2020年05月21日 (木)
【モフモフ
『グルテン フリー』『カゼイン フリー』についての質問
江部先生、様々な情報と解説有難うございます。
血糖コントロールのため、
高タンパク・低糖質を心がけ、チーズ(クリームチーズ)
をよく摂取しています。
最近、『カゼイン フリー』
をすすめる記事に、
乳製品に含まれるカゼインによって腸内環境が乱れ、腸が炎症を起こし、
同時に副腎疲労にもなってしまっている。
ホルモンにも影響する。
チーズは避けるべきだとの
専門的な記事を目にします。
十二指腸潰瘍で入院したこともあり
除菌療法を行いましたが、今後の腸内環境と糖質制限の進め方を心配してしまいます。
また、糖質制限するには『グルテンフリー』を心がけることが必要との記事を目にします。
このようなカゼインフリー、グルテンフリーの考え方について、先生のお考えを教えて頂けると有り難いです。】
こんにちは。
モフモフさんから、グルテンフリー、カゼインフリーについて
コメント・質問を頂きました。
今回は、グルテンフリー、カゼインフリーと糖質制限食について考えてみます。
<グルテンフリー>
グルテンは小麦、大麦、ライ麦などに含まれるタンパク質ですが、
市販の小麦グルテンには、あるていど糖質も含まれています。
従って、糖質制限食では、小麦グルテンの使用は少量にとどめる必要があります。
糖質制限食OKのパンにおいてもグルテンを使わないとパンになりませんので、
少量の小麦グルテンを使用しています。
欧米人に結構多い、「グルテンアレルギー」の人達には、グルテンフリーが必要です。
食べると、胃痛、吐き気、腹部のけいれん、胃部膨満、下痢、便秘、皮疹、浮腫み、集中力低下、気分の落ち込み、易疲労感
などが生じます。
例えばテニスのジョコビッチ選手が小麦グルテンアレルギーであり、
グルテンフリーにしてから、パフォーマンスが向上してナンバー1になりましたね。
グルテンフリーということは、小麦製品摂取を止めるということです。
注意しなくてはいけないのは、
糖質制限0Kパンもグルテンアレルギーの人には、NGということです。
少量のグルテンでも、グルテンアレルギーの人が摂取するとアレルギー症状が出ます。
日本人には、グルテンアレルギーは少ないです。
グルテンアレルギーのない人は、
普通に糖質制限食実践でグルテンフリーは必要ありませんので、
糖質制限食OKのパン(少量のグルテンを含む) も食べても大丈夫です。
<カゼインフリー>
牛乳のたんぱく質の成分のうち、一番多く含まれているのがカゼイン(80%)です。
当然のことながら、カゼインアレルギーがある人は、カゼインフリーが必要です。
私は、アトピー性皮膚炎の赤ちゃんも多数、診察してきましたが、
『牛乳、卵、小麦』が、3大アレルゲンでしたし、今もそうだと思います。
その中で、牛乳アレルギーは、ほぼカゼインアレルギーでしょう。
一時『除去食物療法』がアトピーの赤ちゃんに厳格に行われた時代もありましたが、
最近では、乳児期からできるだけ原因食物を完全除去にはせずに、症状が出ない少量の原因食物の摂取を行うことが、重症化させない対策として重要であると考えられています。
食物アレルギー有病率調査では、およそ乳児10%で、幼児5%、学童期以降が1~3%でした。
アレルゲンの頻度としては『卵⇒牛乳⇒小麦』の順番です。
成人のカゼインアレルギーは、人口の約1%とされていますから、結構多いです。
カゼインアレルギーの症状としては、腹痛や嘔吐、じんましんやかゆみ、せき、元気がない、きつければアナフィラキシーなどです。
<糖質制限食実践について>
シンプルには
①グルテンアレルギーがある人は、グルテンフリーが必要
②カゼインアレルギーがある人は、カゼインフリーが必要
ということです。
【乳製品に含まれるカゼインによって腸内環境が乱れ、腸が炎症を起こし、
同時に副腎疲労にもなってしまっている。ホルモンにも影響する。
チーズは避けるべきだ】
