・解明した事柄を理解把握してないのであれば、
無策のものとして、その者には関係を持たなくなる』と考えます!!!
2005年発表、江部先生『糖質制限理論』を、
7年後に知って、実践翌日には『血糖値減少効果』を知った私は、
発表時に知り得たなら病態発症を抑えられたとの思いがありましたが、
顧問・夏井睦医師も2011年より実践だと知り安堵していましたが、
本日記事の質問者方々が、まだまだ存在しているのかと考えます!!
ネット活用の現代では、時代進化・解明した食生活理論、
江部先生『糖質制限理論』の改善への選択肢は、
『明白だなと考えます!!』
<【本日も良い学習ができました!!】>
江部先生には、『生還、覚醒、再覚醒、』でき、
更なる2度の『脳梗塞』が、『改善・覚醒』している現在に、
体調快調に成りながら生活できる事には、感謝尽きません!!
ありがとうございます。
敬具
本日記事『脂肪悪玉説の歴史的背景』を
指導可能なら、江部先生『糖質制限理論』を理解把握可能なのですが、
「日本医療界」は、何故拒否してるのかなと、
考えます!!
何故なら、私は『糖尿病』21年間が重症化して
『右目眼圧破裂失明、脳梗塞発症、』、インスリン増量3年半余りの私が、
江部先生『糖質制限理論』理解把握して、実践で、
3ヵ月足らずで『ヘモグロビン正常化!!』して
『生還、』出来ました!!
以降は後遺症『眼、脳梗塞、』が、
『覚醒、再覚醒、』してます!!
*『脳梗塞』は、8年目の今年3月には、4度目の『覚醒、』してます!!
『何の職業で有れ、時代進化・解明した事柄を理解把握してないのであれば、
無策のものとして、その者には関係を持たなくなる』と考えます!!!
2005年発表、江部先生『糖質制限理論』を、
7年後に知って、実践翌日には『血糖値減少効果』を知った私は、
発表時に知り得たなら病態発症を抑えられたとの思いがありましたが、
顧問・夏井睦医師も2011年より実践だと知り安堵していましたが、
本日記事の質問者方々が、まだまだ存在しているのかと考えます!!
ネット活用の現代では、時代進化・解明した食生活理論、
江部先生『糖質制限理論』の改善への選択肢は、
『明白だなと考えます!!』
<【本日も良い学習ができました!!】>
江部先生には、『生還、覚醒、再覚醒、』でき、
更なる2度の『脳梗塞』が、『改善・覚醒』している現在に、
体調快調に成りながら生活できる事には、感謝尽きません!!
ありがとうございます。
敬具
2020/07/22(Wed) 09:07 | URL | 都内河北 鈴木 | 【編集】
江部先生、糖尿人さんへ
糖尿人さんの質問に捕捉したいと思います。あくまでも私見ですが。
便秘は腸内細菌叢の影響が大きいと思いますが、私も糖質制限で時々便秘気味になります。
まさに2週間ほど前からその兆候があり、そうすると夜間のこむら返りが頻発するようになります。以前もそうでしたが、毎晩のように起こります。
そして、1週間ほど前からフラクトオリゴ糖を8g/日を摂取する事で、現在、ほとんど解消しています。
以前に頻発した時もフラクトオリゴ糖で解消しました。
こむら返りの原因をマグネシウム不足と仮定し、サプリメントで摂取した事もありますが、少しは解消しますが、思ったほどではありませんでした。
そこで、マグネシウムの吸収率が悪くなっている、それは吸収に必要な金属トランスポーター不足と再仮定し、金属トランスポーターを産生する腸管上皮細胞の活性化を試みました。
腸管上皮細胞は、短鎖脂肪酸をエネルギー源とし、腸内細菌はその短鎖脂肪酸を産生します。
腸内細菌の餌になるフラクトオリゴ糖の摂取で腸内細菌叢が活性化し、短鎖脂肪酸をより多く産生した結果、腸管上皮細胞が活性化し、金属トランスポーターが活性化、マグネシウム吸収率が上がり、こむら返りが解消したのではないかと考えています。
前置きが長くなりましたが、メトホルミンで便秘が解消する機序は以下のように腸内細菌叢との関連が考えられます。
ブドウ糖は、大半が小腸で吸収され、腸内細菌が多い大腸には届きにくく、糖質制限では食事内容によっては腸内細菌の餌が不足する。
