どうすれば安全安心 糖尿病患者、コロナで重症化? 血糖値上昇予防が肝心

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こんにちは。
毎日新聞2020年7月2日(木)夕刊に

どうすれば安全安心
糖尿病患者、コロナで重症化? 血糖値上昇予防が肝心
https://mainichi.jp/articles/20200702/dde/012/040/011000c


という記事が掲載されました。
東京女子医大糖尿病・代謝内科の三浦順之助准教授による基本的な心構えの解説です。

新型コロナウイルス感染症は、糖尿病、高血圧など慢性疾患を持っていると
重症化しやすいことが報告されています。
また長期間の外出自粛で、運動不足、ストレスなど
血糖値に悪影響を与える要因が増加するので注意が必要です。

三浦順之助准教授は、
 「自粛によって間食が増えたり、運動が減ったりして体重が増え、コントロールが悪くなった患者さんがいる。しかし一方で、在宅で3食きちんとバランスの取れた食事をしたことで、血糖値が改善した人もいる。考え方次第です」と話します。
 どんなものをどのぐらい食べると、どのように血糖が変化するのか。
どうすれば高血糖を抑えられるのか。

と解説しておられます。

しかし、「血糖値を直接上昇させるのは、糖質だけであり、タンパク質と脂質は上昇させない」
という最も重要な生理学的事実を糖尿病患者さんに教育することなしには、
食後血糖値のコントロールは不可能です。

即ち、日本糖尿病学会推奨の糖尿病食(カロリー制限・高糖質食)では、
食後高血糖を予防することは困難です。

スーパー糖質制限食なら「食後高血糖」を確実にコントロールすることが可能です。
スーパー糖質制限食実践で「食後高血糖」を予防すれば免疫力は維持できます。
さらに、AGEs蓄積が最小限ですみますので、糖化の延長上にある老化も最小限ですみ、免疫力も維持できます。


以下の青字は、この記事の要約です。

☆☆☆
規則正しい生活心がけ/体重増加で症状悪化も/通院せず電話受診検討
https://mainichi.jp/articles/20200702/dde/012/040/011000c

三浦准教授によると、糖尿病患者は「糖尿病だと新型コロナウイルス感染症にかかりやすい」と誤解しているケースが多いそうです。
実際には、糖尿病患者の感染率は、中国や米国からの報告で、感染率は人口全体との間で差がみられませんでした。
厚生労働省や国際糖尿病連合なども、密接な接触を避け、頻繁に手を洗い、バランスのいい食事や十分な睡眠を取って体調を整えるという一般的な注意点を挙げています。
一方、感染率は一般人と変わりませんが、糖尿病患者の新型コロナ感染症」重症化率は、明らかに高くおおいに問題です。
 米疾病対策センター(CDC)が2~3月、新型コロナウイルス感染症にかかった患者7162人を対象に、持病との関係を調べた報告では、新型コロナウイルス感染症患者全体に比べて、糖尿病患者は入院、人工呼吸器による治療の割合がいずれも高く、集中治療室(ICU)に入った患者の中では糖尿病患者が最多で3割を超えていました。

入院
糖尿病:24%
慢性肺疾患:15%
循環器疾患:23%
慢性腎臓病:9%

集中治療室
糖尿病:32%
慢性肺疾患:21%
循環器疾患:29%
慢性腎臓病:12%


三浦准教授によれば、糖尿病で高血糖になると免疫の働きが低下しやすいです。
さらに、高血糖が持続すると血管が傷み、血の巡りが悪くなって傷が治りにくくなります。
動脈硬化や糖尿病性腎症が進んで全身状態が悪くなれば感染症悪化のリスクも高まり、いっそう注意が必要です。
 日本にも当てはまるかどうかは検証する必要がありますが。
中国からの報告では、糖尿病患者でも血糖コントロールが良好なグループは血糖コントロールが悪いグループに比べて死亡率が大幅に低かったのです。
 三浦准教授は、コロナ対策に重要なのは、血糖値を上げないよう心掛けることだと強調しています。
 糖尿病患者さんは、外来受診時や栄養指導、療養相談などの機会に、食事や運動などを通じた血糖管理の方法を学んでいます。
だが、それが実践できているか否か。「自粛やテレワークで家にいる時間を、自分の血糖管理の在り方を考え直す機会にしてはどうか」と三浦准教授は、
呼びかけています。
 「自粛によって間食が増えたり、運動が減ったりして体重が増え、コントロールが悪くなった患者さんがいる。しかし一方で、在宅で3食きちんとバランスの取れた食事をしたことで、血糖値が改善した人もいる。考え方次第です」と話します。
 どんなものをどのぐらい食べると、どのように血糖が変化するのか。
どうすれば高血糖を抑えられるのか。
 インスリン注射で血糖管理している患者は、適切な注射のタイミングや量について考えてみる。自粛中に規則正しい生活を心掛けながら自分の血糖値と向き合う生活を続ければ、おのずと自分なりの管理方法が分かってくるといいます。
 通院に困っている人も多い。流行の程度が違う都県境を越えて通う人や、子どもや高齢者と同居している人では、感染リスクを考えて通院をためらう例もあります。
 三浦准教授は「そんなときは、電話で再診を受けたり、処方箋を家の近くの薬局に送ってもらえたりできる場合がある。かかりつけの医師とよく相談してほしい」とアドバイスしています。


江部康二

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