これらに関しては全て仮説であり、明確な根拠がある話ではありません。
私はカゼインアレルギーがない人が、乳製品を摂取しても問題はないと思います。
また、糖質制限食とグルテンフリーは、全く別の概念です。
例えば、グルテンフリーを実践しているテニスのジョコビッチ選手は、
夕食は糖質制限食ですが、運動量の多い、朝と昼は、お米やそばや芋など糖質を食べています。
①②がない場合は、普通に糖質制限食を実践すれば良いですし、
グルテンフリーもカゼインフリーも必要ないです。
糖質制限OKパンにも少量のグルテンが入っていますが大丈夫です。
私は①②がないので、糖質制限OKパンや乳製品も普通に食べています。
①②がある場合は、<①+②+糖質制限食>となります。
①だけがある場合は、<①+糖質制限食>となります。
②だけがある場合は、<②+糖質制限食>となります。
江部康二
『グルテン フリー』『カゼイン フリー』についての質問
江部先生、様々な情報と解説有難うございます。
血糖コントロールのため、
高タンパク・低糖質を心がけ、チーズ(クリームチーズ)
をよく摂取しています。
最近、『カゼイン フリー』
をすすめる記事に、
乳製品に含まれるカゼインによって腸内環境が乱れ、腸が炎症を起こし、
同時に副腎疲労にもなってしまっている。
ホルモンにも影響する。
チーズは避けるべきだとの
専門的な記事を目にします。
十二指腸潰瘍で入院したこともあり
除菌療法を行いましたが、今後の腸内環境と糖質制限の進め方を心配してしまいます。
また、糖質制限するには『グルテンフリー』を心がけることが必要との記事を目にします。
このようなカゼインフリー、グルテンフリーの考え方について、先生のお考えを教えて頂けると有り難いです。】
こんにちは。
モフモフさんから、グルテンフリー、カゼインフリーについて
コメント・質問を頂きました。
今回は、グルテンフリー、カゼインフリーと糖質制限食について考えてみます。
<グルテンフリー>
グルテンは小麦、大麦、ライ麦などに含まれるタンパク質ですが、
市販の小麦グルテンには、あるていど糖質も含まれています。
従って、糖質制限食では、小麦グルテンの使用は少量にとどめる必要があります。
糖質制限食OKのパンにおいてもグルテンを使わないとパンになりませんので、
少量の小麦グルテンを使用しています。
欧米人に結構多い、「グルテンアレルギー」の人達には、グルテンフリーが必要です。
食べると、胃痛、吐き気、腹部のけいれん、胃部膨満、下痢、便秘、皮疹、浮腫み、集中力低下、気分の落ち込み、易疲労感
などが生じます。
例えばテニスのジョコビッチ選手が小麦グルテンアレルギーであり、
グルテンフリーにしてから、パフォーマンスが向上してナンバー1になりましたね。
グルテンフリーということは、小麦製品摂取を止めるということです。
注意しなくてはいけないのは、
糖質制限0Kパンもグルテンアレルギーの人には、NGということです。
少量のグルテンでも、グルテンアレルギーの人が摂取するとアレルギー症状が出ます。
日本人には、グルテンアレルギーは少ないです。
グルテンアレルギーのない人は、
普通に糖質制限食実践でグルテンフリーは必要ありませんので、
糖質制限食OKのパン(少量のグルテンを含む) も食べても大丈夫です。
<カゼインフリー>
牛乳のたんぱく質の成分のうち、一番多く含まれているのがカゼイン(80%)です。
当然のことながら、カゼインアレルギーがある人は、カゼインフリーが必要です。
私は、アトピー性皮膚炎の赤ちゃんも多数、診察してきましたが、
『牛乳、卵、小麦』が、3大アレルゲンでしたし、今もそうだと思います。
その中で、牛乳アレルギーは、ほぼカゼインアレルギーでしょう。
一時『除去食物療法』がアトピーの赤ちゃんに厳格に行われた時代もありましたが、
最近では、乳児期からできるだけ原因食物を完全除去にはせずに、症状が出ない少量の原因食物の摂取を行うことが、重症化させない対策として重要であると考えられています。