メトホルミンでブドウ糖が大便に排泄されることで、ブドウ糖が大腸にまで届き、腸内細菌が活性化する。
腸内細菌が産生する短鎖脂肪酸で腸管上皮細胞も活性化し、便秘が解消する。
以上、私見ですがいかがでしょうか。間違いなどあれば、ご訂正いただければ幸いです。
糖尿人さんの質問に捕捉したいと思います。あくまでも私見ですが。
便秘は腸内細菌叢の影響が大きいと思いますが、私も糖質制限で時々便秘気味になります。
まさに2週間ほど前からその兆候があり、そうすると夜間のこむら返りが頻発するようになります。以前もそうでしたが、毎晩のように起こります。
そして、1週間ほど前からフラクトオリゴ糖を8g/日を摂取する事で、現在、ほとんど解消しています。
以前に頻発した時もフラクトオリゴ糖で解消しました。
こむら返りの原因をマグネシウム不足と仮定し、サプリメントで摂取した事もありますが、少しは解消しますが、思ったほどではありませんでした。
そこで、マグネシウムの吸収率が悪くなっている、それは吸収に必要な金属トランスポーター不足と再仮定し、金属トランスポーターを産生する腸管上皮細胞の活性化を試みました。
腸管上皮細胞は、短鎖脂肪酸をエネルギー源とし、腸内細菌はその短鎖脂肪酸を産生します。
腸内細菌の餌になるフラクトオリゴ糖の摂取で腸内細菌叢が活性化し、短鎖脂肪酸をより多く産生した結果、腸管上皮細胞が活性化し、金属トランスポーターが活性化、マグネシウム吸収率が上がり、こむら返りが解消したのではないかと考えています。
前置きが長くなりましたが、メトホルミンで便秘が解消する機序は以下のように腸内細菌叢との関連が考えられます。
ブドウ糖は、大半が小腸で吸収され、腸内細菌が多い大腸には届きにくく、糖質制限では食事内容によっては腸内細菌の餌が不足する。
メトホルミンでブドウ糖が大便に排泄されることで、ブドウ糖が大腸にまで届き、腸内細菌が活性化する。
腸内細菌が産生する短鎖脂肪酸で腸管上皮細胞も活性化し、便秘が解消する。
以上、私見ですがいかがでしょうか。間違いなどあれば、ご訂正いただければ幸いです。
2020/07/22(Wed) 09:07 | URL | 西村 典彦 | 【編集】
たつひろ さん
砂糖研究財団は、ハーバード大学の3人の研究者らに、今日の貨幣価値で約5万ドルを支払い、
砂糖業界に都合の良いように結果を操作するよう依頼していたというのです。
これは、ひどいですね。
砂糖研究財団は、ハーバード大学の3人の研究者らに、今日の貨幣価値で約5万ドルを支払い、
砂糖業界に都合の良いように結果を操作するよう依頼していたというのです。
これは、ひどいですね。
2020/07/22(Wed) 11:17 | URL | ドクター江部 | 【編集】
西村 典彦 さん
フラクトオリゴ糖は、血糖値を上昇させず、インスリンの分泌も促さない優れものです。
そして腸内細菌の餌になるので、とても有益です。
『マグネシウムの吸収率が悪くなっている、それは吸収に必要な金属トランスポーター不足と再仮定し、
金属トランスポーターを産生する腸管上皮細胞の活性化を試みました。
腸管上皮細胞は、短鎖脂肪酸をエネルギー源とし、腸内細菌はその短鎖脂肪酸を産生します。
腸内細菌の餌になるフラクトオリゴ糖の摂取で腸内細菌叢が活性化し、短鎖脂肪酸をより多く産生した結果、
腸管上皮細胞が活性化し、金属トランスポーターが活性化、マグネシウム吸収率が上がり、
こむら返りが解消したのではないかと考えています。』
見事な仮説です。
私も賛成です。
フラクトオリゴ糖は、血糖値を上昇させず、インスリンの分泌も促さない優れものです。
そして腸内細菌の餌になるので、とても有益です。
『マグネシウムの吸収率が悪くなっている、それは吸収に必要な金属トランスポーター不足と再仮定し、
金属トランスポーターを産生する腸管上皮細胞の活性化を試みました。
腸管上皮細胞は、短鎖脂肪酸をエネルギー源とし、腸内細菌はその短鎖脂肪酸を産生します。
腸内細菌の餌になるフラクトオリゴ糖の摂取で腸内細菌叢が活性化し、短鎖脂肪酸をより多く産生した結果、
