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おいしく、ヘルシー、環境にもいい・・・食材に「ダテョウ」の時代がやってくる?
こんにちは。
毎日新聞2020年3月7日(土)のウェブサイトに
とても興味深い「ダチョウ」の記事が載りました。
https://mainichi.jp/articles/20200307/k00/00m/040/016000c

おいしく、ヘルシー、環境にもいい… 
食材に「ダチョウ」の時代がやってくる?


まあ、ダチョウには若干気の毒なお話なのですが、
ダチョウの肉が美味しくてとても人気が出てきているそうです。
飼育に手間がかからず、環境にも優しく、餌の穀物も豚の1/4ですみ、
糖質制限OK食材ということで、これからはダチョウの時代がくるかもしれませんね。
以下は、記事の要約です。

<飼育に手間がかからない>
まずは飼育に手間がかからないそうで、
「めったに鳴かず、育てやすい。ふん尿の量が少なくてほとんど臭わず、掃除の手間もかからない」
「肉はおいしく世話もしやすい。環境問題を解決するダチョウに大きなポテンシャルを感じる」
ということです。

<環境に優しい>
ついで、環境に優しいです。
地球温暖化が問題となっていますが、
家畜用の牛などはゲップに
メタンガスなどの温室効果ガスが含まれています。
牛は、鶏や豚に比べて、排出する温室効果ガスが多く、
国連食糧農業機関のデータでは6倍以上とされています。
全世界の温室効果ガス排出の18%が畜産業関連と言われ、
中でも牛肉生産による排出量が最も多いのです。
一方、ダチョウはゲップをすることがほとんどありませんので
温室効果ガスの排出が極めて少ないのです。。

<餌の穀物が豚の1/4>
 三つ目の利点は、餌も他の家畜に比べて少なくて済むことです。
穀物を人間用と取り合うことなく、
食糧不足問題の解決にも寄与します。
ダチョウの餌は通常、牧草や桑の葉、アルファルファなどが中心で、
トウモロコシやコメといった穀物飼料の割合は少ないのです。
成鳥1羽からとれる肉の量は豚1頭とだいたい同じですが、
餌になる穀物の量は豚の4分の1程度で済みます。

<増える需要、供給追いつかず>
 地球温暖化などの問題の解決に「一役買う食材」として、
ダチョウの可能性を提唱しているのが、
周囲から「ダチョウくん」と呼ばれる茨城県筑西市の
加藤貴之さん(33)です。
ダチョウ肉を扱う会社を設立し、
2019年には牧場もオープンしました。
加藤さんには「肉を仕入れたい」「自分も牧場を開きたい」といった相談が続々と寄せられているといいます。
5~6年ほど前から、ジビエなど新たな肉の需要を背景に牧場のオープンが相次ぎ、現在は加藤さんが把握する限り埼玉県美里町や鹿児島県鹿屋市など全国に10カ所はあるといいます。

<美味しいし糖質制限OK食材>

 加藤さんがダチョウ肉を提供する2日間限りの「だちょうレストラン」が1月、
東京都渋谷区にオープンしました。
メニューはダチョウバーガー、モモ肉のたたき、ハツや砂肝、レバーの盛り合わせなど。店内はにぎわい、開店50分後には満席となりました。
モモ肉のたたき、ハツや砂肝、レバーの盛り合わせなどは糖質制限OK食材です。
 お客の30代男性は「初めて食べた。クセが全然なくておいしい。特に砂肝は貝のような食感が独特で面白い。ダチョウの印象が変わった」と話しています。
京都にも「ダチョウ肉」を提供する居酒屋さんはあるようですので、
新型コロナ自粛が一段落したら、私も是非一度、食べてみたいと思います。


江部康二
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