食物アレルギー有病率調査では、およそ乳児10%で、幼児5%、学童期以降が1~3%でした。
アレルゲンの頻度としては『卵⇒牛乳⇒小麦』の順番です。
成人のカゼインアレルギーは、人口の約1%とされていますから、結構多いです。
カゼインアレルギーの症状としては、腹痛や嘔吐、じんましんやかゆみ、せき、元気がない、きつければアナフィラキシーなどです。
<糖質制限食実践について>
シンプルには
①グルテンアレルギーがある人は、グルテンフリーが必要
②カゼインアレルギーがある人は、カゼインフリーが必要
ということです。
【乳製品に含まれるカゼインによって腸内環境が乱れ、腸が炎症を起こし、
同時に副腎疲労にもなってしまっている。ホルモンにも影響する。
チーズは避けるべきだ】
これらに関しては全て仮説であり、明確な根拠がある話ではありません。
私はカゼインアレルギーがない人が、乳製品を摂取しても問題はないと思います。
また、糖質制限食とグルテンフリーは、全く別の概念です。
例えば、グルテンフリーを実践しているテニスのジョコビッチ選手は、
夕食は糖質制限食ですが、運動量の多い、朝と昼は、お米やそばや芋など糖質を食べています。
①②がない場合は、普通に糖質制限食を実践すれば良いですし、
グルテンフリーもカゼインフリーも必要ないです。
糖質制限OKパンにも少量のグルテンが入っていますが大丈夫です。
私は①②がないので、糖質制限OKパンや乳製品も普通に食べています。
①②がある場合は、<①+②+糖質制限食>となります。
①だけがある場合は、<①+糖質制限食>となります。
②だけがある場合は、<②+糖質制限食>となります。
江部康二
私も気になっていたのです。
要はアレルギー反応があるのかどうかで判断なのですね。 加えて糖質を摂取し過ぎないようにということと納得しました。
ありがとうございます。
・・あまりおやじギャグ的なことを言うと、殴られそうですが、糖質制限アレルギーのヤカラには何を処方しましょうか(笑)
要はアレルギー反応があるのかどうかで判断なのですね。 加えて糖質を摂取し過ぎないようにということと納得しました。
ありがとうございます。
・・あまりおやじギャグ的なことを言うと、殴られそうですが、糖質制限アレルギーのヤカラには何を処方しましょうか(笑)
2020/05/21(Thu) 13:12 | URL | 猫 | 【編集】
都内河北 鈴木です。
本日アレルギ~記事を読み、医療者であっても時代進化・皆無ではなと、
考えます!!
【公共機関での発言には、真理ある事の発言を願いたいですね!!】
先ずは、根本の食生活を時代進化皆無の
「日本糖尿病学会」推奨・指導の「高糖質・食生活」から、
2005年発表、江部先生『糖質制限理論』食生活に
社会食品表記を見ても動いています事から、
食生活を『糖質制限理論』に変更をお勧めします!!
【何故なら私は、江部先生理論『糖質制限理論』食生活で、
21年間の重症化した『右目眼圧破裂・失明、脳梗塞、』の病態が、
『生還、覚醒、再覚醒、』して、
更なる『改善、』している8年目に
体調快調になりながら生活している事実からです!!】
(改善医療デ~タ存在してます!!)
(無知の医療者書付確証、複数存在してます!!)
何事も、既成概念打破には、苦労があるでしょうが、
私には、
『殺されかけた21年間の病態が、改善への良いことだらけでした!!』
【私は、アレルギ~等には、花粉症以外は無縁でしたが、
それも改善しました!!
本日記事には、重々知り得ておくべきことだなと考えます!!】
江部先生ブログは、読破するたびに、知識増します!!
今後とも、可能な限り継続を願います!!
江部先生には、『命救われ、覚醒、再覚醒、』して、
更なる2度の『改善、』している事には、感謝尽きません!!
ありがとうございます。
敬具
本日アレルギ~記事を読み、医療者であっても時代進化・皆無ではなと、
考えます!!
