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JDCS。糖尿病合併症。脳卒中。網膜症。腎症。冠動脈疾患。
こんばんは。
糖尿病リソースガイドのサイトを見ていたら
JDCSにみる糖尿病の合併症
http://dm-rg.net/contents/complication/004.html    
という記事が載っていました。

わが国において2型糖尿病患者を対象に行われた、
代表的な無作為割り付け試験の一つにあげられるのが、
厚生労働省班研究 Japan Diabetes Complications Study(JDCS)です。
JDCSは文字通り、日本の糖尿病合併症の本格的研究です。

 JDCSは1996年3月~2003年3月まで8年間追跡した日本人2型糖尿病患者を対象とする大規模臨床研究です。糖尿病専門医療機関(主に大学病院)59施設に通院中の2,000名強の患者(平均年齢59歳、平均罹病期間11年)を2群に分け、一方を生活習慣改善指導を積極的に行う「介入群」とし、対照はそれまでの外来治療を継続する「非介入群」としました。 

その結果、
糖尿病発症後でも生活習慣介入で、脳卒中が有意に抑制されるという結果となりました。
非介入群の脳卒中発症件数が1,000人・年あたり9.52件であったのに対し、介入群では5.48件と約40%有意に少なかったのです。(図1)。
http://dm-rg.net/contents/complication/004.html 

良いお話ではあるのですが、
グラフをみると、有意差はあったとはいえ、両群共右肩上がりで、
年々、脳卒中が増えています。
まあ経年的に増えるのは仕方がないという見方もあるでしょうが、
糖質制限食の立場からは「合併症ゼロ」を目指しているので、何だか物足りない結果です。

また(図1)http://dm-rg.net/contents/complication/004.html 
を見ると、腎症、冠動脈疾患、網膜症は、両群とも有意差なく
経年的に右肩上がりで合併症が増え続けています。
網膜症にいたっては、有意差はないのでしょうが、介入群の方が多いように見えます。

「合併症を予防するために糖尿病治療を行う。」のが本来の目的であるとすれば、
現行の糖尿病治療は、介入群も非介入群もまとめて、無残な敗北としか
いいようがありません。

次回は、JDCS、当時最高の糖尿病治療を実施したにもかかわらず
なぜこのような結果になってしまったのかを、考察します。


江部康二
コメント
爪水虫と歯周病と糖尿病
いつも有益な情報を提供いただき、ありがとうございます。

父親の話なのですが、不思議な現象が起こったので、お話だけでも聞いていただければと思います。
父親は境界性糖尿病で、歯周病と爪水虫も患っていました。
父の母親も糖尿病だったので、父も日ごろから運動と食事制限はしていたようですが、良い悪いをくり返していたそうです。
そんな中、爪水虫の治療でパルス療法という治療法があるのですが、(イトリゾールという真菌薬を使います。)父が、その治療を始めて1年。歯周病が良くなり、なぜか血糖値もほぼ正常に戻りました。
これは、偶然なのでしょうか。
どういう現象なのでしょうか。
爪水虫を殺す真菌薬が、歯周病をよくして、歯周病がよくなると、糖尿病もよくなる?
歯周病と糖尿病は深い関係があるとは聞いていましたが、本当なんだなと思いました。メカニズムは分かりません。
2020/06/06(Sat) 20:37 | URL | まや | 【編集
JDCSの現在の研究??!!
都内河北 鈴木です。

『JDCSにみる糖尿病合併症』の記事を読んでいて、呆れました!!

私は8年前に、江部先生『糖質制限理論』理解把握し実践で『生還、』し、
現在までに後遺症『眼、脳梗塞、』が、
『覚醒、再覚醒、』しています!!

私は、この組織機関『JDCS』とは、今更ながら、
何なんだと、疑問が出ます!!!

これが現実の「日本医療界」かなと、考えます!!

この国に生まれて、江部先生『糖質制限理論』で改善『生還、覚醒、再覚醒、』の結果を得られて、
自国「日本医療界」に、恥を感じる自分がいます!!

次回のJDOS考察を楽しみにしています!!

江部先生には、『生還、覚醒、再覚醒、』でき、
更なる2度の『改善、』している8年目に、
体調快調に生活で来ることに、感謝尽きません!!
ありがとうございます。
敬具


2020/06/06(Sat) 22:14 | URL | 都内河北 鈴木 | 【編集
空腹時血糖
江部 先生

御世話になります
私は自主的に血糖測定と定期的に病院測定
しているのですが 前日にある程度運動した あと に翌日あさ空腹時血糖測定すると 90mg・dlです運動を しないとすこし115前後時があります
この摂理は グルコーストランスポーターが
作用しているからでしょうか?


2020/06/07(Sun) 10:52 | URL | 糖尿人 | 【編集
Re: 爪水虫と歯周病と糖尿病
まや さん


エビデンスレベルではないのですが、
抗真菌剤で歯周病が治ったという報告が、歯科医の間で時々あります。


歯周病と糖尿病の関連には、エビデンスがあると思います。

従いまして、御父上の場合は、抗真菌剤パルス療法により、爪白癬も歯周病も改善して、
境界型糖尿病も良くなったのでしょう。

御父上個人のご経験ですので、エビデンスレベルとは言えません。
しかし、御父上個人におかれましては、結果として良くなったのですから、good job と言えます。




2020/06/07(Sun) 16:37 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: 空腹時血糖
糖尿人 さん

仰る通りと思います。
前日にあるていどの時間運動すると、
筋肉細胞のGLUT4が、翌日も細胞表面に上がりやすくなっているようです。

私も、テニスをした翌日は、早朝空腹時血糖値が、いつもより、10~20mg低くなります。
2020/06/07(Sun) 16:46 | URL | ドクター江部 | 【編集
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