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現行の糖尿病治療では、何故合併症を予防できないのか?
こんにちは。
前回の続きです。
テーマは、『現行の糖尿病治療では、何故合併症を予防できないのか?』ですが、
その中で、今回は糖尿病網膜症の発症を主に検討してみました。

JDCSにおいて網膜症の発症・進展について検討したサブ解析の検討です。

・デザイン:コホート
・試験期間:1996年3月~2003年3月
・追跡期間:8年
・対象患者:1631例。


JDCSの参加者(40~70歳の日本人の2型糖尿病患者2033例)のうち、
ベースラインに糖尿病網膜症を認めない患者1221例と、
ベースラインに軽度非増殖性糖尿病網膜症を認める患者410例です。
参加者全員が糖尿病専門医療機関(主に大学病院)59施設に通院中の糖尿病患者です。
JDCSに参加した患者さんは、全員医療機関に登録されて、
全員きっちり、糖尿病専門医の治療を受けておられます。

そしてそれでも約8年間の追跡期間において、
網膜症が1221例中に約28%発症するというデータが明らかになりました。
生活習慣介入群と非介入群では、有意差はありませんでした。

また8年間で軽度非増殖性糖尿病網膜症を認める患者410例中、
約15.9%に網膜症の悪化が見られました。
こちらも生活習慣介入群と非介入群では、有意差はありませんでした。

つまり、現行の日本最高水準の糖尿病治療を受けていても、
経年的に糖尿病網膜症は確実に年間3~4%ずつ新たに発症し続けていくことが
本研究により明らかになったわけです。

従来の糖尿病治療<カロリー制限高糖質食 + 薬物療法>では、
「食後高血糖」と「平均血糖変動幅増大」という酸化ストレスリスクを防ぐことは、
理論的に不可能です。
だからこそ、経年的に糖尿病網膜症が確実に、
年間3~4%ずつ新たに発症し続けていって、
8年目で累計28%
に達したわけです。

網膜症だけではなく、他の糖尿病合併症発症も同じことで、
従来の糖尿病治療<カロリー制限高糖質食 + 薬物療法>では
経年的に確実に増え続けていくことは明らかです。

その証拠に、2020年現在まで、長期間にわたり、毎年新たに、
糖尿病網膜症からの失明が、3000人以上、
糖尿病腎症からの透析が、16000人以上、
糖尿病足病変からの足切断が、3000人以上、

合併症を発症しているのが日本の糖尿病治療の現実です。

経年的に増加し続け行く糖尿病合併症を予防できるのは、
「食後高血糖」と「平均血糖変動幅増大」を生じない糖質制限食だけです。

スーパー糖質制限食を実践し、推奨しているている私の目標は、
糖尿病網膜症を含めて、糖尿病腎症、糖尿病神経障害、心血管合併症・・・など
全ての合併症を予防し、発症させないことです。

糖尿病歴18年で、現在70才ですが、上記目標を達成しています。
また、薬も一切服用していません。
血圧も正常です。
身長167cm 56~57kg こちらも、18年間変わりなしです。

糖尿人の皆さん、糖質制限食実践により糖尿病合併症発症予防をめざしましょう。


江部康二

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