【公共機関での発言には、真理ある事の発言を願いたいですね!!】
先ずは、根本の食生活を時代進化皆無の
「日本糖尿病学会」推奨・指導の「高糖質・食生活」から、
2005年発表、江部先生『糖質制限理論』食生活に
社会食品表記を見ても動いています事から、
食生活を『糖質制限理論』に変更をお勧めします!!
【何故なら私は、江部先生理論『糖質制限理論』食生活で、
21年間の重症化した『右目眼圧破裂・失明、脳梗塞、』の病態が、
『生還、覚醒、再覚醒、』して、
更なる『改善、』している8年目に
体調快調になりながら生活している事実からです!!】
(改善医療デ~タ存在してます!!)
(無知の医療者書付確証、複数存在してます!!)
何事も、既成概念打破には、苦労があるでしょうが、
私には、
『殺されかけた21年間の病態が、改善への良いことだらけでした!!』
【私は、アレルギ~等には、花粉症以外は無縁でしたが、
それも改善しました!!
本日記事には、重々知り得ておくべきことだなと考えます!!】
江部先生ブログは、読破するたびに、知識増します!!
今後とも、可能な限り継続を願います!!
江部先生には、『命救われ、覚醒、再覚醒、』して、
更なる2度の『改善、』している事には、感謝尽きません!!
ありがとうございます。
敬具
2020/05/21(Thu) 16:16 | URL | 都内河北 鈴木 | 【編集】
お忙しい中、回答頂きありがとうございます。
糖質制限を学び始めた所で、『グルテンフリー』『カゼインフリー』『分子整合栄養医学』について下記の記事に出会い、不安に思い質問させて頂きました。
https://tftjp.com/分子整合栄養医学におけるグルテンフリーとカゼ
わかりやすく教えて頂き、有難うございました。
糖質制限を学び始めた所で、『グルテンフリー』『カゼインフリー』『分子整合栄養医学』について下記の記事に出会い、不安に思い質問させて頂きました。
https://tftjp.com/分子整合栄養医学におけるグルテンフリーとカゼ
わかりやすく教えて頂き、有難うございました。
2020/05/21(Thu) 16:50 | URL | モフモフ | 【編集】
江部先生の著書の中に間食にチーズやナッツをとあったのですが
ナッツも糖質はあまりないのでしょうか?
おすすめのナッツがありましたら教えて頂けるとありがたいです。
ナッツも糖質はあまりないのでしょうか?
おすすめのナッツがありましたら教えて頂けるとありがたいです。
2020/05/21(Thu) 17:21 | URL | まい | 【編集】
下痢の原因の第1位ですか?
2020/05/21(Thu) 23:14 | URL | らこ | 【編集】
お忙しい中、わかりやすく解説して頂きありがとうございました。
糖質制限を学び始めた所で
不安と疑問があったので
解説頂き安心しました。
ありがとうございました。
糖質制限を学び始めた所で
不安と疑問があったので
解説頂き安心しました。
ありがとうございました。
2020/05/22(Fri) 05:54 | URL | モフモフ | 【編集】
いつも楽しく拝見しています!