腸管上皮細胞が活性化し、金属トランスポーターが活性化、マグネシウム吸収率が上がり、
こむら返りが解消したのではないかと考えています。』
見事な仮説です。
私も賛成です。
2020/07/22(Wed) 11:22 | URL | ドクター江部 | 【編集】
江部 先生
西村 様
御世話になります
早速の返答ありがとうございました。
早速 フラクトオリゴ糖試してみたいと思います
私も試験してみて報告したいと思います
ありがとうございました
糖尿人
西村 様
御世話になります
早速の返答ありがとうございました。
早速 フラクトオリゴ糖試してみたいと思います
私も試験してみて報告したいと思います
ありがとうございました
糖尿人
江部先生、いつもお早いご返事をいただき、誠にありがとうございます。
やはり合併症なのですね。
スーパー糖質制限、頑張りたいと思います。
ありがとうございました。
やはり合併症なのですね。
スーパー糖質制限、頑張りたいと思います。
ありがとうございました。
2020/07/23(Thu) 07:56 | URL | れいくたうん | 【編集】
江部先生
糖尿人さん、西村さん
私はメトホルミンを1500mgに増量した頃から、下痢が頻発しました。
原因ですが、私は胆汁酸の吸収阻害によるものと思っています。
胆汁酸による下痢の特徴に完全に一致しているからです。
そうであればと食前に難消化性デキストリンを水に溶かして飲むようにしたところ、即解決!
今は更にコレバインミニも服用しており、毎日快腸、快便です(^^)v
糖尿人さん、西村さん
私はメトホルミンを1500mgに増量した頃から、下痢が頻発しました。
原因ですが、私は胆汁酸の吸収阻害によるものと思っています。
胆汁酸による下痢の特徴に完全に一致しているからです。
そうであればと食前に難消化性デキストリンを水に溶かして飲むようにしたところ、即解決!
今は更にコレバインミニも服用しており、毎日快腸、快便です(^^)v
2020/07/23(Thu) 21:04 | URL | 福助 | 【編集】
江部 先生
福助 様
御世話になります
わたし は 日々糖質制限に励んで
おります。 お陰さまでa1c 5.6前後
をさまよっています 3年前一時期7.6くらいはありましたが ここ2年くらいは前記の数字です
前置きはさておき 日々糖質制限している
私がお付き合いで 一般食を食しないと
いけない事があり 数日後には便秘に悩まれ
ないと いけない事態になります。
見かけ上は 良い数字なので メトホルミン
は処方してもらえません
アカルボーズ までです
以前処方してもらって いたぶんを 必殺技
でたまに飲んだ時の結果なのです。
いずれにしても いろいろためしてみたい
と思います。
このぺージで 色々お悩みの方がおられ
私も日々勉強になり励みになり助けられました。
本当にありがとうございました。
福助 様
御世話になります
わたし は 日々糖質制限に励んで
おります。 お陰さまでa1c 5.6前後
をさまよっています 3年前一時期7.6くらいはありましたが ここ2年くらいは前記の数字です
前置きはさておき 日々糖質制限している
私がお付き合いで 一般食を食しないと
いけない事があり 数日後には便秘に悩まれ
ないと いけない事態になります。
見かけ上は 良い数字なので メトホルミン
は処方してもらえません
アカルボーズ までです
以前処方してもらって いたぶんを 必殺技
でたまに飲んだ時の結果なのです。
いずれにしても いろいろためしてみたい
と思います。
このぺージで 色々お悩みの方がおられ
私も日々勉強になり励みになり助けられました。
本当にありがとうございました。
福助 さん
なるほど、メトホルミンは胆汁酸の吸収を阻害するので、下痢になるのですね。
なるほど、メトホルミンは胆汁酸の吸収を阻害するので、下痢になるのですね。
2020/07/24(Fri) 13:55 | URL | ドクター江部 | 【編集】
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