ある糖尿病ユーチューバーさんのコメントから
”高脂肪食は耐糖能を悪化させる”
エビデンスは以下です。
食事用脂質が筋細胞脂質含有量に及ぼす影響とヒトにおける
インスリン感受性との関係 というタイトルのものを参考にしています
アメリカ糖尿病学会からの引用です
一方江部先生ブログよりブドウ糖負荷試験では
β細胞の準備をさせるため、予め糖質摂取をさせて準備しています
個人的な考えですが、β細胞の準備不足である試験を行った結果
耐糖能悪化を導いた論文ではないかと疑っております。
是非江部先生のご見解を頂きたくお願い致します。
上記ユーチューバーさんも先生のご見解を強く希望しております。
ある糖尿病ユーチューバーさんのコメントから
”高脂肪食は耐糖能を悪化させる”
エビデンスは以下です。
食事用脂質が筋細胞脂質含有量に及ぼす影響とヒトにおける
インスリン感受性との関係 というタイトルのものを参考にしています
アメリカ糖尿病学会からの引用です
一方江部先生ブログよりブドウ糖負荷試験では
β細胞の準備をさせるため、予め糖質摂取をさせて準備しています
個人的な考えですが、β細胞の準備不足である試験を行った結果
耐糖能悪化を導いた論文ではないかと疑っております。
是非江部先生のご見解を頂きたくお願い致します。
上記ユーチューバーさんも先生のご見解を強く希望しております。
まい さん
クルミがとても糖質が少ないです。・・・10g中に0.4g
カボチャの種は・・・・・・・・・・・10g中に0.5g
マカダミアナッツ・・・・・・・・10g中に0.6g
ヘーゼルナッツ(フライ)・・・・・10g中に0.6g
アーモンド(フライ)・・・・・・・10g中に1g
バターピーナッツ・・・・・・・・10g中に1.1g
カシューナッツ・・・・・・・・・10g中に2g
ミックスナッツの袋でも、以下のような
合計糖質の少ないものを選びましょう。
一袋(100g当たり)
エネルギー・・・704kcaL
たんぱく質・・・17.1g
脂質・・・66.9g
炭水化物・・・11.6g(糖質5.2g、食物繊維6.4g)
クルミがとても糖質が少ないです。・・・10g中に0.4g
カボチャの種は・・・・・・・・・・・10g中に0.5g
マカダミアナッツ・・・・・・・・10g中に0.6g
ヘーゼルナッツ(フライ)・・・・・10g中に0.6g
アーモンド(フライ)・・・・・・・10g中に1g
バターピーナッツ・・・・・・・・10g中に1.1g
カシューナッツ・・・・・・・・・10g中に2g
ミックスナッツの袋でも、以下のような
合計糖質の少ないものを選びましょう。
一袋(100g当たり)
エネルギー・・・704kcaL
たんぱく質・・・17.1g
脂質・・・66.9g
炭水化物・・・11.6g(糖質5.2g、食物繊維6.4g)
2020/05/22(Fri) 15:18 | URL | ドクター江部 | 【編集】
らこ さん
日本人は、グルテンアレルギーは少ないので、小麦で下痢も少ないと思います。
日本人の下痢の原因の第一位は、私は
『過敏性腸症候群』ではないかと思っています。
日本人は、グルテンアレルギーは少ないので、小麦で下痢も少ないと思います。
日本人の下痢の原因の第一位は、私は
『過敏性腸症候群』ではないかと思っています。
2020/05/22(Fri) 15:53 | URL | ドクター江部 | 【編集】
江部先生、早速のご回答ありがとうございます。
グルテンアレルギーは日本人には少ないのですか。
グルテンアレルギーは日本人には少ないのですか。
2020/05/22(Fri) 19:52 | URL | らこ | 【編集】
らこさん
<食物アレルギーの年齢分布>
0歳が34%で最も多く、以降加齢とともに漸減します。
5歳以下で80%、10歳以下で90%を占めます。
このように我が国の即時型食物アレルギーは
乳幼児期に極めて多いです。
しかし18歳以上も5%おり、注意が必要です。
成人の食物アレルギーは、
全体の5%と少ないですが
その中で新規発症の原因食物としては
小麦が一番多くて38%です。
一般成人における有病率は明らかになっていませんが、
軽いものを含めると数%程度の成人が,
食物アレルギーを有していると推測されています。
グルテンアレルギーは統計がないのでよくわかりません。
結局成人の小麦アレルギーは、
人口の1.9%くらいあるのでしょうか。
<食物アレルギーの年齢分布>
0歳が34%で最も多く、以降加齢とともに漸減します。
5歳以下で80%、10歳以下で90%を占めます。
このように我が国の即時型食物アレルギーは
乳幼児期に極めて多いです。
しかし18歳以上も5%おり、注意が必要です。
成人の食物アレルギーは、
全体の5%と少ないですが
その中で新規発症の原因食物としては
小麦が一番多くて38%です。
一般成人における有病率は明らかになっていませんが、
軽いものを含めると数%程度の成人が,
食物アレルギーを有していると推測されています。
グルテンアレルギーは統計がないのでよくわかりません。
結局成人の小麦アレルギーは、
人口の1.9%くらいあるのでしょうか。
2020/05/23(Sat) 15:16 | URL | ドクター江部 | 【編集】
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